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結婚式その後
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「師匠。そんなに食べる人だっけ?」
僕ら4人に割り当てられた、丸テーブルの僕のスペースギリギリに料理が乗せられた様子を見て、1度目の料理を確保して来た田中さんが目を丸くしている。
瑞穂くんと阿部さんはまだ仲良く鉄板焼きの前で、お皿を持って並んでる。
田中さんは、既に並んでいる料理を手際よく確保して来たようだ。
肉類より、野菜の煮物や味の濃そうなホワイトソースの掛かったエビとブロッコリーのサラダを選んでいるあたり、いかにも田中さんらしいと言うか。
…考えてみたら、僕といい瑞穂くんといい、僕の周りには肉より魚、野菜大好きと味覚が年寄り染みている人が多いな。
「ビアシンケン」と言う、フランクフルトを4~5回り大きくしたソーセージを、1人でもしゃもしゃ食べる阿部さんて究極の(正しい意味で)肉食女子がいるけど。
バイキング料理の結婚式って言うのもなんだかなぁと思うけど、鉄板焼きって。
ホテルの晩御飯じゃないんだから。
でも、知らない知らない。見えない見えない。
あれが僕の婚約者(笑)だなんて。
認識しないゾォ。
「あぁ、シャンメリーが美味しいなぁ。」
テーブルに8本も並んでいるシャンメリーの内、早くも1本を僕は1人で空けようとしていた。
勿論、僕は一切離席していない。
隊長さんが自分で食べようとして、僕の前に持って来たのに、僕の空っぽのお皿を見て、料理満載の皿を置いていく姿を見た顔見知りの''お巡りさん''達が、シショーシショー言って代わる代わる挨拶に来たからだ。
あれこれ料理満載の皿を持って。
いやさ、来賓席に行けば偉い人いるよ?
県知事だの代議士だのはともかく、警視正とか署長さんとかがいるよ?
皆さんの上司ですよ。
なんで僕んとこ来るの?
結果、僕の前に白米だの、お味噌汁だの、ポタージュだの、カリカリベーコンだの、霜降り和牛のステーキだの、鮑のバターソテーだのが並んでいるわけです。
ご飯茶碗とお椀とスープカップが、それぞれ3つ並んでいるんですけど。
こんな珍妙な食卓を見たことないし、これ僕が全部食べるの?
中には全く面識の無い、隊長や新郎ゴリラより一回りデカくてゴツい、ブロディやゴディみたいなオッちゃんまで挨拶に来ているし。
一応、礼儀をわきまえて挨拶を返しますが、貴方誰よ?
で、なんでまた、お肉を置いてくのよ。
「…田中さん、ごめん。手伝って。」
あと、あの肉食女子呼んできて。
お肉なら、ここにいっぱいあるよって。
………
「こんにちは、師匠さん。」
「あ、こんにちは。」
田中さんが2人を呼んでいる間に来てくれたのは、ええと、名前を知らないぞ。
僕が(間違えて)妊娠を見破っちゃった婦警さんだ。
最近では我が家は、警察第二道場みたいな有り様で、そもそも僕が知らない婦警さんが竹刀を振る事が増えた。
瑞穂くんの案内で来るらしいけど、知らない車(ミニパト)が、ウチのガレージからはみ出てるのが見えたりしてます。
セコム、してますか?
セコム、してるはずですが、同居人だけでなく、県警の警部補やら婦警やらが勝手に解除してます。
長嶋さん、どうしよう。
(後藤さんが言っていた長嶋茂雄さんって、セコムの人なのね。って言ったら、後藤さんに複雑な顔をされました。)
「相変わらず大人気ですね。」
「おもちゃにされてるだけですよ。お身体の方は大丈夫ですか。」
「順調ですよ。と言ってもまだ4ヶ月ですから。悪阻もなくなったし、お腹がポッコリして来たくらいですかね。」
そうですか。
それは良いですね。
何故だろう、なんか下半身がムズムズするんだけど。
「ウチは子供が産まれてから披露宴だけやるの。その時は皆さんをお呼びしますね。」
「はぁ。」
「あと、私の新しい姓は山崎です。人名簿を直しておいてください。」
「人名簿?そんなの作ってませんが。」
「警視監ですよ。」
「はい?」
「警部補と警視監が、師匠の道場に出入りする資格があるものをリストアップしてるんですよ。」
「はいぃ?」
何それ、何も知らない聞いてない。
「瑞穂さん達が筆頭弟子として並んでいて、最近都築巡査の順位が上がったと聞いてます。警察の道場にまでいらして御指導されたとお聞きしましたよ。」
「……身に覚えはありますが。」
「ついでに、ウチの旦那も滅多クソにしてもらうと嬉しいな。あの野郎、今日が警部補の結婚式だと分かってて当務入れやがった。逃げてもしょうがないのに。」
「…逃げた?」
「警視監と警部補、あと警視正だって相馬一家なんでしょ。」
弓岡さん。
なんか知らないけど、相馬家は一族から一家にされて、貴方まで仲間にされてますよ。
…警察官がわちゃわちゃいる「お付き合い」が極道みたいになってますよ。
清水の次郎長か、天保水滸伝か、国定忠治か。
ウチってなんなん?
「怖がってこないのよ。だから披露宴でまとめてお見舞いしてやるわ。」
「…なんか知らないけど、ご愁傷様です。」
結婚式で出して良い言葉じゃないなぁ。
「師匠。私だって弟子だからね。出産が落ち着いたら、また道場で教えをお願いします。」
「………はい。」
その前に、元気な赤ちゃんを産んでください。
★ ★ ★
「なんでこうなった?」
知らんがな。
式を終えたゴリラと旧水野さんが、家に帰らず僕の家で頭を抱えている。
僕は食べ過ぎて動けなくなった瑞穂くんをレクサスの助手席に蹴り込んで、やっと帰って来れたんだ。
なんで県警本部長が名刺持って挨拶に来るんだよ。
その後ろで弓岡警視正がニヤニヤしてやがった。
式次第を無事終わらせて、お腹をぱんぱんに膨らませながら水野さんにもらい泣きしてる瑞穂くんを連れ出そうとして、シショーシショーうるせえ県警ゴリラの中を必死で掻い潜っていた出口に、県警の偉い人がずらりと並んでいるとは、誰が思おうか。
こっちはただの大学生だ。
賞罰なし、資格は普通運転免許だけ。
なのに、何故僕より良い大学出て、僕なんか足元にも及ばない社会的実績を積んだ人が何人も僕を待っているんだよ。
「卒業後、お待ちしています。」
何に?とは言わなかったけど。
はっきり言って、ウチの大学にも僕より立派な先輩達はゴロゴロ居るだろうし。
例えば、警察医に石川なんかどうでしょう。
形の上で、遠慮しまくり頭下げまくりしながら、やっとホテルの駐車場に辿り着くも。
そこにも何人かの、主に機動隊方面で見覚えのあるゴリラが待っていたわけで。
ゴリラに敬礼されながら出す車が、日本最高級車のレクサスなわけで。
僕は何者なんだよ。
あ、阿部さんと田中さんは、田中さんが阿部さんを介抱しながらいち早く帰宅してました。
…阿部さん、アレ、酒呑んでないよな?
成年年齢が下がっても、お酒はハタチになってから。
で、なんとか帰宅して、引き出物をそこらにほん投げて、瑞穂くんを風呂に放り込みました。
なんか色々疲れたので、ソファじゃなく絨毯の上にゴロリと横になって小一時間。
新郎新婦が「来客し」て来たわけです。
「セイガクから祝儀受け取れるかよ!」
と、ゴリラの怒鳴り声と共に。
………
「僕は祖父共々お世話になっているし、ぶっちゃけ金は後藤さんより持っているから、遠慮しなくていいのに。」
引き出物も貰っちゃったし。
「お前の金じゃないだろ。」
まぁ、実際は祖父からの生前贈与みたいなものですけど。
「さすがにね。お金を持っていようといまいと、学生さんからご祝儀を頂くって言うのは、私達もちょっと気にかかるのよ。」
旧水野さんが、僕と瑞穂くんと、阿部さんと田中さんの祝儀袋を戻して来た。
「お気持ちだけ欲しいから、袋だけ頂くね。これ、香取神宮の水引でしょ。わざわざ買いに行ってくれたの?」
「はぁまぁ。」
竹刀片手に祖父に連れられて、何故か模範試合をさせられたついでに買って来たものですけど。
って言うか、阿部さんも田中さんも3万円ずつ包んでいたのかよ。
あの2人はウチと違って入り用だろうに。
で、新郎ゴリラが何故頭を抱えているかと言うと。
機動隊隊長が僕らに自費でついて来ると知った警視正が、同じく自費でついて来ると言ったらしい。
「それは、…警察の上の方、空っぽになりますね。」
「そんなんじゃねぇよ。警視監・警視正・隊長同行の新婚旅行ってなんなんだよ。」
そんな愚痴を溢しに来たんですか?
僕ら4人に割り当てられた、丸テーブルの僕のスペースギリギリに料理が乗せられた様子を見て、1度目の料理を確保して来た田中さんが目を丸くしている。
瑞穂くんと阿部さんはまだ仲良く鉄板焼きの前で、お皿を持って並んでる。
田中さんは、既に並んでいる料理を手際よく確保して来たようだ。
肉類より、野菜の煮物や味の濃そうなホワイトソースの掛かったエビとブロッコリーのサラダを選んでいるあたり、いかにも田中さんらしいと言うか。
…考えてみたら、僕といい瑞穂くんといい、僕の周りには肉より魚、野菜大好きと味覚が年寄り染みている人が多いな。
「ビアシンケン」と言う、フランクフルトを4~5回り大きくしたソーセージを、1人でもしゃもしゃ食べる阿部さんて究極の(正しい意味で)肉食女子がいるけど。
バイキング料理の結婚式って言うのもなんだかなぁと思うけど、鉄板焼きって。
ホテルの晩御飯じゃないんだから。
でも、知らない知らない。見えない見えない。
あれが僕の婚約者(笑)だなんて。
認識しないゾォ。
「あぁ、シャンメリーが美味しいなぁ。」
テーブルに8本も並んでいるシャンメリーの内、早くも1本を僕は1人で空けようとしていた。
勿論、僕は一切離席していない。
隊長さんが自分で食べようとして、僕の前に持って来たのに、僕の空っぽのお皿を見て、料理満載の皿を置いていく姿を見た顔見知りの''お巡りさん''達が、シショーシショー言って代わる代わる挨拶に来たからだ。
あれこれ料理満載の皿を持って。
いやさ、来賓席に行けば偉い人いるよ?
県知事だの代議士だのはともかく、警視正とか署長さんとかがいるよ?
皆さんの上司ですよ。
なんで僕んとこ来るの?
結果、僕の前に白米だの、お味噌汁だの、ポタージュだの、カリカリベーコンだの、霜降り和牛のステーキだの、鮑のバターソテーだのが並んでいるわけです。
ご飯茶碗とお椀とスープカップが、それぞれ3つ並んでいるんですけど。
こんな珍妙な食卓を見たことないし、これ僕が全部食べるの?
中には全く面識の無い、隊長や新郎ゴリラより一回りデカくてゴツい、ブロディやゴディみたいなオッちゃんまで挨拶に来ているし。
一応、礼儀をわきまえて挨拶を返しますが、貴方誰よ?
で、なんでまた、お肉を置いてくのよ。
「…田中さん、ごめん。手伝って。」
あと、あの肉食女子呼んできて。
お肉なら、ここにいっぱいあるよって。
………
「こんにちは、師匠さん。」
「あ、こんにちは。」
田中さんが2人を呼んでいる間に来てくれたのは、ええと、名前を知らないぞ。
僕が(間違えて)妊娠を見破っちゃった婦警さんだ。
最近では我が家は、警察第二道場みたいな有り様で、そもそも僕が知らない婦警さんが竹刀を振る事が増えた。
瑞穂くんの案内で来るらしいけど、知らない車(ミニパト)が、ウチのガレージからはみ出てるのが見えたりしてます。
セコム、してますか?
セコム、してるはずですが、同居人だけでなく、県警の警部補やら婦警やらが勝手に解除してます。
長嶋さん、どうしよう。
(後藤さんが言っていた長嶋茂雄さんって、セコムの人なのね。って言ったら、後藤さんに複雑な顔をされました。)
「相変わらず大人気ですね。」
「おもちゃにされてるだけですよ。お身体の方は大丈夫ですか。」
「順調ですよ。と言ってもまだ4ヶ月ですから。悪阻もなくなったし、お腹がポッコリして来たくらいですかね。」
そうですか。
それは良いですね。
何故だろう、なんか下半身がムズムズするんだけど。
「ウチは子供が産まれてから披露宴だけやるの。その時は皆さんをお呼びしますね。」
「はぁ。」
「あと、私の新しい姓は山崎です。人名簿を直しておいてください。」
「人名簿?そんなの作ってませんが。」
「警視監ですよ。」
「はい?」
「警部補と警視監が、師匠の道場に出入りする資格があるものをリストアップしてるんですよ。」
「はいぃ?」
何それ、何も知らない聞いてない。
「瑞穂さん達が筆頭弟子として並んでいて、最近都築巡査の順位が上がったと聞いてます。警察の道場にまでいらして御指導されたとお聞きしましたよ。」
「……身に覚えはありますが。」
「ついでに、ウチの旦那も滅多クソにしてもらうと嬉しいな。あの野郎、今日が警部補の結婚式だと分かってて当務入れやがった。逃げてもしょうがないのに。」
「…逃げた?」
「警視監と警部補、あと警視正だって相馬一家なんでしょ。」
弓岡さん。
なんか知らないけど、相馬家は一族から一家にされて、貴方まで仲間にされてますよ。
…警察官がわちゃわちゃいる「お付き合い」が極道みたいになってますよ。
清水の次郎長か、天保水滸伝か、国定忠治か。
ウチってなんなん?
「怖がってこないのよ。だから披露宴でまとめてお見舞いしてやるわ。」
「…なんか知らないけど、ご愁傷様です。」
結婚式で出して良い言葉じゃないなぁ。
「師匠。私だって弟子だからね。出産が落ち着いたら、また道場で教えをお願いします。」
「………はい。」
その前に、元気な赤ちゃんを産んでください。
★ ★ ★
「なんでこうなった?」
知らんがな。
式を終えたゴリラと旧水野さんが、家に帰らず僕の家で頭を抱えている。
僕は食べ過ぎて動けなくなった瑞穂くんをレクサスの助手席に蹴り込んで、やっと帰って来れたんだ。
なんで県警本部長が名刺持って挨拶に来るんだよ。
その後ろで弓岡警視正がニヤニヤしてやがった。
式次第を無事終わらせて、お腹をぱんぱんに膨らませながら水野さんにもらい泣きしてる瑞穂くんを連れ出そうとして、シショーシショーうるせえ県警ゴリラの中を必死で掻い潜っていた出口に、県警の偉い人がずらりと並んでいるとは、誰が思おうか。
こっちはただの大学生だ。
賞罰なし、資格は普通運転免許だけ。
なのに、何故僕より良い大学出て、僕なんか足元にも及ばない社会的実績を積んだ人が何人も僕を待っているんだよ。
「卒業後、お待ちしています。」
何に?とは言わなかったけど。
はっきり言って、ウチの大学にも僕より立派な先輩達はゴロゴロ居るだろうし。
例えば、警察医に石川なんかどうでしょう。
形の上で、遠慮しまくり頭下げまくりしながら、やっとホテルの駐車場に辿り着くも。
そこにも何人かの、主に機動隊方面で見覚えのあるゴリラが待っていたわけで。
ゴリラに敬礼されながら出す車が、日本最高級車のレクサスなわけで。
僕は何者なんだよ。
あ、阿部さんと田中さんは、田中さんが阿部さんを介抱しながらいち早く帰宅してました。
…阿部さん、アレ、酒呑んでないよな?
成年年齢が下がっても、お酒はハタチになってから。
で、なんとか帰宅して、引き出物をそこらにほん投げて、瑞穂くんを風呂に放り込みました。
なんか色々疲れたので、ソファじゃなく絨毯の上にゴロリと横になって小一時間。
新郎新婦が「来客し」て来たわけです。
「セイガクから祝儀受け取れるかよ!」
と、ゴリラの怒鳴り声と共に。
………
「僕は祖父共々お世話になっているし、ぶっちゃけ金は後藤さんより持っているから、遠慮しなくていいのに。」
引き出物も貰っちゃったし。
「お前の金じゃないだろ。」
まぁ、実際は祖父からの生前贈与みたいなものですけど。
「さすがにね。お金を持っていようといまいと、学生さんからご祝儀を頂くって言うのは、私達もちょっと気にかかるのよ。」
旧水野さんが、僕と瑞穂くんと、阿部さんと田中さんの祝儀袋を戻して来た。
「お気持ちだけ欲しいから、袋だけ頂くね。これ、香取神宮の水引でしょ。わざわざ買いに行ってくれたの?」
「はぁまぁ。」
竹刀片手に祖父に連れられて、何故か模範試合をさせられたついでに買って来たものですけど。
って言うか、阿部さんも田中さんも3万円ずつ包んでいたのかよ。
あの2人はウチと違って入り用だろうに。
で、新郎ゴリラが何故頭を抱えているかと言うと。
機動隊隊長が僕らに自費でついて来ると知った警視正が、同じく自費でついて来ると言ったらしい。
「それは、…警察の上の方、空っぽになりますね。」
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