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閑話

◆茉莉も知らない?ドキドキ乙女ゲーム情報◆

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 前半はある程度、茉莉も知っている情報。後半はまったく知らない情報です。
 興味があれば、ご一読ください。

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◆攻略対象
 ヒロインはミュリエル。
 攻略対象は、セーファス様、ベイル様、クリフォード様、ボルト(思い出したのは城に召集されてから)の四人。隠しキャラもいるが茉莉は知らない。


◆ルート選択
 ゲームスタート時に【王宮ルート】か【フィールドルート】かを選択できる。

【王宮ルート】
  主に王太子殿下セーファス様と、のちの公爵であるベイル様を攻略するルート。
 (難易度は上がるが他の二人もしようと思えば攻略できる)

「移民の暴動」が最大のイベント。
 ↑見事に鎮圧するとそれぞれの好感度が大幅にアップする。
 →一定の貢献、攻略キャラによる鎮圧で、現状キープまたは好感度小幅アップ。
 ↓鎮圧失敗でバッドエンド。国が滅び、攻略対象たちは戦争奴隷となる。
  ヒロインは支配下で圧政に苦しむ。(貧困に苦しみ、看取る日々を過ごす)

 ライバルをいなせるかによって、パーフェクトエンド、グッドエンドに別れる。
  ・パーフェクトエンド:周囲の尊敬を集めての結婚生活。
  ・グッドエンド:周囲にぐちぐち言われながらの結婚生活。

【フィールドルート】
  主に騎士のクリフォード様と、領地にいるボルトを攻略するルート。
 (こっちも難易度は上がるが他の二人も攻略しようと思えばできる)

「国境線防衛」が最大のイベント。
 ↑思い出の地である森からの侵入者に気づき防衛に成功すれば、それぞれの
  好感度が大幅にアップする。
 (その最中に、ボルトと隣国の王太子(同じ顔)と遭遇するイベントがある)
 →思い出の地である森からの侵入者に気づき攻略対象に伝えられれば、
  現状キープまたは好感度小幅アップ。
 ↓防衛失敗でバッドエンド。二人は戦死し、国が滅ぶ。
  ヒロインは隣国王太子の元でお人形にされる。
 (贅沢できるが、精神的苦痛に見舞われる)

 ライバルをいなせるかによって、パーフェクトエンド、グッドエンドに別れる。
  ・パーフェクトエンド:周囲の尊敬を集めての結婚生活。
     クリフォード→ベルネーゼ侯爵家に婿入りし跡を継ぐ。
     ボルト →隣国の王となり、ミュリエルは王妃となる。
  ・グッドエンド:周囲にぐちぐち言われながらの結婚生活。
   どちらの場合も騎士爵を得てその妻となる。
  (が、一代限りの爵位なので侯爵令嬢としては負け組)


◆茉莉が知らなかったゲームの話
 それぞれの攻略対象にライバルと悪役令嬢がいる。ライバルの友好度がパーフェクトエンドかグッドエンドかに大きく影響を与える。
 ライバルとのミニゲームで勝利を納めると、攻略対象の好感度とライバルの友好度が上がり、パーフェクトエンドに近づく。
 悪役令嬢は好感度と友好度を大幅に下げる存在で、選択肢の中に時々罠のように潜んでおり、それを選択してしまうとバッドエンドに近づく。

 ライバルはそれぞれ以下の通り。
  セーファス→レイラ
  ベイル→メリッサ
  クリフォード→神秘使いの少女
  ボルト→シンディー(子爵家令嬢)と隣国の王女(ボルトの正体が明らかになったあと)

 悪役令嬢は共通でレイラ様(実際は……)



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シンディーはあれです。ミュリエル様の侍女です。
今はいわゆる行儀見習いというやつですね。

 
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