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ん?あれ?おかしいですね
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朝だ。ちなみに今日は土曜日で学校も休み。どうせなら始業式を金曜日じゃなくて月曜日にしてくれたら良かったのに。他の高校も昨日だったけど午前で終わったんだぞ?俺らは午後も授業あったのに……。
さて、今日はやりたいこともあるからそろそろ起きて準備しなくちゃいけない。
てことで、
「雪花、俺用事あるからそろそろ起きろ。てかもう起きてるだろ?」
「むにゃむにゃ、もう食べれないわ。そんな大量のとろろ」
「……おい」
「あら、つれないのね。しょうがないから起きてあげる」
「ほら着替え」
脇に置いてあった雪花の着替えを渡して、俺も着替え始める。羞恥心?そんなものは冬休み中に飛んでいったよ。
「ありがとう。で用事って?」
「ちょっと買いたいものあってさ。一緒に行くか?」
「私がアナタに誘われて断ると思う?」
ですよね
「ならさっさと飯食って向かうか」
「えぇ」
着替え終わった俺達が下に降りると母さんと紗雪がいた。
「母さんも紗雪もおはよ。あれ?雪路さんと奈々は?」
「悠くんせっちゃんおはよ。お父さんは仕事みたいだよ。奈々ちゃんはまだ寝てるみたい。また昨日遅くまでゲームしてたみたいだよ?」
「またか」
「それにしても悠くんもせっちゃんも着替えてどうしたの?」
「ん?あぁちょっと買いたいものあってな。紗雪も行く?」
贔屓はいけないからな。ちゃんと誘わないと
「行く!って言いたいところだけど今日は無理なの。前から友達と約束してたから」
「さすがカースト上位姉さん。私はそんなセリフ使ったことないわ」
「大丈夫だ。俺も数える程度しか使ったことがない!」
俺も胸を張って宣言する。あ、紗雪の目が死んだ。
「弥生さん、アタシこの二人がだんだんホントに心配になってきました」
いや、母さんに言っても無駄だぞ?だって
「え?う~ん?わたしも昔こんなだったから何も言えないわぁ」
「……」
ほらな?
◇
「じゃあいってくるわ」
「いってきます」
「悠くんおみやげよろしくね?」
「はいよー!」
「姉さん私には?」
「せっちゃんのおみやげは独特だからいらない」
「ひどいわ。トーテムポールはみんな好きじゃない」
いや、俺もいらないかな
「ほら、行くぞ」
玄関を出ると雪花がすぐに手を恋人繋ぎにして腕に抱きついてきた。腕が埋まる。何にとは言わない。
「そういえばこうして二人で出掛けるのクリスマス以来ね?」
「あー確かにそうだな。あれからいろいろありすぎて何がなんだか」
「そうね。でも私にとって大切な思い出よ。ほら見て?」
そう言うと胸元を少し引っ張って見せてくる。うむ、相変わらず深い谷間だ。じゃなくて、
「そのネックレスちゃんと着けてくれてるんだな」
「大好きな人から初めて貰った一生の宝物よ。子供が出来たら子供にも自慢するわ」
子供て……。まぁ喜んでくれてるなら良かった。
「なら、俺もファーストキスを貰ったこと自慢しようかな」
「ふぇ?ちょっ!それはさすがに──許して……」
おぉ、珍しく照れて慌ててる。たまに見せるこういう所可愛いんだよな。
そしてこのまま目的地に向かって歩いていく。
「ほら、ついたぞ」
「ここは……携帯ショップ?」
「あぁ。昨日エレナさんにも古いって言われたし、結構長く使ってるしな。それにほら。昨日の夜フルに充電したのに一晩たったらもう半分しか残ってない」
「あらホントね」
「だろ?じゃあ行くか」
◇
「ありがとうございましたー!」
そんな店員の声を背中に受けて店を出る。
なんかごちゃごちゃ言われたけどよくわからんのでCMで流れてる新しいやつにした。電話帳と、後はメッセとゲームのアプリだけ移してもらったから使うには問題ない。
「じゃ、目的は済んだからデートするか」
「そうね。エスコートお願いね?」
「はいはい」
俺達はまた手を繋いで歩き始めた。
◇
ふぁあ……はふっ。
昨日は悠聖さんと雪花さんのをずっと聞いてたからすっかり起きるのが遅くなってしまいましたね。
それにしても──凄かったです……。
ワタシはそういったことがまだなので憧れてしまいます。昨夜も思わず一人で──ってそれはいいでしょう。
いつかはワタシも悠聖さんにあんな風に……。
さて、今日の悠聖さんは何をしてるのでしょうか?
──ん?あれ?おかしいですね?繋がりません。昨夜寝るときにはまだ半分は充電あったはずなんですが……。あれ?
さて、今日はやりたいこともあるからそろそろ起きて準備しなくちゃいけない。
てことで、
「雪花、俺用事あるからそろそろ起きろ。てかもう起きてるだろ?」
「むにゃむにゃ、もう食べれないわ。そんな大量のとろろ」
「……おい」
「あら、つれないのね。しょうがないから起きてあげる」
「ほら着替え」
脇に置いてあった雪花の着替えを渡して、俺も着替え始める。羞恥心?そんなものは冬休み中に飛んでいったよ。
「ありがとう。で用事って?」
「ちょっと買いたいものあってさ。一緒に行くか?」
「私がアナタに誘われて断ると思う?」
ですよね
「ならさっさと飯食って向かうか」
「えぇ」
着替え終わった俺達が下に降りると母さんと紗雪がいた。
「母さんも紗雪もおはよ。あれ?雪路さんと奈々は?」
「悠くんせっちゃんおはよ。お父さんは仕事みたいだよ。奈々ちゃんはまだ寝てるみたい。また昨日遅くまでゲームしてたみたいだよ?」
「またか」
「それにしても悠くんもせっちゃんも着替えてどうしたの?」
「ん?あぁちょっと買いたいものあってな。紗雪も行く?」
贔屓はいけないからな。ちゃんと誘わないと
「行く!って言いたいところだけど今日は無理なの。前から友達と約束してたから」
「さすがカースト上位姉さん。私はそんなセリフ使ったことないわ」
「大丈夫だ。俺も数える程度しか使ったことがない!」
俺も胸を張って宣言する。あ、紗雪の目が死んだ。
「弥生さん、アタシこの二人がだんだんホントに心配になってきました」
いや、母さんに言っても無駄だぞ?だって
「え?う~ん?わたしも昔こんなだったから何も言えないわぁ」
「……」
ほらな?
◇
「じゃあいってくるわ」
「いってきます」
「悠くんおみやげよろしくね?」
「はいよー!」
「姉さん私には?」
「せっちゃんのおみやげは独特だからいらない」
「ひどいわ。トーテムポールはみんな好きじゃない」
いや、俺もいらないかな
「ほら、行くぞ」
玄関を出ると雪花がすぐに手を恋人繋ぎにして腕に抱きついてきた。腕が埋まる。何にとは言わない。
「そういえばこうして二人で出掛けるのクリスマス以来ね?」
「あー確かにそうだな。あれからいろいろありすぎて何がなんだか」
「そうね。でも私にとって大切な思い出よ。ほら見て?」
そう言うと胸元を少し引っ張って見せてくる。うむ、相変わらず深い谷間だ。じゃなくて、
「そのネックレスちゃんと着けてくれてるんだな」
「大好きな人から初めて貰った一生の宝物よ。子供が出来たら子供にも自慢するわ」
子供て……。まぁ喜んでくれてるなら良かった。
「なら、俺もファーストキスを貰ったこと自慢しようかな」
「ふぇ?ちょっ!それはさすがに──許して……」
おぉ、珍しく照れて慌ててる。たまに見せるこういう所可愛いんだよな。
そしてこのまま目的地に向かって歩いていく。
「ほら、ついたぞ」
「ここは……携帯ショップ?」
「あぁ。昨日エレナさんにも古いって言われたし、結構長く使ってるしな。それにほら。昨日の夜フルに充電したのに一晩たったらもう半分しか残ってない」
「あらホントね」
「だろ?じゃあ行くか」
◇
「ありがとうございましたー!」
そんな店員の声を背中に受けて店を出る。
なんかごちゃごちゃ言われたけどよくわからんのでCMで流れてる新しいやつにした。電話帳と、後はメッセとゲームのアプリだけ移してもらったから使うには問題ない。
「じゃ、目的は済んだからデートするか」
「そうね。エスコートお願いね?」
「はいはい」
俺達はまた手を繋いで歩き始めた。
◇
ふぁあ……はふっ。
昨日は悠聖さんと雪花さんのをずっと聞いてたからすっかり起きるのが遅くなってしまいましたね。
それにしても──凄かったです……。
ワタシはそういったことがまだなので憧れてしまいます。昨夜も思わず一人で──ってそれはいいでしょう。
いつかはワタシも悠聖さんにあんな風に……。
さて、今日の悠聖さんは何をしてるのでしょうか?
──ん?あれ?おかしいですね?繋がりません。昨夜寝るときにはまだ半分は充電あったはずなんですが……。あれ?
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