29 / 33
第23話 卒業2/5
しおりを挟む
「もういいんだよ母さん。俺、全部知ってるんだ――」
何日も遅れてようやく、俺は隠していたことを母さんに打ち明けた。
全ての発端は、俺が言いつけを破って仕事部屋を覗いてしまったことだ。マリアとして配信する母さんを見たときは、もう理解が追いつかないほどの衝撃だったな。
それからは、黒曜ダークとのお風呂配信や極姫シルビアとのお泊り配信など、母さんの邪魔にならないように陰からサポートすることが増えた。気を遣って疲れることもあったけど、今思えば楽しかった気がする。
生誕祭ライブは最高だった。新衣装というサプライズもあったし、体調不良で会場に来れない巫みことのために頑張るマリアが、俺の好きな彼女らしくて一番印象に残っている。
しかし、楽しいことばかりじゃなかった。
母さんの邪魔になりたくない気持ちが強くなると同時に、一日のほとんどを配信に費やす母さんを見て不満も覚えた。そうして勢いで家出してラブホに流れ着いたわけだが……母さんに話す都合上、友達の家に泊まったことにしておいた。
「――という感じだったんだ。この一か月ちょっとは」
「…………」
黙って聞いていた母さんだが、何を思っているんだろう。家出は完全に俺がイライラしてやっちゃったことだから何を言われるのかと思うと少し怖い。
しばらく沈黙が続いた後、
「…………うぇぇ……っ」
なぜか、ぽろぽろと涙をこぼす母さん。
「うええええぇぇぇんっ! うぇっ……びえええええええっ!」
「母さぁん⁉ なに子どもみたいに泣いてんだよ⁉」
「だってぇ……ひっく……だってお母さんはお母さんなのに、翔ちゃんを困らせて……こんなのお母さん失格だよぉぉ……! びええええぇぇえんっ!」
ギャン泣きする母さんの声は廊下にまで響いていたようで、勘違いした看護師が「お子さん大丈夫ですか……」と顔を覗かせた。
「大丈夫っス! 34歳児はこっちでなんとかするんで! すいません!」
「うわあぁぁん! お母さんがっ、こんなに泣いてるのにババアって言ったああぁ!」
「言ってねえ! みっともないから早く泣き止めババア!」
「言ったあああぁぁあん‼」
結局、泣き止むまでに三十分くらいかかった。
「……ぐすっ……ごめんなさい、翔ちゃん……」
暮れなずむ病室。ひぐらしがどこかで鳴いている。
「母さんのせいじゃない。俺が知らなくてもいいことを知ったせいだ」
「ううん。お母さんが悪いの。もっと早くに活動のことを話していたら翔ちゃんは困ったりしなかったんだもの。だから全部お母さんのせい。本当にごめんなさい……許して」
「…………」
その言い方は、ずるいだろ……。
昔から母さんはこんな人だった。
幼稚園児の俺がデパートで迷子になったときのことだ。迷子預り所まで迎えに来た母さんは半泣きでこう謝った。
――ごめんね、お母さんが目を離したから……。
――全部お母さんのせいなの。
たしかあのときは、俺が黙っておもちゃ売り場に行ってはぐれたのが原因で、母さんが悪いわけじゃなかった。
でも、母さんは親だから、全部の責任を背負い込もうとする。
俺には欠けらほどの責任も預けようとしてくれない。俺が子どもだから。
今も昔も俺が何かを決行するたび、その後始末を母さんが〝責任〟という言葉に詰め込んでさらっていってしまう。そして、あらゆる問題がそれで丸く収まっていくのを俺は母さんの後ろで眺めてきた。
そりゃそうなる。
だって俺の前にいる人は、200万人超のファンを抱えるアイドルでありながら母親も両立するという、世界に何人もいないハイスペック超人だ。器が違い過ぎる。そんな人が「全部自分のせい」と言ってきたら、俺にはそれを覆せる言葉は出せない。
俺、いつまで〝母さんの子ども〟でいなきゃいけないんだろう……。
「――私、引退します」
沈黙を裂いた無機質な言葉に、俺の思考は漂白された。
「ぇ……は? 引退?」
「うん。メタライブを辞めるの。そうしたら今度こそ、翔ちゃんだけのお母さんになるね」
斜陽を横顔に受ける穏やかな笑顔に、俺はぞっとした。
「まて……待ってくれっ、俺はそんなこと望んでないんだよ! 俺のために引退とか絶対やめてくれ!」
「あっ、違うのよ。誤解するような言い方しちゃってごめんね。引退は、もうずっと前から考えてたことなの」
「……なんでなんだよ」
「え~、情けない話になっちゃうから言いたくないよぉ~」
「聞かせてくれ。頼む」
ファンとして聞かなきゃ気が収まらない。
俺が促すと、母さんは根負けしたように「わかりました」とはにかんだ。
「本当に情けない話なんだけどね……私、今のメタライブについて行けてないの。みんなに置いてかれちゃってるのよ。例えば……黒曜ダークちゃん」
「ダックちゃんな」
「そう、ダックちゃん。先月あの子とお風呂配信をしたんだけど……翔ちゃんはあの配信見てくれなかったのよね。シルビアちゃんを見てたんだものね……ハァ」
「あれ嘘。本当は全部見た」
「本当っ⁉ むふふ~」
恥ずかしがるどころか喜ぶのは一周回ってすごいよ、と呆れそうになる。
「あの配信ね、ほとんどがダックちゃんの案なのよ。私はお風呂自体、配信ですることじゃないって思ってた。メタライブらしくないって。でも、フタを開けたら世界トレンド一位でしょ? ……いつの間にか時代に遅れちゃってた」
「じゃあ、これで時代に追いついたってことで大丈夫だろ」
「ううん……メタの後輩たちは、意識が違うのよ」
「意識?」
「シルビアちゃんから特にそう感じたなぁ。お泊り配信の深夜の枠で、シルビアちゃんがいきなりNGナシでリスナーの質問に答えたのよ。あの子は、『ラインを広げたい』って言ったのよね」
他にはたしか、ラインを広げてメタライブが衰退しないようにしていかないと、みたいなこともシルビアは言っていたか。
「すごいなぁって驚いちゃった。私は、メタライブらしいことをしてれば安全だし、それでいいとしか考えてなかったから。……でも違うのよね、〝メタライブらしさ〟なんてないほうがいいの。型にとらわれないで、みんなが違ったおもしろさを開拓していくのがメタライブのあるべき姿なのよ。そうやってきたから、私一人の活動はここまで大きくなったのにね……こんな大切なこと、なんで忘れちゃったのかなぁ……バカだなぁ……」
その後も、母さんは抱えていた悩みを訥々と語った。
聞く中で気づいたことだが、母さんは後輩の話をするときに〝あの子〟とよく言う。最初はてっきり、女子にありがちな同姓の呼び方だと思った。が、母さんの場合は違う意味合いで使っているようにも聞こえる。
母さんは34歳。メタライブのオーディションは18歳以上なら誰でも応募できることを考えると、後輩は年下ばかりなんじゃないだろうか。
これはファンである俺の推測だけど……母さんにとってメタの後輩は、娘でもあるんだ。
娘だから、危ないことをせず安全に活動をしてほしい――
娘だから、いつでもアドバイスをして助けてあげたい――
そう思って活動していたからこそ母さんは、〝メタライブらしさ〟という安全ラインを強く意識するようになったんじゃないだろうか。
リアルでもバーチャルでも、この人は親の立場に縛られてるんだろう。
助けてあげたいけど、子どもとしか思われてない俺の言葉は、母さんには届かない。
「――と、いろいろ悩みを吐き出しちゃったんだけど。体力のなさも理由の一つね。今回の件でよくわかったのよ、お母さんもう若くないんだなぁって」
「…………母さん、若いよ」
「え~? 翔ちゃん、さっきもババアとか言ったくせに~」
「あんなの噓だって。俺、バカでガキだからさ、気に食わないとすぐ傷つけるようなことしか言えないんだ。母さん若いよ。きれいだって。友達もみんな言ってる、18歳にしか見えないって。若いんだし体力はどうにでもなる…………だ、だからさ……っ」
頼むから言わないでくれよ……。
ファンの前で辞めるなんて、そんな簡単に言わないでくれ……。
「……翔ちゃん」
項垂れて泣きそうな俺の頭を、母さんは優しく撫でる。
「いっぱい困らせてごめんね。大丈夫よ。一番大切なのは翔ちゃんだから……だから、天母マリアはもうおしまい。それでいいのよ」
俺はきっと心のどこかで、母さんが俺よりもメタライブを大切に思ってるんじゃないかと心配していたんだ。
だから安心してしまった。
一番と言ってもらえて、甘えてしまった。
ファンから一人の子どもに成り下がった俺にはもう、推しを止めることはできなかった。
何日も遅れてようやく、俺は隠していたことを母さんに打ち明けた。
全ての発端は、俺が言いつけを破って仕事部屋を覗いてしまったことだ。マリアとして配信する母さんを見たときは、もう理解が追いつかないほどの衝撃だったな。
それからは、黒曜ダークとのお風呂配信や極姫シルビアとのお泊り配信など、母さんの邪魔にならないように陰からサポートすることが増えた。気を遣って疲れることもあったけど、今思えば楽しかった気がする。
生誕祭ライブは最高だった。新衣装というサプライズもあったし、体調不良で会場に来れない巫みことのために頑張るマリアが、俺の好きな彼女らしくて一番印象に残っている。
しかし、楽しいことばかりじゃなかった。
母さんの邪魔になりたくない気持ちが強くなると同時に、一日のほとんどを配信に費やす母さんを見て不満も覚えた。そうして勢いで家出してラブホに流れ着いたわけだが……母さんに話す都合上、友達の家に泊まったことにしておいた。
「――という感じだったんだ。この一か月ちょっとは」
「…………」
黙って聞いていた母さんだが、何を思っているんだろう。家出は完全に俺がイライラしてやっちゃったことだから何を言われるのかと思うと少し怖い。
しばらく沈黙が続いた後、
「…………うぇぇ……っ」
なぜか、ぽろぽろと涙をこぼす母さん。
「うええええぇぇぇんっ! うぇっ……びえええええええっ!」
「母さぁん⁉ なに子どもみたいに泣いてんだよ⁉」
「だってぇ……ひっく……だってお母さんはお母さんなのに、翔ちゃんを困らせて……こんなのお母さん失格だよぉぉ……! びええええぇぇえんっ!」
ギャン泣きする母さんの声は廊下にまで響いていたようで、勘違いした看護師が「お子さん大丈夫ですか……」と顔を覗かせた。
「大丈夫っス! 34歳児はこっちでなんとかするんで! すいません!」
「うわあぁぁん! お母さんがっ、こんなに泣いてるのにババアって言ったああぁ!」
「言ってねえ! みっともないから早く泣き止めババア!」
「言ったあああぁぁあん‼」
結局、泣き止むまでに三十分くらいかかった。
「……ぐすっ……ごめんなさい、翔ちゃん……」
暮れなずむ病室。ひぐらしがどこかで鳴いている。
「母さんのせいじゃない。俺が知らなくてもいいことを知ったせいだ」
「ううん。お母さんが悪いの。もっと早くに活動のことを話していたら翔ちゃんは困ったりしなかったんだもの。だから全部お母さんのせい。本当にごめんなさい……許して」
「…………」
その言い方は、ずるいだろ……。
昔から母さんはこんな人だった。
幼稚園児の俺がデパートで迷子になったときのことだ。迷子預り所まで迎えに来た母さんは半泣きでこう謝った。
――ごめんね、お母さんが目を離したから……。
――全部お母さんのせいなの。
たしかあのときは、俺が黙っておもちゃ売り場に行ってはぐれたのが原因で、母さんが悪いわけじゃなかった。
でも、母さんは親だから、全部の責任を背負い込もうとする。
俺には欠けらほどの責任も預けようとしてくれない。俺が子どもだから。
今も昔も俺が何かを決行するたび、その後始末を母さんが〝責任〟という言葉に詰め込んでさらっていってしまう。そして、あらゆる問題がそれで丸く収まっていくのを俺は母さんの後ろで眺めてきた。
そりゃそうなる。
だって俺の前にいる人は、200万人超のファンを抱えるアイドルでありながら母親も両立するという、世界に何人もいないハイスペック超人だ。器が違い過ぎる。そんな人が「全部自分のせい」と言ってきたら、俺にはそれを覆せる言葉は出せない。
俺、いつまで〝母さんの子ども〟でいなきゃいけないんだろう……。
「――私、引退します」
沈黙を裂いた無機質な言葉に、俺の思考は漂白された。
「ぇ……は? 引退?」
「うん。メタライブを辞めるの。そうしたら今度こそ、翔ちゃんだけのお母さんになるね」
斜陽を横顔に受ける穏やかな笑顔に、俺はぞっとした。
「まて……待ってくれっ、俺はそんなこと望んでないんだよ! 俺のために引退とか絶対やめてくれ!」
「あっ、違うのよ。誤解するような言い方しちゃってごめんね。引退は、もうずっと前から考えてたことなの」
「……なんでなんだよ」
「え~、情けない話になっちゃうから言いたくないよぉ~」
「聞かせてくれ。頼む」
ファンとして聞かなきゃ気が収まらない。
俺が促すと、母さんは根負けしたように「わかりました」とはにかんだ。
「本当に情けない話なんだけどね……私、今のメタライブについて行けてないの。みんなに置いてかれちゃってるのよ。例えば……黒曜ダークちゃん」
「ダックちゃんな」
「そう、ダックちゃん。先月あの子とお風呂配信をしたんだけど……翔ちゃんはあの配信見てくれなかったのよね。シルビアちゃんを見てたんだものね……ハァ」
「あれ嘘。本当は全部見た」
「本当っ⁉ むふふ~」
恥ずかしがるどころか喜ぶのは一周回ってすごいよ、と呆れそうになる。
「あの配信ね、ほとんどがダックちゃんの案なのよ。私はお風呂自体、配信ですることじゃないって思ってた。メタライブらしくないって。でも、フタを開けたら世界トレンド一位でしょ? ……いつの間にか時代に遅れちゃってた」
「じゃあ、これで時代に追いついたってことで大丈夫だろ」
「ううん……メタの後輩たちは、意識が違うのよ」
「意識?」
「シルビアちゃんから特にそう感じたなぁ。お泊り配信の深夜の枠で、シルビアちゃんがいきなりNGナシでリスナーの質問に答えたのよ。あの子は、『ラインを広げたい』って言ったのよね」
他にはたしか、ラインを広げてメタライブが衰退しないようにしていかないと、みたいなこともシルビアは言っていたか。
「すごいなぁって驚いちゃった。私は、メタライブらしいことをしてれば安全だし、それでいいとしか考えてなかったから。……でも違うのよね、〝メタライブらしさ〟なんてないほうがいいの。型にとらわれないで、みんなが違ったおもしろさを開拓していくのがメタライブのあるべき姿なのよ。そうやってきたから、私一人の活動はここまで大きくなったのにね……こんな大切なこと、なんで忘れちゃったのかなぁ……バカだなぁ……」
その後も、母さんは抱えていた悩みを訥々と語った。
聞く中で気づいたことだが、母さんは後輩の話をするときに〝あの子〟とよく言う。最初はてっきり、女子にありがちな同姓の呼び方だと思った。が、母さんの場合は違う意味合いで使っているようにも聞こえる。
母さんは34歳。メタライブのオーディションは18歳以上なら誰でも応募できることを考えると、後輩は年下ばかりなんじゃないだろうか。
これはファンである俺の推測だけど……母さんにとってメタの後輩は、娘でもあるんだ。
娘だから、危ないことをせず安全に活動をしてほしい――
娘だから、いつでもアドバイスをして助けてあげたい――
そう思って活動していたからこそ母さんは、〝メタライブらしさ〟という安全ラインを強く意識するようになったんじゃないだろうか。
リアルでもバーチャルでも、この人は親の立場に縛られてるんだろう。
助けてあげたいけど、子どもとしか思われてない俺の言葉は、母さんには届かない。
「――と、いろいろ悩みを吐き出しちゃったんだけど。体力のなさも理由の一つね。今回の件でよくわかったのよ、お母さんもう若くないんだなぁって」
「…………母さん、若いよ」
「え~? 翔ちゃん、さっきもババアとか言ったくせに~」
「あんなの噓だって。俺、バカでガキだからさ、気に食わないとすぐ傷つけるようなことしか言えないんだ。母さん若いよ。きれいだって。友達もみんな言ってる、18歳にしか見えないって。若いんだし体力はどうにでもなる…………だ、だからさ……っ」
頼むから言わないでくれよ……。
ファンの前で辞めるなんて、そんな簡単に言わないでくれ……。
「……翔ちゃん」
項垂れて泣きそうな俺の頭を、母さんは優しく撫でる。
「いっぱい困らせてごめんね。大丈夫よ。一番大切なのは翔ちゃんだから……だから、天母マリアはもうおしまい。それでいいのよ」
俺はきっと心のどこかで、母さんが俺よりもメタライブを大切に思ってるんじゃないかと心配していたんだ。
だから安心してしまった。
一番と言ってもらえて、甘えてしまった。
ファンから一人の子どもに成り下がった俺にはもう、推しを止めることはできなかった。
0
カクヨムにも連載中 ⇒ https://kakuyomu.jp/works/16817139556518382199
お気に入りに追加
39
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
乙男女じぇねれーしょん
ムラハチ
青春
見知らぬ街でセーラー服を着るはめになったほぼニートのおじさんが、『乙男女《おつとめ》じぇねれーしょん』というアイドルグループに加入し、神戸を舞台に事件に巻き込まれながらトップアイドルを目指す青春群像劇! 怪しいおじさん達の周りで巻き起こる少女誘拐事件、そして消えた3億円の行方は……。
小説家になろうは現在休止中。
隣人の女性がDVされてたから助けてみたら、なぜかその人(年下の女子大生)と同棲することになった(なんで?)
チドリ正明@不労所得発売中!!
青春
マンションの隣の部屋から女性の悲鳴と男性の怒鳴り声が聞こえた。
主人公 時田宗利(ときたむねとし)の判断は早かった。迷わず訪問し時間を稼ぎ、確証が取れた段階で警察に通報。DV男を現行犯でとっちめることに成功した。
ちっぽけな勇気と小心者が持つ単なる親切心でやった宗利は日常に戻る。
しかし、しばらくして宗時は見覚えのある女性が部屋の前にしゃがみ込んでいる姿を発見した。
その女性はDVを受けていたあの時の隣人だった。
「頼れる人がいないんです……私と一緒に暮らしてくれませんか?」
これはDVから女性を守ったことで始まる新たな恋物語。
家から追い出されました!?
ハル
青春
一般家庭に育った私、相原郁美(あいはら いくみ)は両親のどちらとも似ていない点を除けば、おおよそ人が歩む人生を順調に歩み、高校二年になった。その日、いつものようにバイトを終えて帰宅すると、見知らぬ、だが、容姿の整った両親に似ている美少女がリビングで両親と談笑している。あなたは一体だれ!?困惑している私を見つけた両親はまるで今日の夕飯を言うかのように「あなた、やっぱりうちの子じゃなかったわ。この子、相原美緒(あいはら みお)がうちの子だったわ。」「郁美は今から施設に行ってもらうことになったから。」と言われる。
急展開・・・私の人生、どうなる??
カクヨムでも公開中
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ファンファーレ!
ほしのことば
青春
♡完結まで毎日投稿♡
高校2年生の初夏、ユキは余命1年だと申告された。思えば、今まで「なんとなく」で生きてきた人生。延命治療も勧められたが、ユキは治療はせず、残りの人生を全力で生きることを決意した。
友情・恋愛・行事・学業…。
今まで適当にこなしてきただけの毎日を全力で過ごすことで、ユキの「生」に関する気持ちは段々と動いていく。
主人公のユキの心情を軸に、ユキが全力で生きることで起きる周りの心情の変化も描く。
誰もが感じたことのある青春時代の悩みや感動が、きっとあなたの心に寄り添う作品。
プレッシャァー 〜農高校球児の成り上がり〜
三日月コウヤ
青春
父親の異常な教育によって一人野球同然でマウンドに登り続けた主人公赤坂輝明(あかさかてるあき)。
父の他界後母親と暮らすようになり一年。母親の母校である農業高校で個性の強いチームメイトと生活を共にしながらありきたりでありながらかけがえのないモノを取り戻しながら一緒に苦難を乗り越えて甲子園目指す。そんなお話です
*進行速度遅めですがご了承ください
*この作品はカクヨムでも投稿しております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる