190 / 267
【第六章】新生・魔王軍
【第四十一話】最狂の死神 ⑧
しおりを挟む
「はぁ……ッ!!はぁ……ッ!!はぁ……ッ!!はぁ…………ッ!!」
そして…………
ニーニャが攻撃を開始してから約10分────。
"最後"の方になってようやく…………ディーグレアの首の"骨"が見え始めた。
自然と溢れ出る涙に、しつこく心を蝕み続けてくる後悔────。
少しでも気を抜くと、殺したはずの心がすぐさま蘇ってきてしまいそうだ。
自分が今、"何を"しているのか────。
ちゃんと考えてしまえば、心があっという間に壊れてしまう。
何でこうなったのかすら、ニーニャにはもうよく分からなくなっていた。
コレが最後の別れなんてあんまりだ。
脅されて…………言いくるめられて…………反論も何も出来ずに…………自ら"選択"したまま、ニーニャは"愛した人"を刻み続ける。
「ディーグレア様…………」
「ぁ………………。ぅ………………」
そして…………
ディーグレアの意識はもう今にも消え去りそうなほどに、小さく薄くなっていた。
まだ消えていないのは、込み上がって溢れ出して止まらない"無念"があるからだ。
死んでも死にきれないほどの悔しさが、最期の最期までしぶとく残り続けている。
それでも既に消え去るのは時間の問題となってはいるものの、ディーグレアはゆっくりと死に絶えていきながら、最期に"仲間"の顔を思い浮かべていた。
閉じていく瞼の裏に浮かび上がる、ドライダスにナターシャにニーニャ…………共に死線を潜り抜けてきた、数多くの魔族たち────。
無念と言えば…………やはり彼らのことなのだ。
ディーグレアは死ぬ間際になって、目がグルンと白目を剥く中、彼らの姿を頭に鮮明に映し出す。
(ドライダス…………ナターシャ…………。そして…………ニーニャ…………。我が不甲斐なかったばかりに、辛い思いをさせてしまってすまない…………。もうこの先、我が皆を率いることは無いだろう…………。サービスタイムは終わりだ。もう間も無くして…………我はまた、"あの場所"へと連れ戻される。こんな我にここまで付いてきてくれて…………皆…………本当に…………ありがとう……)
「ディーグレア…………ッ!!」
「ディーグレア様ぁぁぁ…………ッ!!」
「ディーグレア様…………ッ!!」
ドライダスもナターシャも他の魔族たちも…………いつの間にかその瞳には涙が溜まっていた。
声は聞こえずとも…………感じるのだ。
ディーグレアの感情が…………想いが────。
そこに言葉はなかったとしても、その目や表情に付随された"優しさ"だけは、まだ彼らの心にも届く。
(我は良い仲間を持った…………。志半ばでこのような結果となってしまったが、その人生自体に悔いはない…………。…………だがッ!!だが…………ッ!!!!それでも…………ッ!!)
ディーグレアは最後の力で歯を目一杯食いしばりながら、思わず涙を流した。
さっきまでとは打って変わり、怒りと憎しみに支配された顔だ。
ディーグレアは目をギュッと瞑って涙を振り絞りながら、強く…………強く、念を飛ばす。
(願わくば…………ッ!!皆、"そいつ"にだけは…………ッ!!カザルにだけは、決して騙されるな…………ッ!!そいつは、皆を…………ッ!!"魔族"を導く王などではないッ!!そいつは…………ッ!!ソイツはぁぁぁぁぁぁぁ…………ッ!!)
ディーグレアの最期に残された、"無念"の"元凶"────。
もうほとんど何一つとして見えやしないのに…………"その時"になって、何故か恭司の顔だけはやけにくっきりと見えた。
口元を三日月状に歪めた、悪意と狂気に彩られた禍々しい顔────。
相変わらずの凶悪で残忍な表情だ。
ヒューマンのように見えるのは見た目だけで、中身は魔族などよりよっぽど化け物じみている。
「ククッ!!最後の別れは済んだか、ディーグレア…………?じゃあ、コレでようやく終わりだなァ…………ッ!!もう少しすれば、流石のお前も息絶えるだろうさ。今後の魔族たちについては、俺にばっちりと任せておけ。これからは俺がコイツらを"使って"…………ッ!!ヒューマンどもをしっかりと皆殺しにしてやるからなァ…………ッ!!フ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ …………ッ!!」
「ぁぅ…………ぁ…………が…………。(クソが…………。何でお前みたいな奴が…………次の魔王…………なんかに…………)」
ディーグレアは最後の最後まで恭司と分かり合えないまま…………業火の如く強い憎しみと共に、意識を閉ざしていった。
無念で…………屈辱的で…………最悪の最期だ。
激しい憎悪と後悔を胸に抱きながら、ディーグレアは目を大きく見開きつつ、そのまま事切れたように眠りについていく。
そうして────。
恭司はハイエルフたちの協力のもと、ディーグレアを下したのだった。
コレで…………恭司が最終段階に進むための工程は全て完了したのだ。
ニーニャやドライダスたちは最後になってディーグレアの死に顔を見つめつつ、本当にコレで良かったのかと涙を流す。
彼らをこれまで率いてきた『希望』は、"自分たち"の手によって…………たった今、跡形もなく消え失せたのだ。
押し寄せる後悔に、今になって湧き立つ葛藤────。
もう戻れないと分かっていても、その"死"を目の前にすれば、その判断が間違っていたのではないかと少しばかり不安が顔を出してくる。
ドライダスたちが見たのは聞いたのは、あくまでも"断片的"な事実なのだ。
"もしかしたら"…………と…………少しだけ心が"振り返り"を求め始める。
"だから"…………ッ!!
"後は"そう────ッ!!!!
「"食事"の時間だ…………ッ!!」
「「「「え…………ッ!?!?」」」」
グッッッシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
手掴みで肉を引き裂く音────。
恭司は事もあろうに…………"それ"を今すぐ始めた。
"世代交代"の締めくくり────。
"別れ"の総仕上げ────。
そう…………
"公開処刑"だ。
もちろん…………晒し首どころの話じゃない。
恭司はトドメを刺したニーニャを押し除けると、ディーグレアをそのまま"食べ始めた"のだ。
もう後戻りはできないのだと…………彼ら全員に思い知らせるかのように────。
お前らの"選択"によってこうなったのだと…………彼ら全員に突きつけるかのように────。
恭司は生のまま…………ディーグレアの硬い皮膚を、歯で手で千切っては乱暴に食い散らかしていく。
「あ、あぁ…………ッ!!や、やめてニャ…………ッ!!やめてニャあああああああああああああああああああああああああああああッ!!」
「おえッ!!おええええええええええええええええええええええええええええええええええッ!!」
「そ、そんな…………ッ!!ディーグレア様…………ッ!!ディーグレア様ァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア…………ッ!!」
ニーニャは泣き喚き────。
ドライダスは吐き散らし────。
ナターシャは嘆き悲しんだ。
やはり…………元とはいえ、魔王の肉は最高だ。
生でも問題ないくらい…………美味しくてたまらない。
「ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ …………ッ!!ハァーッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
恭司は笑い、魔族たちからは悲鳴が上がった。
かつて…………一つの世界を滅ぼす寸前にまで追い込んだ、史上最悪の殺人鬼の復活だ。
恭司は身体から白い湯気を噴き上げながら、ディーグレアの肉を頬張って、メキメキと体格をビルドアップさせていく。
それは…………魔族やヒューマンなどの種族の枠に収まらないほどの、強烈であり絶対であり不変であり純粋な…………『悪』そのものだった。
正しくこの世の『絶対悪』だ。
世を乱し、悪意と狂気によって世界を混沌に引き摺り込む、最低最悪の暴君の誕生────。
"世界大戦"が…………始まりを迎えた瞬間でもある。
その凶悪で残虐な所業は、正に『鬼』────。
その超絶で絶大な強さは、正に『神』────。
だからこそ…………
後に人々は、彼をこう呼んだ。
『鬼神』と────。
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー
ーー
そして…………
ニーニャが攻撃を開始してから約10分────。
"最後"の方になってようやく…………ディーグレアの首の"骨"が見え始めた。
自然と溢れ出る涙に、しつこく心を蝕み続けてくる後悔────。
少しでも気を抜くと、殺したはずの心がすぐさま蘇ってきてしまいそうだ。
自分が今、"何を"しているのか────。
ちゃんと考えてしまえば、心があっという間に壊れてしまう。
何でこうなったのかすら、ニーニャにはもうよく分からなくなっていた。
コレが最後の別れなんてあんまりだ。
脅されて…………言いくるめられて…………反論も何も出来ずに…………自ら"選択"したまま、ニーニャは"愛した人"を刻み続ける。
「ディーグレア様…………」
「ぁ………………。ぅ………………」
そして…………
ディーグレアの意識はもう今にも消え去りそうなほどに、小さく薄くなっていた。
まだ消えていないのは、込み上がって溢れ出して止まらない"無念"があるからだ。
死んでも死にきれないほどの悔しさが、最期の最期までしぶとく残り続けている。
それでも既に消え去るのは時間の問題となってはいるものの、ディーグレアはゆっくりと死に絶えていきながら、最期に"仲間"の顔を思い浮かべていた。
閉じていく瞼の裏に浮かび上がる、ドライダスにナターシャにニーニャ…………共に死線を潜り抜けてきた、数多くの魔族たち────。
無念と言えば…………やはり彼らのことなのだ。
ディーグレアは死ぬ間際になって、目がグルンと白目を剥く中、彼らの姿を頭に鮮明に映し出す。
(ドライダス…………ナターシャ…………。そして…………ニーニャ…………。我が不甲斐なかったばかりに、辛い思いをさせてしまってすまない…………。もうこの先、我が皆を率いることは無いだろう…………。サービスタイムは終わりだ。もう間も無くして…………我はまた、"あの場所"へと連れ戻される。こんな我にここまで付いてきてくれて…………皆…………本当に…………ありがとう……)
「ディーグレア…………ッ!!」
「ディーグレア様ぁぁぁ…………ッ!!」
「ディーグレア様…………ッ!!」
ドライダスもナターシャも他の魔族たちも…………いつの間にかその瞳には涙が溜まっていた。
声は聞こえずとも…………感じるのだ。
ディーグレアの感情が…………想いが────。
そこに言葉はなかったとしても、その目や表情に付随された"優しさ"だけは、まだ彼らの心にも届く。
(我は良い仲間を持った…………。志半ばでこのような結果となってしまったが、その人生自体に悔いはない…………。…………だがッ!!だが…………ッ!!!!それでも…………ッ!!)
ディーグレアは最後の力で歯を目一杯食いしばりながら、思わず涙を流した。
さっきまでとは打って変わり、怒りと憎しみに支配された顔だ。
ディーグレアは目をギュッと瞑って涙を振り絞りながら、強く…………強く、念を飛ばす。
(願わくば…………ッ!!皆、"そいつ"にだけは…………ッ!!カザルにだけは、決して騙されるな…………ッ!!そいつは、皆を…………ッ!!"魔族"を導く王などではないッ!!そいつは…………ッ!!ソイツはぁぁぁぁぁぁぁ…………ッ!!)
ディーグレアの最期に残された、"無念"の"元凶"────。
もうほとんど何一つとして見えやしないのに…………"その時"になって、何故か恭司の顔だけはやけにくっきりと見えた。
口元を三日月状に歪めた、悪意と狂気に彩られた禍々しい顔────。
相変わらずの凶悪で残忍な表情だ。
ヒューマンのように見えるのは見た目だけで、中身は魔族などよりよっぽど化け物じみている。
「ククッ!!最後の別れは済んだか、ディーグレア…………?じゃあ、コレでようやく終わりだなァ…………ッ!!もう少しすれば、流石のお前も息絶えるだろうさ。今後の魔族たちについては、俺にばっちりと任せておけ。これからは俺がコイツらを"使って"…………ッ!!ヒューマンどもをしっかりと皆殺しにしてやるからなァ…………ッ!!フ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ …………ッ!!」
「ぁぅ…………ぁ…………が…………。(クソが…………。何でお前みたいな奴が…………次の魔王…………なんかに…………)」
ディーグレアは最後の最後まで恭司と分かり合えないまま…………業火の如く強い憎しみと共に、意識を閉ざしていった。
無念で…………屈辱的で…………最悪の最期だ。
激しい憎悪と後悔を胸に抱きながら、ディーグレアは目を大きく見開きつつ、そのまま事切れたように眠りについていく。
そうして────。
恭司はハイエルフたちの協力のもと、ディーグレアを下したのだった。
コレで…………恭司が最終段階に進むための工程は全て完了したのだ。
ニーニャやドライダスたちは最後になってディーグレアの死に顔を見つめつつ、本当にコレで良かったのかと涙を流す。
彼らをこれまで率いてきた『希望』は、"自分たち"の手によって…………たった今、跡形もなく消え失せたのだ。
押し寄せる後悔に、今になって湧き立つ葛藤────。
もう戻れないと分かっていても、その"死"を目の前にすれば、その判断が間違っていたのではないかと少しばかり不安が顔を出してくる。
ドライダスたちが見たのは聞いたのは、あくまでも"断片的"な事実なのだ。
"もしかしたら"…………と…………少しだけ心が"振り返り"を求め始める。
"だから"…………ッ!!
"後は"そう────ッ!!!!
「"食事"の時間だ…………ッ!!」
「「「「え…………ッ!?!?」」」」
グッッッシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
手掴みで肉を引き裂く音────。
恭司は事もあろうに…………"それ"を今すぐ始めた。
"世代交代"の締めくくり────。
"別れ"の総仕上げ────。
そう…………
"公開処刑"だ。
もちろん…………晒し首どころの話じゃない。
恭司はトドメを刺したニーニャを押し除けると、ディーグレアをそのまま"食べ始めた"のだ。
もう後戻りはできないのだと…………彼ら全員に思い知らせるかのように────。
お前らの"選択"によってこうなったのだと…………彼ら全員に突きつけるかのように────。
恭司は生のまま…………ディーグレアの硬い皮膚を、歯で手で千切っては乱暴に食い散らかしていく。
「あ、あぁ…………ッ!!や、やめてニャ…………ッ!!やめてニャあああああああああああああああああああああああああああああッ!!」
「おえッ!!おええええええええええええええええええええええええええええええええええッ!!」
「そ、そんな…………ッ!!ディーグレア様…………ッ!!ディーグレア様ァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア…………ッ!!」
ニーニャは泣き喚き────。
ドライダスは吐き散らし────。
ナターシャは嘆き悲しんだ。
やはり…………元とはいえ、魔王の肉は最高だ。
生でも問題ないくらい…………美味しくてたまらない。
「ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ …………ッ!!ハァーッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
恭司は笑い、魔族たちからは悲鳴が上がった。
かつて…………一つの世界を滅ぼす寸前にまで追い込んだ、史上最悪の殺人鬼の復活だ。
恭司は身体から白い湯気を噴き上げながら、ディーグレアの肉を頬張って、メキメキと体格をビルドアップさせていく。
それは…………魔族やヒューマンなどの種族の枠に収まらないほどの、強烈であり絶対であり不変であり純粋な…………『悪』そのものだった。
正しくこの世の『絶対悪』だ。
世を乱し、悪意と狂気によって世界を混沌に引き摺り込む、最低最悪の暴君の誕生────。
"世界大戦"が…………始まりを迎えた瞬間でもある。
その凶悪で残虐な所業は、正に『鬼』────。
その超絶で絶大な強さは、正に『神』────。
だからこそ…………
後に人々は、彼をこう呼んだ。
『鬼神』と────。
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー
ーー
0
お気に入りに追加
108
あなたにおすすめの小説
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
虐げられた令嬢、ペネロペの場合
キムラましゅろう
ファンタジー
ペネロペは世に言う虐げられた令嬢だ。
幼い頃に母を亡くし、突然やってきた継母とその後生まれた異母妹にこき使われる毎日。
父は無関心。洋服は使用人と同じくお仕着せしか持っていない。
まぁ元々婚約者はいないから異母妹に横取りされる事はないけれど。
可哀想なペネロペ。でもきっといつか、彼女にもここから救い出してくれる運命の王子様が……なんて現れるわけないし、現れなくてもいいとペネロペは思っていた。何故なら彼女はちっとも困っていなかったから。
1話完結のショートショートです。
虐げられた令嬢達も裏でちゃっかり仕返しをしていて欲しい……
という願望から生まれたお話です。
ゆるゆる設定なのでゆるゆるとお読みいただければ幸いです。
R15は念のため。
婚約破棄と領地追放?分かりました、わたしがいなくなった後はせいぜい頑張ってくださいな
カド
ファンタジー
生活の基本から領地経営まで、ほぼ全てを魔石の力に頼ってる世界
魔石の浄化には三日三晩の時間が必要で、この領地ではそれを全部貴族令嬢の主人公が一人でこなしていた
「で、そのわたしを婚約破棄で領地追放なんですね?
それじゃ出ていくから、せいぜいこれからは魔石も頑張って作ってくださいね!」
小さい頃から搾取され続けてきた主人公は 追放=自由と気付く
塔から出た途端、暴走する力に悩まされながらも、幼い時にもらった助言を元に中央の大教会へと向かう
一方で愛玩され続けてきた妹は、今まで通り好きなだけ魔石を使用していくが……
◇◇◇
親による虐待、明確なきょうだい間での差別の描写があります
(『嫌なら読むな』ではなく、『辛い気持ちになりそうな方は無理せず、もし読んで下さる場合はお気をつけて……!』の意味です)
◇◇◇
ようやく一区切りへの目処がついてきました
拙いお話ですがお付き合いいただければ幸いです
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
旦那様、どうやら御子がお出来になられたようですのね ~アラフォー妻はヤンデレ夫から逃げられない⁉
Hinaki
ファンタジー
「初めまして、私あなたの旦那様の子供を身籠りました」
華奢で可憐な若い女性が共もつけずに一人で訪れた。
彼女の名はサブリーナ。
エアルドレッド帝国四公の一角でもある由緒正しいプレイステッド公爵夫人ヴィヴィアンは余りの事に瞠目してしまうのと同時に彼女の心の奥底で何時かは……と覚悟をしていたのだ。
そうヴィヴィアンの愛する夫は艶やかな漆黒の髪に皇族だけが持つ緋色の瞳をした帝国内でも上位に入るイケメンである。
然もである。
公爵は28歳で青年と大人の色香を併せ持つ何とも微妙なお年頃。
一方妻のヴィヴィアンは取り立てて美人でもなく寧ろ家庭的でぽっちゃりさんな12歳年上の姉さん女房。
趣味は社交ではなく高位貴族にはあるまじき的なお料理だったりする。
そして十人が十人共に声を大にして言うだろう。
「まだまだ若き公爵に相応しいのは結婚をして早五年ともなるのに子も授からぬ年増な妻よりも、若くて可憐で華奢な、何より公爵の子を身籠っているサブリーナこそが相応しい」と。
ある夜遅くに帰ってきた夫の――――と言うよりも最近の夫婦だからこそわかる彼を纏う空気の変化と首筋にある赤の刻印に気づいた妻は、暫くして決意の上行動を起こすのだった。
拗らせ妻と+ヤンデレストーカー気質の夫とのあるお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる