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第二章 戦
七福神
しおりを挟むふわふわ。
ふわふわ。
ふわふわと、お空に吸い上げられた僕らとサンスケさんは、どんぶらこどんぶらこと、宝船に乗って空を航海するのでしたまる
「殿?理解を放棄するの止めてください。ぺしぺし。」
玉にほっぺたをぺしぺし叩かれた。
ぺしぺし。
「いや、放棄も何もさ。どこの世界に、宝船に乗って空を飛ぶ人間がいるのよ。浅葱の力も相当オッペケペーな能力だけど、何これ?」
「貴方が壊れちゃうと、私達が壊れられないでしょ。しっかりしなさい。」
あんたも壊れるつもりだったのかよ。
しかし、こう言った非常事態ならぬ異常事態に関しては、玉も青木さんも冷静だね。女性は強いや。
僕は脳みそのクールダウンが必要だったのに。
あ、因みにサンスケさんは固まったままです。
さぁ状況整理、状況整理。
「んで、僕らは、この時代の龍ヶ崎に向かっている、という認識でいいのか?」
「うむ。」
舵を取るのは、浅葱家の氏神であり、どうやら新しい村で信仰されている馬頭観音に呼び出された一言主神。
日本神話の中でも、大国主命の子供にあたり、相当上位な神格の持ち主の筈だけど、何故か役行者の使い魔にされたり
浅葱家の使いっ走りをしたり、随分な扱いをされている神様だ。
本人曰く、神の分身なんぞ幾らでも増やせるし(孫悟空かよ)、神社で畏まって祀られてるよりも、しずさんが毎朝奉じる貢物(ご飯)を食べて狸(ぽん子)と遊んでいる方が楽しいので、分身どころか神様本体が浅葱屋敷で寝転がっているそうだ。
いや、隣にあなたの社があるんだから、そっちで寝てなさいよ。
「まぁ儂は馬頭観音とは縁もゆかりも無いんじゃがな。」
「あれ?神仏習合で、何かしらの縁はあるんじゃないの?」
「恵比寿は七福神の中で、唯一日本の神じゃ。仏教と関係ないの。」
ないの。って。気安すぎ。
「んじゃ、何故観音様に呼び出されたんですかね?」
「あの光の先を辿ってみい。そこには曾祖父さんと曾祖母さんがおるだろ。儂、あの2人には頭上がらんの。」
曾祖父さ…あぁ、筑波山か。
筑波山神社の祭神は、伊弉諾・伊奘冉だったな。
伊弉諾ー素戔嗚ー大国主命ー一言主か。
とんでもない家系図だ。
「そこなる三助を助けろとの仰せなのでな。良かったのう。観世音菩薩に気にかけて貰える程、真面目に生きとって。」
「………。」
「サンスケさん、話し聞いてませんよ。」
「意外とだらしがない奴じゃ。そこなる巫女達も元気そうなのに。」
…うちの女性陣と比べられたら、どんな人類も可哀想ですよ。
「むむむ!殿、今、玉達を人外にしましたね。」
ぺしぺし。
「何も言ってませぇん。」
「考えただけで犯罪なのです。」
「……浅葱の奴は、巫女の尻に敷かれておるのか?」
「否定はしませんけど、普通の女の私に神様が内緒話してくるという状況がさっぱりわかりません。」
「あの浅葱の嫁になるなら、こんな事日常茶飯事だからの。覚悟をしておけ。」
そこの神様とOLは何話してんだよ。こら。
★ ★ ★
「お母さんお母さん!」
坊やが泣いている。
でも、私には坊やを抱き上げる事しか出来ない。
なゐふるが起こって、慌てて家から逃げ出したのはさっき。
私の、私達の家は、大きななゐふるには、幸いな事に崩れなかった。
お父さんが。
お父さんが一から建てた家は頑丈だった。
逃散した隣村の廃屋から、あるいは殿様に許可を得て切り出した木から、手作りで作った家は、中の棚一つ傾く事なく、続くなゐふるにも、びくともしなかった。
お隣のミツさんの家や、川向かいの仁さんの家は傾いている。
この集落で、完全に家が潰れて、鎮守様のお社に逃げ出した家は10軒以上になっていたらしい。
お山を見ると、お山の山肌が赤く見えている。
あの赤は木花咲耶様の赤、とお父さんは教えてくれた。
咲耶様の山から出た土が溜まったとか。
殿様の御用で、お山の松を伐採する時に見えた、お山の裸だそうだ。
あれが咲耶様のお裸なら、全裸もいいところ。そして、お山の上に建っていた殿様のお屋敷は、お山の下で潰れている。
それほどまでに大きな崖崩れがあったのだ。
でも、誰も助けに行けない。
今日、水が出た。
お日様が昇るのと一緒に、お日様の方から水が出た。
それも、塩っぱい水だ。
みんな逃げ回った。
でも、お山は崩れているので、余程身軽な者以外は登れない。
だから、みんな西に逃げた。
お日様の沈む方向へ。
でも。
私は足を挫いてしまっていた。
なゐふるに驚いて、坊やを助けようとして、転んでしまったのだ。
「お父さん。」
思わず2日前、漁に出たまま帰ってこない夫を呼んだ。
浦で漁をする夫は、必ず毎日帰ってくる。
でも、一番大きななゐふるがあった日から、帰って来ていない。
なゐふるに巻き込まれてしまったのだろうか。
坊やには、ちょっと遠くに働きに出てると言って誤魔化したけれど、正直もう帰ってこないんじゃないかと覚悟をしていた。
あぁその前に水だ。
このままじゃ、流されちゃう。
痛い脚を無理矢理動かして、私は坊やを抱いて、家に寄りかかった。
どんどん嵩を増して行く水に浮かんで、とりあえず屋根に辿りついた。
さあ、どうしよう。
もう逃げ場がない。
付近は、田んぼも畑も、道もお地蔵さんも、全部沈んじゃった。
鎮守様の屋根や、まだかろうじて水面から上にある屋根には、ご近所さんがこびり付いている。
でも、時間と共に水嵩は増していく。
坊やを抱いて、必死に踏ん張っているけれど、屋根の上の私の足首まで水が来た。
4軒先のさなえちゃんが流されて行くのが見えた。
小さな手だけを水の上に差し上げたまま、すぐ顔から下が水の中に消えた。
助けたい。
助けたい。
助けたい。
でも、次に流されるのは私だ。
坊やだ。
水はもう、膝まで来ている。
踏ん張るのも限界だ。
坊やが、坊やが重い。
気がついた時、坊やは黙っていた。
黙って私の顔を見ていた。
うん。
この子は私を心配してくれている。
なんて優しくて強い子だろう。
「ごめんね。お母さん、ここまでみたい。お父さんのところ、行こうね。」
こくり。
坊やは何も言わずに頷いた。
ごめんなさい坊や。
ごめんなさいあなた。
私は、あなたの留守を護りきれません。
ダメな嫁とのお説教は、黄泉でお伺いします。
せめて。
せめて、坊やが苦しみませんように。
私は坊やをぎゅっと抱きしめて、力無く流された。
★ ★ ★
「ギリギリじゃったのう。」
ギリギリというか、あのままだと普通に間に合わないから、僕が跳んだんけど。
というか、これ津波だよね。
だとしたら、本震直後に起こって然るべき現象じゃないか。
「まぁの。当たり前に急行しても、死んどっただろうて。」
「まったく。僕だったから、なんとかなったものを…。」
「言うな。こちらにもこちらの事情があってな。」
神仏側の事情など、ただの人間の僕は考えたくもありません。
その事情とやらはともかく、伊弉諾・伊奘冉・一言主・馬頭観音のコラボで、正確な位置と時間を把握した僕が、伊弉諾(以下略)の力を貰って、トリガー抜きでここに来たわけです。
背中を咽せる程平手でぶん殴って、サンスケさんに気合いを入れましたよ。えぇ。
だってそこで、サンスケさんの奥さんと子供が流されてるのに、本人抜きで救助するわけにいかないじゃないですか。
…
………
……………
空は青い。
お日様は今日も照っている。
あ。
あれ?
私は沈んでいない?
「よくぞ頑張った!」
気がついたら私は、逞しい男の腕に引き上げられていた。
「おっと。」
力が抜けて、無意識に放しかけた坊やの帯を慌てて掴んでくれた。
その声、この腕。
あぁ、たった2日しか離れていなかったのに、とても懐かしい。
お父さんの。
お父さんの声と腕だ。
それだけで安心した私は、そのまま意識を手放した。
「大丈夫。水を飲んでる様子はないよ。多分、体力が限界だっただけだと思う。」
青木さんが、奥さんの呼吸がしっかりしている事を確認していた。
あぁよかった。
AEDとか必要になったらどうしようかと思った。使い道わからないもん。
「奥さんとお子さんの着替え、出しときますね。」
浅葱屋敷の箪笥の肥やしになっていた野良着を出せたので、そっちは玉にお任せ。
「お父さん!」
「あぁ、お父さんだ。よくぞお母さんを護り抜いてくれたな。」
「うん、だって僕、お父さんの息子だもん。」
サンスケさんのお子さん、ヒカリ君は
濡れた服のまま父親に抱かれて、大きく頷いた。
親子の再会は後にして、着替えさせなさい。せっかく助けたのに、風邪拗らしちゃいましたとか無しな。
………
夕方までに、龍ヶ崎の谷に流れ込んだ水は引いた。
不思議というか、奇跡というか、水に流されて者はみな生きていた。
水浸しになって鼻風邪を引く者はいても、それ以上に害した者は皆無だった。
地頭様を含めて、なゐふるで直接死んだ者は別として、水で死んだ者はいなかったのだ。
ただ、三助の妻子だけ帰ってこなかった。
人々は集まり、焚き火で暖をとった。
その中で幾人もの人が、とある帆掛船の目撃談をを語った。
谷の真ん中を悠々と東に。
水の流れとは逆に進む帆掛船に。
その船には7人の男女が乗っていた。
その7人の中に、三助親子の姿もあった。
やがて帆掛船は、東の平原に消えた。
空を昇っていく様子を目撃した者も多い。
不思議な事に、塩に覆われた田の米は元気だった。
特にあの帆掛船が通った航路下の田の実りは見事だったという。
三助の家の中には、米俵が何俵も置かれていた。
おかげで村人は飢える事もなく、村の再建を果たした。
地震で圧死した地頭に代わり、相馬という旧家の地頭が龍ヶ崎を治める事になったが、それは先の話。
そして、奇跡をもたらした帆掛船は、7人の乗組員と共に宝船と呼ばれるようになる。
「私が子供の頃ね。大水が出て溺れ死にそうになった時、ヒカリちゃんのお母さんの声が聞こえたの。助けたい。助けたいって。そのせいか私は助かったの。でも、ヒカリちゃんとヒカリちゃんのお父さんお母さんは帰って来なかった。きっと宝船に乗って、極楽に行っちゃったのね。」
後にひ孫に囲まれるまで長生きした、さなえという女性が語った事である。
でもそれは、今は昔。
陸前浜街道の宿場として栄えた龍ヶ崎の街は、常磐線と国道6号から外れた事もあり、今では静かな城下宿場町の雰囲気を残す落ち着いた街になっている。
歴史書に語られる事の無い昔話は、今も静かに、豊かな田の底に沈んでいる。
★ ★ ★
「あぁ終わった終わった。なんだかなぁ、せっかくの日曜日の午前に働かせやがって。もう昼ご飯じゃないか。」
「むむ、確かにもうすぐお昼です。殿!鶏皮を出して下さい。わさび和えにしましょう。」
「玉ちゃん、覚えてたの?」
「佳奈さん、どうせ殿のする事ですよ。人助けの1人や2人。パパパって済ませて終わりです。それよりも殿の身だしなみとおかずです。」
「サンスケさんの奥さんは、鶏皮のわさび和え以下ですか。」
ちゃっちゃと割烹着を羽織り始める玉さんは、相変わらずの玉さんで。
「鶏皮は冷蔵庫に入ったから、今。」
「わかりましたぁ。」
颯爽と和室を出て行く玉さんを見送ると、僕は違棚に並ぶ水晶玉に視線をやった。
別に何か言うまでもなく、新しい村にサンスケさん一家を送ると、そのまま帰ってきた。残ったところで、後始末は村の人がするべき事で、僕らが手を出していい場面とは思えないからだ。
米俵をたっぷり上げただけで、充分過ぎるだろう。
新しい村に続く水晶玉を手に取ってみた。
水晶玉は光の粒子と化し、そのまま消えていく。
「…驚かないのね。知ってたの?」
水晶玉消滅を一緒に見守った青木さんが話しかけて来た。
「知っていたと言えば、知っていたよ。これ以上、この水晶の世界で僕のやるべきことは残っていないから。」
あの世界から帰ってくる時、いつものようにお堂の中に入り、馬頭観音の前でこの部屋に戻ってきた。
その時、僕ははっきりと聞いていた。
「ありがとう」
と。
それは多分、馬頭観音が言葉として発した、最初で最後の言葉だろう。
その言葉に、僕は僕のすべき事を終わらせた事を察したんだ。
「もう、行けないのかなぁ。貴方と違って、私は初めて行った土地だし、なんか活気と未来を感じたの。勿論、私が口出ししちゃいけない事も、大災害の後って事もわかってる。でもみんな、凄く前向きだったじゃない。あれは、貴方と貴方が助けた人達が醸し出した空気だけど、私もこの空気をもっと吸いたいなって思ったの。」
まったく。
この人は、素早く本質を掴む人だな。
「行こうと思えば行けると思うよ。」
「ん?貴方にしては不確定な言い方ね。」
「時代が確定出来ないんだよ。」
背景にある地震は、おそらく13世紀に起こった鎌倉大地震だと思う。
震源地は鎌倉直下という、ほんっとうに日本て何処に都を作っても地震に当たるなって嫌がらせの様な大地震だ。
その前後数世紀をあたっても、関東を震源とする大地震は起きていない。
しかし、13世紀末に似つかわしくない事例がたくさんある世界だったから。
そもそも、この案件は、しずさんを通して荼枳尼天が依頼して来た案件だった。
しかし荼枳尼天は、この案件に最初から最後まで登場しない。
馬頭観音と一言主だけだ。(伊弉諾・伊奘冉も名前だけ登場してたけど)
「君の希望もわかるよ。でも多分、僕らはもう、関わっちゃいけないんだろうね。」
「サンスケさんの奥さんとお子さんを助けられただけで、満足しなさいって?」
「そうは言わないよ。そうだな、例えは、君や玉の好きなゲームで例えると、もうイベントが全て終わった街と思えば良い。」
実際、仮に行けたところで、僕らは邪魔になるだけだろう。
「そうか。奥さん達、元気でやって行けたのかなぁ。それだけちょっと気になるな。」
「青木さん、花粉症は大丈夫?」
「うん。大丈夫だよ。」
だったら。
「春になったら、3人で。しずさんがOK出すなら4人で今のあそこに行こうか。棒坂と熊野の清水、今どうなっているか、見ておくのもいいと思うよ。」
「うん。行こっ。少ししかいなかったけど、山の形も建物の風景もしっかり頭に入っているから。」
それだけ言うと、青木さんはやっとニッコリ笑ってくれた。
「佳奈さぁん。おみおつけお願いして良いですか?」
「あ、任せて玉ちゃん!」
お昼もガッツリ食べさせられそうだなぁ。
こうして、僕らはいつもの日常に戻って行った。
★ ★ ★
私はしばらく寝てしまっていたようです。
目が覚めた時、お父さんは薬研をコリコリと走らせていました。
…お父さん。
「おお、やっと起きたか。あぁ無理に起きんでいい。疲れと緊張が一気に来ただけだから、しばらく横になればすぐ元通りになる。」
「あなたは、あなたなのですね。」
「あぁ。」
擦った物を紙に丁寧に包んでいる。
この人は農家で漁師だった筈なのに、いつの間に薬師になったのでしょう。
「色々あってな、お前たちの前からは2日しか留守にしてなかったけど、実際には2年ばかり経ってたんだ。」
「何を仰ってんの、と聞きたいけど、お顔に皺が出来ましたね。ご苦労されたのですね。」
「あぁ。」
湯呑みに湯気の立つお湯を注いで、私に手渡してくれた。
うん。その手は覚えてますよ。
紛れもなく、あなたの手です。
「薬湯だ。少し苦いが効くぞ。明日には立てるようになる。」
「ありがとうございます。」
うん。確かに苦いわね。
でもなんだろう。清涼感があって、お薬じゃなくても好きな味ですね。
「お父さん、素麺を貰って来たよ。」
「おう。後で茹でるから、そしたら大葉を2~3枚毟ってきてな。」
「うん、わかった。あ、お母さん起きたんだね。」
「坊やは大丈夫なの?」
「大丈夫だよ。お湯に浸かればちょっとの疲れくらい飛んでっちゃうんだ。」
「お湯?」
はて、行水にお湯が使えるのかしら。
「この谷にはいつでも入れる風呂がある。後で入りに行けばいい。」
「まぁそれはそれは。」
おんせんって言う奴ね。
話には聞いたことあるわ。
「でもお父さん。泉もお湯も1人の人が掘り当てたんでしょ。」
「あぁ、俺にとっても、この村にとっても、命の恩人だよ。」
「まるで、大師様だね。」
「大師様か…」
大師様という言葉を聞いてから、お父さんの顔が固まった。
何か思い当たる事でもあるのかしら。
「そうだな。まるで大師様の様な人だな。」
それだけ言うと、懐かしい物を思い出すように、窓から空を見上げるあなたでした。
私達は、この村で、この谷で生活して行くのね。
そしたらね。
私も私の出来る事、探して。
いっぱい働きますよ。
いっぱいね。
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