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悟りor地獄 入学試験
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気がつけば俺は見たこともない荒れ果てた岩場に白装束に裸足で立っていた。辺り一面に炎が燃え人が焼かれて叫んでいる。
炎に焼かれずに、生き残っている人間は15人ほどで炎と人との距離は人二人ぶんくらいとそれほど空いてない。
そして炎の勢いはどんどん強くなり、自分がいる方まで迫って来た。
地面が熱くなり、裸足の足を焼いていく、そんなか俺は身長が高かったのが役立ち炎の外に道があることに気づいた。そんな時だった。俺は後ろから誰かに押され炎に飲み込まれた。
おれは思わず叫び声をあげた。「ワアチッレテ」(暑い)。
その時、俺の滑舌の悪さと周りの人間の都合のいい解釈が加わり、周りの人間に渡れと伝わったのだ。それを聞いた周りの人間は我先にと俺を踏みつけながら炎の外に逃げていく。
そんななか俺を炎の中から救い出そうと戻って来た奴らがいた。
うつ伏せになっていて、姿は見えないが足音と声で彼らの存在を感じとった。
外国人の様なイントネーションのづれた日本語で一人の男が俺によびかけている。
「アナタノオノレノンミウォカエレミナイコウドゥニカントウシマシタ」。「アナタニワタシタチタスケレタ」。
「コンドハワタシタチバンデス」。
とそう言うとその男は私を炎の中から取り上げた。俺は感動して生きようと決意した。朦朧とする意識の中で俺は俺の体で燃えている炎を叩きながら俺に呼びかける野太い声で呼びかけるオカマの様な声が聞こえてきた。
「ちょっとそこのあなたしっかりなさーい。せっかく運命の人に会えたのにこんなとこでお別れはないじゃない。間違いないわ。あなたこそアタシの運命の相手烈火の中から身を挺してアタシを守ってくれた時そうかんじたの。
元気になったらアタシが性別を超越した愛というものを教えてあ げる。」
その時俺は薄れゆく意識の中でこれが女だったらどれだけ嬉しいことかとなぜ発の告白をおっさんに奪われなければならないのか、元気になっても地獄じゃねえかと絶望した。そして、炎ない安全な場所に着いたのか、俺は地面に降ろされた。そして、俺に対して呼びかける声がまた聞こえてきた。
今度はオッさんでもなく、外国人でもない、高い女の声だった。「オイ、しっかりしろ、オッさん、礼のひとつもできずにしなれたら、私の人生最大の恥だ、しっかりしろ」。
俺はこれを聞いて、俺は感謝の気持ちと同時に初対面の人間におっさんと間違われる自分の外見を哀しんだ。
確かに俺は太っている。
中年太りと言われるぐらいに、そして、顔立ちもおっさん顔で声も低く、確かにどこをとってもおっさんであるだか、改めて言われると傷ついてしまった。
そのとき、一瞬気が緩んだのか、気を失ってしまった。
気が付くと俺は心臓マッサージをうけ人工呼吸をされている。
目を閉じているのでわからないが、おそらく、俺をおっさんと呼んでいた彼女だろう思った。
なんだかんだ言いながら俺に惚れてるんだなと期待しながら俺は目を開けた。
しかし、現実は非情だった。
目を開けるとそこにはヒゲ面が俺とキスをしていた。
俺はファーストキスを奪われたショックで再び気を失ってしまった。そこに天から声が聞こえてきた。
「とりあえず、入学試験クリアおめでとう」。
しばらく声のする方向を見ていると天から金色に光るパンチパーマのオッサンが降りてきた。
そして「詳しい話は上でしょうか」と言うと俺たちを連れ去ってしまった。
炎に焼かれずに、生き残っている人間は15人ほどで炎と人との距離は人二人ぶんくらいとそれほど空いてない。
そして炎の勢いはどんどん強くなり、自分がいる方まで迫って来た。
地面が熱くなり、裸足の足を焼いていく、そんなか俺は身長が高かったのが役立ち炎の外に道があることに気づいた。そんな時だった。俺は後ろから誰かに押され炎に飲み込まれた。
おれは思わず叫び声をあげた。「ワアチッレテ」(暑い)。
その時、俺の滑舌の悪さと周りの人間の都合のいい解釈が加わり、周りの人間に渡れと伝わったのだ。それを聞いた周りの人間は我先にと俺を踏みつけながら炎の外に逃げていく。
そんななか俺を炎の中から救い出そうと戻って来た奴らがいた。
うつ伏せになっていて、姿は見えないが足音と声で彼らの存在を感じとった。
外国人の様なイントネーションのづれた日本語で一人の男が俺によびかけている。
「アナタノオノレノンミウォカエレミナイコウドゥニカントウシマシタ」。「アナタニワタシタチタスケレタ」。
「コンドハワタシタチバンデス」。
とそう言うとその男は私を炎の中から取り上げた。俺は感動して生きようと決意した。朦朧とする意識の中で俺は俺の体で燃えている炎を叩きながら俺に呼びかける野太い声で呼びかけるオカマの様な声が聞こえてきた。
「ちょっとそこのあなたしっかりなさーい。せっかく運命の人に会えたのにこんなとこでお別れはないじゃない。間違いないわ。あなたこそアタシの運命の相手烈火の中から身を挺してアタシを守ってくれた時そうかんじたの。
元気になったらアタシが性別を超越した愛というものを教えてあ げる。」
その時俺は薄れゆく意識の中でこれが女だったらどれだけ嬉しいことかとなぜ発の告白をおっさんに奪われなければならないのか、元気になっても地獄じゃねえかと絶望した。そして、炎ない安全な場所に着いたのか、俺は地面に降ろされた。そして、俺に対して呼びかける声がまた聞こえてきた。
今度はオッさんでもなく、外国人でもない、高い女の声だった。「オイ、しっかりしろ、オッさん、礼のひとつもできずにしなれたら、私の人生最大の恥だ、しっかりしろ」。
俺はこれを聞いて、俺は感謝の気持ちと同時に初対面の人間におっさんと間違われる自分の外見を哀しんだ。
確かに俺は太っている。
中年太りと言われるぐらいに、そして、顔立ちもおっさん顔で声も低く、確かにどこをとってもおっさんであるだか、改めて言われると傷ついてしまった。
そのとき、一瞬気が緩んだのか、気を失ってしまった。
気が付くと俺は心臓マッサージをうけ人工呼吸をされている。
目を閉じているのでわからないが、おそらく、俺をおっさんと呼んでいた彼女だろう思った。
なんだかんだ言いながら俺に惚れてるんだなと期待しながら俺は目を開けた。
しかし、現実は非情だった。
目を開けるとそこにはヒゲ面が俺とキスをしていた。
俺はファーストキスを奪われたショックで再び気を失ってしまった。そこに天から声が聞こえてきた。
「とりあえず、入学試験クリアおめでとう」。
しばらく声のする方向を見ていると天から金色に光るパンチパーマのオッサンが降りてきた。
そして「詳しい話は上でしょうか」と言うと俺たちを連れ去ってしまった。
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