上 下
3 / 5

03.『Fスフィア』生成実験―注入段階

しおりを挟む
「膣内湿潤度、基準値を上回りました。快楽値も良好です。プラグ挿入が行える状態です」
「では……プラグ挿入を開始する」
「プラグ挿入、開始します」

 熱に浮かされる妖精の股下、床が開いたかと思えば、一本のプラグが蛇のようにうねうねと伸び上がった。男根を模した形のそれは、妖精のしとどに濡れたスジに触れる。

「ふわ……っ♡!」

 びくん、と小さな身体が震える。感度がよくなっている証であり、性器の準備ができている証拠、つまりプラグ挿入が可能である証だった。
 ところが。

「ひぃぃぃいいっ! 今度はっ、なにっ……! やだぁ、やだぁっ!!!!」

 再び妖精は暴れ出した。もがけばもがくほど、愛液が飛び散り太股を、培養槽のガラスを、汚していく。

「助けてっ! もうやだっ! 誰かきてっ! こわい、こわいよぉぉっ!!!!」
「……鎮静用電気ショック、レベルを上げて発動せよ」
「鎮静用電気ショック、レベルを上昇させます……」

 暴れる妖精の頭上から、新たに二本のコードが伸びてきた。先が二つに分かれたそのコードは、まずはぐるりと、妖精の身体を縛り上げた。胸の下に、巻きつく。

「ひぃぃぃぃっ!!!! やだやだやだっ!!!!」

 二本のコードは、それぞれ妖精の乳首に迫る。そして二つに分かれた先端で、乳首に噛みついたのだった。

「あうぅぅっ!?!?!?」
「鎮静用電気ショック、発動します」

 空気を焼き焦がすような音が響いた。より激しい電流が、妖精の未成熟な身体を蝕む。今度は乳首からも電流を流し、より。

「ぐあぁぁぁあああぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!!!!!!」

 先程の電気ショックと違い、今度はとぎれることはなかった。電気は流れ続け、培養槽の中で妖精の裸体が踊り狂うように何度も跳ねる。

「あぁあぁぁぁ~~~~~!!!!! あ゛あ゛あ゛あぁぁぁあ~~~~~~~~~~!!!!!」

 幼い悲鳴が響き渡り続けて、一分。

「鎮静用電気ショック、止め!」

 ついに迸る電撃の輝きが消え失せた。乳首を摘まれたままの妖精が残される。身体を痙攣させつつ、口から涎を垂らしていた。

「あ……あ……あ……」
「……気絶したか?」
「いいえ、問題ありません。意識はあります」
「では実験を続ける……改めてプラグ挿入を開始せよ」
「プラグ挿入、開始します」

 機械の男根が、妖精のワレメに迫る。ふにゅりと触れると、ついにそろそろと侵入を始めた。溢れ出る膣分泌液が、プラグを濡らしていく。

「おっ、あ……」

 侵入に、妖精が身体を強張らせる。太いプラグだった。妖精のナカの肉を分け、襞のすべてを舐めるようにゆっくりと進んでいく。

「あっ……はっ……んぁ……♡」

 ずるずると自分のナカに何かが入ってくる。妖精は震えながら泣くことしかできなかった。くせになりそうな感覚も恐ろしい。自分の身体に何が起きているのか、わからない。

 やがて、身体のナカで、こつん、という感覚があった。
 プラグの動きが止まった。圧迫感はあるものの、妖精は少しの安堵を覚えた。
 だがガラスの向こうでは声がする。

「子宮口に到達しました」
「それでは生殖器を更に活性化……子宮への侵入、排卵を促すため、ピストンを開始する。ますはピストンレベル1。快楽値と、膣・子宮の状態にあわせてレベルを3まで引き上げていけ」
「ピストン、レベル1で開始します」

 ……ゆるゆると、プラグが抜けていく。

「うっあ……♡」

 膣内を擦る動きに、妖精はまた声を漏らす。けれどもこの奇妙な物体が出て行くのだと、安心感を覚えていた。しかし。

「……ああっ♡!?」

 プラグは出ていくことなく、緩い動きでまた奥まで侵入してくる。声を漏らさずにはいられなかった。
 プラグはナカの肉を擦り続ける。まるで膣内の愛液をかきだそうとするかのようだった。

 とん……とん……とん……。

「あっ……ひっ……いっ……♡」

 頭の中がふわふわするような感覚を、妖精は覚えていた。奇妙な感覚であるが、先程の電撃と違って痛くはない。最初こそ恐ろしく、苦しさもあったが、なれてしまえば心地がいい。
 しかし、なんだか、物足りないような。

「――ピストンレベル、2へ上昇します」

 とん、とん、とん、とん――。

「あっひ!? あっ、あっ、あっ……♡?」

 不意にプラグの動きが速くなる。奥を突く力も。

「あっ、あっ、んあっ、ふっ、ぁ……♡」

 妖精は自分の股を見る。出入りするようにナカを擦るプラグが見えた。自分が滴らせた透明な液体にまみれたプラグ。ぬるん、ぬるん、と動いている。

「ピストンレベル、3へ上昇します」

 とんとんとんとんとん――。

「ふああぁぁっ!? うあっ!? んあぁぁっ♡!?」

 プラグの動きが更に激しくなり、執拗にナカをこすり始める。奥を突く。粘度を持つ水音がよく響いて、愛液があちこちに散り始めた。

「あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡」

 妖精はすっかり快楽に支配されていた。その喘ぎ声は、もはや幼女のものから出るものではなかった。

「あっ♡ あっあっ♡ あひっ、あひぃっ♡♡」
「……生殖器の活性具合は?」
「快楽値は良好ですが……生殖器の活性具合はよくないです。子宮口も開く様子がありません。もう少し刺激するべきかと」
「では、ピストンレベルを4に」
「ピストンレベル、4へ上昇します――」

 とととととととととと――。

「んあぁぁぁっ!? まっえ、まっえぇぇっ♡!? はげしっ、あっ、おっ、やらぁ! やらぁっ♡♡!!!!!!」

 激しくなったピストンに、妖精が顔を蒼白にさせる。またしても身をよじり始めるが、挿入されたプラグは抜けることなく幼い身体を犯し続ける。

「とめへっ♡! らめらめらめっ♡!!!! こんらの、っ……! んあ、ん゛あ゛ぁぁぁぁっ♡♡♡!!!!!」
「……快楽値、絶頂まで上がり切りません。このままでは子宮への挿入ができません」
「……ピストンレベルを最大に」
「ピストンレベル、最大にします」

 ――あたかもドリルで掘るかのよう音が、薄暗い中に響きわたった。

「~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡♡!?!?」

 妖精はもう、言葉を発せなくなっていた。背を弓なりにそり、喉ものけぞらせ、小さな赤い舌を天へ向かって突きだしている。瞳も上を向いて、そのままだらだらと涙を流していた。

 股では小さなその場所を壊さんとばかりにプラグが律動している。飛び散る愛液に培養槽のガラスは更に汚れ、外からでは妖精の恥部が見えなくなってしまった。

 と、より大きな飛沫があふれ、ガラスの汚れを流していく。妖精は潮を吹いていた。ぶしゃぶしゃと、連続で。

「~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡♡♡♡♡!!!!!!!!」

 妖精はイき続けていた。

「快楽値、絶頂状態です。子宮口に変化あり。子宮への挿入、まもなくです」

 果てに、ずん、とプラグが奥に突き刺さり、妖精の身体が持ち上がった。

 ピストンはそこで止まった。妖精の身体はがくがくと震え続け、プラグをしっかりくわえ込んでいる――奥の奥まで。子宮まで。

「プラグ、子宮への侵入に成功しました! 性器の活性具合も非常に良好です!」
「よし、それでは……『スフィア・ゲル』、注入開始!」
「『スフィア・ゲル』、注入開始します……!」

 ――太いプラグ内を、毒々しくも思える緑色の液体がせり上がっていく。プラグは妖精のワレメまで緑色に染まり、妖精の膣内に入っている部分まで緑に染まっていく。
 そして子宮にある先端まで到達すると。

 びゅるるるる―――。

 子宮内に、緑色の液体が注入されていく。小さな子宮はあっという間にその液体でいっぱいになるものの、注入は止まらない。

 びゅるるるるるるるるるる―――。

「お゛っ……ほっ……おっ、お゛っ」

 まだ半分ほど絶頂から戻ってこられない妖精は、ナカに注がれる温かさと圧迫感をじわじわと感じていた。

「お゛っ、おーっ……ふ、ぐっ……」

 徐々に苦しさを覚えていく。それもそのはずだった。妖精の腹は、いまや妊婦以上に膨らんでいたのだ。小さな身体には、あまりにも不釣り合いな腹だった。『FS-000』の焼印が、肌の上で存在を主張していた。

「――『スフィア・ゲル』、注入停止!」

 やがて声が上がり、注入は止まった。しかしプラグ内の緑色が下がることはなく、またプラグは抜かれることもない。

「……無事に卵子と結びつき凝固するまで『スフィア・ゲル』は定期的に注入するように」
「そのように設定いたします」

 ――研究員達は、妖精に「卵」を生ませようとしていた。
 本来妖精は生殖行動を行わない。自然発生する存在である。しかし人間に似た彼らには生殖器が存在している。
 この研究所はそこに目をつけた。その生殖器の存在と、妖精から莫大なエネルギーを引き出したいという願いを、結びつけ――妖精に、エネルギーの卵を生ませる、という考えに至ったのである。

 厳密にいえば、それは卵とは言えないだろう。妖精の卵子を核に『スフィア・ゲル』と呼ばれる化学物質が作り上げる物質である。そうしてできた物質『Fスフィア』には、妖精の持つ莫大なエネルギーが宿る……という考えを元に、今回の実験は行われた。

「諸君、お疲れさま。あとは保存・観察段階に移せ」
「保存・観察段階に移行します。肛門と尿道口へのプラグ装着開始。続いてマスク装着開始」

 妖精の足下から、またプラグが現れる。二本のプラグであり、細いものは尿道口に吸いついた。太いものは、小さな尻を分けて肛門へ侵入する。

 そして天井からは黒いマスクが現れる。もう抵抗することのできなくなった妖精の、口と鼻を覆う。

「実験体維持用保存液、注入開始」

 培養槽の下から、温かな液体がせり上がってきた。ピンク色のそれは天井からもガラスを伝って注ぎ込み、あっという間に水位が高くなる。妖精の足が浸かる。恥部が浸かる。大きく膨らんだ腹も浸かる、膨らみのない胸までせり上がってくる。

 ついに顔までせり上がってきて、妖精の光を失った水色の瞳を飲み込んだ。

 ――ピンク色の液体に満ちた培養槽の中には、四肢を固定された妖精が一体。
 黒いマスクをつけられていた。二対の羽は穴をあけられたことにより固定されていた。小さな尻のあわいにある肛門にはプラグが突き刺さり、尿道口にもプラグが吸いついている。

 そしてスジは緑色の液体に満ちたプラグで穿たれていて、よく膨らんだ腹には『FS-000』――彼女の名前があった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

珍しい魔物に孕まされた男の子が培養槽で出産までお世話される話

ききふわいん
BL
目が覚めると、少年ダリオは培養槽の中にいた。研究者達の話によると、魔物の子を孕んだらしい。 立派なママになるまで、培養槽でお世話されることに。

錬金素材採取用幼女

ききふわいん
ファンタジー
うさ耳ロリがあんなことやこんなことされて愛液を採取され続ける話です。 助からないです。おうち帰れません。ご注意。全部で3万字~4万字くらいになるかと思います。【男性向け、R18小説です】

ようこそ奴隷パーティへ!

ちな
ファンタジー
ご主人様に連れられて出向いた先は数々のパフォーマンスやショーが繰り広げられる“奴隷パーティ”!? 招待状をもらった貴族だけが参加できるパーティで起こるハプニングとは── ☆ロリ/ドS/クリ責め/羞恥/言葉責め/鬼畜/快楽拷問/連続絶頂/機械姦/拘束/男尊女卑描写あり☆

ロリっ子がおじさんに種付けされる話

オニオン太郎
大衆娯楽
なろうにも投稿した奴です

隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました

ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら…… という、とんでもないお話を書きました。 ぜひ読んでください。

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

メス牛の生活

Ama
ファンタジー
家畜として調教された少女騎士の朝の光景

RUBBER LADY 屈辱の性奴隷調教

RUBBER LADY
ファンタジー
RUBBER LADYが活躍するストーリーの続編です

処理中です...