俺が魔王になるまで

ビッグバン

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恐怖の魔物達

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その頃、ゴブリンロードは不死の軍団を率いて隣国の魔族の町となったゼフゲルシテイに向かっていた。

魔族達はさまざまな術をしる魔術の専門家の様な種族。彼らなら故郷のゴブリンを元の状態で生き返る事が出来ると考えたからだ。

当然魔術は彼らの最大の武器、素直に頼んで教えてくれるはずもない。

なら、選ぶ手段は一つ侵略だ。徹底的に捻り潰して心を折って吐かせればいい。

だが当然。向こうもただ黙って見てはくれない様だ。

ぱんっ。パン。

反対側から中に聖水がたっぷり詰まったガラス玉が大量に飛んでくる。

なるほど。考えたな。魔力を無効化する鎧を対魔族用に魔物化もしくは身体を乗っ取らせて置いたのだが。

それを利用された様だ。射撃魔法で硬化魔法をかけたガラス玉を打ち出す事で鎧にぶつかり硬化魔法を解除させ中の聖水をぶちまけさせて倒すとは。

気づけば多くの軍隊が被害に遭い特に聖水が苦手なアンデット達は全滅してしまった。

しかし、聖水の玉は止む事なくゴブリンロード達に雨の様に降り続けた。
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