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第11章:銀級冒険者昇格編(3):騒乱
第119話:別れ
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破裂しそうなほど魔力が通った剣にアッタロスがさらに魔力を込め始めたのをマイオルは見ていた。正気の沙汰とは思えないほどの技だったが、アッタロスはそれを成功させてしまった。
その上でさらに[星辰剣]を発動したのだが、二種類の魔法は反発せずに溶け合い、剣の威力を一段も二段も上昇させた。
この非常識な技が炸裂すれば敵もひとたまりもないだろう。
マイオルは『勝てる』と思い、勝負の行く末を見守ることにした。
しかし、アッタロスが絶技をガーゴイルに叩きつけようとした時、ガーゴイルに内包される魔力が突然変質し始めた。
「だめええぇぇぇ!!!」
マイオルは反射的に声を出した。
その魔力の質がペリパトスと戦っていた魔物——守護者——によく似ていたからだ。
突然ガーゴイルの身体から眩い光が発せられ、その魔物の強さが上昇した。
守護者化と呼ばれる現象だ。
「ふざけんなぁ!!!」
アッタロスは思わず怒鳴るような声を上げた。守護者化の後は魔物が一瞬だけ無敵状態になると知られている。
ガーゴイルは恍惚の笑みを浮かべながらアッタロスの攻撃を受けた。
予想通り魔物に傷はつかなかった。
『ギーギギギギイィ!!!』
アッタロスの絶技はあっけなく無力化されてしまった。もう一度同じ技を繰り出せば今度は仕留められるはずだが、時間が必要だ。
一同に大きな隙ができた。
千載一遇のチャンスに、ガーゴイルは最も脅威を抱いていた敵を無力化することにした。滅多刺しにされた恨みもあるだろう。
ドン!
ガーゴイルの拳がレントゥルスの腹を破り、内臓に達する。
背中まで貫くことはなかったがレントゥルスは戦闘不能になっただろう。
『ギギギィ!』
倒れ込むレントゥルスを見てガーゴイルは再び喜びの声を上げた。
その様子を見たマイオルの動きは早かった。
「プラウティア!」
プラウティアはキト製の上級ポーションを即座にガイアに渡した。そしてこの戦場から抜け出し、マイオルが[視野共有]で示したポイントに向かって全力で走り始めた。
アッタロスとセネカが全力でガーゴイルに当たり、倒れたレントゥルスから敵を引き離そうとしている。
隙を見てガイアがレントゥルスにポーションをかけるだろう。なんとか延命させなければならない。
今は何とかアッタロスとセネカがガーゴイルを抑えているが非常に苦しい状態だ。レントゥルスが戦闘不能になったことで突然そんな戦況になってしまった。
しかし、そんな状況でもマイオルが出来るのはただ視野をみんなに共有して、亜空間が発生する兆候を知らせることだけだった。
◆
プラウティアは必死で走っていた。
役目は二つ。
緊急事態の狼煙を上げること、援軍を探すこと。
どちらも間に合うかは分からない。
戦場から飛び出す時にマイオルが最も近場にいた冒険者の位置を指し示してくれたけれど、あのガーゴイルと対等に戦えるほどの仲間がすぐに駆けつけてくれるとは思えなかった。
全力で走りながらプラウティの目からは涙が溢れてきた。
みんなが死んでしまう。
苦楽をともにした仲間が、
尊敬する先生が、
高名な英雄が、
みんなみんな死んでしまう。
「早く助けを呼んで、戻らなくちゃ」
自分の力が足りないなんて分かっている。
あんな敵に通用しないって分かっている。
だけど、諦めるわけにはいかない。
逃げるわけにはいかない。
微かでも可能性があるのなら、僅かでも力になれるのなら、戦いに舞い戻ろう。
プラウティアは死ぬ覚悟を決めた。
走れば走るほど、息は乱れていく。
考えれば考えるほど、視界は滲んでゆく。
「誰か、助けてください。
誰か、助けてください。
私の大切な人たちを助けてください。
マイオルちゃんを、
セネカちゃんを、
ガイアちゃんを、
アッタロス先生を、
レントゥルスさんを、
そして私を、
誰か助けてください。
助けてください!!!!!!」
悲痛な叫びが大森林に響き渡った。
◆
戦いの均衡が崩れたのは当然のことだった。
マイオルとガイアは五匹の魔物に囲まれて、援護をすることは出来なくなっていた。
セネカとアッタロスは間一髪の防御を奇跡的に続けたが、手数が足りなくなり、どんどん追い詰められていった。
セネカはこれまで培ってきた全てを出していた。
思いつくままのものを縫い、[魔力針]や[まち針]を駆使してガーゴイルを何度も足止めした。
無数の切り傷をつけた。だが四肢を断ち切るには至らず、刀の刃が内部まで入り込むことはなかった。
セネカはこれまで追い詰められるたびに新しい技能を編み出し、逆境を跳ね返してきた。けれど、今回は分が悪すぎる。正直アッタロスと二人でここまでやれているのが不思議なくらいで、いつ崩れてもおかしくはなかった。
だからちょっとした息遣いのズレが生じた後、まずはアッタロスが攻撃をもらい、後方に吹っ飛んでいった。間合いがあと半歩だけ近かったらアッタロスの攻撃が入っていたはずだが、その差が大きかった。
次は自分の番だとセネカは思った。
ガーゴイルの強烈な体当たりを空気を【縫う】ことで避け、間断なく見える攻撃の隙間を【縫って】反撃する。
攻撃は当たるけれども、大きな傷は与えられずにガーゴイルはどんどん前に出て攻撃を繰り出してくる。
セネカは身を捩りながら攻撃を避け、反転してからガーゴイルに刀を刺した。そして敵の体組織を【縫って】深くまで押し込んだ。
ガーゴイルの口からドドメ色の体液が僅かに垂れてくる。
セネカは刀を抜き、大きく飛び退いた。倒すには至らないが、このダメージのおかげで後続の冒険者達が有利に立ち回れるかもしれない。
セネカはマイオルとガイアを見た。
二人が離脱できる隙だけは何とか作らなければならない。だから、マイオル達とは反対に下がり、ガーゴイルを引き付けることにした。
「セネカ!!! ダメよ!!!」
「セネカ、持ちこたえるんだ!!」
セネカの意図を察したマイオルとガイアの声が聞こえて来る。
どうにかできたら良かったとセネカは思った。
だけど、手はないようだ。
最善は尽くすつもりだ。
自分から諦めてしまおうとは思わない。
だけど、その果てに待っているものは死だ。
そう悟ってしまった。
「お父さん、私、強くなれたかな?
お母さん、私、冒険者になれたかな?
ねぇ、ルキウス、私、英雄になれたかな?」
セネカは自分が泣いていることに気がついた。
「分かっているよ⋯⋯。
私は英雄になれなかった。
お父さん達ほど強くはなれなかった。
外れたスキルを貰って、必死に努力をして、やっと当たりだと思えてきたけれど、それでも足りなかった。
ごめんね、マイオル。
約束果たせないや。
ごめんね、キト。
いつも助けてくれて嬉しかった。
ごめんね、ルキウス。
私はあなたに会いたかった。
⋯⋯ずっと好きだったの」
セネカはガーゴイルの攻撃を何度も避けながら譫言のように呟き続けた。
そしてついに攻撃を避けきれなくなり、弾き飛ばされた。
倒れ込むセネカの前にガーゴイルが立ちはだかる。
「みんな、さようなら」
ガーゴイルは腕を思い切り振り上げて、目の前の少女に振り下ろした。
その時、巨大な白緑の刃がセネカの前を横切った。
その上でさらに[星辰剣]を発動したのだが、二種類の魔法は反発せずに溶け合い、剣の威力を一段も二段も上昇させた。
この非常識な技が炸裂すれば敵もひとたまりもないだろう。
マイオルは『勝てる』と思い、勝負の行く末を見守ることにした。
しかし、アッタロスが絶技をガーゴイルに叩きつけようとした時、ガーゴイルに内包される魔力が突然変質し始めた。
「だめええぇぇぇ!!!」
マイオルは反射的に声を出した。
その魔力の質がペリパトスと戦っていた魔物——守護者——によく似ていたからだ。
突然ガーゴイルの身体から眩い光が発せられ、その魔物の強さが上昇した。
守護者化と呼ばれる現象だ。
「ふざけんなぁ!!!」
アッタロスは思わず怒鳴るような声を上げた。守護者化の後は魔物が一瞬だけ無敵状態になると知られている。
ガーゴイルは恍惚の笑みを浮かべながらアッタロスの攻撃を受けた。
予想通り魔物に傷はつかなかった。
『ギーギギギギイィ!!!』
アッタロスの絶技はあっけなく無力化されてしまった。もう一度同じ技を繰り出せば今度は仕留められるはずだが、時間が必要だ。
一同に大きな隙ができた。
千載一遇のチャンスに、ガーゴイルは最も脅威を抱いていた敵を無力化することにした。滅多刺しにされた恨みもあるだろう。
ドン!
ガーゴイルの拳がレントゥルスの腹を破り、内臓に達する。
背中まで貫くことはなかったがレントゥルスは戦闘不能になっただろう。
『ギギギィ!』
倒れ込むレントゥルスを見てガーゴイルは再び喜びの声を上げた。
その様子を見たマイオルの動きは早かった。
「プラウティア!」
プラウティアはキト製の上級ポーションを即座にガイアに渡した。そしてこの戦場から抜け出し、マイオルが[視野共有]で示したポイントに向かって全力で走り始めた。
アッタロスとセネカが全力でガーゴイルに当たり、倒れたレントゥルスから敵を引き離そうとしている。
隙を見てガイアがレントゥルスにポーションをかけるだろう。なんとか延命させなければならない。
今は何とかアッタロスとセネカがガーゴイルを抑えているが非常に苦しい状態だ。レントゥルスが戦闘不能になったことで突然そんな戦況になってしまった。
しかし、そんな状況でもマイオルが出来るのはただ視野をみんなに共有して、亜空間が発生する兆候を知らせることだけだった。
◆
プラウティアは必死で走っていた。
役目は二つ。
緊急事態の狼煙を上げること、援軍を探すこと。
どちらも間に合うかは分からない。
戦場から飛び出す時にマイオルが最も近場にいた冒険者の位置を指し示してくれたけれど、あのガーゴイルと対等に戦えるほどの仲間がすぐに駆けつけてくれるとは思えなかった。
全力で走りながらプラウティの目からは涙が溢れてきた。
みんなが死んでしまう。
苦楽をともにした仲間が、
尊敬する先生が、
高名な英雄が、
みんなみんな死んでしまう。
「早く助けを呼んで、戻らなくちゃ」
自分の力が足りないなんて分かっている。
あんな敵に通用しないって分かっている。
だけど、諦めるわけにはいかない。
逃げるわけにはいかない。
微かでも可能性があるのなら、僅かでも力になれるのなら、戦いに舞い戻ろう。
プラウティアは死ぬ覚悟を決めた。
走れば走るほど、息は乱れていく。
考えれば考えるほど、視界は滲んでゆく。
「誰か、助けてください。
誰か、助けてください。
私の大切な人たちを助けてください。
マイオルちゃんを、
セネカちゃんを、
ガイアちゃんを、
アッタロス先生を、
レントゥルスさんを、
そして私を、
誰か助けてください。
助けてください!!!!!!」
悲痛な叫びが大森林に響き渡った。
◆
戦いの均衡が崩れたのは当然のことだった。
マイオルとガイアは五匹の魔物に囲まれて、援護をすることは出来なくなっていた。
セネカとアッタロスは間一髪の防御を奇跡的に続けたが、手数が足りなくなり、どんどん追い詰められていった。
セネカはこれまで培ってきた全てを出していた。
思いつくままのものを縫い、[魔力針]や[まち針]を駆使してガーゴイルを何度も足止めした。
無数の切り傷をつけた。だが四肢を断ち切るには至らず、刀の刃が内部まで入り込むことはなかった。
セネカはこれまで追い詰められるたびに新しい技能を編み出し、逆境を跳ね返してきた。けれど、今回は分が悪すぎる。正直アッタロスと二人でここまでやれているのが不思議なくらいで、いつ崩れてもおかしくはなかった。
だからちょっとした息遣いのズレが生じた後、まずはアッタロスが攻撃をもらい、後方に吹っ飛んでいった。間合いがあと半歩だけ近かったらアッタロスの攻撃が入っていたはずだが、その差が大きかった。
次は自分の番だとセネカは思った。
ガーゴイルの強烈な体当たりを空気を【縫う】ことで避け、間断なく見える攻撃の隙間を【縫って】反撃する。
攻撃は当たるけれども、大きな傷は与えられずにガーゴイルはどんどん前に出て攻撃を繰り出してくる。
セネカは身を捩りながら攻撃を避け、反転してからガーゴイルに刀を刺した。そして敵の体組織を【縫って】深くまで押し込んだ。
ガーゴイルの口からドドメ色の体液が僅かに垂れてくる。
セネカは刀を抜き、大きく飛び退いた。倒すには至らないが、このダメージのおかげで後続の冒険者達が有利に立ち回れるかもしれない。
セネカはマイオルとガイアを見た。
二人が離脱できる隙だけは何とか作らなければならない。だから、マイオル達とは反対に下がり、ガーゴイルを引き付けることにした。
「セネカ!!! ダメよ!!!」
「セネカ、持ちこたえるんだ!!」
セネカの意図を察したマイオルとガイアの声が聞こえて来る。
どうにかできたら良かったとセネカは思った。
だけど、手はないようだ。
最善は尽くすつもりだ。
自分から諦めてしまおうとは思わない。
だけど、その果てに待っているものは死だ。
そう悟ってしまった。
「お父さん、私、強くなれたかな?
お母さん、私、冒険者になれたかな?
ねぇ、ルキウス、私、英雄になれたかな?」
セネカは自分が泣いていることに気がついた。
「分かっているよ⋯⋯。
私は英雄になれなかった。
お父さん達ほど強くはなれなかった。
外れたスキルを貰って、必死に努力をして、やっと当たりだと思えてきたけれど、それでも足りなかった。
ごめんね、マイオル。
約束果たせないや。
ごめんね、キト。
いつも助けてくれて嬉しかった。
ごめんね、ルキウス。
私はあなたに会いたかった。
⋯⋯ずっと好きだったの」
セネカはガーゴイルの攻撃を何度も避けながら譫言のように呟き続けた。
そしてついに攻撃を避けきれなくなり、弾き飛ばされた。
倒れ込むセネカの前にガーゴイルが立ちはだかる。
「みんな、さようなら」
ガーゴイルは腕を思い切り振り上げて、目の前の少女に振り下ろした。
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