天狗さんと電化製品

ビッグバン

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未知との遭遇

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その悲劇は突然やってきた。
俺はいつもの様に出勤し、店に来たのだが店の前にはいかつい男達が立っていた。男達は何やら話し込んでいる様でこちらには気づいてない様だ。
俺は絡まれないうちにそっと店に入ろうとした。
その時、男達に呼び止められた。
「お前鞍馬だな。ちょっとこっちにこい。」

俺は男達に威圧され仕方なく、男達の方に向かった。男達は淡々と話しだした。

「まあ、あんたには悪いがこっちも商売やから恨まんでくれ。恨むんなら借金と店残して、消えた店長を恨んでくれ。」

俺は目の前が真っ白になった。そして、男達は急に威圧的に話しだした。
「まあ、そう言うわけや、鞍馬くん。書類もこの通り押されてることになっとるし、法的にもにげられんよ。」

俺は身に覚えのない書類に怒り、俺は反論した。
「そんなもの書いた覚えはない。」

すると、男達は馬鹿にしたようにこう言った。
「書いたからここにあるんや。みんなそうゆうんや、金のない奴は。」

男達は聞く耳を持ってくれなかった。

「そして、まあ、俺らも鬼やない。一か月以内に借金一億円の内の一千万貰いにくるからそれまでに金用意はしとけ。出来んかったら。」

男達は威圧的な笑みを浮かべこう言った。 

「終わりやと思え。」

俺はこれを聞き、しばらく、現実を受け入れられず放心状態になっていた。そして、全てに絶望した俺は山に向かった。
この誰も来ない山奥で人知れず死のうと思ったのだ。そして、俺は山にいき首吊る場所を作った。死ぬ前に家族にメールでも送ろうと思い、スマホをだした。その時、だった。どこからか、声が聞こえてきた。

「その光る板は何ですか?」

天狗の様な格好をした女が目の前に現れたのだ。これが彼女との出会いだった。
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