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当たり前の日常は

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「ただいま~今日も疲れたよぉ…」


「おかえり!!」


「お風呂入ってくる」


「ご飯温めてまっとくわ~」




いつもの流れ
いつもと変わらない日常





こんな日々が幸せと感じていた頃は
もうとうに過ぎた



二人でテレビを観ながら
時々笑い合って夜ご飯を食べる




「先に寝室行ってるね」


「もう少しテレビ観てから行く~」



リビングでテレビをぼーっと観ながら
そう答える。




寝室に行くタイミングは
今ではバラバラに…





ここ数日の夢を思い浮かべる



出てくる相手は
8年付き合った同い年の元カレ
八戸明(やえ あきら)


夢の中での二人はお互いを激しく求め合い、それは不思議な程に息づかい・触れられた箇所・体温が起きた後にも鮮明に残っている





明は多分、今までもこれからも体の相性が一番よかった人であり、この先の人生で一生交わることがない人。




私と別れて半年後に結婚したんだよね



ひどく落ち込んで、落ちるとこまで落ちていた私はこじくんと出会い前を向けるようになったんだっけ




今では思い出す事はなくなって
だからこそ急に夢に出てくる明にとても動揺していた。



あーーもうっ!こんなのダメダメダメ
隙あれば考えてしまう




お風呂に入ってスッキリしよ…




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