荒川にそばだつ
戦国時代、北武蔵を治める藤田氏の娘大福(おふく)は8歳で、新興勢力北条氏康の息子、乙千代丸を婿に貰います。
平和のために、幼いながらも仲睦まじくあろうとする二人ですが、次第に…。
二人三脚で北武蔵を治める二人とはお構いなく、時代の波は大きくうねり始めます。
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読了しました。
氏邦と福、ふたりが懸命に生きたことが、切々と伝わってきました。
有為転変の乱世の中、必死にもがいていき、幸せをつかもうとし、それでもやはり時の流れには抗えず……。
不幸ではありますが、だからこそ幸福が輝く、そんな物語だと思いました。
特にラスト、静謐な中で、福のモノローグがよく響きます。
面白かったです。
ではではノシ
乙千代丸……評価の分かれる方ですね。
その人と夫婦になる……厳しい運命が予想されます。
ゆっくりと読ませていただきます!
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