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第三章 ゲームの始まり
ディネット様ナイスです!!
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☆☆☆☆☆☆
結論から言うと、難しい戦いであった。レオン様が攻撃していないからかな。レオンが守りに入っている分、いつも以上にこっちの攻撃力が弱い。アカツキも実践戦闘経験はないらしく、こちらもおぼつかない。ヴィルと生徒会長くらいが少しは戦闘経験がある程度だ。
「こいつ!ブレイド伯爵なのかよ!!」
戦いながら、ヴィルは叫ぶが、気配で、本当にブレイド伯爵だという事に気付いている。
ヴィルは鎌を出して、攻撃体勢に入る。・・・なかなかの力だな。レオン様が上げた以上に強い。
生徒会長は剣を使い、戦っている。こちらはレオン様が戦っていたいと思っていたから、流石に強い。
これなら、いけるか?
次第にこちらの優勢が決まってくる。
しかし、決定打となる攻撃が決まらない。流石にアークライトの仇なので、こちらが手を出す訳にはいかない。
けれども、アークライトの消耗がひどい。
「けれど、なんでブレイド伯爵が魔物化してんだ?」
ヴィルは言った。
「おそらく、シルヴェスト王子がブレイド伯爵家に罰金を求めたからだと思われるでありますよ。その時のブレイド伯爵は隙だらけだったのでは?・・・あるいは、シルヴェスト王子を蹴落とそうとしている・・・とかでありますかね?」
生徒会長は答えた。
「後者だったら、これは完全に罠ですね。シルヴェスト王子が王族から廃嫡されてもおかしくない。それはまずいですね。・・・これも魔王が誕生しているとかですかね?・・・しかも、シルヴェスト王子に近付ける立場の人間が魔物化させていることになりますね。」
それにレオン様が言った。
「しかも、ブレイド伯爵に近付ける立場の人間でもあるってことであります。」
「それって、まさか・・・!」
ヴィルは分かってしまったようである。シルヴェスト王子の傍にいたからかな。
「[神のご加護の元にて、汝の体力を回復し給え。・・・キュアサークル!]」
流石にアークライトの消耗がひどく、セレナも疲労が見えてきたので、レオンはアークライトとセレナに回復魔法をかけた。アーネイルは笑っている。
ディルクの目は死んだ魚のようになったが、それも一瞬の事。
アークライトの状態が回復したので、アークライトは渾身の一撃を食らわせる。けれども、魔物化したブレイド伯爵は最後の一撃と言わんばかりに、アークライトに向かって一撃を食らわせようとする。俺たちは動けなかった。
そこに、〇ンダム型ゴーレムが俺たちの代わりに魔物化したブレイド伯爵に一撃を食らわせた。
隙が生まれ、アークライトはとどめをさした。
〇ンダム型ゴーレムを出したのは、間違いなくディネットだろう。ディネットを見てみると、必死な顔をしてゴーレムを動かしているのが見えた。
「ディネット様ナイスであります!!」
魔石とドロップアイテムと金貨が落ちてくる。完全に殺しちゃったな。
生徒会長は端を発した。
「これって、一体どういうこと?確か、魔物化できるのは魔王だけだと、文献で読んだけど・・・?」
「あー。これは"時渡りの時計"でアスガード時代に行く前に言わないといけない事なんだけど・・・。」
シルヴェストは言いにくそうにする。
一同はシルヴェストの話を聞いた。
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結論から言うと、難しい戦いであった。レオン様が攻撃していないからかな。レオンが守りに入っている分、いつも以上にこっちの攻撃力が弱い。アカツキも実践戦闘経験はないらしく、こちらもおぼつかない。ヴィルと生徒会長くらいが少しは戦闘経験がある程度だ。
「こいつ!ブレイド伯爵なのかよ!!」
戦いながら、ヴィルは叫ぶが、気配で、本当にブレイド伯爵だという事に気付いている。
ヴィルは鎌を出して、攻撃体勢に入る。・・・なかなかの力だな。レオン様が上げた以上に強い。
生徒会長は剣を使い、戦っている。こちらはレオン様が戦っていたいと思っていたから、流石に強い。
これなら、いけるか?
次第にこちらの優勢が決まってくる。
しかし、決定打となる攻撃が決まらない。流石にアークライトの仇なので、こちらが手を出す訳にはいかない。
けれども、アークライトの消耗がひどい。
「けれど、なんでブレイド伯爵が魔物化してんだ?」
ヴィルは言った。
「おそらく、シルヴェスト王子がブレイド伯爵家に罰金を求めたからだと思われるでありますよ。その時のブレイド伯爵は隙だらけだったのでは?・・・あるいは、シルヴェスト王子を蹴落とそうとしている・・・とかでありますかね?」
生徒会長は答えた。
「後者だったら、これは完全に罠ですね。シルヴェスト王子が王族から廃嫡されてもおかしくない。それはまずいですね。・・・これも魔王が誕生しているとかですかね?・・・しかも、シルヴェスト王子に近付ける立場の人間が魔物化させていることになりますね。」
それにレオン様が言った。
「しかも、ブレイド伯爵に近付ける立場の人間でもあるってことであります。」
「それって、まさか・・・!」
ヴィルは分かってしまったようである。シルヴェスト王子の傍にいたからかな。
「[神のご加護の元にて、汝の体力を回復し給え。・・・キュアサークル!]」
流石にアークライトの消耗がひどく、セレナも疲労が見えてきたので、レオンはアークライトとセレナに回復魔法をかけた。アーネイルは笑っている。
ディルクの目は死んだ魚のようになったが、それも一瞬の事。
アークライトの状態が回復したので、アークライトは渾身の一撃を食らわせる。けれども、魔物化したブレイド伯爵は最後の一撃と言わんばかりに、アークライトに向かって一撃を食らわせようとする。俺たちは動けなかった。
そこに、〇ンダム型ゴーレムが俺たちの代わりに魔物化したブレイド伯爵に一撃を食らわせた。
隙が生まれ、アークライトはとどめをさした。
〇ンダム型ゴーレムを出したのは、間違いなくディネットだろう。ディネットを見てみると、必死な顔をしてゴーレムを動かしているのが見えた。
「ディネット様ナイスであります!!」
魔石とドロップアイテムと金貨が落ちてくる。完全に殺しちゃったな。
生徒会長は端を発した。
「これって、一体どういうこと?確か、魔物化できるのは魔王だけだと、文献で読んだけど・・・?」
「あー。これは"時渡りの時計"でアスガード時代に行く前に言わないといけない事なんだけど・・・。」
シルヴェストは言いにくそうにする。
一同はシルヴェストの話を聞いた。
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