159 / 198
第14章:月詠の国編
第159話:スキルの真価
しおりを挟む
セネカとルキウスの前に突然少年が立ちはだかった。
その少年は黒髪で灰色の瞳を持っている。
「いやぁ、ボクも探したんだよ? セネカもルキウスもどこに行ったのかなぁってさ。まぁでも見つかって良かったよ」
あんまりにも馴れ馴れしく話すので、セネカはルキウスの知り合いだと思った。
だけど横を見るとルキウスが自分と同じような顔をしている。
「もしかしてルキウスも知らない人?」
「セネカも……知らないみたいだね」
いつも人を驚かせる側の二人が何が起きているんだと考え込んでいる時、目の前の少年は口を開いた。
「あぁ、ごめん。ボクとキミたちは初対面だよ。ボクの名前はピューロ! 偽名なんだけどよろしくね!」
そしてまたしても珍しく二人は面食らって黙ってしまった。
あんまり聞いたことのない自己紹介の形だったからだ。
「キミたちのことはよく知っているよ。それにキミたちのことは認めているから、ボクのことは呼び捨てでピューロって呼んでいいからね?」
「じゃ、じゃあピューロ。君はここに何しにきたの?」
セネカは瞬間的に人見知りモードに入ったので、ルキウスが聞く。
「ボク? そうだねぇ、ボクはキミ達と戦いに来たんだよ……。これ以上話しても仕方がないからさ、もう始めよ?」
ピューロがそう言った瞬間、セネカの背に怖気が走った。
とてつもない濃度の魔力が放たれたのだ。
「分かっていると思うけれど、ボクから逃げられると思わないでね?」
ルキウスは[剣]を取り出し、セネカは[魔力針]を構える。
来る。セネカがそう思ったと同時に多数の銀色の小さな球体がセネカ達を取り囲んでいた。
少し前のセネカだったらその粒一つ一つに斬りかかり、相手の攻撃を潰そうと考えていただろう。
だけどキリアから出された課題を越え続けてきたことで、今は新しい選択肢が思い浮かぶ。
セネカは頭の中で、針剣から出た魔力糸が全ての銀粒に引っ付く状態をイメージした。そして針剣と粒を【縫い】合わせるのだ。
セネカの思考が実現する。
ピューロの視界を妨げるほどの大量の糸が針剣の先から飛び出し、針と粒を繋いだ。
セネカはスキルを発動する。
粒を取り込もうとする力は存外に強く、ピューロの制御を超えて針に引き寄せられた。
そして全ての粒との繋がりを感じ取った後で、セネカは針を後方に発射した。
バァーン!
自分に粒が当たらないように背後上方に放たれた針は地面にぶつかりや否や爆発した。
なるほどとセネカは感じた。
銀色の小さい粒一つ一つが爆発物だったのであれを斬ろうとしていたら対処に手を焼いただろう。
セネカは次の針剣を出し、ピューロの次の攻撃に備えた。
セネカが糸での対処を始めようとした時、ルキウスはピューロに向かって走り出していた。
足からは【神聖魔法】の魔力が噴出していて驚くべきほどの速さが出ている。
しかし、ピューロはそんなルキウスを見ても平然とした態度を崩さない。
敵の脅威を感じてルキウスは反射的に新しいサブスキル[理]を発動した。
頭の中にさまざまな想念が入ってきて、ルキウスの頭を占める。
だがタイラに助言をもらったルキウスの思考がブレることはない。
「やるべきことは断つことだけだ」
ルキウスは翡翠出てきたかのような大太刀を振りかぶり、ピューロに迫る。
これまでだったらルキウスのイメージは様々だった。
敵に攻撃を当てる。剣をスムーズに振る。防御を掻い潜る。
けれど今は一つのことしか考えていない。
目の前の敵を斬る。
しかし、ルキウスの頭の中にはその意志に反する想念が絶え間なく入ってくる。
『ピューロに攻撃は通らない』
『ピューロの防御は貫けない』
『ピューロのスキルを阻めない』
言葉にするとそのようなもののはずだ。
ルキウスは一瞬で敵の強大さを理解した。
敵を断つためにルキウスが越えなければならない壁が多すぎる。
破壊しなければならない[理]が多すぎる。
そのことが分かったからこそ、ルキウスはスキルにさらに多くの魔力を込めた。
敵が油断している今、この初撃を通すことができなければ、勝つことはできないと悟ってしまったのだ。
浮かび上がってくる想念を心の中にある[剣]で断ちながら、ルキウスはピューロに肉薄する。
いつのまにか視界は晴れている。
セネカがピューロの攻撃に対処してくれたのだろう。
ルキウスは己を阻害する[理]を破壊し続けながら渾身の袈裟斬りをピューロに放った。
ギャーン!
手応えはあった。
だがそれは突如ルキウスの目の前に出現した銀色の壁を斬った手応えだった。
防御壁を破壊したはいいけれど、その壁の先にいるピューロには傷一つつけることができていない。
途中から攻撃の失敗を感じていたルキウスは反撃されないようにすぐさま飛び退き、セネカの元に帰って行った。
「セネカ、敵はすごく強いよ。多分僕たちじゃ勝てない」
ルキウスの言葉に答えるようにセネカは頷いた。
セネカの意見もルキウスと同じようだった。
「オークキングより強いよね? それも次元が違うレベルで」
今度はセネカの言葉にルキウスが同意した。ピューロに勝てるイメージが全く湧かなかったのだ。
奇策を用いて煙に巻くような方法さえも通用するとは思えなかった。
次は何をしてくるのか。
セネカとルキウスが意識を張り詰めさせている時、ピューロの声が聞こえて来た。
「ちょ、ちょっと待って……」
それは気の抜けるような声だった。
先手を握っているのは圧倒的強者の方なので、ピューロが待てというなら猶予ができる分、二人にとって都合が良い。
「セネカとルキウスが強いのは知っているけれど、一年魔界に行ったくらいで強くなりすぎじゃない? ボクの攻撃が完璧に防がれたし、自動防御も突破された。レベル4になりたての子達にできるような芸当じゃないと思うんだけど」
ピューロは声に出しているけれど、二人に質問をしていると言うよりは呟くようなトーンだった。
「帰還者が強くなると言ってもたかが知れているし、それにその様子だとまだ帰って来たばっかりだよね。うーん……。でもまぁいっか!」
ピューロは一人で悩み勝手に解決してしまった。
元より細かいことはあまり気にしない性質の人間である。
「思ったより楽しめそうで良かったよ。それじゃあ、戦いを続けようか!!!」
思考を投げ捨てて笑みを浮かべるピューロの周りに先ほどの数倍は多い銀色の粒が出現した。
◆
「あぁ! 負けたぁ……!」
技の強度を上げたピューロに対して、セネカとルキウスは為す術なかったのですぐに勝負がついた。
だが、それでもピューロは笑顔で追撃してくるので二人は意地になって戦い続けた。
最初は危機感を持っていたけれど、ピューロには一切の殺気を感じなかったし、途中からは「楽しいねぇ!」と言って遊び出したので、セネカたちもそれに乗っかって思いっきり技を試すことができた。
セネカが防いだ銀の粒の攻撃は、数が十倍にも二十倍にもできるようだった。しかも、ただの爆発だけではなくて風を発生させたり、高温になったりと様々な性質を持たせることができるようだったのでセネカは対処しきれなくなってしまった。
銀色の壁一枚を抜くのにルキウスは必死になったけれど、あの壁は瞬時に出すことができるらしかった。
確認しただけでも一度に十枚は出せるようだったし、最後の方は攻撃を跳ね返して来たのでこちらも性質をいじれるようだとルキウスは気がついた。
二人は攻撃と防御の役割を交換してみたりと色々変化をつけてみたけれど、全てピューロに跳ね返された。
何より驚きだったのはピューロはただの一歩も足を動かさなかったことだ。
同じ場所に立って、まるでなんでもないようにセネカとルキウスの動きに対処し切ってみせた。
「強かった……」
これまでに対峙して来た全ての相手の中で一番強いのではないかとセネカは感じていた。
例えばあのアッタロスでさえも、ここまで技が通じないと思ったことはなかった。
「いやー、久しぶりに楽しかったねぇ! ここまで来て良かったよ。まぁここまで来たのは楽しむためじゃないんだけどねぇ」
ピューロは文字通り遊戯を終えた後のように爽やかにそう言った。
その少年は黒髪で灰色の瞳を持っている。
「いやぁ、ボクも探したんだよ? セネカもルキウスもどこに行ったのかなぁってさ。まぁでも見つかって良かったよ」
あんまりにも馴れ馴れしく話すので、セネカはルキウスの知り合いだと思った。
だけど横を見るとルキウスが自分と同じような顔をしている。
「もしかしてルキウスも知らない人?」
「セネカも……知らないみたいだね」
いつも人を驚かせる側の二人が何が起きているんだと考え込んでいる時、目の前の少年は口を開いた。
「あぁ、ごめん。ボクとキミたちは初対面だよ。ボクの名前はピューロ! 偽名なんだけどよろしくね!」
そしてまたしても珍しく二人は面食らって黙ってしまった。
あんまり聞いたことのない自己紹介の形だったからだ。
「キミたちのことはよく知っているよ。それにキミたちのことは認めているから、ボクのことは呼び捨てでピューロって呼んでいいからね?」
「じゃ、じゃあピューロ。君はここに何しにきたの?」
セネカは瞬間的に人見知りモードに入ったので、ルキウスが聞く。
「ボク? そうだねぇ、ボクはキミ達と戦いに来たんだよ……。これ以上話しても仕方がないからさ、もう始めよ?」
ピューロがそう言った瞬間、セネカの背に怖気が走った。
とてつもない濃度の魔力が放たれたのだ。
「分かっていると思うけれど、ボクから逃げられると思わないでね?」
ルキウスは[剣]を取り出し、セネカは[魔力針]を構える。
来る。セネカがそう思ったと同時に多数の銀色の小さな球体がセネカ達を取り囲んでいた。
少し前のセネカだったらその粒一つ一つに斬りかかり、相手の攻撃を潰そうと考えていただろう。
だけどキリアから出された課題を越え続けてきたことで、今は新しい選択肢が思い浮かぶ。
セネカは頭の中で、針剣から出た魔力糸が全ての銀粒に引っ付く状態をイメージした。そして針剣と粒を【縫い】合わせるのだ。
セネカの思考が実現する。
ピューロの視界を妨げるほどの大量の糸が針剣の先から飛び出し、針と粒を繋いだ。
セネカはスキルを発動する。
粒を取り込もうとする力は存外に強く、ピューロの制御を超えて針に引き寄せられた。
そして全ての粒との繋がりを感じ取った後で、セネカは針を後方に発射した。
バァーン!
自分に粒が当たらないように背後上方に放たれた針は地面にぶつかりや否や爆発した。
なるほどとセネカは感じた。
銀色の小さい粒一つ一つが爆発物だったのであれを斬ろうとしていたら対処に手を焼いただろう。
セネカは次の針剣を出し、ピューロの次の攻撃に備えた。
セネカが糸での対処を始めようとした時、ルキウスはピューロに向かって走り出していた。
足からは【神聖魔法】の魔力が噴出していて驚くべきほどの速さが出ている。
しかし、ピューロはそんなルキウスを見ても平然とした態度を崩さない。
敵の脅威を感じてルキウスは反射的に新しいサブスキル[理]を発動した。
頭の中にさまざまな想念が入ってきて、ルキウスの頭を占める。
だがタイラに助言をもらったルキウスの思考がブレることはない。
「やるべきことは断つことだけだ」
ルキウスは翡翠出てきたかのような大太刀を振りかぶり、ピューロに迫る。
これまでだったらルキウスのイメージは様々だった。
敵に攻撃を当てる。剣をスムーズに振る。防御を掻い潜る。
けれど今は一つのことしか考えていない。
目の前の敵を斬る。
しかし、ルキウスの頭の中にはその意志に反する想念が絶え間なく入ってくる。
『ピューロに攻撃は通らない』
『ピューロの防御は貫けない』
『ピューロのスキルを阻めない』
言葉にするとそのようなもののはずだ。
ルキウスは一瞬で敵の強大さを理解した。
敵を断つためにルキウスが越えなければならない壁が多すぎる。
破壊しなければならない[理]が多すぎる。
そのことが分かったからこそ、ルキウスはスキルにさらに多くの魔力を込めた。
敵が油断している今、この初撃を通すことができなければ、勝つことはできないと悟ってしまったのだ。
浮かび上がってくる想念を心の中にある[剣]で断ちながら、ルキウスはピューロに肉薄する。
いつのまにか視界は晴れている。
セネカがピューロの攻撃に対処してくれたのだろう。
ルキウスは己を阻害する[理]を破壊し続けながら渾身の袈裟斬りをピューロに放った。
ギャーン!
手応えはあった。
だがそれは突如ルキウスの目の前に出現した銀色の壁を斬った手応えだった。
防御壁を破壊したはいいけれど、その壁の先にいるピューロには傷一つつけることができていない。
途中から攻撃の失敗を感じていたルキウスは反撃されないようにすぐさま飛び退き、セネカの元に帰って行った。
「セネカ、敵はすごく強いよ。多分僕たちじゃ勝てない」
ルキウスの言葉に答えるようにセネカは頷いた。
セネカの意見もルキウスと同じようだった。
「オークキングより強いよね? それも次元が違うレベルで」
今度はセネカの言葉にルキウスが同意した。ピューロに勝てるイメージが全く湧かなかったのだ。
奇策を用いて煙に巻くような方法さえも通用するとは思えなかった。
次は何をしてくるのか。
セネカとルキウスが意識を張り詰めさせている時、ピューロの声が聞こえて来た。
「ちょ、ちょっと待って……」
それは気の抜けるような声だった。
先手を握っているのは圧倒的強者の方なので、ピューロが待てというなら猶予ができる分、二人にとって都合が良い。
「セネカとルキウスが強いのは知っているけれど、一年魔界に行ったくらいで強くなりすぎじゃない? ボクの攻撃が完璧に防がれたし、自動防御も突破された。レベル4になりたての子達にできるような芸当じゃないと思うんだけど」
ピューロは声に出しているけれど、二人に質問をしていると言うよりは呟くようなトーンだった。
「帰還者が強くなると言ってもたかが知れているし、それにその様子だとまだ帰って来たばっかりだよね。うーん……。でもまぁいっか!」
ピューロは一人で悩み勝手に解決してしまった。
元より細かいことはあまり気にしない性質の人間である。
「思ったより楽しめそうで良かったよ。それじゃあ、戦いを続けようか!!!」
思考を投げ捨てて笑みを浮かべるピューロの周りに先ほどの数倍は多い銀色の粒が出現した。
◆
「あぁ! 負けたぁ……!」
技の強度を上げたピューロに対して、セネカとルキウスは為す術なかったのですぐに勝負がついた。
だが、それでもピューロは笑顔で追撃してくるので二人は意地になって戦い続けた。
最初は危機感を持っていたけれど、ピューロには一切の殺気を感じなかったし、途中からは「楽しいねぇ!」と言って遊び出したので、セネカたちもそれに乗っかって思いっきり技を試すことができた。
セネカが防いだ銀の粒の攻撃は、数が十倍にも二十倍にもできるようだった。しかも、ただの爆発だけではなくて風を発生させたり、高温になったりと様々な性質を持たせることができるようだったのでセネカは対処しきれなくなってしまった。
銀色の壁一枚を抜くのにルキウスは必死になったけれど、あの壁は瞬時に出すことができるらしかった。
確認しただけでも一度に十枚は出せるようだったし、最後の方は攻撃を跳ね返して来たのでこちらも性質をいじれるようだとルキウスは気がついた。
二人は攻撃と防御の役割を交換してみたりと色々変化をつけてみたけれど、全てピューロに跳ね返された。
何より驚きだったのはピューロはただの一歩も足を動かさなかったことだ。
同じ場所に立って、まるでなんでもないようにセネカとルキウスの動きに対処し切ってみせた。
「強かった……」
これまでに対峙して来た全ての相手の中で一番強いのではないかとセネカは感じていた。
例えばあのアッタロスでさえも、ここまで技が通じないと思ったことはなかった。
「いやー、久しぶりに楽しかったねぇ! ここまで来て良かったよ。まぁここまで来たのは楽しむためじゃないんだけどねぇ」
ピューロは文字通り遊戯を終えた後のように爽やかにそう言った。
88
お気に入りに追加
597
あなたにおすすめの小説
チート狩り
京谷 榊
ファンタジー
世界、宇宙そのほとんどが解明されていないこの世の中で。魔術、魔法、特殊能力、人外種族、異世界その全てが詰まった広大な宇宙に、ある信念を持った謎だらけの主人公が仲間を連れて行き着く先とは…。
それは、この宇宙にある全ての謎が解き明かされるアドベンチャー物語。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
病原菌鑑定スキルを極めたら神ポーション出来ちゃいました
夢幻の翼
ファンタジー
【錬金調薬師が治癒魔法士に劣るとは言わせない!】
病を治す錬金調薬師の家系に生まれた私(サクラ)はとある事情から家を出て行った父に代わり工房を切り盛りしていた。
季節は巡り、また流行り風邪の季節になるとポーション作成の依頼は急増し、とてもではないが未熟な私では捌ききれない依頼が舞い込む事になる。
必死になって調薬するも終わらない依頼についに体調を崩してしまった。
帰らない父、終わらない依頼。
そして猛威を振るう凶悪な流行り風邪に私はどう立ち向かえば良いのか?
そして、私の作った神ポーションで誰を救う事が出来たのか?
主人公は高みの見物していたい
ポリ 外丸
ファンタジー
高等魔術学園に入学した主人公の新田伸。彼は大人しく高校生活を送りたいのに、友人たちが問題を持ち込んでくる。嫌々ながら巻き込まれつつ、彼は徹底的に目立たないようにやり過ごそうとする。例え相手が高校最強と呼ばれる人間だろうと、やり過ごす自信が彼にはあった。何故なら、彼こそが世界最強の魔術使いなのだから……。最強の魔術使いの高校生が、平穏な学園生活のために実力を隠しながら、迫り来る問題を解決していく物語。
※主人公はできる限り本気を出さず、ずっと実力を誤魔化し続けます
※小説家になろう、ノベルアップ+、ノベルバ、カクヨムにも投稿しています。
外道魔法で異世界旅を〜女神の生まれ変わりを探しています〜
農民ヤズ―
ファンタジー
投稿は今回が初めてなので、内容はぐだぐだするかもしれないです。
今作は初めて小説を書くので実験的に三人称視点で書こうとしたものなので、おかしい所が多々あると思いますがお読みいただければ幸いです。
推奨:流し読みでのストーリー確認(
晶はある日車の運転中に事故にあって死んでしまった。
不慮の事故で死んでしまった晶は死後生まれ変わる機会を得るが、その為には女神の課す試練を乗り越えなければならない。だが試練は一筋縄ではいかなかった。
何度も試練をやり直し、遂には全てに試練をクリアする事ができ、生まれ変わることになった晶だが、紆余曲折を経て女神と共にそれぞれ異なる場所で異なる立場として生まれ変わりることになった。
だが生まれ変わってみれば『外道魔法』と忌避される他者の精神を操る事に特化したものしか魔法を使う事ができなかった。
生まれ変わった男は、その事を隠しながらも共に生まれ変わったはずの女神を探して無双していく
貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと宣言されたけどレベル1の状態でも実は最強な村娘!!
ルシェ(Twitter名はカイトGT)
ファンタジー
この世界の勇者達に道案内をして欲しいと言われ素直に従う村娘のケロナ。
その道中で【戦闘レベル】なる物の存在を知った彼女は教会でレベルアップに必要な経験値量を言われて唖然とする。
ケロナがたった1レベル上昇する為に必要な経験値は...なんと億越えだったのだ!!。
それを勇者パーティの面々に鼻で笑われてしまうケロナだったが彼女はめげない!!。
そもそも今の彼女は村娘で戦う必要がないから安心だよね?。
※1話1話が物凄く短く500文字から1000文字程度で書かせていただくつもりです。
元銀行員の俺が異世界で経営コンサルタントに転職しました
きゅちゃん
ファンタジー
元エリート (?)銀行員の高山左近が異世界に転生し、コンサルタントとしてがんばるお話です。武器屋の経営を改善したり、王国軍の人事制度を改定していったりして、異世界でビジネススキルを磨きつつ、まったり立身出世していく予定です。
元エリートではないものの銀行員、現小売で働く意識高い系の筆者が実体験や付け焼き刃の知識を元に書いていますので、ツッコミどころが多々あるかもしれません。
もしかしたらひょっとすると仕事で役に立つかもしれない…そんな気軽な気持ちで読んで頂ければと思います。
斬られ役、異世界を征く!!
通 行人(とおり ゆきひと)
ファンタジー
剣の腕を見込まれ、復活した古の魔王を討伐する為に勇者として異世界に召喚された男、唐観武光(からみたけみつ)……
しかし、武光は勇者でも何でもない、斬られてばかりの時代劇俳優だった!!
とんだ勘違いで異世界に召喚された男は、果たして元の世界に帰る事が出来るのか!?
愛と!! 友情と!! 笑いで綴る!! 7000万パワーすっとこファンタジー、今ここに開幕ッッッ!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる