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原点回帰 忘れてたシクーレットエピソード
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エロスは屋内プールに来ていた。ここならば、ほとんどの者達が初対面。よく、考えて見れば知り合いという何らかの関係が築かれてしまった状態でそれを崩そうとするのが間違いだったんだ。
今までの失敗もそれが原因だ。アイドルもファンも二次元も。欲望よりも。今まで気づいた関係がデカ過ぎた。まぁ、一方通行だったが、認めたくないが欲情するより、今までの関係を続けたいという感情、そのものをただ好きで他の者はいらないと言う執着が上回ったんだろう。
だが、ここはちがうううぅ。ここは、一般の屋内プール洗脳を打ち破るほど魅力的な者は存在しないはずだ。さらに、肌の露出が多い。ここにはくる奴ら。何て。泳ぐ事より、女共の下着同然の姿を目に焼き付けに来た漢と自慢の身体を見せに来た。いやらしい奴らしかいないはずだ。一皮向けば獣同然の奴らしかいないはず。この屋内プールなら自分の欲望に支配され事に及ぶものが必ず出るはずだ。ふふひ。待っていろ。エロスな男ども、見せたがりの女共私がお前達の背中を押してそのエロい願い叶えてやる。
よし、まずはアイツらにしよう。エロスは人格転移の矢を試す事にした。プールで男女で泳ぎの練習をしている1組の者達に狙いを定めると矢を放った。
矢は見事二人に命中した。
ふふひひ。決まったな。
よし。様子を見よう。
うん。うわあっ?いけねえ。知らないうちに寝ちまった見たいだ。
うん。何だ。
何故か。妙な違和感を感じる。このプールの水深は3メートルもありなかなか深く、筋肉質な俺の身体は立ち泳ぎを少しでもサボるとあっという間に沈んでしまうほど浮力がない。なのに、沈まない。身体の下に妙な浮力が働いていてまるで浮き輪でも付けたのかの様だ。何もしなくても。身体が安定して全く沈まない。
下をみると何故だか。見覚えのない巨大な浮き輪が二つ付いていた。
いや、これは、まさか、先輩の。
これは、確かめ無くては。現状を確認しないと。水面に映る顔でだいたい分かったけど。確認しないと。
これは決してやましい気持ちではない。自分の置かれた状態。即ち、自分の身体の体調の具合を知るのはスポーツマンとして当たり前の事。
ああ。ついに俺は夢をこの手に掴めるんだ。入部してからずっと憧れていた。先輩の物を。
その時、今までの苦労が頭の中を駆け巡った。
ああっ。よかった。カナヅチなのに。水泳部に入部して。
俺の名前は奥田一生高校一年水泳部の雑用でプールに入らせてすら貰えない。今まで、他の人から部活の中で誰よりも巨体で筋肉質なのに。泳げないから海賊とか能力者とか。言われて馬鹿にされ。きつい雑用に耐えてきて良かった。
それでも、俺は遠目に先輩の巨大な胸を見るだけでも十分満足だった。先輩の名前は近田明菜さん。高校2年全てにおいて完璧な超人で水泳においても日本でもトップ10に入る程の秀才だ。
だが、そんな俺にもはるがやってきた先輩は水泳部なのに泳げない俺を見かねて個人的に泳ぎの特訓を休みの日にやってくれると言い出したんだ。
俺は1秒で行くと言った。そして、今日、特訓しながら手本の先輩の胸をじっと見ていたらこんな事になってしまっていた。
まあ。いい。とりあえず。掴むんだ。さあ。ドリームを。この手に。
ああっ。ついに。この時が。俺が男の夢を掴もうとしたその時、急に俺が目の前に飛び出して来た。
ゴボア。何。どう言う事。気がついたら水に沈んで。
先輩は俺を見ると状況を理解したのかこう言った。
ハラショー。好都合よ。はい。後輩君。今の状態で泳いで見て。私の身体なら後輩君でも泳げるはず。さあ。泳いで見て。
えっ。普通。そこは驚く所なんじゃ。その時、俺は思い出した。この先輩。一度目標を決めたら達成するまで。全部捨てて熱中する人だった。この状態の先輩はさながら牛の様で達成するまでどこまで追いかけて続けるひとなんだ。
その後。俺は教育に熱中し。猛牛状態になった。先輩に徹底的にしごかれた。
今までの失敗もそれが原因だ。アイドルもファンも二次元も。欲望よりも。今まで気づいた関係がデカ過ぎた。まぁ、一方通行だったが、認めたくないが欲情するより、今までの関係を続けたいという感情、そのものをただ好きで他の者はいらないと言う執着が上回ったんだろう。
だが、ここはちがうううぅ。ここは、一般の屋内プール洗脳を打ち破るほど魅力的な者は存在しないはずだ。さらに、肌の露出が多い。ここにはくる奴ら。何て。泳ぐ事より、女共の下着同然の姿を目に焼き付けに来た漢と自慢の身体を見せに来た。いやらしい奴らしかいないはずだ。一皮向けば獣同然の奴らしかいないはず。この屋内プールなら自分の欲望に支配され事に及ぶものが必ず出るはずだ。ふふひ。待っていろ。エロスな男ども、見せたがりの女共私がお前達の背中を押してそのエロい願い叶えてやる。
よし、まずはアイツらにしよう。エロスは人格転移の矢を試す事にした。プールで男女で泳ぎの練習をしている1組の者達に狙いを定めると矢を放った。
矢は見事二人に命中した。
ふふひひ。決まったな。
よし。様子を見よう。
うん。うわあっ?いけねえ。知らないうちに寝ちまった見たいだ。
うん。何だ。
何故か。妙な違和感を感じる。このプールの水深は3メートルもありなかなか深く、筋肉質な俺の身体は立ち泳ぎを少しでもサボるとあっという間に沈んでしまうほど浮力がない。なのに、沈まない。身体の下に妙な浮力が働いていてまるで浮き輪でも付けたのかの様だ。何もしなくても。身体が安定して全く沈まない。
下をみると何故だか。見覚えのない巨大な浮き輪が二つ付いていた。
いや、これは、まさか、先輩の。
これは、確かめ無くては。現状を確認しないと。水面に映る顔でだいたい分かったけど。確認しないと。
これは決してやましい気持ちではない。自分の置かれた状態。即ち、自分の身体の体調の具合を知るのはスポーツマンとして当たり前の事。
ああ。ついに俺は夢をこの手に掴めるんだ。入部してからずっと憧れていた。先輩の物を。
その時、今までの苦労が頭の中を駆け巡った。
ああっ。よかった。カナヅチなのに。水泳部に入部して。
俺の名前は奥田一生高校一年水泳部の雑用でプールに入らせてすら貰えない。今まで、他の人から部活の中で誰よりも巨体で筋肉質なのに。泳げないから海賊とか能力者とか。言われて馬鹿にされ。きつい雑用に耐えてきて良かった。
それでも、俺は遠目に先輩の巨大な胸を見るだけでも十分満足だった。先輩の名前は近田明菜さん。高校2年全てにおいて完璧な超人で水泳においても日本でもトップ10に入る程の秀才だ。
だが、そんな俺にもはるがやってきた先輩は水泳部なのに泳げない俺を見かねて個人的に泳ぎの特訓を休みの日にやってくれると言い出したんだ。
俺は1秒で行くと言った。そして、今日、特訓しながら手本の先輩の胸をじっと見ていたらこんな事になってしまっていた。
まあ。いい。とりあえず。掴むんだ。さあ。ドリームを。この手に。
ああっ。ついに。この時が。俺が男の夢を掴もうとしたその時、急に俺が目の前に飛び出して来た。
ゴボア。何。どう言う事。気がついたら水に沈んで。
先輩は俺を見ると状況を理解したのかこう言った。
ハラショー。好都合よ。はい。後輩君。今の状態で泳いで見て。私の身体なら後輩君でも泳げるはず。さあ。泳いで見て。
えっ。普通。そこは驚く所なんじゃ。その時、俺は思い出した。この先輩。一度目標を決めたら達成するまで。全部捨てて熱中する人だった。この状態の先輩はさながら牛の様で達成するまでどこまで追いかけて続けるひとなんだ。
その後。俺は教育に熱中し。猛牛状態になった。先輩に徹底的にしごかれた。
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