走れエロス

すばらしきフンドシ

そして遂にその瞬間がやって来た。 

山伏の様な妙な格好をしたお姐さん後ろを向くとはためらう事なく一瞬で服を脱いだ。

その姿はとても魅力的で思わず見とれてしまうほどだった。

その背中は色白で雪の様に白く妙に艶かしく、胸はサラシでキツく抑えてある様だ。さらに、不思議な事にその背中には黒く大きな翼があった。

さらに、下はフンドシを履いている様で後ろを向いている事もあり、引き締まった綺麗な尻がほぼ丸出しの状態でこちらに向けられている。

俺は思わずその魅力的な姿に釘づけなり、後ろにいる山男の存在に気付かなかった。

「煩悩退散。」

「グエッ」

山男は鬼の様な形相でこう言った。

「いやらしい目でジロジロ見るんじゃないわよ。この野獣。」

そう言うとあのオカマ野郎は翼の生えたお姐さんに服を着せ、俺にこう言った。

「さあ、サービスタイムはお終いにして本題に入りましょうか。何であなたはここに来たの。あなたのその顔何か悩んでるようね。私達でよかったら相談に乗るわ。話して見て。」

その時の俺はどうかしていたと思う。こんな怪しさしかない出会って数分のあかの他人に全てを話すなんて。

だけど、その時の俺は話さずにはいられなかった。結局、人が嫌いで山の中にまで来たのに。心は人との繋がりを求めていたそう言う事なのだろうか。

俺は話し出した。

俺が山に引き篭るきっかけになった出来事を。