令嬢である妹と一緒に寝ても賢者でいられる方法を試してたらチート能力が備わった件

王妃の風呂

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　逆にこいつらが現世に転移した際は、老いも若きも男女入り乱れて食べたりしているのを見てどう思うのだろうか。恥じらうのか、それとも興奮するのだろうか。

　今の俺のように、爆発しそうなくらい興奮しているのをひたすら隠して平静を装っていいくのだろうか。

　その辺は、人それぞれの性欲の大きさによるのかもしれないが、この異世界でパワーとスピードが何倍にもなっている俺が、まさか性欲も何倍にもなっているのかもしれない。

　そう考えると、変態と言われているがそれは転移したチートな能力によるものなのかもしれない。いやもともと童貞の妄想など現世でもチート級であるのは間違いないのだが。

「何をぶつぶつ言っておるのだ」

「俺の性欲がチートなのは童貞というオプションによるものだ」

「何を宣言しておるのだ貴様」

「貴様が変態なのはわかっておるから、いちいち言わなくてもよいぞ。フハハハハ」

「お、おぅ」

　しまった!!　俺はロイエルーン達の裸を見ながら淫らな妄想を繰り広げている時に話かけられた為に、頭に浮かんでいた言葉を声に出してしまった。

　しかし、ここでの変態の意味するところは現世で言えば食い意地がはっているようなものか。逆に異性の前で豪快に食事をしまくれば、この異世界でいう変態に値するのかもしれないな。

　そんなことで変態呼ばわりされても痛くも痒くもないのが本音だが。

　ん？　俺はそんなに大食いではないが、仮に大食いの男がこの異世界に転移してきたとしたら、異性の前だろうが豪快に食べまくるだろう。

　当然変態呼ばわりされるが、大食い野郎からしたらそんなことで変態呼ばわりされても動じず、逆に騒ぐ異性に見せつけながらでも大食いしまくるかもしれない。

　そこに興奮を覚えたら？

　んー、変なところで変態の悟りを開きそうになった。現世の変態、更には性的犯罪者は周りに罵られても気にせず己の欲望を貫き通してしまう厄介者だということなのか。

　この異世界、童貞の俺にはありがたい混浴システムがあるからそこそこ満喫して、食事の方はこの世界のルールというかモラルに沿って生活するのが過ごしやすいのかもしれないな。

「また変態な妄想しているのか？」

「変態の悟りを開いていたのだ」

　ナイスなバディの女性二人と混浴しながら開いた悟りは、この異世界でいる限りは大切にしよう。股間ははち切れそうなロマンティコ状態だが。

「馬鹿な話は置いといて、条件に付いて話をするか」

　水の樹の枝を分けて貰える為の条件についてロイエルーンは口を開いた。