24 / 267
【第一章】脱獄
【第七話】外の世界へ ①
しおりを挟む
「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ…………。いい加減…………疲れたぞ……」
あれから────。
残った隊長たちを全て始末した恭司は、その場で仰向けで大の字に寝転がっていた。
この廊下を抜かれたら終わりともあって、隊長たちはなかなか諦めなかったのだ。
その前に戦った50人の隊長と違い、あの騎士は部下からずいぶん慕われていたらしい。
斬っても斬っても諦めずに立ち上がってくるものだから、やり合う方としては心底キツかった。
五体満足で終われたのが不思議なほどだ。
恭司はその隊長たちの1人から奪ったヒールポーションをグイッと一飲みすると、体を回復する。
小さな小瓶に入った、緑色の液体────。
コレは恭司にとって、いわば救世主のような存在だった。
この液体を1つ飲むだけで体を既定値まで一気に回復してくれるなんて、まるで『休憩』という概念が薄れてくるような思いだ。
時間も短縮できる上、効果も凄まじい。
それに、
飲むだけで体力だけでなく傷まで回復してくれるものだから、恭司としては最高に助かっていた。
この世界の人間は、医療面・戦争面において、非常に恵まれていると言っていいだろう。
恭司の生きていた世界にも『魔法』という概念はあったが、全体のホンの一部の人間が使えるというだけで、そう多くはなかったし、貴重だったのだ。
それがこんな瓶に液状化されて持ち運べているのだから、この世界の住人はさぞかし生存率が高いに違いない。
コレに関してだけは、この世界を羨ましく思った。
「いや…………俺ももうその住人の1人だったか……」
無理矢理転生させられたことを思い出して、恭司は半ば自嘲的に呟く。
まぁ、いくら言ったところで仕方のないことだ。
今生きているのがこの世界でこの状況なのだから、そこで懸命に生きていくしかない。
恭司は立ち上がると、さっきの騎士の死体のもとまで歩いていった。
ついさっきまで死闘を繰り広げていた相手だ。
別に感傷も何も無いが、強敵だったことだけは認めている。
その騎士の顔を見ると、その顔は死んでも尚、怒りに塗れ、憎しみがダイレクトに伝わってくるかのようだった。
死ぬその寸前まで、この男は恭司に深い憎しみを感じていたのだろう。
だが、
関係ない。
恭司のいた世界では、"その程度"のことは日常茶飯事だったのだ。
最初から最後まで延々と戦争を繰り広げていたあの世界では、今で言うモラルや人権という概念はほとんど存在していない。
ただ強いか弱いか、殺すか殺されるかしかなかったのだ。
恭司はそんな中、騎士の懐をまさぐると、色々と物を取り出してみる。
「んー、ヒールポーションは流石に無いか…………。あの大きい瓶は、是非とも予備が欲しかったんだがなァ……」
騎士があの時渡してきたポーションは、他の隊長たちが持っていた物よりも明らかに大きかった。
なんせ、あの戦闘の際、たった1つで体力の限界ギリギリだった恭司の体を全開にまでしてくれたのだ。
アレが無ければ、恭司は騎士になすす術もなく負けていたに違いない。
最終的に騙し討ちで何とか勝ちを拾えただけで、元々実力的には歯が立たなかったのだ。
だからこそ、
今後のためにも、是非とも手に入れておきたかったのだが…………。
「まぁ………………無いものは仕方ないか……」
結局、騎士の懐にあったのは、あの身分証のようなアクセサリーと、お金くらいのものだった。
今日は運の良い日だと思っていたが、流石に全部が全部は、そう上手くもいかないらしい。
コレばかりは仕方のないことだ。
恭司はそこで、その辺で倒れている隊長たちの死体に目を向ける。
「とりあえず、サイズは小さくても、あるだけ十分マシか…………。全部は無理にしろ、3つくらいは予備で持っておこう」
恭司はそうして、他の隊長たちの懐からも、ヒールポーションを奪っていった。
殺して奪うなんてまるで盗賊のような所業だが、生きるためなのだから仕方がない。
彼らも大勢で恭司1人を殺しにきているのだから、せめてこれくらいは当然の権利だ。
恭司はある程度奪い切ると、準備を整えて扉に向かうことにする。
この長い廊下の終着点であり、表向きの1階に繋がる扉────。
彼ら騎士団が必死に守っていた存在だ。
恭司は数多の死体の上を踏みつけながら、その扉の前に立つ。
だが…………
その扉を見ると、
「………………ドアノブがない」
不思議なことに、この扉にはドアノブがなかった。
スライドするための取っ手も無ければ、押しても開かない。
扉には四角い"認証板"のような物があって、それ以外はただの壁のようになっていたのだ。
恭司はその認証板を見つめる。
「…………これは…………」
恭司はその認証板を見て、すぐにハッとなった。
『認証』といえば、『身分証』だ。
それっぽい物なら、今手元に持っている。
使い所と言えばここだろう。
ここでなければ本当に何のための物なのかというくらいだ。
恭司は隊長から奪ったアクセサリーを、その認証板に近づけてみる。
すると…………
【「リチャード・ビライトス」中尉と判断────。権限がありません】
認証板から声が聞こえてきた。
どこからかは分からないが、女性らしい無機質な声だ。
どうやら、このアクセサリーを使うという判断自体は、間違っていなかったらしい。
「リチャード・ビライトス」というのは知らないが、前回戦ったあの情けない隊長の名前なのだろう。
それならばと────。
恭司は再びさっきの騎士の死体へと戻り、アクセサリーを回収した。
さっきは被っているから置いておいたのだが、これなら差し替えておいた方が良さそうだ。
恭司は改めて騎士のアクセサリーを持ってくると、その認証板に当てがう。
【「ギルバート・オライゴン」少将と判断────。解錠します】
ビンゴだった。
やはりコレで正解だったようだ。
どうやらさっきの騎士は、『ギルバート・オライゴン』という名前だったらしい。
心の中でずっと『騎士』と呼んでいたから、名前なんて気にしていなかった。
まぁ、どうでもいいことだが────。
(というより…………騎士道精神的には自分から名乗るもんなんじゃないのか…………?無能者相手だから省かれてたのか、元々そういうものなのか…………。やっぱり、よく分からん考え方だな)
恭司は開いた扉を開けると、外に出た。
解錠されれば、押すと開く形になっていたようだ。
こんな扉がある辺り、この世界は恭司のいた前世よりも文明が大きく発達している世界なのかもしれない。
他の兵士や隊長たちも、この騎士クラスの人間が開けてから入ったのだろう。
許可が無ければ出られないようにしてあるのは、カザルを閉じ込めるための仕様に違いない。
無能者と侮る割には、こういう所だけは用意周到なようだ。
恭司は扉から出ると、初めて屋敷の本当の"中"へと足を踏み入れる。
「さて…………それでは探検と行きますかね……」
中に入ってみると、その扉の向こう側はまたしても暗い廊下が広がるだけだった。
まぁ、あんな空間に繋がる入口が表立って置いてあるわけはないから、ある意味当然のことだ。
恭司はパッと周りを見回してみる。
あれから────。
残った隊長たちを全て始末した恭司は、その場で仰向けで大の字に寝転がっていた。
この廊下を抜かれたら終わりともあって、隊長たちはなかなか諦めなかったのだ。
その前に戦った50人の隊長と違い、あの騎士は部下からずいぶん慕われていたらしい。
斬っても斬っても諦めずに立ち上がってくるものだから、やり合う方としては心底キツかった。
五体満足で終われたのが不思議なほどだ。
恭司はその隊長たちの1人から奪ったヒールポーションをグイッと一飲みすると、体を回復する。
小さな小瓶に入った、緑色の液体────。
コレは恭司にとって、いわば救世主のような存在だった。
この液体を1つ飲むだけで体を既定値まで一気に回復してくれるなんて、まるで『休憩』という概念が薄れてくるような思いだ。
時間も短縮できる上、効果も凄まじい。
それに、
飲むだけで体力だけでなく傷まで回復してくれるものだから、恭司としては最高に助かっていた。
この世界の人間は、医療面・戦争面において、非常に恵まれていると言っていいだろう。
恭司の生きていた世界にも『魔法』という概念はあったが、全体のホンの一部の人間が使えるというだけで、そう多くはなかったし、貴重だったのだ。
それがこんな瓶に液状化されて持ち運べているのだから、この世界の住人はさぞかし生存率が高いに違いない。
コレに関してだけは、この世界を羨ましく思った。
「いや…………俺ももうその住人の1人だったか……」
無理矢理転生させられたことを思い出して、恭司は半ば自嘲的に呟く。
まぁ、いくら言ったところで仕方のないことだ。
今生きているのがこの世界でこの状況なのだから、そこで懸命に生きていくしかない。
恭司は立ち上がると、さっきの騎士の死体のもとまで歩いていった。
ついさっきまで死闘を繰り広げていた相手だ。
別に感傷も何も無いが、強敵だったことだけは認めている。
その騎士の顔を見ると、その顔は死んでも尚、怒りに塗れ、憎しみがダイレクトに伝わってくるかのようだった。
死ぬその寸前まで、この男は恭司に深い憎しみを感じていたのだろう。
だが、
関係ない。
恭司のいた世界では、"その程度"のことは日常茶飯事だったのだ。
最初から最後まで延々と戦争を繰り広げていたあの世界では、今で言うモラルや人権という概念はほとんど存在していない。
ただ強いか弱いか、殺すか殺されるかしかなかったのだ。
恭司はそんな中、騎士の懐をまさぐると、色々と物を取り出してみる。
「んー、ヒールポーションは流石に無いか…………。あの大きい瓶は、是非とも予備が欲しかったんだがなァ……」
騎士があの時渡してきたポーションは、他の隊長たちが持っていた物よりも明らかに大きかった。
なんせ、あの戦闘の際、たった1つで体力の限界ギリギリだった恭司の体を全開にまでしてくれたのだ。
アレが無ければ、恭司は騎士になすす術もなく負けていたに違いない。
最終的に騙し討ちで何とか勝ちを拾えただけで、元々実力的には歯が立たなかったのだ。
だからこそ、
今後のためにも、是非とも手に入れておきたかったのだが…………。
「まぁ………………無いものは仕方ないか……」
結局、騎士の懐にあったのは、あの身分証のようなアクセサリーと、お金くらいのものだった。
今日は運の良い日だと思っていたが、流石に全部が全部は、そう上手くもいかないらしい。
コレばかりは仕方のないことだ。
恭司はそこで、その辺で倒れている隊長たちの死体に目を向ける。
「とりあえず、サイズは小さくても、あるだけ十分マシか…………。全部は無理にしろ、3つくらいは予備で持っておこう」
恭司はそうして、他の隊長たちの懐からも、ヒールポーションを奪っていった。
殺して奪うなんてまるで盗賊のような所業だが、生きるためなのだから仕方がない。
彼らも大勢で恭司1人を殺しにきているのだから、せめてこれくらいは当然の権利だ。
恭司はある程度奪い切ると、準備を整えて扉に向かうことにする。
この長い廊下の終着点であり、表向きの1階に繋がる扉────。
彼ら騎士団が必死に守っていた存在だ。
恭司は数多の死体の上を踏みつけながら、その扉の前に立つ。
だが…………
その扉を見ると、
「………………ドアノブがない」
不思議なことに、この扉にはドアノブがなかった。
スライドするための取っ手も無ければ、押しても開かない。
扉には四角い"認証板"のような物があって、それ以外はただの壁のようになっていたのだ。
恭司はその認証板を見つめる。
「…………これは…………」
恭司はその認証板を見て、すぐにハッとなった。
『認証』といえば、『身分証』だ。
それっぽい物なら、今手元に持っている。
使い所と言えばここだろう。
ここでなければ本当に何のための物なのかというくらいだ。
恭司は隊長から奪ったアクセサリーを、その認証板に近づけてみる。
すると…………
【「リチャード・ビライトス」中尉と判断────。権限がありません】
認証板から声が聞こえてきた。
どこからかは分からないが、女性らしい無機質な声だ。
どうやら、このアクセサリーを使うという判断自体は、間違っていなかったらしい。
「リチャード・ビライトス」というのは知らないが、前回戦ったあの情けない隊長の名前なのだろう。
それならばと────。
恭司は再びさっきの騎士の死体へと戻り、アクセサリーを回収した。
さっきは被っているから置いておいたのだが、これなら差し替えておいた方が良さそうだ。
恭司は改めて騎士のアクセサリーを持ってくると、その認証板に当てがう。
【「ギルバート・オライゴン」少将と判断────。解錠します】
ビンゴだった。
やはりコレで正解だったようだ。
どうやらさっきの騎士は、『ギルバート・オライゴン』という名前だったらしい。
心の中でずっと『騎士』と呼んでいたから、名前なんて気にしていなかった。
まぁ、どうでもいいことだが────。
(というより…………騎士道精神的には自分から名乗るもんなんじゃないのか…………?無能者相手だから省かれてたのか、元々そういうものなのか…………。やっぱり、よく分からん考え方だな)
恭司は開いた扉を開けると、外に出た。
解錠されれば、押すと開く形になっていたようだ。
こんな扉がある辺り、この世界は恭司のいた前世よりも文明が大きく発達している世界なのかもしれない。
他の兵士や隊長たちも、この騎士クラスの人間が開けてから入ったのだろう。
許可が無ければ出られないようにしてあるのは、カザルを閉じ込めるための仕様に違いない。
無能者と侮る割には、こういう所だけは用意周到なようだ。
恭司は扉から出ると、初めて屋敷の本当の"中"へと足を踏み入れる。
「さて…………それでは探検と行きますかね……」
中に入ってみると、その扉の向こう側はまたしても暗い廊下が広がるだけだった。
まぁ、あんな空間に繋がる入口が表立って置いてあるわけはないから、ある意味当然のことだ。
恭司はパッと周りを見回してみる。
0
お気に入りに追加
108
あなたにおすすめの小説
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
〈完結〉妹に婚約者を獲られた私は実家に居ても何なので、帝都でドレスを作ります。
江戸川ばた散歩
ファンタジー
「私」テンダー・ウッドマンズ伯爵令嬢は両親から婚約者を妹に渡せ、と言われる。
了承した彼女は帝都でドレスメーカーの独立工房をやっている叔母のもとに行くことにする。
テンダーがあっさりと了承し、家を離れるのには理由があった。
それは三つ下の妹が生まれて以来の両親の扱いの差だった。
やがてテンダーは叔母のもとで服飾を学び、ついには?
100話まではヒロインのテンダー視点、幕間と101話以降は俯瞰視点となります。
200話で完結しました。
今回はあとがきは無しです。
虐げられた令嬢、ペネロペの場合
キムラましゅろう
ファンタジー
ペネロペは世に言う虐げられた令嬢だ。
幼い頃に母を亡くし、突然やってきた継母とその後生まれた異母妹にこき使われる毎日。
父は無関心。洋服は使用人と同じくお仕着せしか持っていない。
まぁ元々婚約者はいないから異母妹に横取りされる事はないけれど。
可哀想なペネロペ。でもきっといつか、彼女にもここから救い出してくれる運命の王子様が……なんて現れるわけないし、現れなくてもいいとペネロペは思っていた。何故なら彼女はちっとも困っていなかったから。
1話完結のショートショートです。
虐げられた令嬢達も裏でちゃっかり仕返しをしていて欲しい……
という願望から生まれたお話です。
ゆるゆる設定なのでゆるゆるとお読みいただければ幸いです。
R15は念のため。
婚約破棄と領地追放?分かりました、わたしがいなくなった後はせいぜい頑張ってくださいな
カド
ファンタジー
生活の基本から領地経営まで、ほぼ全てを魔石の力に頼ってる世界
魔石の浄化には三日三晩の時間が必要で、この領地ではそれを全部貴族令嬢の主人公が一人でこなしていた
「で、そのわたしを婚約破棄で領地追放なんですね?
それじゃ出ていくから、せいぜいこれからは魔石も頑張って作ってくださいね!」
小さい頃から搾取され続けてきた主人公は 追放=自由と気付く
塔から出た途端、暴走する力に悩まされながらも、幼い時にもらった助言を元に中央の大教会へと向かう
一方で愛玩され続けてきた妹は、今まで通り好きなだけ魔石を使用していくが……
◇◇◇
親による虐待、明確なきょうだい間での差別の描写があります
(『嫌なら読むな』ではなく、『辛い気持ちになりそうな方は無理せず、もし読んで下さる場合はお気をつけて……!』の意味です)
◇◇◇
ようやく一区切りへの目処がついてきました
拙いお話ですがお付き合いいただければ幸いです
キャンピングカーで往く異世界徒然紀行
タジリユウ
ファンタジー
《第4回次世代ファンタジーカップ 面白スキル賞》
【書籍化!】
コツコツとお金を貯めて念願のキャンピングカーを手に入れた主人公。
早速キャンピングカーで初めてのキャンプをしたのだが、次の日目が覚めるとそこは異世界であった。
そしていつの間にかキャンピングカーにはナビゲーション機能、自動修復機能、燃料補給機能など様々な機能を拡張できるようになっていた。
道中で出会ったもふもふの魔物やちょっと残念なエルフを仲間に加えて、キャンピングカーで異世界をのんびりと旅したいのだが…
※旧題)チートなキャンピングカーで旅する異世界徒然紀行〜もふもふと愉快な仲間を添えて〜
※カクヨム様でも投稿をしております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる