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14話
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私は袋の中に入ってあるDVD見て頭にクエスチョンマークが浮かんだ。
タイトル「死ぬまでにしたい10のこと」
そう書かれていた。
なんだ…本当に普通の映画のDVDだったんだ。
*「これ私も見たことある。」
J「そう…俺は借りたけど結局見なかった。」
少し不機嫌な顔をしたジユがそう言った。
*「なんで?じゃ、今から一緒にみる?」
私の問いかけに少し考えジユが答えた。
J「見る必要がなくなったかな?それよりさ?ルリはもし、自分の余命があとわずかだと知ったら…何したい?10個あげてみて?」
ジユのその問いかけに私は真剣に考える。
余命わずかだとしたら…
私はなにをしたいんだろ…
*「うーんなんだろ…?ジユは?」
J「俺は…今まで何もなかったけど…見つけた。」
*「なに?」
ジユはなぜか少し照れながら笑うから私もジユにつられて笑った。
J「秘密!俺、ルリの笑った顔好きだな。だから、俺の横にいる時は笑っててよ…ね?」
そう言って私の瞳の奥を覗き込む彼に私の胸はドキッと返事をし、顔が赤くなっていくのがバレないように彼から目をそらし立ち上がる。
*「あ、もうこんな時間。そろそろシャワー浴びて寝なきゃ。」
ジユに背中を向けてわざとらしいセリフのような言葉を発する私は今、絶対にジユの顔はみれない。
J「もう、寝るの?早くない?」
背中越しに聞こえるジユの声に私の胸はさらに早くなる。
*「あぁ~ネットで仕事探したり部屋探したりしないとだし。」
誤魔化すようにしてそう言ってみるものの、自分でも棒読みになっているのがわかるほど、私の心は動揺していた。
J「そんなに慌てなくて良いって言ってのに頑固だな。」
*「そんな訳にはいかないでしょう。そういう事だからおやすみ!」
そう言ってジユの顔も見ずに部屋へと戻った。
7歳も年下の男になにドキドキしてんだか。
自分自身に少し呆れながらもシャワーを浴びるためバスタオルを用意した。
小さなため息を付きながら着ていたTシャツをベッドに脱ぎ捨てた。
すると…
コンコン ガチャ
J「ルリあのさ…………あ、ごめんっ!」
私の返事を聞く暇もなく部屋のなかに入ってきたジユは私の下着姿を目を丸くし慌てて出て行った。
最悪だ…この締まりのないポヨポヨのカラダを年下の小僧に見られてしまった。
自分の顔が真っ赤になり全身から火が吹き出しそうなぐらい熱くなっているのが分かる。
そして、扉越しにジユの声がする。
J「マジでごめん!わざとじゃないから。ほんとマジでごめ~ん!!」
*「分かってるよ。大丈夫だから…」
私も扉越しにそう答えると…
J「…怒った?」
不安気なジユの声が聞こえたので、私はTシャツを着直してゆっくりと扉を開けた。
*「怒ってないよ。どうしたの?」
J「いや…もう何言うか忘れた…ごめん…」
そう言ってうつむいたジユの顔が少し赤く見えたのは私の見間違いかな…?
つづく
タイトル「死ぬまでにしたい10のこと」
そう書かれていた。
なんだ…本当に普通の映画のDVDだったんだ。
*「これ私も見たことある。」
J「そう…俺は借りたけど結局見なかった。」
少し不機嫌な顔をしたジユがそう言った。
*「なんで?じゃ、今から一緒にみる?」
私の問いかけに少し考えジユが答えた。
J「見る必要がなくなったかな?それよりさ?ルリはもし、自分の余命があとわずかだと知ったら…何したい?10個あげてみて?」
ジユのその問いかけに私は真剣に考える。
余命わずかだとしたら…
私はなにをしたいんだろ…
*「うーんなんだろ…?ジユは?」
J「俺は…今まで何もなかったけど…見つけた。」
*「なに?」
ジユはなぜか少し照れながら笑うから私もジユにつられて笑った。
J「秘密!俺、ルリの笑った顔好きだな。だから、俺の横にいる時は笑っててよ…ね?」
そう言って私の瞳の奥を覗き込む彼に私の胸はドキッと返事をし、顔が赤くなっていくのがバレないように彼から目をそらし立ち上がる。
*「あ、もうこんな時間。そろそろシャワー浴びて寝なきゃ。」
ジユに背中を向けてわざとらしいセリフのような言葉を発する私は今、絶対にジユの顔はみれない。
J「もう、寝るの?早くない?」
背中越しに聞こえるジユの声に私の胸はさらに早くなる。
*「あぁ~ネットで仕事探したり部屋探したりしないとだし。」
誤魔化すようにしてそう言ってみるものの、自分でも棒読みになっているのがわかるほど、私の心は動揺していた。
J「そんなに慌てなくて良いって言ってのに頑固だな。」
*「そんな訳にはいかないでしょう。そういう事だからおやすみ!」
そう言ってジユの顔も見ずに部屋へと戻った。
7歳も年下の男になにドキドキしてんだか。
自分自身に少し呆れながらもシャワーを浴びるためバスタオルを用意した。
小さなため息を付きながら着ていたTシャツをベッドに脱ぎ捨てた。
すると…
コンコン ガチャ
J「ルリあのさ…………あ、ごめんっ!」
私の返事を聞く暇もなく部屋のなかに入ってきたジユは私の下着姿を目を丸くし慌てて出て行った。
最悪だ…この締まりのないポヨポヨのカラダを年下の小僧に見られてしまった。
自分の顔が真っ赤になり全身から火が吹き出しそうなぐらい熱くなっているのが分かる。
そして、扉越しにジユの声がする。
J「マジでごめん!わざとじゃないから。ほんとマジでごめ~ん!!」
*「分かってるよ。大丈夫だから…」
私も扉越しにそう答えると…
J「…怒った?」
不安気なジユの声が聞こえたので、私はTシャツを着直してゆっくりと扉を開けた。
*「怒ってないよ。どうしたの?」
J「いや…もう何言うか忘れた…ごめん…」
そう言ってうつむいたジユの顔が少し赤く見えたのは私の見間違いかな…?
つづく
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