70 / 96
第二章
19 想いを馳せる
しおりを挟む
馬を駆け、少人数の精鋭部隊を引き連れセシリアスタ達はユスターク家に向かう。エンチャント魔法を使った方が断然早いのだが、それでは精鋭部隊を置いていってしまうことになる。今回はレティシアの救出が第一だが、表立ってはユスターク家の行ったカーバンクルの密猟と保護区内での聖獣の殺害疑惑、そして私欲での呪具作成の容疑での拘束だ。それ故、精鋭部隊と行動を共にしなくてはならない。
(レティシア、無事でいてくれ……)
逸る気持ちを静めながら、セシリアスタは手綱を握り締める。もう五日も顔を見ることの出来ていない妻に想いを馳せながら、セシリアスタは先頭に立ちユスターク家に向け馬を走らせた。
「これは魔導公爵様。本日はどのようなご用件で?」
城門の前で待ち構えていたのは、ディオスだった。セシリアスタは単刀直入に言葉を告げる。
「ユスターク家に三つの罪状が持ち上がった。故に一族全員を拘束する。門を開けろ」
「……承知いたしました」
深々と頭を垂れ、ディオスは門を開けた。一斉に馬を駆け、屋敷に入る。
バンッ! と大きな音を立てて屋敷の扉を開ける。すると物音に気付いたアイゼンが顔を出した。
「これはこれは。物騒ですな……いったいどのようなご用件で?」
「とぼけるな。カーバンクルの密猟、保護区内での聖獣殺害疑惑、そして私欲での呪具作成の容疑で貴様を拘束する」
睨み付けるセシリアスタを見つめながら、アイゼンは「はて……」と素知らぬ顔を浮べる。
「私には全く身に覚えのないことでございます。カーバンクルは我が領地にて一匹でいた所を保護しただけ。密猟など、証拠でもあるのですか?」
するとイザークがセシリアスタの横に来て、言葉を続けた。
「君の領地のカーバンクルの生息域に、魔力残滓が残っていたよ。君たちユスターク家に伝わる呪術を使用した痕跡がね」
「魔力残滓でそのようなことがわかる人間など、この世にはいませんよ? 殿下」
「それが出来る人間がいるんだよね」
にっこりと笑うイザークに、アイゼンの顔色が少しだけ変わった。
「魔導公爵を名乗るだけあるよ、彼は。すぐさま見抜いたんだから」
「そ、そんなの、出まかせに決まっています」
「魔導公爵ともあろうものが、そんな失敗はしないよ。僕が保証する」
深い笑みを湛えながら、イザークは言葉を続けた。アイゼンの表情から余裕が無くなっていく。
「君は王家に黙って呪具を作成した。その罪は重いよ。一族全員、罰を受けて貰う」
イザークの言葉に、膝を付くアイゼン。後ろに控えていた精鋭部隊がアイゼンを拘束する。
セシリアスタは、急いで階段を駆け上がり、叫んだ。
「レティシア! 何処だ!!」
その時、微かに名を呼ぶ声が聞こえた。その方角に一目散に走り、最奥の部屋の扉を開けた。
「助けて、セシル様……っ!」
レティシアは涙を滲ませながら、セシリアスタの名を叫んだ。
「叫んでも来る訳ないさ。さあ、僕に身を委ねて……」
「いやあ!!」
ヴィクターの手が、レティシアの破かれた胸元に伸びていく。藻掻き抵抗しようとするが、引き剥がせない。
怖い、怖い怖い怖い――! セシル様、助けて!! そう強く願った時、部屋の扉が勢いよく開いた。
「ビビアナ、部屋には来るなって……ぐはあっ!」
ゆっくりと顔を上げ扉の方に振り向いたヴィクターの体が、勢いよく吹き飛んだ。ベッドから転がり落ち、壁にぶつかる。
「レティシアに、貴様如きが触れるな!」
目の前で肩を上下させ、息を荒げながら拳を強く握りしめるセシリアスタの姿に、レティシアは目を瞬かせた。
目の前に、助けて欲しいと願った人がいる。こんなに都合よく来てくれるなんて、夢なのかな――。
「レティシアッ、大丈夫か!?」
上体を起こされ、乱れた髪もそのままにぎゅっと強く抱き締められる。抱き締められる力に、夢ではないと実感していく。
「セシル、様?」
「ああ、私だ。遅くなって済まなかった」
更に強く抱き締められ、セシリアスタの焚く香の香りが鼻腔を擽った。夢じゃない。本当に、来てくれたんだ――。
「セシル様……っ」
怖かった、辛かった、心細かった、そうした思いが一斉に湧き上がり、レティシアはセシリアスタの背にしがみ付いた。目尻に溜まっていた涙が溢れ、セシリアスタのロングコートを濡らしていく。嗚咽を我慢せず泣きじゃくるレティシアに、セシリアスタは離さないとばかりに強く抱きしめた。
「セシリアスタ!!」
泣きじゃくるレティシアとセシリアスタの前に、ビビアナが現れた。その表情は輝かしいばかりの笑顔だったが、腕の中のレティシアを見るや否や、瞬時に眉間に皺が寄り歪んだ。
「その女が居なければ……」
ぐっと足に力を籠め、エンチャントで一気に急接近してきた。
「あたしのものだったんだ!!」
レティシア目掛けて跳躍するビビアナ。だが、寸前の所で地べたに叩き付けられた。
「がっ」
セシリアアスタの横に、黒い小さな球が浮かび上がる。ビビアナは意地で顔を上げ、セシリアスタを見た。
「なんで、セシリアスタ……」
「女性に手を上げることはしたく無いが……レティシアを傷つけたものは別だ」
見下ろすセシリアスタの目は、殺気が籠っていた。ビビアナは背筋が凍り付き、何も言えなくなる。
エドワースが駆け付け、精鋭部隊と共にヴィクターとビビアナを拘束していく。セシリアスタの腕の中では、レティシアが泣きつかれて眠ってしまっていた。そっとベッドから起き、立ちあがる。すると気絶してしまっていたカールが意識を取り戻し、首を振っていた。
「お前も無事だったか……」
「キュウ」
ぴょん、とこちらに駆け寄り、セシリアスタの脚をよじ登っていく。レティシアの胸元を隠すように座ると、「キュウ」と鳴いてセシリアスタを見上げた。
「お前も功労者だな。よく守ってくれた」
「キャウ!」
嬉しそうに鳴くカールに、セシリアスタの顔が綻んだ。これで終わった。そう思いながら、セシリアスタは精鋭部隊達とイザークと共に、ユスターク家を後にした。抱き締めたレティシアを離さないよう、しっかりと抱き締めながら……。
(レティシア、無事でいてくれ……)
逸る気持ちを静めながら、セシリアスタは手綱を握り締める。もう五日も顔を見ることの出来ていない妻に想いを馳せながら、セシリアスタは先頭に立ちユスターク家に向け馬を走らせた。
「これは魔導公爵様。本日はどのようなご用件で?」
城門の前で待ち構えていたのは、ディオスだった。セシリアスタは単刀直入に言葉を告げる。
「ユスターク家に三つの罪状が持ち上がった。故に一族全員を拘束する。門を開けろ」
「……承知いたしました」
深々と頭を垂れ、ディオスは門を開けた。一斉に馬を駆け、屋敷に入る。
バンッ! と大きな音を立てて屋敷の扉を開ける。すると物音に気付いたアイゼンが顔を出した。
「これはこれは。物騒ですな……いったいどのようなご用件で?」
「とぼけるな。カーバンクルの密猟、保護区内での聖獣殺害疑惑、そして私欲での呪具作成の容疑で貴様を拘束する」
睨み付けるセシリアスタを見つめながら、アイゼンは「はて……」と素知らぬ顔を浮べる。
「私には全く身に覚えのないことでございます。カーバンクルは我が領地にて一匹でいた所を保護しただけ。密猟など、証拠でもあるのですか?」
するとイザークがセシリアスタの横に来て、言葉を続けた。
「君の領地のカーバンクルの生息域に、魔力残滓が残っていたよ。君たちユスターク家に伝わる呪術を使用した痕跡がね」
「魔力残滓でそのようなことがわかる人間など、この世にはいませんよ? 殿下」
「それが出来る人間がいるんだよね」
にっこりと笑うイザークに、アイゼンの顔色が少しだけ変わった。
「魔導公爵を名乗るだけあるよ、彼は。すぐさま見抜いたんだから」
「そ、そんなの、出まかせに決まっています」
「魔導公爵ともあろうものが、そんな失敗はしないよ。僕が保証する」
深い笑みを湛えながら、イザークは言葉を続けた。アイゼンの表情から余裕が無くなっていく。
「君は王家に黙って呪具を作成した。その罪は重いよ。一族全員、罰を受けて貰う」
イザークの言葉に、膝を付くアイゼン。後ろに控えていた精鋭部隊がアイゼンを拘束する。
セシリアスタは、急いで階段を駆け上がり、叫んだ。
「レティシア! 何処だ!!」
その時、微かに名を呼ぶ声が聞こえた。その方角に一目散に走り、最奥の部屋の扉を開けた。
「助けて、セシル様……っ!」
レティシアは涙を滲ませながら、セシリアスタの名を叫んだ。
「叫んでも来る訳ないさ。さあ、僕に身を委ねて……」
「いやあ!!」
ヴィクターの手が、レティシアの破かれた胸元に伸びていく。藻掻き抵抗しようとするが、引き剥がせない。
怖い、怖い怖い怖い――! セシル様、助けて!! そう強く願った時、部屋の扉が勢いよく開いた。
「ビビアナ、部屋には来るなって……ぐはあっ!」
ゆっくりと顔を上げ扉の方に振り向いたヴィクターの体が、勢いよく吹き飛んだ。ベッドから転がり落ち、壁にぶつかる。
「レティシアに、貴様如きが触れるな!」
目の前で肩を上下させ、息を荒げながら拳を強く握りしめるセシリアスタの姿に、レティシアは目を瞬かせた。
目の前に、助けて欲しいと願った人がいる。こんなに都合よく来てくれるなんて、夢なのかな――。
「レティシアッ、大丈夫か!?」
上体を起こされ、乱れた髪もそのままにぎゅっと強く抱き締められる。抱き締められる力に、夢ではないと実感していく。
「セシル、様?」
「ああ、私だ。遅くなって済まなかった」
更に強く抱き締められ、セシリアスタの焚く香の香りが鼻腔を擽った。夢じゃない。本当に、来てくれたんだ――。
「セシル様……っ」
怖かった、辛かった、心細かった、そうした思いが一斉に湧き上がり、レティシアはセシリアスタの背にしがみ付いた。目尻に溜まっていた涙が溢れ、セシリアスタのロングコートを濡らしていく。嗚咽を我慢せず泣きじゃくるレティシアに、セシリアスタは離さないとばかりに強く抱きしめた。
「セシリアスタ!!」
泣きじゃくるレティシアとセシリアスタの前に、ビビアナが現れた。その表情は輝かしいばかりの笑顔だったが、腕の中のレティシアを見るや否や、瞬時に眉間に皺が寄り歪んだ。
「その女が居なければ……」
ぐっと足に力を籠め、エンチャントで一気に急接近してきた。
「あたしのものだったんだ!!」
レティシア目掛けて跳躍するビビアナ。だが、寸前の所で地べたに叩き付けられた。
「がっ」
セシリアアスタの横に、黒い小さな球が浮かび上がる。ビビアナは意地で顔を上げ、セシリアスタを見た。
「なんで、セシリアスタ……」
「女性に手を上げることはしたく無いが……レティシアを傷つけたものは別だ」
見下ろすセシリアスタの目は、殺気が籠っていた。ビビアナは背筋が凍り付き、何も言えなくなる。
エドワースが駆け付け、精鋭部隊と共にヴィクターとビビアナを拘束していく。セシリアスタの腕の中では、レティシアが泣きつかれて眠ってしまっていた。そっとベッドから起き、立ちあがる。すると気絶してしまっていたカールが意識を取り戻し、首を振っていた。
「お前も無事だったか……」
「キュウ」
ぴょん、とこちらに駆け寄り、セシリアスタの脚をよじ登っていく。レティシアの胸元を隠すように座ると、「キュウ」と鳴いてセシリアスタを見上げた。
「お前も功労者だな。よく守ってくれた」
「キャウ!」
嬉しそうに鳴くカールに、セシリアスタの顔が綻んだ。これで終わった。そう思いながら、セシリアスタは精鋭部隊達とイザークと共に、ユスターク家を後にした。抱き締めたレティシアを離さないよう、しっかりと抱き締めながら……。
11
お気に入りに追加
2,681
あなたにおすすめの小説
身分差婚~あなたの妻になれないはずだった~
椿蛍
恋愛
「息子と別れていただけないかしら?」
私を脅して、別れを決断させた彼の両親。
彼は高級住宅地『都久山』で王子様と呼ばれる存在。
私とは住む世界が違った……
別れを命じられ、私の恋が終わった。
叶わない身分差の恋だったはずが――
※R-15くらいなので※マークはありません。
※視点切り替えあり。
※2日間は1日3回更新、3日目から1日2回更新となります。
【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
この度、皆さんの予想通り婚約者候補から外れることになりました。ですが、すぐに結婚することになりました。
鶯埜 餡
恋愛
ある事件のせいでいろいろ言われながらも国王夫妻の働きかけで王太子の婚約者候補となったシャルロッテ。
しかし当の王太子ルドウィックはアリアナという男爵令嬢にべったり。噂好きな貴族たちはシャルロッテに婚約者候補から外れるのではないかと言っていたが
公爵夫人アリアの華麗なるダブルワーク〜秘密の隠し部屋からお届けいたします〜
白猫
恋愛
主人公アリアとディカルト公爵家の当主であるルドルフは、政略結婚により結ばれた典型的な貴族の夫婦だった。 がしかし、5年ぶりに戦地から戻ったルドルフは敗戦国である隣国の平民イザベラを連れ帰る。城に戻ったルドルフからは目すら合わせてもらえないまま、本邸と別邸にわかれた別居生活が始まる。愛人なのかすら教えてもらえない女性の存在、そのイザベラから無駄に意識されるうちに、アリアは面倒臭さに頭を抱えるようになる。ある日、侍女から語られたイザベラに関する「推測」をきっかけに物語は大きく動き出す。 暗闇しかないトンネルのような現状から抜け出すには、ルドルフと離婚し公爵令嬢に戻るしかないと思っていたアリアだが、その「推測」にひと握りの可能性を見出したのだ。そして公爵邸にいながら自分を磨き、リスキリングに挑戦する。とにかく今あるものを使って、できるだけ抵抗しよう!そんなアリアを待っていたのは、思わぬ新しい人生と想像を上回る幸福であった。公爵夫人の反撃と挑戦の狼煙、いまここに高く打ち上げます!
➡️登場人物、国、背景など全て架空の100%フィクションです。
【完結】引きこもりが異世界でお飾りの妻になったら「愛する事はない」と言った夫が溺愛してきて鬱陶しい。
千紫万紅
恋愛
男爵令嬢アイリスは15歳の若さで冷徹公爵と噂される男のお飾りの妻になり公爵家の領地に軟禁同然の生活を強いられる事になった。
だがその3年後、冷徹公爵ラファエルに突然王都に呼び出されたアイリスは「女性として愛するつもりは無いと」言っていた冷徹公爵に、「君とはこれから愛し合う夫婦になりたいと」宣言されて。
いやでも、貴方……美人な平民の恋人いませんでしたっけ……?
と、お飾りの妻生活を謳歌していた 引きこもり はとても嫌そうな顔をした。
美しい公爵様の、凄まじい独占欲と溺れるほどの愛
らがまふぃん
恋愛
こちらは以前投稿いたしました、 美しく残酷な公爵令息様の、一途で不器用な愛 の続編となっております。前作よりマイルドな作品に仕上がっておりますが、内面のダークさが前作よりはあるのではなかろうかと。こちらのみでも楽しめるとは思いますが、わかりづらいかもしれません。よろしかったら前作をお読みいただいた方が、より楽しんでいただけるかと思いますので、お時間の都合のつく方は、是非。時々予告なく残酷な表現が入りますので、苦手な方はお控えください。 *早速のお気に入り登録、しおり、エールをありがとうございます。とても励みになります。前作もお読みくださっている方々にも、多大なる感謝を! ※R5.7/23本編完結いたしました。たくさんの方々に支えられ、ここまで続けることが出来ました。本当にありがとうございます。ばんがいへんを数話投稿いたしますので、引き続きお付き合いくださるとありがたいです。この作品の前作が、お気に入り登録をしてくださった方が、ありがたいことに200を超えておりました。感謝を込めて、前作の方に一話、近日中にお届けいたします。よろしかったらお付き合いください。 ※R5.8/6ばんがいへん終了いたしました。長い間お付き合いくださり、また、たくさんのお気に入り登録、しおり、エールを、本当にありがとうございました。 ※R5.9/3お気に入り登録200になっていました。本当にありがとうございます(泣)。嬉しかったので、一話書いてみました。 ※R5.10/30らがまふぃん活動一周年記念として、一話お届けいたします。 ※R6.1/27美しく残酷な公爵令息様の、一途で不器用な愛(前作) と、こちらの作品の間のお話し 美しく冷酷な公爵令息様の、狂おしい熱情に彩られた愛 始めました。お時間の都合のつく方は、是非ご一読くださると嬉しいです。
*らがまふぃん活動二周年記念として、R6.11/4に一話お届けいたします。少しでも楽しんでいただけますように。
追放された悪役令嬢はシングルマザー
ララ
恋愛
神様の手違いで死んでしまった主人公。第二の人生を幸せに生きてほしいと言われ転生するも何と転生先は悪役令嬢。
断罪回避に奮闘するも失敗。
国外追放先で国王の子を孕んでいることに気がつく。
この子は私の子よ!守ってみせるわ。
1人、子を育てる決心をする。
そんな彼女を暖かく見守る人たち。彼女を愛するもの。
さまざまな思惑が蠢く中彼女の掴み取る未来はいかに‥‥
ーーーー
完結確約 9話完結です。
短編のくくりですが10000字ちょっとで少し短いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる