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第一章 開店
成田山
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「やっぱり、また君ですか。」
本殿の前での舞は、結果として「奉納舞」になったらしい。本殿の扉を開けて出てきたのは、白い御狐様に乗り稲穂を左手に、神剣を右手に持つ女性だった。
「また食べますか?作りますよ。」
うんうん、と。いや、どちらかと言うと、ぶんぶんと首を縦に振ったので、茶店に案内する事にした。
こないだみたいに、露天のテーブルよりはマシでしょう。屋根ついてるし、清潔だし。
ーハンバーグー
1.合挽きの挽肉を小判形に丸める
2.両手間で投げる様にぶつけて空気を抜く
3.脂身を鉄板で温め、肉汁が溢れ無い様に焼く
4.塩胡椒で味付けする
5.目玉焼きを乗せて出来上がり
とっても簡単な目玉焼きハンバーグですな。
ご飯とお味噌汁、玉特製の糠漬けを添えて、ケチャップハンバーグ定食、菊地スペシャルを奉納しよう。
「玉ちゃん、あの女の人誰?突然現れたけど。」
「しっ。あの方は神様です。」
「かっ………。」
ご飯と聞けばいつもはドカドカ入って来る玉さんも、さすがに神様の前では神妙に控えている。
あ。しまった。テーブルを用意してなかったな。
そもそもこの茶店は平台を並べて床にした簡易構造なので、直接腰掛けてお茶や軽食を飲食する位にしか考えていなかった。
いいよいいよ。
と、彼女は手を振り、御狐様を跪吐かせる事で平台をテーブルにした。
まあ、新品の緋毛氈を敷いてあるし(あっちの角で玉が寝転んでた部分は誰も触れていない筈だし)。
彼女にお皿を並べながら、御狐様にも何か献上した方が良いよねと思った。前回は突然過ぎて放置しちゃったけど、正式な神様の御使いだし。えぇと、まさか本当に油揚げを捧げる訳にもいくまい。狐も犬科だからなんでも食べる系肉食だな。
ならば、ハンバーグも食べるかな?
肉汁をわざと抜いて塩も抜き、御狐様の健康を加味した「逆目黒のさんま」的な、でもお肉の美味しさをじっくり味わえる逸品でございます。
口元にハンバーグを乗せたお皿と水を入れたお皿を置くと、きちんと頭を上下させて礼をしてから食べ始めた。
御狐様にも奉納されるのは珍しいのかな。その様子をニコニコ微笑みながら、彼女は御狐様を眺めている。
「荼枳尼天様って言うお稲荷様ですよ。玉のお社の祭神様です。」
「……なんでだろう。神様が現れましたって普通に受け入れている私がいる。そしてあの人が神様だって知っている自分がいるよ。」
「玉がずぅっとお世話して来たんですけどね。殿のご飯が美味しいから、時々こうやって殿に逢いに来るんです。神職としてヤキモチ妬いちゃいます。」
「ヤキモチのレベルが違うわあ。」
「お粗末様でした。あぁ、お皿はそのままで良いですよ。」
御狐様がお皿を咥えて平台に乗せようとする姿を見て、慌ててお皿をまとめ始める彼女を手で制して。
御狐様の胸元を撫でてあげると、気持ち良さそうに目を閉じて顎を上げた。
私も、と胸を突き出す彼女だけど、そこは女神様なので髪をそっと撫でてあげる。
「良いなぁ、あれ。玉にもして欲しいです。」
「神様を撫でてあげるって。私は物凄いものを見ているのではないかな。ないかな?」
「そう言う人なんですよ。殿は。」
「そなの?」
「はい。玉だろうと神様だろうと扱いは変えませんし、玉だろうと神様だろうと好かれます。なんだかんだ言っても、佳奈さんも殿には好印象を持たれていると見えますけど?」
「まぁねぇ。あそこまで開けっぴろげで、女に、て言うか私に警戒感を抱かせない男性って言うのも初めてかも。」
「玉も、殿に頼らなければ行くとこ無いという事情があったにしても、ここまで全く何も考えないで殿に全てを委ねるすっからかんな女とは、我ながらびっくりでした。」
「人懐っこさで言うなら、あなた達、似た物夫婦だけどね。」
「佳奈さんも大差ないかと。」
「…私は男性に対しては、そもそも慣れて無いし、なんだろな、菊地さんには最初から失礼な事ばかり言ってるんだよね。反省はするんだけど、あの通り隙だらけの人だし。悪ふざけしたくなるんだ。」
「ねー。」
ニッコリ笑うと、彼女は僕と一つ手を合わせて、空気中にかき消す様に消えていった。
前回はてっきり昇天したものだと思い込んでいたけど、うちの巫女さん2人(もしくは玉の母親を含めて3人)の奉納舞で現れたという事は、お社の神鏡に宿っているという事なのかな。
まぁ、なんでもありな聖域の力の根源が彼女だという推測もあり得るしね。
「ねぇ菊地さん?私は今夢でも見てたのかな、…そしてなんで玉ちゃんは私のおっぱいを揉んでるの?」
「佳奈さんのほっぺをつねろうと思ったけど、小癪なおっぱいが見えたので。代わりにつねろうかなぁって。」
「私のおっぱい小癪なの?あの時から大して膨らんでないのに。」
「玉のおっぱいも膨らんでません。」
馬鹿が2人してはしゃぎ出したので
「人を馬鹿言うなぁ。」
「そうです。私達の口からおっぱいという単語を言う殿刺激プレイです。」
「違います。」
僕は、最後に彼女が手に書いた文字を見てみた。
な り た
その3文字が掌に書かれていた。
なりた
つまり成田、成田山って事かな?
まさか成田空港って事は無いよな。
「ちょっと。私達をほっとかないでよ。」
「あのモードに入ると、玉が何しててもほっとかれますよ。」
「割と薄情なとこあるのかしらね。」
あっ、あっちの2人をすっかり忘れてた。
「玉を忘れないで下さい。」
「ハンバーグ食べますか?」
「食べますです。はい!」
「…朝から食べたのは、さっきのトマトだけなのでご馳走になります。…神様と同じ物を私食べるの?」
「食べたからといって、別におっぱいが膨らんだりしませんよ。お腹は膨らむけど。」
「おっぱいおっぱいうるさいよ。」
「それは僕の言う事だよ。」
★ ★ ★
「なりた、ですか?」
「うん、さっき彼女が残していった言葉なんだ。」
「普通なりたって言ったら、成田空港か成田山新勝寺ですね。高校野球ファンなら有名な高校があるけど。」
「おやま、青木さんは高校野球ファンでしたか?」
「そう言う訳じゃないけど、ほら春日部にも有名な学校あるでしょう。だからなんとはなしので知識はあるの。」
「ふーん。あそこの出身なんだ。」
「……あそこ結構偏差値高いので選びませんでした。女子校女子短大で女臭い学生生活送ってました。」
「女臭い、ねぇ。」
「あ、幻滅しました?」
「別に女性とお付き合いした事無い訳じゃないし、現に今も玉が。」
僕は、僕の分まで奪い取って食い散らかし、丸々球体になった玉を見下ろしながら。
「さっきあれだけ幻想的な舞を舞った綺麗な巫女さんが、毎食後大抵こうなっているわけだから。一緒に寝てるって事は、玉が知らない玉を見せつけられてるって事だし。」
ニヤ。
「玉ちゃんニヤニヤしてるけど?」
「佳奈さん、それは玉の恥ずかしいところも殿は受け入れてくれてるって証拠なのですよ。」
「……なるほど。異性とのお付き合いの経験が無い私としては、大いに勉強になりました。」
「君達、さっきから話がズレているよ。」
★ ★ ★
「それにしても成田か。」
「許すまじ成田です。」
玉がコロコロ転がりながら叫んでる。
「……玉ちゃんって成田に何かされたの?」
「ご先祖様だか血縁者だかが、平将門の配下だったそうだ。このお社は、そこら辺の因縁があるんだって。」
「平将門だのお稲荷様だの。ここはどうなっているのよ。」
あっちにコロコロ転がって行った玉が、こっちにコロコロ転がって来た。
「おかえり。」
「ただいまです、殿。」
「なんか今さっき物騒な事言って無かった?玉ちゃん。」
「お社様への建前で言っただけですよ。玉が仕えているのは殿だけですから。」
そう言う設定でしたね。
「その割には随分とおざなりな態度ですが。」
「愛妾の甘えなのです。」
エッチな事が出来ないお妾さんに、何の意味があるんだろう?
「…本当に仲良いわね。」
「嫉妬しましたか?」
「どうしてそうなるの?」
「嫉妬しなさい!」
「菊地さん助けて。玉ちゃんがおかしいの。」
「君達も仲良いなぁ。」
「嫉妬しましたか。」
「しません。」
「しなさい。」
「助けて青木さん、玉がおかしいの。」
★ ★ ★
青木さんに叱られました。
というか、だんだん僕ら3人のリズムが出て来た様な気がします。
「台本無しの即興でふざけられるって言うのも、ある意味才能よね。」
「感心されてもね。まぁ寝食を共にしてれば、僅か数日でも家族になって行く見本ですよ。」
「ですよ。」
「そんなもんなのかしらねぇ。」
一人暮らしって事もあるのか、家族という言葉に過敏に反応する女性の様だ。
僕はともかく、玉との繋がりをもっと密にした方が良いのかなぁ。
「明日、成田に行ってみる事にします。明日は日曜日ですし、青木さんもご一緒しますか
「行きます!」
食い気味だ。
「というかね。私もっとお話しがしたいです。菊地さんとも、玉ちゃんとも。」
寂しかったのかな?
本殿の前での舞は、結果として「奉納舞」になったらしい。本殿の扉を開けて出てきたのは、白い御狐様に乗り稲穂を左手に、神剣を右手に持つ女性だった。
「また食べますか?作りますよ。」
うんうん、と。いや、どちらかと言うと、ぶんぶんと首を縦に振ったので、茶店に案内する事にした。
こないだみたいに、露天のテーブルよりはマシでしょう。屋根ついてるし、清潔だし。
ーハンバーグー
1.合挽きの挽肉を小判形に丸める
2.両手間で投げる様にぶつけて空気を抜く
3.脂身を鉄板で温め、肉汁が溢れ無い様に焼く
4.塩胡椒で味付けする
5.目玉焼きを乗せて出来上がり
とっても簡単な目玉焼きハンバーグですな。
ご飯とお味噌汁、玉特製の糠漬けを添えて、ケチャップハンバーグ定食、菊地スペシャルを奉納しよう。
「玉ちゃん、あの女の人誰?突然現れたけど。」
「しっ。あの方は神様です。」
「かっ………。」
ご飯と聞けばいつもはドカドカ入って来る玉さんも、さすがに神様の前では神妙に控えている。
あ。しまった。テーブルを用意してなかったな。
そもそもこの茶店は平台を並べて床にした簡易構造なので、直接腰掛けてお茶や軽食を飲食する位にしか考えていなかった。
いいよいいよ。
と、彼女は手を振り、御狐様を跪吐かせる事で平台をテーブルにした。
まあ、新品の緋毛氈を敷いてあるし(あっちの角で玉が寝転んでた部分は誰も触れていない筈だし)。
彼女にお皿を並べながら、御狐様にも何か献上した方が良いよねと思った。前回は突然過ぎて放置しちゃったけど、正式な神様の御使いだし。えぇと、まさか本当に油揚げを捧げる訳にもいくまい。狐も犬科だからなんでも食べる系肉食だな。
ならば、ハンバーグも食べるかな?
肉汁をわざと抜いて塩も抜き、御狐様の健康を加味した「逆目黒のさんま」的な、でもお肉の美味しさをじっくり味わえる逸品でございます。
口元にハンバーグを乗せたお皿と水を入れたお皿を置くと、きちんと頭を上下させて礼をしてから食べ始めた。
御狐様にも奉納されるのは珍しいのかな。その様子をニコニコ微笑みながら、彼女は御狐様を眺めている。
「荼枳尼天様って言うお稲荷様ですよ。玉のお社の祭神様です。」
「……なんでだろう。神様が現れましたって普通に受け入れている私がいる。そしてあの人が神様だって知っている自分がいるよ。」
「玉がずぅっとお世話して来たんですけどね。殿のご飯が美味しいから、時々こうやって殿に逢いに来るんです。神職としてヤキモチ妬いちゃいます。」
「ヤキモチのレベルが違うわあ。」
「お粗末様でした。あぁ、お皿はそのままで良いですよ。」
御狐様がお皿を咥えて平台に乗せようとする姿を見て、慌ててお皿をまとめ始める彼女を手で制して。
御狐様の胸元を撫でてあげると、気持ち良さそうに目を閉じて顎を上げた。
私も、と胸を突き出す彼女だけど、そこは女神様なので髪をそっと撫でてあげる。
「良いなぁ、あれ。玉にもして欲しいです。」
「神様を撫でてあげるって。私は物凄いものを見ているのではないかな。ないかな?」
「そう言う人なんですよ。殿は。」
「そなの?」
「はい。玉だろうと神様だろうと扱いは変えませんし、玉だろうと神様だろうと好かれます。なんだかんだ言っても、佳奈さんも殿には好印象を持たれていると見えますけど?」
「まぁねぇ。あそこまで開けっぴろげで、女に、て言うか私に警戒感を抱かせない男性って言うのも初めてかも。」
「玉も、殿に頼らなければ行くとこ無いという事情があったにしても、ここまで全く何も考えないで殿に全てを委ねるすっからかんな女とは、我ながらびっくりでした。」
「人懐っこさで言うなら、あなた達、似た物夫婦だけどね。」
「佳奈さんも大差ないかと。」
「…私は男性に対しては、そもそも慣れて無いし、なんだろな、菊地さんには最初から失礼な事ばかり言ってるんだよね。反省はするんだけど、あの通り隙だらけの人だし。悪ふざけしたくなるんだ。」
「ねー。」
ニッコリ笑うと、彼女は僕と一つ手を合わせて、空気中にかき消す様に消えていった。
前回はてっきり昇天したものだと思い込んでいたけど、うちの巫女さん2人(もしくは玉の母親を含めて3人)の奉納舞で現れたという事は、お社の神鏡に宿っているという事なのかな。
まぁ、なんでもありな聖域の力の根源が彼女だという推測もあり得るしね。
「ねぇ菊地さん?私は今夢でも見てたのかな、…そしてなんで玉ちゃんは私のおっぱいを揉んでるの?」
「佳奈さんのほっぺをつねろうと思ったけど、小癪なおっぱいが見えたので。代わりにつねろうかなぁって。」
「私のおっぱい小癪なの?あの時から大して膨らんでないのに。」
「玉のおっぱいも膨らんでません。」
馬鹿が2人してはしゃぎ出したので
「人を馬鹿言うなぁ。」
「そうです。私達の口からおっぱいという単語を言う殿刺激プレイです。」
「違います。」
僕は、最後に彼女が手に書いた文字を見てみた。
な り た
その3文字が掌に書かれていた。
なりた
つまり成田、成田山って事かな?
まさか成田空港って事は無いよな。
「ちょっと。私達をほっとかないでよ。」
「あのモードに入ると、玉が何しててもほっとかれますよ。」
「割と薄情なとこあるのかしらね。」
あっ、あっちの2人をすっかり忘れてた。
「玉を忘れないで下さい。」
「ハンバーグ食べますか?」
「食べますです。はい!」
「…朝から食べたのは、さっきのトマトだけなのでご馳走になります。…神様と同じ物を私食べるの?」
「食べたからといって、別におっぱいが膨らんだりしませんよ。お腹は膨らむけど。」
「おっぱいおっぱいうるさいよ。」
「それは僕の言う事だよ。」
★ ★ ★
「なりた、ですか?」
「うん、さっき彼女が残していった言葉なんだ。」
「普通なりたって言ったら、成田空港か成田山新勝寺ですね。高校野球ファンなら有名な高校があるけど。」
「おやま、青木さんは高校野球ファンでしたか?」
「そう言う訳じゃないけど、ほら春日部にも有名な学校あるでしょう。だからなんとはなしので知識はあるの。」
「ふーん。あそこの出身なんだ。」
「……あそこ結構偏差値高いので選びませんでした。女子校女子短大で女臭い学生生活送ってました。」
「女臭い、ねぇ。」
「あ、幻滅しました?」
「別に女性とお付き合いした事無い訳じゃないし、現に今も玉が。」
僕は、僕の分まで奪い取って食い散らかし、丸々球体になった玉を見下ろしながら。
「さっきあれだけ幻想的な舞を舞った綺麗な巫女さんが、毎食後大抵こうなっているわけだから。一緒に寝てるって事は、玉が知らない玉を見せつけられてるって事だし。」
ニヤ。
「玉ちゃんニヤニヤしてるけど?」
「佳奈さん、それは玉の恥ずかしいところも殿は受け入れてくれてるって証拠なのですよ。」
「……なるほど。異性とのお付き合いの経験が無い私としては、大いに勉強になりました。」
「君達、さっきから話がズレているよ。」
★ ★ ★
「それにしても成田か。」
「許すまじ成田です。」
玉がコロコロ転がりながら叫んでる。
「……玉ちゃんって成田に何かされたの?」
「ご先祖様だか血縁者だかが、平将門の配下だったそうだ。このお社は、そこら辺の因縁があるんだって。」
「平将門だのお稲荷様だの。ここはどうなっているのよ。」
あっちにコロコロ転がって行った玉が、こっちにコロコロ転がって来た。
「おかえり。」
「ただいまです、殿。」
「なんか今さっき物騒な事言って無かった?玉ちゃん。」
「お社様への建前で言っただけですよ。玉が仕えているのは殿だけですから。」
そう言う設定でしたね。
「その割には随分とおざなりな態度ですが。」
「愛妾の甘えなのです。」
エッチな事が出来ないお妾さんに、何の意味があるんだろう?
「…本当に仲良いわね。」
「嫉妬しましたか?」
「どうしてそうなるの?」
「嫉妬しなさい!」
「菊地さん助けて。玉ちゃんがおかしいの。」
「君達も仲良いなぁ。」
「嫉妬しましたか。」
「しません。」
「しなさい。」
「助けて青木さん、玉がおかしいの。」
★ ★ ★
青木さんに叱られました。
というか、だんだん僕ら3人のリズムが出て来た様な気がします。
「台本無しの即興でふざけられるって言うのも、ある意味才能よね。」
「感心されてもね。まぁ寝食を共にしてれば、僅か数日でも家族になって行く見本ですよ。」
「ですよ。」
「そんなもんなのかしらねぇ。」
一人暮らしって事もあるのか、家族という言葉に過敏に反応する女性の様だ。
僕はともかく、玉との繋がりをもっと密にした方が良いのかなぁ。
「明日、成田に行ってみる事にします。明日は日曜日ですし、青木さんもご一緒しますか
「行きます!」
食い気味だ。
「というかね。私もっとお話しがしたいです。菊地さんとも、玉ちゃんとも。」
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