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【SS】理不尽な嫉妬③

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 追加で突っ込んだ、三本目の指。
 俺のを挿入するためだって言ったのに、こんなに美味そうに指に食い付いて来るとか……。

 ヤバい、めちゃくちゃに犯したい。
 ここには友達の、知之だって泊まっているというのに。

「こら、あんま締め付けんなって……。
 それだと、拡がんないだろ?」

 わざと呆れたように笑い、意地悪く告げる。
 とはいえやめてやるつもりなんて毛頭なかったから、本人以上に弱点をよく知る指で容赦なく攻め続けた。

「声、我慢しろよ。
 知之に、聞かれるぞ?」

 ククッと意地悪く笑いながら、耳元で囁いた言葉。
 慌てて声を抑え、クッションを抱き締める大晴。

 どうせ抱き締めるなら俺を抱き締めて欲しいところだが、後ろから獣みたいにブチ込まれたい様子だし、仕方あるまい。

「このタイミングで、更に締め付けて来るとか。
 ……ホントお前、ドMだよな」
 
 勢いよく指を引き抜くと、彼は泣きそうになりながら俺の方を振り向いた。
 そんな可愛い表情を見せられたものだから、本当は早く抱きたくて仕方なかったけれど、無理矢理余裕の笑みを浮かべた。

「そんな顔しなくても、すぐにやるって。
 ……もう俺のが欲しくて、堪んないんだよな?」

 さっき買ってきたばかりのコンドームの入った箱を手に取り、それを装着しようとした。

 だけど少しでも早く挿れて欲しかったのか、俺からそのカラフルな蛍光グリーンの小袋を奪い、大晴は封を開けた。

 それにはさすがにちょっと驚かされたけれど、それだけコイツも俺の事が欲しくてたまらないという事なのだろう。
 そう思ったから壁にもたれて座り直し、だらりと体を弛緩させた。

 無言のままひざま付き、俺のモノにそれを被せる大晴。
 助けを求めるみたいに宝石みたいに美しい瞳で見上げられた瞬間、またしても嗜虐心が頭をもたげた。
 ……もっと苛めて、困らせたい。

「で?こっから、どうすんの?」

 ニヤニヤとゲスな笑みを浮かべ、聞いた。

「どうすんの、って。……どうしたら、いい?」
  
 途方に暮れたように、じっと俺の顔を見つめる大晴。
 サディスティックな笑みを浮かべ、彼の下腹に卑猥に指を這わせた。
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