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第19話 デート(?)3/5
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7月26日(水)18時28分
「ぇ……、いや、なんでダメなんですか⁉」
美波が声を荒げる。
ここは町中のネットカフェ。俺たちは宿泊しようと思い、カウンターで会員証を提示したのだが……。
「申し訳ありませんが宿泊はできかねます」
年の近そうな男性店員は淡々と告げる。
「18歳未満のお客様は、夜8時から翌朝7時のあいだはご利用いただけない規定なんです。なので今からですと、最長でも一時間半のご利用になりますね」
後ろに客が並んでいたため俺と美波は仕方なくわきに避ける。
立ち尽くす俺たちの前で、男女の四人組が翌朝までの利用を店員に伝え、ウェイウェイと騒ぎながら店の奥に入っていった。見せつけられるようだった。門前払いされなかったから18歳以上なんだろうけど……正直言って、服装も振る舞いも年上には見えない。
なんであの人たちがよくて俺たちはダメなんだよ。納得できない。理不尽だ。
「…………行こ」
とぼとぼ歩きだす美波を追いかけ、俺たちは無言で店を出た。
行く場所なんてない。俺と美波はガードレールにくっつくようにして並び、道を行く人の群れからはみ出た。サラリーマンっぽい人たちが何人も前を通り過ぎる。
「秋山くんは、この後どうする?」
「……美波は?」
俺はいざとなれば家に帰るという選択肢もある。だけど、それを言ってしまう前に美波がどうするつもりなのかを聞いておきたかった。
「あたし、帰んないから」
やっぱりな。芯が強い美波のことだ、一度言ったことを簡単に曲げるはずがない。
女子――しかもアイドルを独りでほったらかして帰るわけにはいかなかった。
「俺も、家には帰らないよ」
美波は「そっか」と安心したように笑みを見せ、
「でもどうしよう? あたし、他に泊まるとこなんて考えてないや」
「うーん……ここのネカフェって、割とどこにでもある有名な店だと思うんだよな。だから、他の小さなネカフェならいけるんじゃないか?」
「秋山くん天才! 近いお店あるか調べてみるね」
美波はスマホを取り出して素早く検索をかけた。
グーグルマップ曰く、一駅歩くあいだに三店舗もあるらしい。中には聞いたこともない小さな店もある。
可能性は充分だ。
「Vの家出同盟、しゅっぱ~つ!」
「おーう」
俺たちはノリノリで近い店から順番に凸していく。
――が、結果は散々だった。
一店舗目は、そこそこ大きなチェーン店のネカフェ。どうせダメだろうなと思いつつも行ってみると、予想通り追い返された。
二店舗目は俺と美波の本命、個人経営の小さなネカフェだ。期待していた俺たちがカウンターで言われたのは、「18歳未満は20時まで」というまさかの言葉だった。しかし、それを言われてしまったらどうにもできない。
三店舗目も小さなネカフェだったが同じ理由でダメだった。
それでも野宿をするわけにはいかないし、ずっと街を歩いていたら補導されてしまう。俺たちにできることは泊めてくれる居場所を探すことだけだった。
カラオケも含めて三駅先まで検索した。全部で七店舗。
三駅分、二人で歩いた。結果は同じだった。
四駅、五駅……、どれだけ歩いても俺たちを待つ言葉は変わってくれない。
この世界に、高校生を泊めてくれるネカフェが一つもないなんてあり得るか? ゼロはないはずだ。どこかに絶対ある。なんの根拠もないその考えだけが心の支えだった。
そうして、いつしか市街地を抜けて土手沿いを歩いていた。まっすぐ行って右手側には川を跨ぐ大きな橋。あそこを渡ったら、行ったこともない隣町だ。
「次、一番近いネカフェまで一キロだって。……てかバッテリー4%だし。ウケる」
美波がスマホを見下ろして自嘲気味に言う。顔はまったく笑っていない。
俺のスマホのバッテリーも、昼に公園で動画を見ていたから大して残っていなかった。
このまま進んでも泊まれるところはないのかも……、そんな考えが何度も湧いてくるが必死にねじ伏せる。美波も同じことを考えているだろうけど決して口には出さなかった。アイドルが耐えているのに俺が先に弱音を吐くわけにはいかない。
ふいに、香ばしい匂いが漂う。
近くに家はなく、なんの匂いだろうと思って辺りを見回すと、橋の下に人影があることに気づいた。ホームレスの人だろう。地面に座ったおじさんが取っ手付き鍋を持って何やら食べている。
……くそぉ、腹減った。
いつもなら夕飯の時間だ。今頃、家のリビングでは母さんが独りで夕飯と向かい合ってるんだろうか――いや、俺が居ないから夕飯の時間も気にせずに仕事を頑張っているんだろう、どうせ。
「秋山くん……家、帰る?」
「美波はどうするんだ?」
「それやめて。秋山くんから言って。どうしたいの、秋山くんは……」
これ以上は付き合わせるわけにはいかない、そう思い詰めていそうな顔だった。
心細そうに尋ねる美波に、俺は笑みを見せる。
「帰りたくない。俺たちVの家出同盟なんだろ? 泊まれるところ、二人で探さないとな」
「……うん!」
「とりあえずは隣町だな。マップに載ってないだけで案外近くに泊まれる場所があるかもしれない」
「だねっ。ねえ、なんか話しながら歩こうよ。疲れがごまかせるかも」
「そうだなぁ……しりとりとか?」
「草。話題ないときのやつじゃん。……リンゴ」
やるんかい。
「ゴリラ」
「ラッ……――ラブホテルゥ‼」
「ブッ⁉」
うっかり吹いてしまった。
俺がびっくりして目を向けると、それ以上にびっくりしたような顔の美波が、道の左手側にある何かを指さしている。
その人差し指が示す先には、ホテルがあった。
見るからに寂れており、豪華っぽさを演出するためか点灯されたスポットライトが壁のひび割れを見せつけてくる。屋上の看板ネオンは点滅していて今にも消えそうだった。
歩道に向けられた看板には、『宿泊(二名様から)……¥5,000』の文字が躍っている。
安い。ネカフェに泊まるよりも確実に安上がりだ――が、しかし!
「秋山くん、これ……」
「いや……いやいやいや。やめとこう。どうせ『18歳未満は~』って言われて追い返されるだけだから」
「でもワンチャンあるかもよ⁉」
「あっちゃマズいが⁉」
高校生が男女でラブホに宿泊とか前代未聞だ。こんなの知り合いにバレたら俺も美波も社会的にオワコンだ。……待てよ。そう考えるとホテルの入り口に二人でいること自体、誰かに見られたらマズいんじゃないか?
「行くよ」
と、美波がホテルに向かって歩き出してしまう。お前勇者かよ。
「ま、待てよっ……お前さぁ、看板をちゃんと見たのか? 宿泊は二名様からなんだぞ。俺たち同じ部屋なんだぞ、いいのか⁉」
「いい」
「よくないよくない!」
「秋山くんなら、いいよ……。でも、キミがあたしとじゃ嫌なら、行かない」
じっ、と美波が真顔で見つめてくる。空いた手でスカートをぎゅっと握りしめていた。
その言い回しは、ずるいだろ。
「…………わかったよ。行くだけ行ってみような」
どうせ追い返されるから、と内心で付け加える。
この世に高校生の男女を泊めちゃうラブホなんて、そんなのあるわけないだろ?
「ぇ……、いや、なんでダメなんですか⁉」
美波が声を荒げる。
ここは町中のネットカフェ。俺たちは宿泊しようと思い、カウンターで会員証を提示したのだが……。
「申し訳ありませんが宿泊はできかねます」
年の近そうな男性店員は淡々と告げる。
「18歳未満のお客様は、夜8時から翌朝7時のあいだはご利用いただけない規定なんです。なので今からですと、最長でも一時間半のご利用になりますね」
後ろに客が並んでいたため俺と美波は仕方なくわきに避ける。
立ち尽くす俺たちの前で、男女の四人組が翌朝までの利用を店員に伝え、ウェイウェイと騒ぎながら店の奥に入っていった。見せつけられるようだった。門前払いされなかったから18歳以上なんだろうけど……正直言って、服装も振る舞いも年上には見えない。
なんであの人たちがよくて俺たちはダメなんだよ。納得できない。理不尽だ。
「…………行こ」
とぼとぼ歩きだす美波を追いかけ、俺たちは無言で店を出た。
行く場所なんてない。俺と美波はガードレールにくっつくようにして並び、道を行く人の群れからはみ出た。サラリーマンっぽい人たちが何人も前を通り過ぎる。
「秋山くんは、この後どうする?」
「……美波は?」
俺はいざとなれば家に帰るという選択肢もある。だけど、それを言ってしまう前に美波がどうするつもりなのかを聞いておきたかった。
「あたし、帰んないから」
やっぱりな。芯が強い美波のことだ、一度言ったことを簡単に曲げるはずがない。
女子――しかもアイドルを独りでほったらかして帰るわけにはいかなかった。
「俺も、家には帰らないよ」
美波は「そっか」と安心したように笑みを見せ、
「でもどうしよう? あたし、他に泊まるとこなんて考えてないや」
「うーん……ここのネカフェって、割とどこにでもある有名な店だと思うんだよな。だから、他の小さなネカフェならいけるんじゃないか?」
「秋山くん天才! 近いお店あるか調べてみるね」
美波はスマホを取り出して素早く検索をかけた。
グーグルマップ曰く、一駅歩くあいだに三店舗もあるらしい。中には聞いたこともない小さな店もある。
可能性は充分だ。
「Vの家出同盟、しゅっぱ~つ!」
「おーう」
俺たちはノリノリで近い店から順番に凸していく。
――が、結果は散々だった。
一店舗目は、そこそこ大きなチェーン店のネカフェ。どうせダメだろうなと思いつつも行ってみると、予想通り追い返された。
二店舗目は俺と美波の本命、個人経営の小さなネカフェだ。期待していた俺たちがカウンターで言われたのは、「18歳未満は20時まで」というまさかの言葉だった。しかし、それを言われてしまったらどうにもできない。
三店舗目も小さなネカフェだったが同じ理由でダメだった。
それでも野宿をするわけにはいかないし、ずっと街を歩いていたら補導されてしまう。俺たちにできることは泊めてくれる居場所を探すことだけだった。
カラオケも含めて三駅先まで検索した。全部で七店舗。
三駅分、二人で歩いた。結果は同じだった。
四駅、五駅……、どれだけ歩いても俺たちを待つ言葉は変わってくれない。
この世界に、高校生を泊めてくれるネカフェが一つもないなんてあり得るか? ゼロはないはずだ。どこかに絶対ある。なんの根拠もないその考えだけが心の支えだった。
そうして、いつしか市街地を抜けて土手沿いを歩いていた。まっすぐ行って右手側には川を跨ぐ大きな橋。あそこを渡ったら、行ったこともない隣町だ。
「次、一番近いネカフェまで一キロだって。……てかバッテリー4%だし。ウケる」
美波がスマホを見下ろして自嘲気味に言う。顔はまったく笑っていない。
俺のスマホのバッテリーも、昼に公園で動画を見ていたから大して残っていなかった。
このまま進んでも泊まれるところはないのかも……、そんな考えが何度も湧いてくるが必死にねじ伏せる。美波も同じことを考えているだろうけど決して口には出さなかった。アイドルが耐えているのに俺が先に弱音を吐くわけにはいかない。
ふいに、香ばしい匂いが漂う。
近くに家はなく、なんの匂いだろうと思って辺りを見回すと、橋の下に人影があることに気づいた。ホームレスの人だろう。地面に座ったおじさんが取っ手付き鍋を持って何やら食べている。
……くそぉ、腹減った。
いつもなら夕飯の時間だ。今頃、家のリビングでは母さんが独りで夕飯と向かい合ってるんだろうか――いや、俺が居ないから夕飯の時間も気にせずに仕事を頑張っているんだろう、どうせ。
「秋山くん……家、帰る?」
「美波はどうするんだ?」
「それやめて。秋山くんから言って。どうしたいの、秋山くんは……」
これ以上は付き合わせるわけにはいかない、そう思い詰めていそうな顔だった。
心細そうに尋ねる美波に、俺は笑みを見せる。
「帰りたくない。俺たちVの家出同盟なんだろ? 泊まれるところ、二人で探さないとな」
「……うん!」
「とりあえずは隣町だな。マップに載ってないだけで案外近くに泊まれる場所があるかもしれない」
「だねっ。ねえ、なんか話しながら歩こうよ。疲れがごまかせるかも」
「そうだなぁ……しりとりとか?」
「草。話題ないときのやつじゃん。……リンゴ」
やるんかい。
「ゴリラ」
「ラッ……――ラブホテルゥ‼」
「ブッ⁉」
うっかり吹いてしまった。
俺がびっくりして目を向けると、それ以上にびっくりしたような顔の美波が、道の左手側にある何かを指さしている。
その人差し指が示す先には、ホテルがあった。
見るからに寂れており、豪華っぽさを演出するためか点灯されたスポットライトが壁のひび割れを見せつけてくる。屋上の看板ネオンは点滅していて今にも消えそうだった。
歩道に向けられた看板には、『宿泊(二名様から)……¥5,000』の文字が躍っている。
安い。ネカフェに泊まるよりも確実に安上がりだ――が、しかし!
「秋山くん、これ……」
「いや……いやいやいや。やめとこう。どうせ『18歳未満は~』って言われて追い返されるだけだから」
「でもワンチャンあるかもよ⁉」
「あっちゃマズいが⁉」
高校生が男女でラブホに宿泊とか前代未聞だ。こんなの知り合いにバレたら俺も美波も社会的にオワコンだ。……待てよ。そう考えるとホテルの入り口に二人でいること自体、誰かに見られたらマズいんじゃないか?
「行くよ」
と、美波がホテルに向かって歩き出してしまう。お前勇者かよ。
「ま、待てよっ……お前さぁ、看板をちゃんと見たのか? 宿泊は二名様からなんだぞ。俺たち同じ部屋なんだぞ、いいのか⁉」
「いい」
「よくないよくない!」
「秋山くんなら、いいよ……。でも、キミがあたしとじゃ嫌なら、行かない」
じっ、と美波が真顔で見つめてくる。空いた手でスカートをぎゅっと握りしめていた。
その言い回しは、ずるいだろ。
「…………わかったよ。行くだけ行ってみような」
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