♪イキイキさん ～インフィニットコメディー！ ミラクルワールド！～ 〈初日 辰みっつの刻(８時３０分頃)〉

♪イキイキとなにゆえ？ ２ー１ー４

「‘ものもの～～～’、‘ものもの～～～’、‘ものもの～～～’スッゴ～～～～～～～～～い有名ゆうめいだよ！だってね、吾輩わがはいの知しり合あいは、み～～～んな知しっているよ！とにかく、たまげちゃうほどの人気にんきなんだもの！・・・・・・、本当ほんとうに、知しらないの？」
いかに評判ひょうばんがいいかを説明せつめいすると、最後さいごは、不思議ふしぎそうな顔かおで、そう確認かくにんしてくる。

“う、うん・・・・・・、知しらないんだけど・・・・・・。そんなに、有名ゆうめいなんだね・・・・・・”
ぎこちない感かんじで、首くびを縦たてに振ふり、流行りゅうこうに疎うとい自分じぶんを改あらためて実感じっかんする。

「あれ・・・・・・？あっ！まさか！たぶん、これって、吾輩わがはいもまだ見みたことない、伝説でんせつの初回放送しょかいほうそうのだ～～～！スゴい！スゴい！スゴい！ね～～～～～～、ね～～～～～～！せっかくだし、このまま、見みてみようよ～～～～～～！見みてみようよ～～～～～～！」
驚おどろきの声こえを上あげ、感動かんどうしながら、右前足みぎまえあしを上下じょうげに動うごかして、タブレットを見みるように促うながす。

“まあ・・・・・・、せっかくだし、見みてみますか！”
何なんだか釈然しゃくぜんとしない気持きもちだが、とりあえず、一緒いっしょに、番組ばんぐみを見みることにする。