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9話
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ジョウキside
俺たちは公演前のリハを終えて昼食を取ることになった。
J「あぁ~昨日からろくなもん食べてねぇから腹減った~!!」
M「ねぇ、今日は久しぶりに外に食べにいかない?」
マハロくんが嬉しそうに俺の首に腕を巻きつけながら言った。
H「いいねぇ~!あっ!トウヤがオススメしてたあの店に行こうよ!」
ハヤセくんがそう言いながらトウヤくんを誘う。
T「いいねぇ!あそこ個室もあるしゆっくり出来るよ?マスターに電話して個室あけといてもらおうっと♪」
マハロくんの声に乗っかったハヤセくんとトウヤくんも珍しくウキウキしている。
J「そんないい店あるんだ~何食おうかな~?」
M「そこのワンプレートランチがオススメらしいよ?」
J「ワンプレートで足りるかな~?」
H「ジョウキもうこれ以上大きくならないで~w」
ハヤセくんがわざとらしくふざけながら俺に言った。
T「個室あいてるみたいだから行こうか!」
トウヤくんの言葉により俺たちはタクシーでその店に向かった。
外観はアンティークな感じの小さな喫茶店。
中に入るとヒゲの生やしたオシャレなマスターが優しく微笑みかけてくれた。
トウヤくんは軽くマスターに挨拶をして慣れた足取りで店の奥へと入っていく。
俺たちもその背中に続いて入っていくと、とある個室の前から聞き覚えのあるような声が微かに聞こえた…
ような気がした…
J「…ん?」
M「どうした?」
J「いや…なんでもない…」
M「もぉ~早く入って!」
マハロくんに背中を押されて急かされた俺は個室へと入り柔らかいソファに座った。
T「ワンプレートでいいっしょ?」
トウジくんは座るなりメニューをひろげず勝手にワンプレートランチを頼んだ…
M「隣…女の子だね?」
マハロくんは隣から微かに聞こえる声に耳を澄ませて嬉しそうにそんな事を言っている。
H「マハロの頭の中は女の子の事ばっかり~?ファンが知ったら泣くよ?」
M「男なんだから仕方ない!」
2人のそんなやり取りを見て俺とトウヤくんが笑っていると隣の個室から叫び声が響いた。
T「今、隣の子さマハロって言ったよね?」
H「言った!マハロのファンが隣にいる!」
M「マジか…めっちゃテンション上がる。」
三人が頭を寄せて小声でワチャワチャする中、俺は考えていた。
隣から聞こえてくるこの声…やっぱりどっかで聞いた事があるな…と。
T「ジョウキ?隣の子が自分のファンじゃなくて拗ねちゃった?」
J「んなわけないでしょ?」
トントン
マスター「すいません隣うるさくて…ウチの妹なんかですぐ静かにさせます」
H「妹さんがマハロのファンなんですね?」
マスター「マハロ?ですか…?」
その言葉を聞いて知名度がまだまだだと気づいた俺たちはもっと頑張らなきゃな…
と思った…。
つづく
俺たちは公演前のリハを終えて昼食を取ることになった。
J「あぁ~昨日からろくなもん食べてねぇから腹減った~!!」
M「ねぇ、今日は久しぶりに外に食べにいかない?」
マハロくんが嬉しそうに俺の首に腕を巻きつけながら言った。
H「いいねぇ~!あっ!トウヤがオススメしてたあの店に行こうよ!」
ハヤセくんがそう言いながらトウヤくんを誘う。
T「いいねぇ!あそこ個室もあるしゆっくり出来るよ?マスターに電話して個室あけといてもらおうっと♪」
マハロくんの声に乗っかったハヤセくんとトウヤくんも珍しくウキウキしている。
J「そんないい店あるんだ~何食おうかな~?」
M「そこのワンプレートランチがオススメらしいよ?」
J「ワンプレートで足りるかな~?」
H「ジョウキもうこれ以上大きくならないで~w」
ハヤセくんがわざとらしくふざけながら俺に言った。
T「個室あいてるみたいだから行こうか!」
トウヤくんの言葉により俺たちはタクシーでその店に向かった。
外観はアンティークな感じの小さな喫茶店。
中に入るとヒゲの生やしたオシャレなマスターが優しく微笑みかけてくれた。
トウヤくんは軽くマスターに挨拶をして慣れた足取りで店の奥へと入っていく。
俺たちもその背中に続いて入っていくと、とある個室の前から聞き覚えのあるような声が微かに聞こえた…
ような気がした…
J「…ん?」
M「どうした?」
J「いや…なんでもない…」
M「もぉ~早く入って!」
マハロくんに背中を押されて急かされた俺は個室へと入り柔らかいソファに座った。
T「ワンプレートでいいっしょ?」
トウジくんは座るなりメニューをひろげず勝手にワンプレートランチを頼んだ…
M「隣…女の子だね?」
マハロくんは隣から微かに聞こえる声に耳を澄ませて嬉しそうにそんな事を言っている。
H「マハロの頭の中は女の子の事ばっかり~?ファンが知ったら泣くよ?」
M「男なんだから仕方ない!」
2人のそんなやり取りを見て俺とトウヤくんが笑っていると隣の個室から叫び声が響いた。
T「今、隣の子さマハロって言ったよね?」
H「言った!マハロのファンが隣にいる!」
M「マジか…めっちゃテンション上がる。」
三人が頭を寄せて小声でワチャワチャする中、俺は考えていた。
隣から聞こえてくるこの声…やっぱりどっかで聞いた事があるな…と。
T「ジョウキ?隣の子が自分のファンじゃなくて拗ねちゃった?」
J「んなわけないでしょ?」
トントン
マスター「すいません隣うるさくて…ウチの妹なんかですぐ静かにさせます」
H「妹さんがマハロのファンなんですね?」
マスター「マハロ?ですか…?」
その言葉を聞いて知名度がまだまだだと気づいた俺たちはもっと頑張らなきゃな…
と思った…。
つづく
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