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〜1杯目 はじめましてのたぬき汁〜
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「は、初めまして! 今日から『あったか荘』に入居する、右芝 詩瑠です。大学入学のため上京してきましたっ! えとその、東京は右も左も分からない不束者ですが、よろ、よろしくお願いいたしますっ!」
古い寄宿舎に少女の元気な声が響き渡る。
共同生活用だからだろうか、詩瑠が頭を下げているこの居間は結構広め。発した挨拶が、くわんくわん反響して耳へ戻ってきているようにすら感じた。
年を経た木材は音をよく反響させると言うけれど、ここもそういうことなのかもしれない。
緊張のあまり全く関係のない所へ思考を飛ばしつつ、詩瑠はゆっくりと頭を上げる。
すると、パチパチとまばらな拍手が彼女を迎え入れた。
視界に見える人影は二人分。まずはここへ案内してくれた酔っ払いの長身美女、蘭々美。
「んふふー。可愛いくて素直そうな女の子が増えてぇ、お姉さんとっても嬉しいなー。歓迎会でいっぱい飲もうねぇ? あ、でも未成年かー、残念だわぁ」
そう言って調子の崩れた拍手をしつつ、一升瓶は決して手放さない。
少し離れた所に、くたびれた黒ワイシャツを着た細身中背の男性。
丸メガネの向こうのつり目を細めた笑顔からは胡散臭さを感じるが、身のこなしは何処となく優雅で柔らかい。
顔は整っている方だけれど、どこか印象に残りにくかった。
「いいねぇ、初々しくて。ボクもそんなフレッシュだった頃があったんだろうなぁ。あ、ボクは稲荷 透里だよ。よろしくね、新女子大生サン」
「はひ、よろしくお願いします!」
「ねーねー。ちなみにボク、何歳に見える?」
「ええっ、そのなんでしょう……ムズカシっ……」
「でしょうー? ふっふっふ。年齢不詳ってよく言われるんだよねぇ。だからシルちゃんに何歳って言われても怒らないし、本当は何歳かも内緒にしてるんだ。そのほうが面白いデショ?」
「は、はぁ」
「じゃあなんで聞いたのよー。ごめんねぇ、コイツ新しい子が入ってくるたびにこの質問するのよー。怪しい奴だから近づかないほうがいいわよぉ?」
「えーそんなこと言ってさぁ、らみ姉ぇってばーひどいよぉ」
「……そうやってー、口調すぐ真似してくるとこも腹立つぅ。全然似てないしー」
「あはは、ゴメンって。入居者どうし仲良くしてるところを見せたほうが、シルちゃんも緊張ほぐれると思って……ね?」
わざとらしい仕草でウインクを飛ばしてくる笑顔も、捉え所がなくてなんだか胡散臭い。かといって内心を隠している様子にも見えない。
危なそうだけれど優しそう、それが透里の第一印象だった。
スプーンひと匙分の警戒感から半歩だけ蘭々美の方へ身を寄せた詩瑠は、そこで辺りを見回して小首をかしげる。
広々した居間と併設した立派なダイニングキッチン。
三人でいるには余りある空間で、寂しく感じるぐらい。どうも不動産屋からの情報でしていた想像と違う状況だ。
「あの……ここって、もっとたくさん人が住んでる風に聞いていたんですけど……?」
上京にあたって住む先を相談していた不動産屋さん。
安い一人暮らし用の住居を探していた詩瑠へ寄宿舎を提案してくれた彼は、この『あったか荘』を「多種多様な方々が入居していて、賑やかだけど落ち着くところですよ」と評していた。
あんな細かい手書き地図を持たせてくれるような不動産屋だ。入居までの対応だって実に誠実で親身だったし、無用な嘘はつくようには思えない。
予定の時間から大幅にズレて到着したにしても、まだ寝静まるには早い時間。
なのにここまで人気がないのは何故だろうか?
その疑問に対して答えたのは、これまた胡散臭い仕草で手をひらひらと振る透里。
「あぁ、いっぱいいるよ。でもみんな自由気ままに生きてるからね。起きてる時間も、食事する時間も、出かける時間も、てんでバラバラなんだよ。ごめんね、協調性ないからお出迎えとかなくってさ」
「アンタがー、協調性とか言わないでくれるぅ?」
「んーまぁ確かにそれは否定できないかな。そのうち必ず出会うけど、大丈夫。みんな変だけどいい子ばっかりだからさ」
「うんー。みんな変わってるけど、嫌なひとは全然いないからぁ」
「そうなんですね」
気が合わなそうな二人が口を揃えるのだから、住人に悪い人はいないのだろう。変だというところも揃っているのは、ちょっと気になるところだけど。
となると、詩瑠には気になる住人がいた。それは、月を見上げていたあの彼。
柿渋色の髪を指先でいじりつつ、ほのかに頬を赤らめた詩瑠は二人に問いかけた。
「……あ、あのじゃあ。一階に住んでる、銀髪で泣きぼくろがある男の人は……どういう……?」
だんだんと声は小さくなり俯く少女を置いて、蘭々美と透里は思わず目を見合わせる。
「えっとぉ、しるちゃん。その人と会ったのぉ?」
「会ったというか見かけたというか生垣の隙間から偶然見えたというか……いえっあの! けけけ、決して覗き見をしようと思ってしたわけじゃなくて! た、たまたま目がいってしまったというかそのっ!」
「んー、しるちゃん。一旦落ち着こっかぁ」
あわあわと真っ赤な顔で必死に弁解する詩瑠の頭を、酒瓶を持ってない方の手で蘭々美がぽんぽん叩く。
「……ちょっと説明しにくいけどー、その人は滅多に会えない人なんだぁ」
「そう、なんですね……」
「でもそっかぁ、しるちゃんはあの人と会えるんだねー」
「はい?」
なんだか煮え切らない様子の蘭々美。詩瑠が首を傾げると、透里がぐいっと身を乗り出して話を継いだ。
「シルちゃんが見た人っていうのは、ちょっとばかり特殊な人でね。桂くんって言うんだけど……会える人と会えない人がいるんだ。だからまぁ……シルちゃんはラッキーだったね」
「うんー、ラッキーだねぇ」
「かつら、さん……」
知った名前を反芻して噛み締める。
含みありそうな二人のコメントは気になるけれど、情報が入ったのは素直に嬉しかった。
詩瑠の勘違いなどではなく、ちゃんと同じ住人だったということが確定したのだ。同じ長屋にいる以上また会う機会はあるだろう。
そうしたら、ちゃんとあの時のことを謝ろう。あの時話していた月の話をもっとちゃんと聞いてみよう。
顔を綻ばせる詩瑠の前で、蘭々美と透里は頭を掻いて苦笑していたのだが――彼女は全く気がついていないのだった。
古い寄宿舎に少女の元気な声が響き渡る。
共同生活用だからだろうか、詩瑠が頭を下げているこの居間は結構広め。発した挨拶が、くわんくわん反響して耳へ戻ってきているようにすら感じた。
年を経た木材は音をよく反響させると言うけれど、ここもそういうことなのかもしれない。
緊張のあまり全く関係のない所へ思考を飛ばしつつ、詩瑠はゆっくりと頭を上げる。
すると、パチパチとまばらな拍手が彼女を迎え入れた。
視界に見える人影は二人分。まずはここへ案内してくれた酔っ払いの長身美女、蘭々美。
「んふふー。可愛いくて素直そうな女の子が増えてぇ、お姉さんとっても嬉しいなー。歓迎会でいっぱい飲もうねぇ? あ、でも未成年かー、残念だわぁ」
そう言って調子の崩れた拍手をしつつ、一升瓶は決して手放さない。
少し離れた所に、くたびれた黒ワイシャツを着た細身中背の男性。
丸メガネの向こうのつり目を細めた笑顔からは胡散臭さを感じるが、身のこなしは何処となく優雅で柔らかい。
顔は整っている方だけれど、どこか印象に残りにくかった。
「いいねぇ、初々しくて。ボクもそんなフレッシュだった頃があったんだろうなぁ。あ、ボクは稲荷 透里だよ。よろしくね、新女子大生サン」
「はひ、よろしくお願いします!」
「ねーねー。ちなみにボク、何歳に見える?」
「ええっ、そのなんでしょう……ムズカシっ……」
「でしょうー? ふっふっふ。年齢不詳ってよく言われるんだよねぇ。だからシルちゃんに何歳って言われても怒らないし、本当は何歳かも内緒にしてるんだ。そのほうが面白いデショ?」
「は、はぁ」
「じゃあなんで聞いたのよー。ごめんねぇ、コイツ新しい子が入ってくるたびにこの質問するのよー。怪しい奴だから近づかないほうがいいわよぉ?」
「えーそんなこと言ってさぁ、らみ姉ぇってばーひどいよぉ」
「……そうやってー、口調すぐ真似してくるとこも腹立つぅ。全然似てないしー」
「あはは、ゴメンって。入居者どうし仲良くしてるところを見せたほうが、シルちゃんも緊張ほぐれると思って……ね?」
わざとらしい仕草でウインクを飛ばしてくる笑顔も、捉え所がなくてなんだか胡散臭い。かといって内心を隠している様子にも見えない。
危なそうだけれど優しそう、それが透里の第一印象だった。
スプーンひと匙分の警戒感から半歩だけ蘭々美の方へ身を寄せた詩瑠は、そこで辺りを見回して小首をかしげる。
広々した居間と併設した立派なダイニングキッチン。
三人でいるには余りある空間で、寂しく感じるぐらい。どうも不動産屋からの情報でしていた想像と違う状況だ。
「あの……ここって、もっとたくさん人が住んでる風に聞いていたんですけど……?」
上京にあたって住む先を相談していた不動産屋さん。
安い一人暮らし用の住居を探していた詩瑠へ寄宿舎を提案してくれた彼は、この『あったか荘』を「多種多様な方々が入居していて、賑やかだけど落ち着くところですよ」と評していた。
あんな細かい手書き地図を持たせてくれるような不動産屋だ。入居までの対応だって実に誠実で親身だったし、無用な嘘はつくようには思えない。
予定の時間から大幅にズレて到着したにしても、まだ寝静まるには早い時間。
なのにここまで人気がないのは何故だろうか?
その疑問に対して答えたのは、これまた胡散臭い仕草で手をひらひらと振る透里。
「あぁ、いっぱいいるよ。でもみんな自由気ままに生きてるからね。起きてる時間も、食事する時間も、出かける時間も、てんでバラバラなんだよ。ごめんね、協調性ないからお出迎えとかなくってさ」
「アンタがー、協調性とか言わないでくれるぅ?」
「んーまぁ確かにそれは否定できないかな。そのうち必ず出会うけど、大丈夫。みんな変だけどいい子ばっかりだからさ」
「うんー。みんな変わってるけど、嫌なひとは全然いないからぁ」
「そうなんですね」
気が合わなそうな二人が口を揃えるのだから、住人に悪い人はいないのだろう。変だというところも揃っているのは、ちょっと気になるところだけど。
となると、詩瑠には気になる住人がいた。それは、月を見上げていたあの彼。
柿渋色の髪を指先でいじりつつ、ほのかに頬を赤らめた詩瑠は二人に問いかけた。
「……あ、あのじゃあ。一階に住んでる、銀髪で泣きぼくろがある男の人は……どういう……?」
だんだんと声は小さくなり俯く少女を置いて、蘭々美と透里は思わず目を見合わせる。
「えっとぉ、しるちゃん。その人と会ったのぉ?」
「会ったというか見かけたというか生垣の隙間から偶然見えたというか……いえっあの! けけけ、決して覗き見をしようと思ってしたわけじゃなくて! た、たまたま目がいってしまったというかそのっ!」
「んー、しるちゃん。一旦落ち着こっかぁ」
あわあわと真っ赤な顔で必死に弁解する詩瑠の頭を、酒瓶を持ってない方の手で蘭々美がぽんぽん叩く。
「……ちょっと説明しにくいけどー、その人は滅多に会えない人なんだぁ」
「そう、なんですね……」
「でもそっかぁ、しるちゃんはあの人と会えるんだねー」
「はい?」
なんだか煮え切らない様子の蘭々美。詩瑠が首を傾げると、透里がぐいっと身を乗り出して話を継いだ。
「シルちゃんが見た人っていうのは、ちょっとばかり特殊な人でね。桂くんって言うんだけど……会える人と会えない人がいるんだ。だからまぁ……シルちゃんはラッキーだったね」
「うんー、ラッキーだねぇ」
「かつら、さん……」
知った名前を反芻して噛み締める。
含みありそうな二人のコメントは気になるけれど、情報が入ったのは素直に嬉しかった。
詩瑠の勘違いなどではなく、ちゃんと同じ住人だったということが確定したのだ。同じ長屋にいる以上また会う機会はあるだろう。
そうしたら、ちゃんとあの時のことを謝ろう。あの時話していた月の話をもっとちゃんと聞いてみよう。
顔を綻ばせる詩瑠の前で、蘭々美と透里は頭を掻いて苦笑していたのだが――彼女は全く気がついていないのだった。
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