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第一部 《鬼手》と《影虎》
甘味の侍
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菓子屋の軒先で、番傘を背負った小柄な男が、至福の表情で今し方手に入れた菓子を頬張っていた。
「ほうほう、これが宝露糖か。こちらの甘い煎餅もなかなか」
「ね、お侍さん。美味しいでしょう?」
「んむ、拙者西洋菓子は初めて口にしたが、好物の饅頭にも負けず劣らんな」
「でしょ、でしょ?」
数人の女子に囲まれながら、男は手にした菓子を次々と口に放り込む。古臭い言い回しとは対照的に、少し色素の薄い髪を高く結い上げて、満面の笑みを浮かべる男は、青年といってもよい年頃の美丈夫だった。
甘いものに目がない青年は、久方ぶりに訪れた東京で、甘味を求めて赤坂くんだりから京橋までふらふらと散歩をしていた。
木村屋の餡入り饅頭が美味い、と聞いて、道筋を訪ねようと女子の集団に声を掛けるが、それはもう古いと西洋菓子の老舗へと連れてこられたのだ。
宝露糖という、その名の如くまるで宝石のような、指でつまめる小さな砂糖菓子は、奥歯で噛み砕くと、中に封じられた芳醇な洋酒がピリリと舌に広がる。特に辛党というほどでもないが、そのまま砂糖を齧ったような甘味と、香りの強い酒の対比が癖になる美味さだった。
砂糖を加えた小麦を練って焼いた乾蒸餅の程よい甘さも、宝露糖の後味と良く合って、交互に口に含むと終わりが見えない。
「これは拙い。このままでは、拙者の財布が空になってしまいそうだ」
未知の甘味の虜になったのか、青年が真剣な顔でそう零すと、女子たちが一斉に笑い出す。
「程々にしないと、酔っ払ってしまいますよ」
「ああ、それは困る。やはり木村屋の餡入り饅頭も試さねばならん。千鳥足では辿り着けんからな」
「あははは、変な人! 甘味巡りするお侍さんなんて、見たことないわ」
「む。男子が甘いものが好きで、何が悪い」
「こんな晴れた日なのに、番傘なんて持って……お侍さん、どちらからいらしたの?」
「晴れた日であろうと、備えあれば憂いなし、というだろう」
きゃっきゃと楽しそうにする傍に、着流し姿の男二人が現れて、一人の女子を突き飛ばした。
「きゃ……」
「どけ、騒がしい」
軒先にいたといっても、邪魔にならない端の方でのやり取りで、店の入り口を塞いでいたわけではない。
わざとぶつかりに行かなければ、邪魔になるはずなどなかった。
「騒がしかったのは、悪かった。しかし、乱暴を働く必要はないと思うが」
地面に投げ出されそうになった女子を抱き止めて、青年は二人に抗議した。それをじろりと睨み返して、男たちは吐き捨てる。
「何だ、女子どもとちゃらちゃらと」
「ああ、羨ましかったのなら、そう言えばよかろうに」
「何だと!?」
緩い笑顔で返した青年に、二人は気色ばむ。
長い前髪を揺らしながら、青年はニコニコと笑顔を崩さず、それがまた怒りを煽る。
「男のくせに、傾いた形しやがって……こちとら主君の使いだ! 痛い目に合いたくなかったら、失せろ」
「主君とは……主ら、侍か」
「おうよ、西南で政府の為に戦った英傑だ! 跪いて靴を舐めるならまだしも、命懸けでおまえらの生活を守った俺たちに意見するとはどういう了見だ」
怒鳴りつける二人に、女子たちは顔を青ざめさせて、震えている。それを庇うように前へ一歩出ると、ぽい、と宝露糖を口に含み、青年は呆れたような眼差しを向けた。
「それは大層なことであるが……ひけらかしての横暴は、感心せんな」
「何様だ、てめぇ!」
「何様と……拙者、名を柄本晃政と申す。しがない旅浪人だ」
「浪人風情が、東京府士族様に楯突いて、ただで済むとでも思ってんのか!」
「主ら……侍というからには、名乗られたら、名乗らんか」
ますます呆れた声を出す青年——晃政に、話の噛み合わぬ二人は憤怒の形相で歯軋りしている。その内一人が、舌打ちしながら懐に手を入れた時。
「おう、そんなもの抜くなら、俺も手ェ出すぜ」
店の中からぬっそりとした大男が現れて、そこにいた全員がぎょっとする。頭一つ分も突き出たその背丈に、上半身は腹にさらしだけ、煙管をふかしながら、ボロの黒羽織を肩に掛けた様相は、さながら宿無のようだ。まるで街並みにそぐわない。
ぎり、と睨み返した男は、懐の得物に手を掛けたまま、一目で破落戸だとわかるその大男を見定めている。怯える女子たちを宥めながら、背の番傘を小脇に抱え直した晃政も、無表情でその様子を眺めていた。
その拮抗状態は、長くは続かなかった。それを破ったのは、集まってきた野次馬の中からぽつりぽつりと上がった声だ。
「おい、あれ、仕舞屋《鬼手》じゃねぇか?」
「ああ、間違いねぇ。《鬼手》だ」
——《鬼手》?
きょとんとする晃政とは反対に、眼前の男二人は、目に見えて狼狽しだした。
「お、《鬼手》というと……」
「くそ……」
男は懐から手を出す。例え長脇差を隠し持っていても、それは強度の低い白鞘である。鬼神と聞きおよぶ《鬼手》が相手となっては、無力にも等しい。
それを確認して、《鬼手》手嶋隆二は男たちに言う。
「おう、お侍さんがた。店の目の前でこんな騒ぎ起こされちゃあ、主人もたまったもんじゃねぇだろう」
「おお、そうであった」
隆二の忠告に、晃政は今気がついたとばかりに、ポンと手を打った。そして、店の中に声を掛ける。
「主人、失礼申した。お詫びと言っては何だが、世話になっている赤坂本多に宝露糖の詰め合わせを三つほど、届けてもらおう」
「な……っ!」
晃政の言葉に、男が二人とも絶句する。赤坂の本多というと、地方藩筆頭家老の家、士族の中でも名が知れている。そこの客人に手を出したとあっては、西南に駆り出された足軽程度の自分たちなどたちどころに暴露てしまう。しかも、嘯いた身分を使って騒ぎを起こしたと知れては、咎めなしとはいえないだろう。
「ちくしょう……」
「い、行くぞ!」
男たちは、野次馬たちを掻き分けながら行ってしまう。ほぅ、と安堵の息をついた女子たちに、買い足した菓子を分け与えて、晃政が振り返る。
「《鬼手》、と申したか。拙者、柄本晃政。加勢、感謝いたす」
「おめぇに加勢したつもりはねぇがなぁ」
隆二はにやりと笑う。
「おめぇも、その物騒なもの、さっさと仕舞え」
「!」
脇に抱えた番傘を指してそう言われたのに気づき、晃政が驚愕の表情で隆二を見た。眉間に皺の寄ったその顔を眺めながら、隆二はからからと笑う。
「おめぇさんの、あんな凄ぇ殺気に気付かねぇたぁ、奴らもたかが知れてるな」
「……」
瞳を伏せて、晃政は番傘を背負い直した。宝露糖を口中で転がしながら、苦笑する。
「先程の言葉は、拙者にも向けられておったのだな」
「風月の主人、ありがとよ。もう目的は果たしたぜ」
晃政の言葉には返答せず、隆二は店の主人に礼を言い、向き直る。
「おう、晃政といったか」
「……ああ」
「また縁があったら、会おうぜ」
ひらひらと手を振りながら去っていく隆二の背中を、晃政はじっと見つめていた。
「ほうほう、これが宝露糖か。こちらの甘い煎餅もなかなか」
「ね、お侍さん。美味しいでしょう?」
「んむ、拙者西洋菓子は初めて口にしたが、好物の饅頭にも負けず劣らんな」
「でしょ、でしょ?」
数人の女子に囲まれながら、男は手にした菓子を次々と口に放り込む。古臭い言い回しとは対照的に、少し色素の薄い髪を高く結い上げて、満面の笑みを浮かべる男は、青年といってもよい年頃の美丈夫だった。
甘いものに目がない青年は、久方ぶりに訪れた東京で、甘味を求めて赤坂くんだりから京橋までふらふらと散歩をしていた。
木村屋の餡入り饅頭が美味い、と聞いて、道筋を訪ねようと女子の集団に声を掛けるが、それはもう古いと西洋菓子の老舗へと連れてこられたのだ。
宝露糖という、その名の如くまるで宝石のような、指でつまめる小さな砂糖菓子は、奥歯で噛み砕くと、中に封じられた芳醇な洋酒がピリリと舌に広がる。特に辛党というほどでもないが、そのまま砂糖を齧ったような甘味と、香りの強い酒の対比が癖になる美味さだった。
砂糖を加えた小麦を練って焼いた乾蒸餅の程よい甘さも、宝露糖の後味と良く合って、交互に口に含むと終わりが見えない。
「これは拙い。このままでは、拙者の財布が空になってしまいそうだ」
未知の甘味の虜になったのか、青年が真剣な顔でそう零すと、女子たちが一斉に笑い出す。
「程々にしないと、酔っ払ってしまいますよ」
「ああ、それは困る。やはり木村屋の餡入り饅頭も試さねばならん。千鳥足では辿り着けんからな」
「あははは、変な人! 甘味巡りするお侍さんなんて、見たことないわ」
「む。男子が甘いものが好きで、何が悪い」
「こんな晴れた日なのに、番傘なんて持って……お侍さん、どちらからいらしたの?」
「晴れた日であろうと、備えあれば憂いなし、というだろう」
きゃっきゃと楽しそうにする傍に、着流し姿の男二人が現れて、一人の女子を突き飛ばした。
「きゃ……」
「どけ、騒がしい」
軒先にいたといっても、邪魔にならない端の方でのやり取りで、店の入り口を塞いでいたわけではない。
わざとぶつかりに行かなければ、邪魔になるはずなどなかった。
「騒がしかったのは、悪かった。しかし、乱暴を働く必要はないと思うが」
地面に投げ出されそうになった女子を抱き止めて、青年は二人に抗議した。それをじろりと睨み返して、男たちは吐き捨てる。
「何だ、女子どもとちゃらちゃらと」
「ああ、羨ましかったのなら、そう言えばよかろうに」
「何だと!?」
緩い笑顔で返した青年に、二人は気色ばむ。
長い前髪を揺らしながら、青年はニコニコと笑顔を崩さず、それがまた怒りを煽る。
「男のくせに、傾いた形しやがって……こちとら主君の使いだ! 痛い目に合いたくなかったら、失せろ」
「主君とは……主ら、侍か」
「おうよ、西南で政府の為に戦った英傑だ! 跪いて靴を舐めるならまだしも、命懸けでおまえらの生活を守った俺たちに意見するとはどういう了見だ」
怒鳴りつける二人に、女子たちは顔を青ざめさせて、震えている。それを庇うように前へ一歩出ると、ぽい、と宝露糖を口に含み、青年は呆れたような眼差しを向けた。
「それは大層なことであるが……ひけらかしての横暴は、感心せんな」
「何様だ、てめぇ!」
「何様と……拙者、名を柄本晃政と申す。しがない旅浪人だ」
「浪人風情が、東京府士族様に楯突いて、ただで済むとでも思ってんのか!」
「主ら……侍というからには、名乗られたら、名乗らんか」
ますます呆れた声を出す青年——晃政に、話の噛み合わぬ二人は憤怒の形相で歯軋りしている。その内一人が、舌打ちしながら懐に手を入れた時。
「おう、そんなもの抜くなら、俺も手ェ出すぜ」
店の中からぬっそりとした大男が現れて、そこにいた全員がぎょっとする。頭一つ分も突き出たその背丈に、上半身は腹にさらしだけ、煙管をふかしながら、ボロの黒羽織を肩に掛けた様相は、さながら宿無のようだ。まるで街並みにそぐわない。
ぎり、と睨み返した男は、懐の得物に手を掛けたまま、一目で破落戸だとわかるその大男を見定めている。怯える女子たちを宥めながら、背の番傘を小脇に抱え直した晃政も、無表情でその様子を眺めていた。
その拮抗状態は、長くは続かなかった。それを破ったのは、集まってきた野次馬の中からぽつりぽつりと上がった声だ。
「おい、あれ、仕舞屋《鬼手》じゃねぇか?」
「ああ、間違いねぇ。《鬼手》だ」
——《鬼手》?
きょとんとする晃政とは反対に、眼前の男二人は、目に見えて狼狽しだした。
「お、《鬼手》というと……」
「くそ……」
男は懐から手を出す。例え長脇差を隠し持っていても、それは強度の低い白鞘である。鬼神と聞きおよぶ《鬼手》が相手となっては、無力にも等しい。
それを確認して、《鬼手》手嶋隆二は男たちに言う。
「おう、お侍さんがた。店の目の前でこんな騒ぎ起こされちゃあ、主人もたまったもんじゃねぇだろう」
「おお、そうであった」
隆二の忠告に、晃政は今気がついたとばかりに、ポンと手を打った。そして、店の中に声を掛ける。
「主人、失礼申した。お詫びと言っては何だが、世話になっている赤坂本多に宝露糖の詰め合わせを三つほど、届けてもらおう」
「な……っ!」
晃政の言葉に、男が二人とも絶句する。赤坂の本多というと、地方藩筆頭家老の家、士族の中でも名が知れている。そこの客人に手を出したとあっては、西南に駆り出された足軽程度の自分たちなどたちどころに暴露てしまう。しかも、嘯いた身分を使って騒ぎを起こしたと知れては、咎めなしとはいえないだろう。
「ちくしょう……」
「い、行くぞ!」
男たちは、野次馬たちを掻き分けながら行ってしまう。ほぅ、と安堵の息をついた女子たちに、買い足した菓子を分け与えて、晃政が振り返る。
「《鬼手》、と申したか。拙者、柄本晃政。加勢、感謝いたす」
「おめぇに加勢したつもりはねぇがなぁ」
隆二はにやりと笑う。
「おめぇも、その物騒なもの、さっさと仕舞え」
「!」
脇に抱えた番傘を指してそう言われたのに気づき、晃政が驚愕の表情で隆二を見た。眉間に皺の寄ったその顔を眺めながら、隆二はからからと笑う。
「おめぇさんの、あんな凄ぇ殺気に気付かねぇたぁ、奴らもたかが知れてるな」
「……」
瞳を伏せて、晃政は番傘を背負い直した。宝露糖を口中で転がしながら、苦笑する。
「先程の言葉は、拙者にも向けられておったのだな」
「風月の主人、ありがとよ。もう目的は果たしたぜ」
晃政の言葉には返答せず、隆二は店の主人に礼を言い、向き直る。
「おう、晃政といったか」
「……ああ」
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