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33話
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ジュンサクサイド
そして、テイヤくんとの限れられたメール交換の中で俺はブレスレットのお礼と最大限の愛を伝えた。
テイヤくんはお揃いのブレスレットの写真を送ってくれて俺もニヤニヤする。
家に戻ってきたセイジ先生もどこかいつもより優しくて、その日はいつもより10分長くスマホを触らせてくれた。
それから毎日、テイヤくんは寂しいと言いながらも俺のことを応援してくれて、勉強をしながら俺たちは着実にスマホの中だけでも愛を深めていった。
会いたい気持ちを愛の重さへと変えて。
そして、なんとかこうにか命絶え絶えになりながらついに補習テストの前日を迎えた。
テイヤくんから応援のメールを見て俺は思わず目を見開く。
【メール:テイヤ】
俺の可愛いジュンサクへ
補習全部クリアして終わったらお昼からお泊まりで遊びに行こう!!
ジュンサクファイト!!
テイヤより
俺はテイヤくんの代わりにスマホを抱きしめ夢心地気分になる。
あぁ~テイヤくん~なんてあなたは天使なんでしょう~
なんならこのまま天国へ~
なんて思っていると後ろからガサっと力づくでセイジ先生にスマホを没収された。
そして、セイジ先生はなぜか俺のスマホで何かを打ち終わるとヒョイと投げて俺へ返す。
【メール:ジュンサク】
テイヤくん!!セイジ先生にお世話になったからセイジ先生も誘っても良いよね?
もう、誘ったからね!
じゃねバイバイキーン
バイバイキーンって…
俺はそのセンスのないメッセージを見て凍りつく。
S「そういう事だ。俺も保護者としてついて行くからな。まぁ、せいぜいお前は目の前の補習全教科クリアを頑張るんだな。じゃないと俺とテイヤの2人でお泊りしに行く事になるぞ?俺にとっちゃ~そっちの方がいいが。」
J「何がなんでもクリアします!!ってか先生のくせに生徒に手を出そうとするなんていいんですか!?ってかセイジ先生にはイズミ先生がいるじゃないですか!?イズミ先生が可哀想すぎる!!」
S「おおおおお俺とテイヤが教師と生徒の関係なのも、ああああああと数ヶ月だからな。そそそそそそれにイズミ先生はななななな何のかかかかか関係もないし。」
そう言って相変わらずイズミ先生の名前を出すとめちゃくちゃ動揺するセイジ先生に、俺は鼻の穴を広げ威嚇しながらテーブルに最後の追い込みと言わんばかりに教科書を出すと、セイジ先生はヒョイとそれを取り上げた。
J「え…今から最後の追い込みしたいんですけど。」
S「テストは明日だ。今更してももう、遅い。今日は寝ろ!!」
セイジ先生はそう言って強制的に電気の灯りを消した。
え…先生まさか…俺を合格させないようにそんな意地悪を…!?
と思いながら2週間も勉強漬けだった俺は暗闇になってすぐ死んだようにして眠りについた。
つづく
そして、テイヤくんとの限れられたメール交換の中で俺はブレスレットのお礼と最大限の愛を伝えた。
テイヤくんはお揃いのブレスレットの写真を送ってくれて俺もニヤニヤする。
家に戻ってきたセイジ先生もどこかいつもより優しくて、その日はいつもより10分長くスマホを触らせてくれた。
それから毎日、テイヤくんは寂しいと言いながらも俺のことを応援してくれて、勉強をしながら俺たちは着実にスマホの中だけでも愛を深めていった。
会いたい気持ちを愛の重さへと変えて。
そして、なんとかこうにか命絶え絶えになりながらついに補習テストの前日を迎えた。
テイヤくんから応援のメールを見て俺は思わず目を見開く。
【メール:テイヤ】
俺の可愛いジュンサクへ
補習全部クリアして終わったらお昼からお泊まりで遊びに行こう!!
ジュンサクファイト!!
テイヤより
俺はテイヤくんの代わりにスマホを抱きしめ夢心地気分になる。
あぁ~テイヤくん~なんてあなたは天使なんでしょう~
なんならこのまま天国へ~
なんて思っていると後ろからガサっと力づくでセイジ先生にスマホを没収された。
そして、セイジ先生はなぜか俺のスマホで何かを打ち終わるとヒョイと投げて俺へ返す。
【メール:ジュンサク】
テイヤくん!!セイジ先生にお世話になったからセイジ先生も誘っても良いよね?
もう、誘ったからね!
じゃねバイバイキーン
バイバイキーンって…
俺はそのセンスのないメッセージを見て凍りつく。
S「そういう事だ。俺も保護者としてついて行くからな。まぁ、せいぜいお前は目の前の補習全教科クリアを頑張るんだな。じゃないと俺とテイヤの2人でお泊りしに行く事になるぞ?俺にとっちゃ~そっちの方がいいが。」
J「何がなんでもクリアします!!ってか先生のくせに生徒に手を出そうとするなんていいんですか!?ってかセイジ先生にはイズミ先生がいるじゃないですか!?イズミ先生が可哀想すぎる!!」
S「おおおおお俺とテイヤが教師と生徒の関係なのも、ああああああと数ヶ月だからな。そそそそそそれにイズミ先生はななななな何のかかかかか関係もないし。」
そう言って相変わらずイズミ先生の名前を出すとめちゃくちゃ動揺するセイジ先生に、俺は鼻の穴を広げ威嚇しながらテーブルに最後の追い込みと言わんばかりに教科書を出すと、セイジ先生はヒョイとそれを取り上げた。
J「え…今から最後の追い込みしたいんですけど。」
S「テストは明日だ。今更してももう、遅い。今日は寝ろ!!」
セイジ先生はそう言って強制的に電気の灯りを消した。
え…先生まさか…俺を合格させないようにそんな意地悪を…!?
と思いながら2週間も勉強漬けだった俺は暗闇になってすぐ死んだようにして眠りについた。
つづく
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