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19話
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アナside
ライブ当日、私とユナは予定よりも早く現地に着き、人混みのドームの周りをうろうろと歩く。
Y「ねぇねぇ!グッズ見に行こうよ!なに買う?」
今までのユナならそんな無駄使いはしちゃ駄目よ!って怒っていたのに私にマハロのファンだとカミングアウトしたユナはウキウキとしてグッズの事で頭がいっぱいな様子。
A「私はいいや~ユナは買うの?」
Y「うん?マハロのグッズは買おうかなって思ってる。」
そう言いながらも他のグッズにも目を向けるユナはいつの間にか私よりもファンになっていたのかもしれない。
グッズに夢中なユナの様子を眺めているとカバンの中にあるスマホが震えたので私は手にとった。
するとそこにはトウヤからメールが来ていた。
T「着いた?」
A「着いたよ?今、グッズ買おうと思って並んでる!」
そう返信するとすぐに既読の印がつきすぐに返信がきた。
T「マジで?先にこっちおいでよ!」
A「分かった!どこに行けばいい?」
T「駐車場を抜けた裏手に関係者入り口があるからそこまで来たらマネージャーがいる!背の高いガッチリとした黒縁メガネのお兄さんだよ。」
A「分かった!今から行きます!」
私がスマホに夢中になっているととなりでユナがニヤニヤしながらこっちを眺めていた。
A「見ないでよ!あのさ先においでって言ってるからとりあえず顔出しに行こうか?」
Y「え!?ここまで並んだのに!?もうしょうがないね!行こう!」
私とユナは並んでいた列を抜けドームの裏手に回った。
するとすぐにトウヤから送られてきた特徴にぴったりと当てはまる男性を見つけた。
A「あの…マネージャーさんですか?アナとユナと申します…」
私とユナが軽く会釈をしながら言うとその人はとても優しい笑顔で微笑んだ。
マネ「あ!こんにちは~!よく分かりましたね。さぁ、こっちですよ!」
私たちは緊張から少しキョロキョロとしながら、ガッチリと背の高いマネージャーさんの背中を追いかけるように中へと入って行った。
細い廊下を所狭しとスタッフさん達が走り回り、そんなピリッとした空気感に私とユナはのまれそうになり緊張感が全身に走った。
私たちは出来るだけスタッフさん達の邪魔にならないようにと廊下の壁沿いに歩いていると聞き覚えのある声が聞こえた。
T「アナ久しぶり!」
M「ユナちゃんこっちだよ!」
見覚えのあるふたつの顔を見つけて私とユナはホッと緊張感から解放され、少し小走りで2人の元へと駆け寄った。
つづく
ライブ当日、私とユナは予定よりも早く現地に着き、人混みのドームの周りをうろうろと歩く。
Y「ねぇねぇ!グッズ見に行こうよ!なに買う?」
今までのユナならそんな無駄使いはしちゃ駄目よ!って怒っていたのに私にマハロのファンだとカミングアウトしたユナはウキウキとしてグッズの事で頭がいっぱいな様子。
A「私はいいや~ユナは買うの?」
Y「うん?マハロのグッズは買おうかなって思ってる。」
そう言いながらも他のグッズにも目を向けるユナはいつの間にか私よりもファンになっていたのかもしれない。
グッズに夢中なユナの様子を眺めているとカバンの中にあるスマホが震えたので私は手にとった。
するとそこにはトウヤからメールが来ていた。
T「着いた?」
A「着いたよ?今、グッズ買おうと思って並んでる!」
そう返信するとすぐに既読の印がつきすぐに返信がきた。
T「マジで?先にこっちおいでよ!」
A「分かった!どこに行けばいい?」
T「駐車場を抜けた裏手に関係者入り口があるからそこまで来たらマネージャーがいる!背の高いガッチリとした黒縁メガネのお兄さんだよ。」
A「分かった!今から行きます!」
私がスマホに夢中になっているととなりでユナがニヤニヤしながらこっちを眺めていた。
A「見ないでよ!あのさ先においでって言ってるからとりあえず顔出しに行こうか?」
Y「え!?ここまで並んだのに!?もうしょうがないね!行こう!」
私とユナは並んでいた列を抜けドームの裏手に回った。
するとすぐにトウヤから送られてきた特徴にぴったりと当てはまる男性を見つけた。
A「あの…マネージャーさんですか?アナとユナと申します…」
私とユナが軽く会釈をしながら言うとその人はとても優しい笑顔で微笑んだ。
マネ「あ!こんにちは~!よく分かりましたね。さぁ、こっちですよ!」
私たちは緊張から少しキョロキョロとしながら、ガッチリと背の高いマネージャーさんの背中を追いかけるように中へと入って行った。
細い廊下を所狭しとスタッフさん達が走り回り、そんなピリッとした空気感に私とユナはのまれそうになり緊張感が全身に走った。
私たちは出来るだけスタッフさん達の邪魔にならないようにと廊下の壁沿いに歩いていると聞き覚えのある声が聞こえた。
T「アナ久しぶり!」
M「ユナちゃんこっちだよ!」
見覚えのあるふたつの顔を見つけて私とユナはホッと緊張感から解放され、少し小走りで2人の元へと駆け寄った。
つづく
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