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29話
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トウヤside
アナとの電話を切ってしばらくした頃、マンションのインターホンが鳴った。
そして画面を見るとそこにはユナちゃんの姿があった。
Y「えっと…あ…あのトウヤ…」
T「ん!今開けるね~!」
液晶にはアナの姿が映ってなかったけど照れて隠れてんのかな?可愛い。
そう思っていると部屋のインターホンが鳴ったので俺は玄関を開けた。
するとそこにはアナの姿はなくユナちゃんが申し訳なさそうに立っていた。
T「あれ…?アナは?」
Y「うん…なんか急用が出来ちゃったみたいで…ごめんね?私だけで…」
T「え、あ…いや!とんでもない、とりあえず部屋入って?」
Y「ここでいいよ…私に話ってなに?」
T「あぁ~まぁとりあえず入ってよ」
俺は玄関ですぐに帰っちゃいそうな勢いのユナちゃんを半ば強引に部屋へ入れた。
そしてリビングの扉を開けて中にユナちゃんを案内すると、ユナちゃんの目が見開いた。
Y「え…どういうこと…なんでマハロがいるの…?」
ユナちゃんは立ったままマハロを見て固まっていた。
俺はマハロから頼まれどうしてもユナちゃんと会って話がしたいけど、会ってくれないからアナと一緒に呼び出してくれないかっと言われた。
T「ユナちゃんに話があるのは正しくは俺じゃなくてマハロね!ほらここ座って?」
ユナちゃんは俺の言葉を聞いて深いため息をついた。
そして俺が示す場所にゆっくりと腰掛けた。
M「ユナちゃん勝手な事してごめんね?驚いた?」
マハロは不安そうな切なそうな目でユナちゃんを覗き込む。
Y「うん…」
ユナちゃんは一点を見つめたまま表情を変えない。
T「ところでさ?アナは急用って言ってたけどなんかあったの?」
俺がそう問いかけるとユナちゃんは少し眉間にシワを寄せた。
Y「うん…はっきりは聞いてないんだけどタクシーの運転手さんに〇〇通りのBAR までって言ってた…」
その行き先を聞いて俺はピンっときた。
そこはジョウキの行きつけのBar。
もしかして…アナは今、ジョウキと一緒にいるってこと…?
マハロもユナちゃんの言葉を聞いて俺の様子を伺う。
T「そっか!2人とも俺がいたら話しづらいだろう?ちょっとコンビニ行ってくるわ!」
Y「え…体調悪いのに大丈夫なの!?」
T「大丈夫!30分で帰ってくるから!俺の部屋で変なことすんなよ?」
M「しないよ。トウヤありがとう。」
T「ごゆっくり!」
俺はそう言って2人を部屋に残しコンビニへと向かった。
つづく
アナとの電話を切ってしばらくした頃、マンションのインターホンが鳴った。
そして画面を見るとそこにはユナちゃんの姿があった。
Y「えっと…あ…あのトウヤ…」
T「ん!今開けるね~!」
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そう思っていると部屋のインターホンが鳴ったので俺は玄関を開けた。
するとそこにはアナの姿はなくユナちゃんが申し訳なさそうに立っていた。
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Y「ここでいいよ…私に話ってなに?」
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俺は玄関ですぐに帰っちゃいそうな勢いのユナちゃんを半ば強引に部屋へ入れた。
そしてリビングの扉を開けて中にユナちゃんを案内すると、ユナちゃんの目が見開いた。
Y「え…どういうこと…なんでマハロがいるの…?」
ユナちゃんは立ったままマハロを見て固まっていた。
俺はマハロから頼まれどうしてもユナちゃんと会って話がしたいけど、会ってくれないからアナと一緒に呼び出してくれないかっと言われた。
T「ユナちゃんに話があるのは正しくは俺じゃなくてマハロね!ほらここ座って?」
ユナちゃんは俺の言葉を聞いて深いため息をついた。
そして俺が示す場所にゆっくりと腰掛けた。
M「ユナちゃん勝手な事してごめんね?驚いた?」
マハロは不安そうな切なそうな目でユナちゃんを覗き込む。
Y「うん…」
ユナちゃんは一点を見つめたまま表情を変えない。
T「ところでさ?アナは急用って言ってたけどなんかあったの?」
俺がそう問いかけるとユナちゃんは少し眉間にシワを寄せた。
Y「うん…はっきりは聞いてないんだけどタクシーの運転手さんに〇〇通りのBAR までって言ってた…」
その行き先を聞いて俺はピンっときた。
そこはジョウキの行きつけのBar。
もしかして…アナは今、ジョウキと一緒にいるってこと…?
マハロもユナちゃんの言葉を聞いて俺の様子を伺う。
T「そっか!2人とも俺がいたら話しづらいだろう?ちょっとコンビニ行ってくるわ!」
Y「え…体調悪いのに大丈夫なの!?」
T「大丈夫!30分で帰ってくるから!俺の部屋で変なことすんなよ?」
M「しないよ。トウヤありがとう。」
T「ごゆっくり!」
俺はそう言って2人を部屋に残しコンビニへと向かった。
つづく
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