しまなみヒーローズ

オクデイン三世の怒り

オクデイン三世は怒りで震えているザギンシルバーに怯む事なくこう言った。

「何言ってんですか。あなたさすがの私でもさすがに怒りますよ。大切なお客様に対してそんな危険な物食べさせるわけないでしょ。」

オクデインはため息をついてこう言った。

「何か勘違いされてるようですからいいますけど私達だって別に人類滅亡とか。全人類怪人化とか。企んでる訳ではないんですよ。世間では私達は悪の組織だとか言われてるみたいですけど。実際は私達の世界征服は地元を日本を思うからこそのものなのですよ。」

オクデイン三世は懐から全身棘で覆われた真っ黒で甲冑の真ん中に血ばしった目が描かれた甲冑を着た中二病感全開の格好の男の写真を出してザギンシルバーに見せこう言った。

「これは、私の父オクデイン2世の写真です。確かにこの時は強すぎる思いが暴走してテロリストみたいになってましたけどそれもこれもこの日本を愛していたからこそですよ。この頃は特に学生運動が盛んで日本の政府への不満や愛する町を汚す外国への恨みが高まっていて私達の愛する日本を守ろうと戦った結果なのですよ。」

オクデイン三世は急に真っ赤になって怒りながらこう言った。

「なのに、外国に魂を売り渡した政府は私達を排除した。こんなにも。地元を。日本を。愛しているのに。世間は。私達を日本を滅亡に追いやろうとしたテロリスト扱い。実際に滅亡に追いやってるのは政府の方じゃないですか。実際今だって、アメリカや他の国々の言いなりになって、不平等な条約を結び、日本の経済を滅亡に追いやってますよ。奴らは歴史から何も学ばないんですか。こんなのペリーの時と全く同じじゃないですか。全く。
」