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約束?いえ、お約束です
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目の前にいるのは高梨 睦月。童顔で肩口くらいまでの明るい髪に細身のメガネ。が、背は小さい。みんなのイメージは背伸びしてる中学生。
この学校の美術の先生が先月から産休に入り、代わりにきた先生。母さんの姉の娘。つまり俺の従姉妹にあたる人だ。
「ま~たサボりに来たなぁ~。この不良少年が」
「ちょっと色々あって教室に居づらいんですよ。えーと、二時間目まではでなくてもいいから三時間目がはじまる前に起こしてください」
そう言って、窓際のヒーターの近くで椅子を並べて作った簡易ベッドに横になる
「まったく君は……いつもならハイハイって流すとこだけど、今日はそうはいかないよ。ゆうちゃん。……よいしょっと」
「だからゆうちゃんはやめろと……ってなにしてんすか」
言い切る前に睦月が俺を跨ぐようにして登ってくる。
完全にマウントを取られてしまった。視線を下に向けると、タイトなスカートを履いてたせいか、跨がったせいでずり上がり薄い緑の下着が目に入る。ヤバい…。
「先生、下着見えてます」
「見てもいーよー」
「いやそーゆー問題じゃなくて…」
「君が見なければ見えてないのと同じ事だよ」
ならば見てやろう!従姉妹とは言え美人のパンチラとかそうそうみれるものじゃないからなっ!
じーーーーーーーっ
顔を赤くしながら軽く手で隠した。
「そんなに見られるとさすがに恥ずかしいかな……」
勝った!
「で、今日はどーゆーつもりですか?」
「いやーね、小さい頃むつきちゃんと結婚するぅーって言ってた子がね、学校でも有名な美人の双子姉妹の妹と腕組んで登校する姿を見てね?どーゆーことかなーって」
「どうもこうも、付き合ってるんですよ」
「……ホントウ……なの?でも君達は家族になるんでしょ?弥生さんから聞いたよ?」
(あーそうか、知ってんのか。なら別にいいか)
そう思って全部を話した。恋人の振りの事、二人から好意を寄せられてること、まだどちらにも答を出せてない事………
「そっかぁ~そうだよねぇ、ゆうちゃんはあたしと結婚するって約束したもんねぇ」
「…はぁ、まだそれ言ってんのかよむつき姉。そんなこどもの口約束んっ……」
柔らかい何かが唇に触れ喋れなくなる。視界いっぱいにむつきの顔が広がる。
(な、なんで……)
…チュッ
僅かな水音がして唇が離れる。気が動転して動けない
「言っとくけどあたしは本気で約束したつもりだよ?だから今のはあたしのファーストキス。そして、次がセカンドキス……」
俺の両頬に小さな手が添われ、また顔が近づいてくる…………ガラッ
「なにをしているの?」
息を切らした雪花がいた。
ズンズンとこちらに歩いてくる。
「雪花、これはな…」
「悠聖君は黙ってて」
「あ、はい」
「先生。これはどうゆう事でしょうか?一教師として問題があるようにおもえますが?」
「ぃやぁ~、見られちゃったかー。ゆうちゃんとはね、従姉妹でね、久しぶりに会ったものだから嬉しくて昔の癖でねー」
「従姉妹?それはほんとに?」
目線だけ俺に向けてくるので頷いて答を返す。
「いくら従姉妹とはいえ、やりすぎです。彼は私の恋人でもあります」
「嘘の…でしょ?」
「…!?」
すごい勢いで俺に向き直る
「わるい、協力してくれるかと思って喋っちまった」
「中村雪花さん?ホントの事話すと、あたしはね、ゆうちゃんのこと小さい頃からずっと好きだったの。いままではたまにしか会えなかったけど同じ高校の先生として入れるようになって、そばにいれるっておもったら我慢できなかったの。もしこの事を公表するのなら教師を辞めてもゆうちゃんのそばにいることを選ぶわ」
「……そんな事はしません。従姉妹のお姉さんがそうなったら悲しむでしょうし、それに……選ぶのは彼ですから。」
「そう…ありがとう。じゃ、あたしは次の授業の準備にいくわね。ゆうちゃんごめんね」
「あ、あぁ」
「……」
むつきが美術室を出て行き、おれと雪花だけになる。
「なぁ、せ、雪花?」
「……何で……い………よ………」
ん?なんだって?
「なんであなたがハーレム物の主人公みたいになってるのよーーーっ!」
この学校の美術の先生が先月から産休に入り、代わりにきた先生。母さんの姉の娘。つまり俺の従姉妹にあたる人だ。
「ま~たサボりに来たなぁ~。この不良少年が」
「ちょっと色々あって教室に居づらいんですよ。えーと、二時間目まではでなくてもいいから三時間目がはじまる前に起こしてください」
そう言って、窓際のヒーターの近くで椅子を並べて作った簡易ベッドに横になる
「まったく君は……いつもならハイハイって流すとこだけど、今日はそうはいかないよ。ゆうちゃん。……よいしょっと」
「だからゆうちゃんはやめろと……ってなにしてんすか」
言い切る前に睦月が俺を跨ぐようにして登ってくる。
完全にマウントを取られてしまった。視線を下に向けると、タイトなスカートを履いてたせいか、跨がったせいでずり上がり薄い緑の下着が目に入る。ヤバい…。
「先生、下着見えてます」
「見てもいーよー」
「いやそーゆー問題じゃなくて…」
「君が見なければ見えてないのと同じ事だよ」
ならば見てやろう!従姉妹とは言え美人のパンチラとかそうそうみれるものじゃないからなっ!
じーーーーーーーっ
顔を赤くしながら軽く手で隠した。
「そんなに見られるとさすがに恥ずかしいかな……」
勝った!
「で、今日はどーゆーつもりですか?」
「いやーね、小さい頃むつきちゃんと結婚するぅーって言ってた子がね、学校でも有名な美人の双子姉妹の妹と腕組んで登校する姿を見てね?どーゆーことかなーって」
「どうもこうも、付き合ってるんですよ」
「……ホントウ……なの?でも君達は家族になるんでしょ?弥生さんから聞いたよ?」
(あーそうか、知ってんのか。なら別にいいか)
そう思って全部を話した。恋人の振りの事、二人から好意を寄せられてること、まだどちらにも答を出せてない事………
「そっかぁ~そうだよねぇ、ゆうちゃんはあたしと結婚するって約束したもんねぇ」
「…はぁ、まだそれ言ってんのかよむつき姉。そんなこどもの口約束んっ……」
柔らかい何かが唇に触れ喋れなくなる。視界いっぱいにむつきの顔が広がる。
(な、なんで……)
…チュッ
僅かな水音がして唇が離れる。気が動転して動けない
「言っとくけどあたしは本気で約束したつもりだよ?だから今のはあたしのファーストキス。そして、次がセカンドキス……」
俺の両頬に小さな手が添われ、また顔が近づいてくる…………ガラッ
「なにをしているの?」
息を切らした雪花がいた。
ズンズンとこちらに歩いてくる。
「雪花、これはな…」
「悠聖君は黙ってて」
「あ、はい」
「先生。これはどうゆう事でしょうか?一教師として問題があるようにおもえますが?」
「ぃやぁ~、見られちゃったかー。ゆうちゃんとはね、従姉妹でね、久しぶりに会ったものだから嬉しくて昔の癖でねー」
「従姉妹?それはほんとに?」
目線だけ俺に向けてくるので頷いて答を返す。
「いくら従姉妹とはいえ、やりすぎです。彼は私の恋人でもあります」
「嘘の…でしょ?」
「…!?」
すごい勢いで俺に向き直る
「わるい、協力してくれるかと思って喋っちまった」
「中村雪花さん?ホントの事話すと、あたしはね、ゆうちゃんのこと小さい頃からずっと好きだったの。いままではたまにしか会えなかったけど同じ高校の先生として入れるようになって、そばにいれるっておもったら我慢できなかったの。もしこの事を公表するのなら教師を辞めてもゆうちゃんのそばにいることを選ぶわ」
「……そんな事はしません。従姉妹のお姉さんがそうなったら悲しむでしょうし、それに……選ぶのは彼ですから。」
「そう…ありがとう。じゃ、あたしは次の授業の準備にいくわね。ゆうちゃんごめんね」
「あ、あぁ」
「……」
むつきが美術室を出て行き、おれと雪花だけになる。
「なぁ、せ、雪花?」
「……何で……い………よ………」
ん?なんだって?
「なんであなたがハーレム物の主人公みたいになってるのよーーーっ!」
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