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最終話
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浅井side
卒業式から3ヶ月後の6月
あの日、卒業式が終わって今日は実家に帰りなさい!という月島先生を無視して月島先生のマンションに帰り、今までの溜まりに溜まった性欲を吐き出すように夢中で月島先生を抱きまくった。
月島先生もなんだかんだ言いながらえっちな顔して俺にキスをせがみ自ら腰を振っていたので、先生も俺のこと我慢してたんだな~と思ったら月島先生への愛しさが爆発してそのあと3日間連続で1日5回抱いた。
そんな幸せな同棲生活はあっという間に3ヶ月が過ぎ俺は今、愛しくて仕方ないはずの涼さんと喧嘩をしている。
その原因は俺たちが付き合い始めたのはいつから問題だ。
毎回と言っていいほどこの話題になると俺たちは互いの主張がぶつかり合い喧嘩となる。
凸「初めてキスしたのが6月なんだから付き合い始めはもう、6月からでいいでしょ!?涼さんは好きでもない奴とキスすんのかよ!!」
凹「なんでだよ!!それじゃ、俺が教え子に手を出したみたいになるじゃんか!!しかもあの時のキスは不意打ちだったし!!事故みたいなもんじゃん!!」
凸「でも実際、そのあと8月のコンテストの時に手を出したんだからそれでいいじゃん!!」
凹「ちょっと待って!まるで俺から手出したみたいに!少なくとも俺は先に手、出してないもん!!そっちからキスしてきたくせに!!」
凸「はぁ!?そっちだって満更でもない顔してたじゃん!!だからもう、付き合い始めたのは6月ね!!」
凹「やだよ!ならせめて9月1日にしよ!!俺が学校を辞めた日!!」
凸「いやだ!!その日から涼さんとの禁欲が始まってキスひとつさせてもらえなくなった日だからヤダ!」
凹「なんでだよ!9月1日はキスしたじゃん!!成人のキス!!病院のベッドで!!忘れちゃったのかよ!?俺とのキス!!」
凸「はぁ!?バカなの!?こんなに涼さんのことが好きで好きで堪らなくて愛してるっていうのに忘れる訳ないだろ!!もう今だってキスがしたくてウズウズしてるよ!!」
凹「俺だってそうだよ!俺の方がこんなにも好きで愛してるのに!!」
凸「そんなはずないよ!!俺の方が絶対に愛してる!!」
凹「もうそんなのどっちでもいいよ!!早くキスしろよ!」
結局、いつも喧嘩の原因はなんだったのか忘れてしまう俺たちはいつも最後にはどっちの方が好きかで喧嘩になり、早くキスをしてっという内容で言い合いになる。
これが今のように家での喧嘩ならまだいいが外で始まってしまったらもう…恥ずかしくて人権失うよね。
そんな俺たちの喧嘩は毎回がこういうオチなのだが俺たちは懲りずに繰り返す、そして喧嘩の後は激しく愛し合い不思議な事に喧嘩の後のセックスはこれまた格別なのだ。
もう既に涼さんの好きな所を知り尽くしている俺は此処でしょ?と突き上げながら自身も快感の波に酔いしれる。
そして、涼さんはいつも喧嘩のあとのセックスで俺にこうおねだりするんだ。
凹「陽優…お願い…先生って呼んで…」
そんな可愛いおねだりに俺がチュウとキスをして答えると涼さんは俺の目を見つめる。
凸「………月島先生……好きだよ…」
俺の言葉を聞いた涼さんは幸せそうに手を伸ばして抱っこをせがみ、俺は担任教師から恋人となった涼さんをギュッと抱きしめる。
これが俺の経験した青春いや…アオハルのお話。
初めて恋をして…
初めて誰かを愛し…
初めてキスをして…
初めて愛する人を抱いた。
初めて誰かを守りたいと強く思い…
初めて誰かの為に自身が犠牲になろうともした。
そんな感情全てが初めてで不器用だったかもしれないが、俺はこの青春を生きたこと後悔してないない。
もう一度、人生を送れるとしたら俺はまたこの青春をスケッチに描くだろう。
あの日、あの時、あの瞬間
月島先生と一緒に過ごしたかけがえのないあのアオハルという時間のために。
終わり
卒業式から3ヶ月後の6月
あの日、卒業式が終わって今日は実家に帰りなさい!という月島先生を無視して月島先生のマンションに帰り、今までの溜まりに溜まった性欲を吐き出すように夢中で月島先生を抱きまくった。
月島先生もなんだかんだ言いながらえっちな顔して俺にキスをせがみ自ら腰を振っていたので、先生も俺のこと我慢してたんだな~と思ったら月島先生への愛しさが爆発してそのあと3日間連続で1日5回抱いた。
そんな幸せな同棲生活はあっという間に3ヶ月が過ぎ俺は今、愛しくて仕方ないはずの涼さんと喧嘩をしている。
その原因は俺たちが付き合い始めたのはいつから問題だ。
毎回と言っていいほどこの話題になると俺たちは互いの主張がぶつかり合い喧嘩となる。
凸「初めてキスしたのが6月なんだから付き合い始めはもう、6月からでいいでしょ!?涼さんは好きでもない奴とキスすんのかよ!!」
凹「なんでだよ!!それじゃ、俺が教え子に手を出したみたいになるじゃんか!!しかもあの時のキスは不意打ちだったし!!事故みたいなもんじゃん!!」
凸「でも実際、そのあと8月のコンテストの時に手を出したんだからそれでいいじゃん!!」
凹「ちょっと待って!まるで俺から手出したみたいに!少なくとも俺は先に手、出してないもん!!そっちからキスしてきたくせに!!」
凸「はぁ!?そっちだって満更でもない顔してたじゃん!!だからもう、付き合い始めたのは6月ね!!」
凹「やだよ!ならせめて9月1日にしよ!!俺が学校を辞めた日!!」
凸「いやだ!!その日から涼さんとの禁欲が始まってキスひとつさせてもらえなくなった日だからヤダ!」
凹「なんでだよ!9月1日はキスしたじゃん!!成人のキス!!病院のベッドで!!忘れちゃったのかよ!?俺とのキス!!」
凸「はぁ!?バカなの!?こんなに涼さんのことが好きで好きで堪らなくて愛してるっていうのに忘れる訳ないだろ!!もう今だってキスがしたくてウズウズしてるよ!!」
凹「俺だってそうだよ!俺の方がこんなにも好きで愛してるのに!!」
凸「そんなはずないよ!!俺の方が絶対に愛してる!!」
凹「もうそんなのどっちでもいいよ!!早くキスしろよ!」
結局、いつも喧嘩の原因はなんだったのか忘れてしまう俺たちはいつも最後にはどっちの方が好きかで喧嘩になり、早くキスをしてっという内容で言い合いになる。
これが今のように家での喧嘩ならまだいいが外で始まってしまったらもう…恥ずかしくて人権失うよね。
そんな俺たちの喧嘩は毎回がこういうオチなのだが俺たちは懲りずに繰り返す、そして喧嘩の後は激しく愛し合い不思議な事に喧嘩の後のセックスはこれまた格別なのだ。
もう既に涼さんの好きな所を知り尽くしている俺は此処でしょ?と突き上げながら自身も快感の波に酔いしれる。
そして、涼さんはいつも喧嘩のあとのセックスで俺にこうおねだりするんだ。
凹「陽優…お願い…先生って呼んで…」
そんな可愛いおねだりに俺がチュウとキスをして答えると涼さんは俺の目を見つめる。
凸「………月島先生……好きだよ…」
俺の言葉を聞いた涼さんは幸せそうに手を伸ばして抱っこをせがみ、俺は担任教師から恋人となった涼さんをギュッと抱きしめる。
これが俺の経験した青春いや…アオハルのお話。
初めて恋をして…
初めて誰かを愛し…
初めてキスをして…
初めて愛する人を抱いた。
初めて誰かを守りたいと強く思い…
初めて誰かの為に自身が犠牲になろうともした。
そんな感情全てが初めてで不器用だったかもしれないが、俺はこの青春を生きたこと後悔してないない。
もう一度、人生を送れるとしたら俺はまたこの青春をスケッチに描くだろう。
あの日、あの時、あの瞬間
月島先生と一緒に過ごしたかけがえのないあのアオハルという時間のために。
終わり
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