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12 特殊スキル
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アグニオの頑張りもあり、俺たちは多くのモンスターを倒せた。
そして課金貨はやっと3万枚になった。
新しいスキルを習得したり、スキルのレベルを課金で上げることもなく貯めていたのには訳がある。
特殊課金の一覧に、課金貨ドロップ数アップのスキルがあるのだ。
このスキルを課金するのに課金貨3万枚。
俺はこの達成感に心を躍らせる。
2人に辺りの警戒をいてもらいつつ早速課金する。
貯めた3万枚の課金貨は消え、課金貨ドロップ数アップの特殊スキルを手に入れた。
これで課金貨を集めやすくなる。
俺の浮かれている様子に気がついた2人に訳を話すと、大喜びだ。
これからドンドン課金貨を貯めていけば、2人にとっても恩恵がある。
ワーフは課金アイテムの便利さを知ってしまってるし、アグニオは言わずもがな食い物だ。
3万課金貨で美味しいものをたくさん食べれたかもと少しだけ考えて本のちょっと落ち込むが、気お取り直して祝福してくれる。
アグニオのお陰で課金貨3万枚貯められたし、余剰分の課金貨68枚ある。
俺は駄菓子のチョコを3個購入して3人で食べた。
「あ、甘い!!
これすごく美味しい!!」
犬獣人のワーフにチョコは大丈夫か心配したけど、もし何かあれば1セットだけ購入した上級回復薬がある。
「……」
アグニオは口に入れた瞬間、チョコが溶けるのを理解し、真剣に口をもごもご動かしてチョコを溶かしつつゆっくり長く堪能していた。
そして、チョコが溶け切り食べ終わると、1個じゃ物足りないと言わんばかりに盾を持ってモンスターを倒しに行こうとする。
流石に疲れている俺とワーフは、必死にアグニオを抑える。
すごい力で俺たちを引きずるアグニオを必死になだめ落ち着かせた。
「ごめんなさい」
正気に戻ったアグニオは素直に謝罪した。
「いいよいいよ。
今日は町に戻って続きは明日にしよう。
ギルドで今回倒したモンスターの素材と魔石を換金して、どっかで打ち上げしようよ」
「お、それ良いね!!」
ワーフは賛同する。
「そうしよう!!」
落ち込んでいたアグニオは打ち上げと聞いて一気に元気になる。
森を出たら近くで流れる小川で水浴びをし、水に濡れた服を乾かしている間に少しだけ肉を焼いて空腹をちょっとだけ満たす。
パンツいっちょで焚き火を囲み枝に刺した肉を焼く。
それから亜空間収納から大きな袋と解体して集めた素材と魔石と肉(コボルトの物は含まない)を分けて袋に入れる。
コボルトの魔石と討伐証明部位は依頼報告の時に納品する。
一番重い肉をアグニオが軽々持ち上げ、俺は魔石の方を、ワーフは素材の方を担いで町に戻る。
俺とワーフは疲労が蓄積した足腰にムチを打つように気力を振り絞って向かう。
やっとこさギルドに到着して早速換金をお願いする。
量が多いから、職員が手分けして行い、少し時間がかかったが査定は終わった。
今回の買取額は258.95レニー。
1人86.31レニー。
余りの2ルニスは打ち上げで使う。
結構良い稼ぎだ。
アグニオがバーサーカーになってくれたお陰だ。
きっちり分けるとお金を財布に入れてほくほくと足取り軽く食堂に向かう。
俺はステーキ2枚とサラダとお酒を、ワーフも同じものを注文し、アグニオはステーキを5枚とお酒を注文した。
注文を受けた従業員は苦笑いを受けべる。
「「「かんぱーい!!」」」
お酒の入った木のジョッキを掲げる。
先ずは腹ごしらえだ。
小川でちょっとばかし食べたりしたが、本当に気休め程度。
こうしてお酒を飲みながら肉を食らうのが醍醐味だ。
ガツガツと勢いよく食べ、厚切りのステーキはあっという間に俺たちの腹の中に収まった。
その後は少し反省会をして、明日の予定を話しながら馬鹿な話をしつつ盛り上がって酒を煽った。
次の日、俺とお母さんが住んでいる家に集合して森に向かう。
依頼のコボルト討伐は、昨日が38体倒したから残りは12体。
それから日暮れまで徘徊しモンスターを倒して課金貨稼ぎだ。
予定通り昼までにコボルトを12体倒して休む。
「昨日新たに習得したスキルのお陰で、手に入る課金貨が増えたよ」
「おお!!
良かったね!!」
「ど、どれぐらい貯まったの!?」
アグニオの目がギラギラしている。
ゴブリンは1枚→2枚に。
コボルトは2枚→3枚。
オークは4枚→5枚になった。
たった1枚の増加だが、地理も積もればというやつで馬鹿にできない。
それに、昨日習得した課金貨ドロップ数アップはレベル1だ。
もう一回3万課金でレベルを上げていけば、ドロップ数は上がっていく。
次の目標は同スキルのレベル上げだ。
どんどんレベルを上げて獲得できる課金貨を増やしていく。
ゆくゆくは10万課金貨を貯めて……。
とりあえず午前中に貯めた課金貨は111枚。
それを伝えるとアグニオは俄然やる気を出す。
午後は修羅となったアグニオがゴブリンとコボルトを盾でがっつんがっつん殴り倒し、オークの群れに突っ込んでいった。
ちゃんと俺たちを守ることを意識しているから、戦いづらくなったということはなく、いい経験とし互いの連携に磨きがかかる。
1日が33時間と長いから、その分だけ俺たちは成長した。
そして課金貨はやっと3万枚になった。
新しいスキルを習得したり、スキルのレベルを課金で上げることもなく貯めていたのには訳がある。
特殊課金の一覧に、課金貨ドロップ数アップのスキルがあるのだ。
このスキルを課金するのに課金貨3万枚。
俺はこの達成感に心を躍らせる。
2人に辺りの警戒をいてもらいつつ早速課金する。
貯めた3万枚の課金貨は消え、課金貨ドロップ数アップの特殊スキルを手に入れた。
これで課金貨を集めやすくなる。
俺の浮かれている様子に気がついた2人に訳を話すと、大喜びだ。
これからドンドン課金貨を貯めていけば、2人にとっても恩恵がある。
ワーフは課金アイテムの便利さを知ってしまってるし、アグニオは言わずもがな食い物だ。
3万課金貨で美味しいものをたくさん食べれたかもと少しだけ考えて本のちょっと落ち込むが、気お取り直して祝福してくれる。
アグニオのお陰で課金貨3万枚貯められたし、余剰分の課金貨68枚ある。
俺は駄菓子のチョコを3個購入して3人で食べた。
「あ、甘い!!
これすごく美味しい!!」
犬獣人のワーフにチョコは大丈夫か心配したけど、もし何かあれば1セットだけ購入した上級回復薬がある。
「……」
アグニオは口に入れた瞬間、チョコが溶けるのを理解し、真剣に口をもごもご動かしてチョコを溶かしつつゆっくり長く堪能していた。
そして、チョコが溶け切り食べ終わると、1個じゃ物足りないと言わんばかりに盾を持ってモンスターを倒しに行こうとする。
流石に疲れている俺とワーフは、必死にアグニオを抑える。
すごい力で俺たちを引きずるアグニオを必死になだめ落ち着かせた。
「ごめんなさい」
正気に戻ったアグニオは素直に謝罪した。
「いいよいいよ。
今日は町に戻って続きは明日にしよう。
ギルドで今回倒したモンスターの素材と魔石を換金して、どっかで打ち上げしようよ」
「お、それ良いね!!」
ワーフは賛同する。
「そうしよう!!」
落ち込んでいたアグニオは打ち上げと聞いて一気に元気になる。
森を出たら近くで流れる小川で水浴びをし、水に濡れた服を乾かしている間に少しだけ肉を焼いて空腹をちょっとだけ満たす。
パンツいっちょで焚き火を囲み枝に刺した肉を焼く。
それから亜空間収納から大きな袋と解体して集めた素材と魔石と肉(コボルトの物は含まない)を分けて袋に入れる。
コボルトの魔石と討伐証明部位は依頼報告の時に納品する。
一番重い肉をアグニオが軽々持ち上げ、俺は魔石の方を、ワーフは素材の方を担いで町に戻る。
俺とワーフは疲労が蓄積した足腰にムチを打つように気力を振り絞って向かう。
やっとこさギルドに到着して早速換金をお願いする。
量が多いから、職員が手分けして行い、少し時間がかかったが査定は終わった。
今回の買取額は258.95レニー。
1人86.31レニー。
余りの2ルニスは打ち上げで使う。
結構良い稼ぎだ。
アグニオがバーサーカーになってくれたお陰だ。
きっちり分けるとお金を財布に入れてほくほくと足取り軽く食堂に向かう。
俺はステーキ2枚とサラダとお酒を、ワーフも同じものを注文し、アグニオはステーキを5枚とお酒を注文した。
注文を受けた従業員は苦笑いを受けべる。
「「「かんぱーい!!」」」
お酒の入った木のジョッキを掲げる。
先ずは腹ごしらえだ。
小川でちょっとばかし食べたりしたが、本当に気休め程度。
こうしてお酒を飲みながら肉を食らうのが醍醐味だ。
ガツガツと勢いよく食べ、厚切りのステーキはあっという間に俺たちの腹の中に収まった。
その後は少し反省会をして、明日の予定を話しながら馬鹿な話をしつつ盛り上がって酒を煽った。
次の日、俺とお母さんが住んでいる家に集合して森に向かう。
依頼のコボルト討伐は、昨日が38体倒したから残りは12体。
それから日暮れまで徘徊しモンスターを倒して課金貨稼ぎだ。
予定通り昼までにコボルトを12体倒して休む。
「昨日新たに習得したスキルのお陰で、手に入る課金貨が増えたよ」
「おお!!
良かったね!!」
「ど、どれぐらい貯まったの!?」
アグニオの目がギラギラしている。
ゴブリンは1枚→2枚に。
コボルトは2枚→3枚。
オークは4枚→5枚になった。
たった1枚の増加だが、地理も積もればというやつで馬鹿にできない。
それに、昨日習得した課金貨ドロップ数アップはレベル1だ。
もう一回3万課金でレベルを上げていけば、ドロップ数は上がっていく。
次の目標は同スキルのレベル上げだ。
どんどんレベルを上げて獲得できる課金貨を増やしていく。
ゆくゆくは10万課金貨を貯めて……。
とりあえず午前中に貯めた課金貨は111枚。
それを伝えるとアグニオは俄然やる気を出す。
午後は修羅となったアグニオがゴブリンとコボルトを盾でがっつんがっつん殴り倒し、オークの群れに突っ込んでいった。
ちゃんと俺たちを守ることを意識しているから、戦いづらくなったということはなく、いい経験とし互いの連携に磨きがかかる。
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