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【SS】発情兎の、正しくない愛で方③

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「可愛い可愛い、ウサギさん。
 ここもやっぱり、性感帯だったりする?」

 クスクスと笑いながら、俺に自由にさせたまま、真ん丸な尻尾を手の平で優しく包み込まれた。
 その瞬間電流が走ったみたいに、体が大きく反り返った。

「知らな......い!まじでそれ、やめろ!
 この......アホエロ王子!」

 罵倒してやったのに、木内は尻尾を弄ぶのを止めてくれない。
 それどころか時折強く握り締めたり、擽るみたいに爪先で軽く引っ掻いたりするものだから、その度に体がガクガクと大きく震えた。

「もう完全に、発情スイッチが入っちゃったみたいだね」

 うっとりとした表情で笑い、尻尾から手を離してくれたかと思うと今度はその手を前に移動させ、既に完全に勃起してしまった俺のジュニアに触れた。

 その瞬間先走り汁がまたしてもじゅわりと溢れ、垂れて竿に伝って零れるのを見て、あまりの恥ずかしさに泣き出してしまった。

「大悟......泣かないで?
 これは、俺のせい。
 大悟は何も、悪くないよ。
 それに大悟も気持ちいい事、好きでしょ?」

 優しく涙を舌先で拭い、背後から抱き締めた状態でまた耳元で甘く囁かれた。

「知らない、そんなの。恐いんだ、それもう止めろよぉ......」

 えぐえぐと泣きながら、必死に訴えた。
 だけど彼は、止めてくれなくて。
 優しく上下にしごかれる度に透明な体液はどんどん溢れてきて、彼の手の動きをよりスムーズなものへと変えていった。

「大丈夫だよ、大悟。恐くないよ。
 ただいつもより、気持ちよくなるだけだから」

 尻に当たったままの、彼の固くなったモノ。
 その感触を感じ、後孔が彼を求めてひくひくと疼くのを感じた。

 それに彼は気付き、ニヤリと口角を上げた。

「大悟は恐いって言うけど、体の方は早くって言ってるみたいだね。
 ......嬉しいよ」

 俺はもう動くのを止めたのにすりすりと熱く硬い塊を擦り付けられ、みっともなくあんあん喘ぐ俺。

 こんなの、我慢出来ない。
 ......早く木内のぶっといので、ガンガンに擦られたい。
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