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1.幼少期
29.番外編.リュートの憂鬱2。
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フローディア様はそのお茶会から気分が優れない日が続いた。きっと、ジル王子への犯行予告がきっかけであろう。助けたいけれど、どこか踏み出せないといったところだろう。いつものフローディア様なら、きっとこんな事では悩まない。それでも、悩んでいるという事は何か理由があるのだろう。そして、その理由を俺にはきっと伝えない。それも、一緒に過ごしてきた中で、理解していた。
俺は気分転換に近くの街へと連れ出す。旦那様にも許可を頂いた。街を散策している中で、フローディア様はポツリと呟く。
「私、どうすればいいのかしらね」
珍しく弱気なその言葉に俺は何があってもフローディア様についていきますよ的な言葉を言った。フローディア様に抱き着かれた。思わず、顔が赤くなるがそんな事にはフローディア様は気付かない。傍にいますよと理解してくれるように俺も抱きしめ返した。
そっからは手の平を返すように、状況を説明してくれる。やけに情報が断定的であった事に内心驚きつつも情報収集していく中で、フローディア様の言っている事が確信的なものに変わっていく。どこで掴んだか分からない情報だったのに、信憑性が増していく。
そして、実際にフローディア様の言う通り、お茶会から2年経って事件は起きた。その前に、庭師のジョージさんの息子が魔法を発動させた。しかも、フローディア様は彼_レイスをジル王子を助けに行く為の作戦に加えると言うのだ。とんでもない令嬢である。しかし、それがフローディア様なのである。
ジル王子がいる場所、桜花園。そこで放火事件が起きる。俺達が桜花園に着いた時には、桜花園は火の海であった。何故、こんなになるまで周りは放っておいたのだろう?疑問は尽きなかった。しかし、真っ先に炎に突っこんでいこうとしたフローディア様を制して、俺が水魔法で消火していくが、火の勢いの方が強いし、下手に魔法を使いすぎて、魔力の消費がはやくても後で、迷惑をかけるだけだ。適度にかつジル王子の気配を察知した。
ジル王子は何とか助ける事が出来た。ジル王子は一回しか会っていないというのに、フローディア様の正体に気付いた。そこでの誤魔化し方が正直、ツボにはまった。誤魔化し方、下手すぎるだろと笑いたくなる衝動を抑えつつも、フローディア様は開き直って強気な態度で臨む。
よく王子相手に強気に出られるなと思いつつも事情を説明して、その場を去る。それから、ジル王子から調査内容が届いた。”賭け”が貴族内で本当にあった事で、フローディア様はジル王子から信用を得たようだ。
それから、数カ月。ジル王子とフローディア様は文通仲間になった。ちょっとだけ妬けた。しかし、フローディア様には全くその気はないみたいで安心もした。
俺達は3人で街に出掛ける事になった。そこでも、若干のトラブルメーカーのフローディア様は事件?に巻き込まれる。裏道から逃げてきた少年と会うのだった。そして、フローディア様はその少年の手を取り、一緒に逃げるのだった。俺とレイスはフローディア様から目を離す訳にもいかず、一緒に逃亡の手伝いをする。
そして、相手を撒いた時に、フローディア様はその少年の姿を見つめる。最初は少年がどういう人物であるか分からなかった様子だが、次第にフローディア様の顔色が変わっていく。そして、最後には顔を真っ青にして地面に座り込んでしまった。
顔が真っ青になるくらいの相手ってどんなだろう?フローディア様に後でこっそりと聞いたところ、隣国の皇子だと聞かされた。俺も流石に、隣国の皇子について調べていない訳じゃない。けれども、俺は彼が皇子だとは到底信じられなかった。
数日が経って、王城に足を踏み入れた。そこで、本当にエドガー(仮名)もといリード皇子は隣国のアズウェル皇国の皇子であった!!しかも、情報があまり出回らない第三皇子だった。またしても、フローディア様の情報源が正しい事を実感したのであった。
俺は気分転換に近くの街へと連れ出す。旦那様にも許可を頂いた。街を散策している中で、フローディア様はポツリと呟く。
「私、どうすればいいのかしらね」
珍しく弱気なその言葉に俺は何があってもフローディア様についていきますよ的な言葉を言った。フローディア様に抱き着かれた。思わず、顔が赤くなるがそんな事にはフローディア様は気付かない。傍にいますよと理解してくれるように俺も抱きしめ返した。
そっからは手の平を返すように、状況を説明してくれる。やけに情報が断定的であった事に内心驚きつつも情報収集していく中で、フローディア様の言っている事が確信的なものに変わっていく。どこで掴んだか分からない情報だったのに、信憑性が増していく。
そして、実際にフローディア様の言う通り、お茶会から2年経って事件は起きた。その前に、庭師のジョージさんの息子が魔法を発動させた。しかも、フローディア様は彼_レイスをジル王子を助けに行く為の作戦に加えると言うのだ。とんでもない令嬢である。しかし、それがフローディア様なのである。
ジル王子がいる場所、桜花園。そこで放火事件が起きる。俺達が桜花園に着いた時には、桜花園は火の海であった。何故、こんなになるまで周りは放っておいたのだろう?疑問は尽きなかった。しかし、真っ先に炎に突っこんでいこうとしたフローディア様を制して、俺が水魔法で消火していくが、火の勢いの方が強いし、下手に魔法を使いすぎて、魔力の消費がはやくても後で、迷惑をかけるだけだ。適度にかつジル王子の気配を察知した。
ジル王子は何とか助ける事が出来た。ジル王子は一回しか会っていないというのに、フローディア様の正体に気付いた。そこでの誤魔化し方が正直、ツボにはまった。誤魔化し方、下手すぎるだろと笑いたくなる衝動を抑えつつも、フローディア様は開き直って強気な態度で臨む。
よく王子相手に強気に出られるなと思いつつも事情を説明して、その場を去る。それから、ジル王子から調査内容が届いた。”賭け”が貴族内で本当にあった事で、フローディア様はジル王子から信用を得たようだ。
それから、数カ月。ジル王子とフローディア様は文通仲間になった。ちょっとだけ妬けた。しかし、フローディア様には全くその気はないみたいで安心もした。
俺達は3人で街に出掛ける事になった。そこでも、若干のトラブルメーカーのフローディア様は事件?に巻き込まれる。裏道から逃げてきた少年と会うのだった。そして、フローディア様はその少年の手を取り、一緒に逃げるのだった。俺とレイスはフローディア様から目を離す訳にもいかず、一緒に逃亡の手伝いをする。
そして、相手を撒いた時に、フローディア様はその少年の姿を見つめる。最初は少年がどういう人物であるか分からなかった様子だが、次第にフローディア様の顔色が変わっていく。そして、最後には顔を真っ青にして地面に座り込んでしまった。
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数日が経って、王城に足を踏み入れた。そこで、本当にエドガー(仮名)もといリード皇子は隣国のアズウェル皇国の皇子であった!!しかも、情報があまり出回らない第三皇子だった。またしても、フローディア様の情報源が正しい事を実感したのであった。
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