193 / 203
第16章:砂漠の薔薇編
第193話:青く賢き龍
しおりを挟む
グラディウスは王都のレストランの個室でうなだれていた。
ここのところ、大きな問題にかかりっきりになっていたので、疲労が溜まっているのだ。だが起きたこと自体は痛快で、頑張りがいもあった。
「まさかあれだけの砂漠の薔薇を見つけて来るとはのう⋯⋯」
事の発端は一ヶ月半前にルキウスが行方をくらましたことだった。孫のモフからルキウスの状況を聞いていたので、いずれ限界が来ると思っていたものの、事件が起きるのはグラディウスの想像より遥かに早かった。
教会は一時騒然となった。派閥に関わらず多くの者たちがルキウスと『月下の誓い』を監視していたはずだが、彼女たちは華麗に王都を脱出し、国外へと逃げてしまった。
「かっかっかっか!」
あの時の教会の教会騎士たちの顔を思い出すと笑いが込み上げて来る。自称ルキウス派の者たちはルキウスを捕まえられない騎士たちを責めていたが、側近であるのに同行を知らされてもいないとやり返されると反論も出来ない様子だった。
その後、ルキウスの後見人であり、モフの祖父でもあるグラディウスは当然槍玉に上げられたが、様々な伝手を使ってのらりくらりと躱したのだ。
そろそろまずいと思っていたところで、ユリアとその弟子のキトの援護が入ったのも良かった。二人で改良した最新式のポーションを取引材料にして良いと言われたので、粘ることが出来た。
「フィデスの婆さんも裏で動いていたな。聖女派の動きがどこか鈍かった」
聖女フィデスも若い頃はグラディウスとともに良く教会を逃げ出していた。彼女はルキウス以上に教会に恩義を感じているはずだが、それでも我慢できないことが多かったのだ。
「婆さんはルキウスに束の間の休息を与えたつもりだったのだろうな。だが、彼奴らはそんな思惑を超えて、結果を出しおったわい」
突如として王都に帰ってきたルキウスたちは砂漠の薔薇を持ち帰り、交渉を始めた。
当初教会の人間は彼女たちを見くびり、足元を見て話し合いに臨んでいた。砂漠の薔薇を取ってきたと言っても何個かの話だと思っていたのだ。だが蓋を開けてみれば彼女たちは教会よりも多くの砂漠の薔薇を保有しており、交渉途中から完全に立場が逆転してしまった。
「マイオルの立ち回りも見事だったのう……。わしが矢面に立たされてしまったが、なかなかやるわい」
そもそもこの問題は、教皇派のとある枢機卿が砂漠の薔薇を派閥内で融通し、在庫がなくなってしまったことが問題だった。『月下の誓い』から砂漠の薔薇を補充できれば形式的には問題を解決できるので、教皇派の連中としては躍起になるだろう。
そんな事件が起きてしまう時点で、グラディウスからしたら教会は壊れてしまっているのだが、そんなことは枢機卿を務めた時代からよく分かっていた。
いま現在も教会の権力構造は変動していて、どうなっているのか誰にも分かっていない。だが、本来はそんなことをしている場合ではないはずだった。
「これでルキウスは望むものを手に入れたようだな」
今回の交渉でルキウスが望んだのは、ルキウス派の解体とほぼ全ての教会活動への参加拒否だ。本来、お互いを護り合い、共存してゆくべき聖者と教会が道を違えてしまった。
「世も末じゃのう……」
後見人のグラディウスも圧力を受けてはいるが、いまさら老骨を追い詰めようとする者はいないし、むしろルキウスへ通ずる手段として重宝されている部分もある。
「聖下もフィデスもそろそろ気づくのじゃろうな」
枢機卿を自ら辞め、巡礼の旅をしたグラディウスは市井というものが少し分かっている。強引に旅に出たがそのお陰で目を開いて世界を見ることができたのだ。
グラディウスは冷めたお茶を啜った。そろそろこの場所にじゃじゃ馬たちがくる時間だった。
◆
マイオルに連れられて、セネカは王都の地下にあるレストランにやってきた。ここに来るのは初めてではないが、マイオルほど慣れてはいない。
この場所はグラディウスが密談するために使う店のうちの一つで、いくつかの部屋は物理的にも魔法的にも盗聴に強くなっているらしい。
店主に教えてもらった個室に行き、扉につけられたベルを鳴らす。すると中からグラディウスが出てきた。今日は変装していないようだ。
「おぉ、よく来たなぁ。色々話したいと思っておったのじゃよ」
グラディウスは「かっかっかっ」と笑いながら迎え入れてくれた。そして、とりあえず食べたいものを注文しろと言って、リストを渡してくれた。この店な料理は大抵は平凡に思えるのだが、辛い料理は絶品だ。セネカは辛い味付けの煮込み料理を注文することにした。
「さて今日だが、教会の話は後にすることにして、まずは龍について聞きたいんじゃったな?」
先ほど届いた煮込みを口に入れながらセネカは頷いた。根菜と豚の肉がふんだんに入っていてすごく美味しい。隣ではマイオルも同じものを食べている。
「この前は話しそびれてしまったんだがな。実は何十年も前にわしも『リザードマンの森』に行ったことがあるんじゃよ」
グラディウスはパン粥の器の上でチーズを削りながら話し始めた。
「そうだったの?」
「あぁ……。当時、かなり探索したつもりじゃったが、ワイバーンはいなかった。砂漠もなかったし、森の様子もだいぶ違いそうじゃな」
「何十年も経っていれば変わっちゃうよね」
それだけあれば生息する魔物が変わっても仕方がなさそうだ。だが、グラディウスは首を振った。
「その可能性もないではないが、そこが龍の領域なのであれば、わしらは選ばれなかっただけなのかもしれぬ。おぼろげな記憶だが、不自然なところもあったしのう……」
「選ばれる、ですか?」
「お主とモフは加護を得たという話じゃからな。その前段階で何かがあったとしても不思議ではない」
グラディウス言い切った。そう思う何かがあるのかもしれない。
「そもそも龍の加護って何ですか? あたし、何か変わったようには思えないのですが……」
「それはな――」
マイオルの質問にグラディウスは顔をしかめた。
「言えないことなんじゃよ。元枢機卿のわしであってもな!」
グラディウスはわざとらしく語気を強めた。察してくれと言うことなのだろうが分からないことが多すぎる。
「言えない……ですか」
「あぁ、お主らも金級冒険者になれば分かるはずだが、立場ができると誓約が増えていくのじゃよ。それほど、さまざまな情報に触れる機会が多くなるからのう」
セネカはどうにか情報を得られないかと頭を回転させ始める。おそらくマイオルも同じだろう。
「いまのわしに伝えられることは少ない。じゃがな、実はお主らのことを上に報告する義務も今のわしにはないんじゃよなぁ」
グラディウスは非常に愉快そうに笑みを浮かべる。教会では清廉潔白な人物として有名らしいが、そんな評価はとんでもないと思ってしまう。さっぱりした人物であることは間違いないが……。
「誤解しないで欲しいが、わしは出来ることをするのみじゃ。可愛い孫と聖者に加えて、生意気な弟子もおるからのう! かっかっかっ!」
生意気な弟子というのはマイオルのことだろう。マイオルはよくグラディウスの指導を受けていたが、ついに弟子と言われるほどの関係となったのだろう。ちなみに、セネカはグラディウスのことを気のいいおじいちゃんだと思っている。
マイオルは少し考え込んだ後で両手を上げた。グラディウスの老獪さには敵わなかったようだ。そんなマイオルを見てグラディウスは目を細めた。そして真剣な顔になって言った。
「だから、言える範囲のことしか教えられんのだが、面白いことを聞かせてやろう。昔、とある本を読んでいた時にある龍の記述を見たのじゃが、お主らの話した姿とそっくりじゃな。その龍は『青く賢き龍』と呼ばれ、人に試練を課したそうじゃよ」
自分たちが出会ったのはその龍で間違いないのだろうとセネカは感じた。だが、眉間に皺を寄せるグラディウスを見て、本当にこれが限界なのだろうと思い、これ以上話を引き出そうとするのはやめにした。
ここのところ、大きな問題にかかりっきりになっていたので、疲労が溜まっているのだ。だが起きたこと自体は痛快で、頑張りがいもあった。
「まさかあれだけの砂漠の薔薇を見つけて来るとはのう⋯⋯」
事の発端は一ヶ月半前にルキウスが行方をくらましたことだった。孫のモフからルキウスの状況を聞いていたので、いずれ限界が来ると思っていたものの、事件が起きるのはグラディウスの想像より遥かに早かった。
教会は一時騒然となった。派閥に関わらず多くの者たちがルキウスと『月下の誓い』を監視していたはずだが、彼女たちは華麗に王都を脱出し、国外へと逃げてしまった。
「かっかっかっか!」
あの時の教会の教会騎士たちの顔を思い出すと笑いが込み上げて来る。自称ルキウス派の者たちはルキウスを捕まえられない騎士たちを責めていたが、側近であるのに同行を知らされてもいないとやり返されると反論も出来ない様子だった。
その後、ルキウスの後見人であり、モフの祖父でもあるグラディウスは当然槍玉に上げられたが、様々な伝手を使ってのらりくらりと躱したのだ。
そろそろまずいと思っていたところで、ユリアとその弟子のキトの援護が入ったのも良かった。二人で改良した最新式のポーションを取引材料にして良いと言われたので、粘ることが出来た。
「フィデスの婆さんも裏で動いていたな。聖女派の動きがどこか鈍かった」
聖女フィデスも若い頃はグラディウスとともに良く教会を逃げ出していた。彼女はルキウス以上に教会に恩義を感じているはずだが、それでも我慢できないことが多かったのだ。
「婆さんはルキウスに束の間の休息を与えたつもりだったのだろうな。だが、彼奴らはそんな思惑を超えて、結果を出しおったわい」
突如として王都に帰ってきたルキウスたちは砂漠の薔薇を持ち帰り、交渉を始めた。
当初教会の人間は彼女たちを見くびり、足元を見て話し合いに臨んでいた。砂漠の薔薇を取ってきたと言っても何個かの話だと思っていたのだ。だが蓋を開けてみれば彼女たちは教会よりも多くの砂漠の薔薇を保有しており、交渉途中から完全に立場が逆転してしまった。
「マイオルの立ち回りも見事だったのう……。わしが矢面に立たされてしまったが、なかなかやるわい」
そもそもこの問題は、教皇派のとある枢機卿が砂漠の薔薇を派閥内で融通し、在庫がなくなってしまったことが問題だった。『月下の誓い』から砂漠の薔薇を補充できれば形式的には問題を解決できるので、教皇派の連中としては躍起になるだろう。
そんな事件が起きてしまう時点で、グラディウスからしたら教会は壊れてしまっているのだが、そんなことは枢機卿を務めた時代からよく分かっていた。
いま現在も教会の権力構造は変動していて、どうなっているのか誰にも分かっていない。だが、本来はそんなことをしている場合ではないはずだった。
「これでルキウスは望むものを手に入れたようだな」
今回の交渉でルキウスが望んだのは、ルキウス派の解体とほぼ全ての教会活動への参加拒否だ。本来、お互いを護り合い、共存してゆくべき聖者と教会が道を違えてしまった。
「世も末じゃのう……」
後見人のグラディウスも圧力を受けてはいるが、いまさら老骨を追い詰めようとする者はいないし、むしろルキウスへ通ずる手段として重宝されている部分もある。
「聖下もフィデスもそろそろ気づくのじゃろうな」
枢機卿を自ら辞め、巡礼の旅をしたグラディウスは市井というものが少し分かっている。強引に旅に出たがそのお陰で目を開いて世界を見ることができたのだ。
グラディウスは冷めたお茶を啜った。そろそろこの場所にじゃじゃ馬たちがくる時間だった。
◆
マイオルに連れられて、セネカは王都の地下にあるレストランにやってきた。ここに来るのは初めてではないが、マイオルほど慣れてはいない。
この場所はグラディウスが密談するために使う店のうちの一つで、いくつかの部屋は物理的にも魔法的にも盗聴に強くなっているらしい。
店主に教えてもらった個室に行き、扉につけられたベルを鳴らす。すると中からグラディウスが出てきた。今日は変装していないようだ。
「おぉ、よく来たなぁ。色々話したいと思っておったのじゃよ」
グラディウスは「かっかっかっ」と笑いながら迎え入れてくれた。そして、とりあえず食べたいものを注文しろと言って、リストを渡してくれた。この店な料理は大抵は平凡に思えるのだが、辛い料理は絶品だ。セネカは辛い味付けの煮込み料理を注文することにした。
「さて今日だが、教会の話は後にすることにして、まずは龍について聞きたいんじゃったな?」
先ほど届いた煮込みを口に入れながらセネカは頷いた。根菜と豚の肉がふんだんに入っていてすごく美味しい。隣ではマイオルも同じものを食べている。
「この前は話しそびれてしまったんだがな。実は何十年も前にわしも『リザードマンの森』に行ったことがあるんじゃよ」
グラディウスはパン粥の器の上でチーズを削りながら話し始めた。
「そうだったの?」
「あぁ……。当時、かなり探索したつもりじゃったが、ワイバーンはいなかった。砂漠もなかったし、森の様子もだいぶ違いそうじゃな」
「何十年も経っていれば変わっちゃうよね」
それだけあれば生息する魔物が変わっても仕方がなさそうだ。だが、グラディウスは首を振った。
「その可能性もないではないが、そこが龍の領域なのであれば、わしらは選ばれなかっただけなのかもしれぬ。おぼろげな記憶だが、不自然なところもあったしのう……」
「選ばれる、ですか?」
「お主とモフは加護を得たという話じゃからな。その前段階で何かがあったとしても不思議ではない」
グラディウス言い切った。そう思う何かがあるのかもしれない。
「そもそも龍の加護って何ですか? あたし、何か変わったようには思えないのですが……」
「それはな――」
マイオルの質問にグラディウスは顔をしかめた。
「言えないことなんじゃよ。元枢機卿のわしであってもな!」
グラディウスはわざとらしく語気を強めた。察してくれと言うことなのだろうが分からないことが多すぎる。
「言えない……ですか」
「あぁ、お主らも金級冒険者になれば分かるはずだが、立場ができると誓約が増えていくのじゃよ。それほど、さまざまな情報に触れる機会が多くなるからのう」
セネカはどうにか情報を得られないかと頭を回転させ始める。おそらくマイオルも同じだろう。
「いまのわしに伝えられることは少ない。じゃがな、実はお主らのことを上に報告する義務も今のわしにはないんじゃよなぁ」
グラディウスは非常に愉快そうに笑みを浮かべる。教会では清廉潔白な人物として有名らしいが、そんな評価はとんでもないと思ってしまう。さっぱりした人物であることは間違いないが……。
「誤解しないで欲しいが、わしは出来ることをするのみじゃ。可愛い孫と聖者に加えて、生意気な弟子もおるからのう! かっかっかっ!」
生意気な弟子というのはマイオルのことだろう。マイオルはよくグラディウスの指導を受けていたが、ついに弟子と言われるほどの関係となったのだろう。ちなみに、セネカはグラディウスのことを気のいいおじいちゃんだと思っている。
マイオルは少し考え込んだ後で両手を上げた。グラディウスの老獪さには敵わなかったようだ。そんなマイオルを見てグラディウスは目を細めた。そして真剣な顔になって言った。
「だから、言える範囲のことしか教えられんのだが、面白いことを聞かせてやろう。昔、とある本を読んでいた時にある龍の記述を見たのじゃが、お主らの話した姿とそっくりじゃな。その龍は『青く賢き龍』と呼ばれ、人に試練を課したそうじゃよ」
自分たちが出会ったのはその龍で間違いないのだろうとセネカは感じた。だが、眉間に皺を寄せるグラディウスを見て、本当にこれが限界なのだろうと思い、これ以上話を引き出そうとするのはやめにした。
25
お気に入りに追加
599
あなたにおすすめの小説
異世界でチート能力貰えるそうなので、のんびり牧場生活(+α)でも楽しみます
ユーリ
ファンタジー
仕事帰り。毎日のように続く多忙ぶりにフラフラしていたら突然訪れる衝撃。
何が起こったのか分からないうちに意識を失くし、聞き覚えのない声に起こされた。
生命を司るという女神に、自分が死んだことを聞かされ、別の世界での過ごし方を聞かれ、それに答える
そして気がつけば、広大な牧場を経営していた
※不定期更新。1話ずつ完成したら更新して行きます。
7/5誤字脱字確認中。気づいた箇所あればお知らせください。
5/11 お気に入り登録100人!ありがとうございます!
8/1 お気に入り登録200人!ありがとうございます!
最強パーティーのリーダーは一般人の僕
薄明
ファンタジー
ダンジョン配信者。
それは、世界に突如現れたダンジョンの中にいる凶悪なモンスターと戦う様子や攻略する様子などを生配信する探索者達のことだ。
死と隣り合わせで、危険が危ないダンジョンだが、モンスターを倒すことで手に入る品々は、難しいダンジョンに潜れば潜るほど珍しいものが手に入る。
そんな配信者に憧れを持った、三神《みかみ》詩音《しおん》は、幼なじみと共に、世界に名を轟かせることが夢だった。
だが、自分だけは戦闘能力において足でまとい……いや、そもそも探索者に向いていなかった。
はっきりと自分と幼なじみ達との実力差が現れていた。
「僕は向いてないみたいだから、ダンジョン配信は辞めて、個人で好きに演奏配信とかするよ。僕の代わりに頑張って……」
そうみんなに告げるが、みんなは笑った。
「シオンが弱いからって、なんで仲間はずれにしないといけないんだ?」
「そうですよ!私たちがシオンさんの分まで頑張ればいいだけじゃないですか!」
「シオンがいないと僕達も寂しいよ」
「しっかりしなさいシオン。みんなの夢なんだから、諦めるなんて言わないで」
「みんな………ありがとう!!」
泣きながら何度も感謝の言葉を伝える。
「よしっ、じゃあお前リーダーな」
「はっ?」
感動からつかの間、パーティーのリーダーになった詩音。
あれよあれよという間に、強すぎる幼なじみ達の手により、高校生にして世界トップクラスの探索者パーティーと呼ばれるようになったのだった。
初めまして。薄明です。
読み専でしたが、書くことに挑戦してみようと思いました。
よろしくお願いします🙏
異世界転生した時に心を失くした私は貧民生まれです
ぐるぐる
ファンタジー
前世日本人の私は剣と魔法の世界に転生した。
転生した時に感情を欠落したのか、生まれた時から心が全く動かない。
前世の記憶を頼りに善悪等を判断。
貧民街の狭くて汚くて臭い家……家とはいえないほったて小屋に、生まれた時から住んでいる。
2人の兄と、私と、弟と母。
母親はいつも心ここにあらず、父親は所在不明。
ある日母親が死んで父親のへそくりを発見したことで、兄弟4人引っ越しを決意する。
前世の記憶と知識、魔法を駆使して少しずつでも確実にお金を貯めていく。
異世界召喚失敗から始まるぶらり旅〜自由気ままにしてたら大変なことになった〜
ei_sainome
ファンタジー
クラスメイト全員が異世界に召喚されてしまった!
謁見の間に通され、王様たちから我が国を救って欲しい云々言われるお約束が…始まらない。
教室内が光ったと思えば、気づけば地下に閉じ込められていて、そこには誰もいなかった。
勝手に召喚されたあげく、誰も事情を知らない。未知の世界で、自分たちの力だけでどうやって生きていけというのか。
元の世界に帰るための方法を探し求めて各地を放浪する旅に出るが、似たように見えて全く異なる生態や人の価値観と文化の差に苦悩する。
力を持っていても順応できるかは話が別だった。
クラスメイトたちにはそれぞれ抱える内面や事情もあり…新たな世界で心身共に表面化していく。
※ご注意※
初投稿、試作、マイペース進行となります。
作品名は今後改題する可能性があります。
世界観だけプロットがあり、話の方向性はその場で決まります。
旅に出るまで(序章)がすごく長いです。
他サイトでも同作を投稿しています。
更新頻度は1〜3日程度を目標にしています。
異世界でも男装標準装備~性別迷子とか普通だけど~
結城 朱煉
ファンタジー
日常から男装している木原祐樹(25歳)は
気が付くと真っ白い空間にいた
自称神という男性によると
部下によるミスが原因だった
元の世界に戻れないので
異世界に行って生きる事を決めました!
異世界に行って、自由気ままに、生きていきます
~☆~☆~☆~☆~☆
誤字脱字など、気を付けていますが、ありましたら教えて頂けると助かります!
また、感想を頂けると大喜びします
気が向いたら書き込んでやって下さい
~☆~☆~☆~☆~☆
カクヨム・小説家になろうでも公開しています
もしもシリーズ作りました<異世界でも男装標準装備~もしもシリーズ~>
もし、よろしければ読んであげて下さい
社畜から卒業したんだから異世界を自由に謳歌します
湯崎noa
ファンタジー
ブラック企業に入社して10年が経つ〈宮島〉は、当たり前の様な連続徹夜に心身ともに疲労していた。
そんな時に中高の同級生と再開し、その同級生への相談を行ったところ会社を辞める決意をした。
しかし!! その日の帰り道に全身の力が抜け、線路に倒れ込んでしまった。
そのまま呆気なく宮島の命は尽きてしまう。
この死亡は神様の手違いによるものだった!?
神様からの全力の謝罪を受けて、特殊スキル〈コピー〉を授かり第二の人生を送る事になる。
せっかくブラック企業を卒業して、異世界転生するのだから全力で謳歌してやろうじゃないか!!
※カクヨム、小説家になろう、ノベルバでも連載中
5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる