血の君主グレイス・サーペント。〜転生した元病弱少年は、血の君主となってもう一度人生を歩みたい〜

病弱であり病院以外の景色すら見たことなかった少年は、とあるものに憧れた。血を操り悪を倒し、時には血を分け弱者を助ける「血の君主」に。
 あるとき少年は、両親が送り込んだ殺し屋によって重症を負ってしまう。その際、少年は思う。

「もし、血が操れていたら」

と。
 彼の想いは奇跡を起こし、転生した世界で彼は血を操れた。そんな世界で彼は目指す。

 血の君主を。
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