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07 追放の末路とこれからの事
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「先ほどの生存報告によって虚偽報告が発覚しました。 さらに追放禁止違反と職業差別禁止違反もあるのでトリプルパンチとなりましたから、冒険者資格の剥奪処分になりました」
「まぁ、そうなるわね」
「でも、抵抗していたのでは?」
「そうですね。 自分は悪くないだのあいつが魔法剣士なのが悪いだの言ってましたがね」
ある意味予測していた事だ。
自分がルールだと言わんばかりに自分は悪くないだのと捲くし立てる。
例え『世界冒険者連盟』によって制定されたルールですら、その者達は平気で破ろうとする。
自分達の考えが正義だと、世界のルールは悪だと。
それでも、世界の決めたルールは何よりも優先される事項なので、自分ルールは通用しない。
これでルーくんの枷は解放されたのだ。
「ルーくん、落ち着いたらでいいから、ボクと一緒に冒険者活動しない?」
これを機にボクは彼に落ち着いたらでいいので一緒に冒険者活動をしないかと誘った。
「そうだな。 制約がなければすぐにでもネディと一緒にやりたい。 ギルドマスター、脱退後の制約とかは?」
「特にありませんね。 ルクスさんは特に追放の被害に遭ったので、すぐにでも新しいパーティを組むことが可能です」
「じゃあ、それでお願いします」
「分かりました。 ネディネさんの新規登録もついでにやっておきます。 本来はギルドに来てもらって手続きをしてもらうのですが、ルクスさんの追放被害が遭ったのにすぐにでもネディネさんとパーティを組みたいと言いましたしね」
「あー、なんかすみません」
彼はすぐにでもボクと一緒に冒険者活動をしたいらしく、ギルドマスターに制約などがあるかと聞いたら、特にないとの事。
なので、ボクの冒険者としての新規登録とパーティ結成の手続きをこの場で行ったのだ。
本当はギルドに行ってから済ますのだけど、ルーくんが追放の被害に遭った事で特例でその場での登録が認められたのだ。
「では手続きを完了しました。 ネディネさんの能力測定とメンバーカードの交付は後日ギルドで行いますので、忘れずに来てくださいね」
「はい」
ボクの能力測定は後日ギルドで行う事を告げて、ギルドマスターは帰って行った。
ギルドマスターが去った後で、カタリナ叔母さんがルーくんにある提案をしてきた。
「さて、ルクス君はこの際だから領主の家の隣の別荘でネディちゃんと一緒に過ごさないかしら?」
「いいんですか?」
「ええ、私も二人の思いは知ってますから。 空白の四年間をじっくり埋めておきなさい」
「ありがとうございます」
カタリナ叔母さんが住んでいる領主の館。
その隣にある別荘にボクとルーくんが住むことになったようだ。
いやぁ、楽しみが増えて仕方がないよ。
そう思いながらボクはルーくんに向き合った。
「じゃあ、改めてよろしくね、ルーくん♪」
「ああ、よろしく頼むよ、ネディ」
そう言いながらボクはルーくんを抱きしめた。
彼も抱き返してくれたので、ボクも心がホクホクだ。
空白の四年分を存分にイチャついて彼の温もりを堪能しようと思うのであった。
「まぁ、そうなるわね」
「でも、抵抗していたのでは?」
「そうですね。 自分は悪くないだのあいつが魔法剣士なのが悪いだの言ってましたがね」
ある意味予測していた事だ。
自分がルールだと言わんばかりに自分は悪くないだのと捲くし立てる。
例え『世界冒険者連盟』によって制定されたルールですら、その者達は平気で破ろうとする。
自分達の考えが正義だと、世界のルールは悪だと。
それでも、世界の決めたルールは何よりも優先される事項なので、自分ルールは通用しない。
これでルーくんの枷は解放されたのだ。
「ルーくん、落ち着いたらでいいから、ボクと一緒に冒険者活動しない?」
これを機にボクは彼に落ち着いたらでいいので一緒に冒険者活動をしないかと誘った。
「そうだな。 制約がなければすぐにでもネディと一緒にやりたい。 ギルドマスター、脱退後の制約とかは?」
「特にありませんね。 ルクスさんは特に追放の被害に遭ったので、すぐにでも新しいパーティを組むことが可能です」
「じゃあ、それでお願いします」
「分かりました。 ネディネさんの新規登録もついでにやっておきます。 本来はギルドに来てもらって手続きをしてもらうのですが、ルクスさんの追放被害が遭ったのにすぐにでもネディネさんとパーティを組みたいと言いましたしね」
「あー、なんかすみません」
彼はすぐにでもボクと一緒に冒険者活動をしたいらしく、ギルドマスターに制約などがあるかと聞いたら、特にないとの事。
なので、ボクの冒険者としての新規登録とパーティ結成の手続きをこの場で行ったのだ。
本当はギルドに行ってから済ますのだけど、ルーくんが追放の被害に遭った事で特例でその場での登録が認められたのだ。
「では手続きを完了しました。 ネディネさんの能力測定とメンバーカードの交付は後日ギルドで行いますので、忘れずに来てくださいね」
「はい」
ボクの能力測定は後日ギルドで行う事を告げて、ギルドマスターは帰って行った。
ギルドマスターが去った後で、カタリナ叔母さんがルーくんにある提案をしてきた。
「さて、ルクス君はこの際だから領主の家の隣の別荘でネディちゃんと一緒に過ごさないかしら?」
「いいんですか?」
「ええ、私も二人の思いは知ってますから。 空白の四年間をじっくり埋めておきなさい」
「ありがとうございます」
カタリナ叔母さんが住んでいる領主の館。
その隣にある別荘にボクとルーくんが住むことになったようだ。
いやぁ、楽しみが増えて仕方がないよ。
そう思いながらボクはルーくんに向き合った。
「じゃあ、改めてよろしくね、ルーくん♪」
「ああ、よろしく頼むよ、ネディ」
そう言いながらボクはルーくんを抱きしめた。
彼も抱き返してくれたので、ボクも心がホクホクだ。
空白の四年分を存分にイチャついて彼の温もりを堪能しようと思うのであった。
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