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第11章:銀級冒険者昇格編(3):騒乱
第111話:『流星』と『隕鉄』
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暗い中でアッタロスとレントゥルスが戦う様子をセネカは見ていた。
アッタロスは視界を確保するために魔法で周囲を淡く光らせている。
レントゥルスは自分、アッタロス、デビルウルフ、そしてセネカ達のところにそれぞれ一つずつの盾球を浮かべて操っている。
デビルウルフの近くにある盾球は敵の動きを阻害したり、囮になったりしている。その動きが巧みで、レントゥルス一人で敵を翻弄している。
アッタロスは盾球を上手く防御に使いながら敵に攻撃を与えている。セネカから見て危ないと思うような場面があるのだが、そういうときにはいつのまにか盾球が移動していて、的確に攻撃を受けている。
「あれが『流星』と『隕鉄』か⋯⋯」
「ガイア、知ってるの?」
「知っているも何も、この国で最も有名な金級冒険者の二人じゃないか」
セネカはハテナ顔だ。
「この前マイオルが話していたように思ったがセネカは食事に夢中だったな」
「確かにあの時、セネカちゃんは夢中でお肉を食べていたね」
「いや、その話をしたのは一回だけじゃないわよ?」
セネカは基本的には人の話をよく聞き、記憶力も良いのだが、たまにぼけっとしていることがある。
「あの方達は有名なコンビで、以前大規模なスタンピードが発生した時に大活躍したんだ」
「うん」
それはなんとなくセネカも知っている。
「たった二人なのにまるでパーティのように立ち回り、格上の魔物達を何匹も倒したそうだよ」
「二人は『流星』と『隕鉄』と呼ばれているだけなの。パーティ名はなかったようだけれど、今なら何故二人がパーティを組んでいないのか分かる気がするわね」
きっと二人はまだ信じていたのだろう。
その話を聞いて、セネカはなんだかウズウズしてきた。アッタロスとレントゥルスは堅実に戦っているものの決め手に欠けている。
セネカ達は援護の指示が出ているものの、割って入るのが難しい状態だった。
セネカは先ほどアッタロスに言われたことを思い出していた。
『セネカにも縫合を頼む可能性がある』
セネカの脳にスパークが走った。
そうだ。縫えば良い。
セネカはスキルを得てから何年も訓練してきた動きを思い描き、[魔力針]を野に放った。
静かに撃ち出された[魔力針]は盾球の陰から敵に迫り、デビルウルフが居着いた瞬間、その黒い唇を恐ろしい早さで縫い合わせた。
「ぐるるるうううぅ!」
デビルウルフからくぐもった声が聞こえてくる。
レントゥルスは即座に盾球をデビルウルフの腹這いに打ち込み、セネカが作った隙を拡大させた。
セネカの方から不穏な気配を感じたアッタロスは何が起きても良いように準備をしていた。なのでレントゥルスが動き出した瞬間、練り上げた魔力を剣に伝えた。
「⋯⋯[星辰剣]」
アッタロスがそう呟いた途端、剣から星屑が溢れ出す。
アッタロスは流れるような動作で、デビルウルフの首元に向けて剣を振るった。
キラーン。
星の瞬くような音がして、デビルウルフの首が切れた。
剣から溢れていた星屑はしばらく空中を舞い、星の川を描いていた。
◆
あれが『流星』の冒険者の代名詞、星辰剣なのかとマイオルは思っていた。
バエティカの森でサイクロプスと戦った時、アッタロスが使ったとセネカから聞いていたけれど、そのとき星は出ていなかったらしい。
あの頃のマイオルは何にも知らず、王都に来てからアッタロスの功績を調べた。
レントゥルスとの決死行によるスタンピードの鎮圧、その功績を認められての金級冒険者昇格⋯⋯。その後も厄介な事態が発生すると駆り出される国の護り手だ。
どうにも初対面の時の馴れ馴れしくて粗野な印象がマイオルは拭えないのだが、プルケルやストローから話を聞くとまるで違う人物だ。
何も知らない頃だったら恨み言も言えた。
なぜあのとき、監督者である金級冒険者がサイクロプスとの会敵を防げなかったのか。
なぜマイオルやセネカの命が脅かされなければならなかったのか。
アッタロスのことは嫌いではなかったけれど、何も思わなかった訳ではない。
だが、今なら分かる。
あの事態はアッタロスを持ってしても予想外だったのだ。
まず何よりもマイオルは経験がなさすぎた。
天才冒険者と評される者でも、通常はある程度の経験を持って強くなっていくものだ。
特待生になったプルケルもストローもニーナも、その成長速度は尋常でなかったようだけれど、それでも彼らは段階を踏んで強くなったようだった。
だが、マイオルは突然力を得てしまった。
鉄級冒険者の小娘でしかなかったはずなのに、セネカと出会ったことでマイオルは一足跳びに不相応な力を得てしまった。
マイオルは父から不相応な大金を得た人達の話を聞いたことがある。
相応の努力をしてお金を稼いだ人達と比べると、不相応に大金が入ってきた人達は身持ちを崩してしまうことが多いらしい。
稼いだ実感もなく、管理する能力もない。そんな人にお金が入ってくれば上手くいかないのも道理だろう。
アッタロスと会った頃のマイオルはまさにそんな状態だった。
座して得た力と言うわけではない。それなりに努力もしたし、悩みながら進んできた。けれど、不相応であったことには違いないだろう。
知らなければならないことを全然知らなかった。その上、自分はレベル2で、銅級冒険者になれるのだと浮かれた気持ちがあった。
マイオルとはタイプが違うけれど、セネカも独特だっただろう。
そんな二人の事情を察してケアすることは、いくらアッタロスでも難しかっただろうと今では確信できる。
それにあの時、アッタロスがいる中で事件が起きて良かったとマイオルは思っている。
あそこで痛い目を見てからセネカもマイオルも慎重になった。
もしアッタロスに出会えなかったら、二人はどこかで命を落としていたかもしれない。
マイオルは改めてアッタロスを見る。
セネカの両親と同年代だとすれば、マイオルの父よりは少し若いはずだ。
そんな人が華麗な太刀筋で剣を振るい、彗星のように戦った。
少し癪だが、ほんのちょっとだけ格好良かったとマイオルは思った。
しかし、その気持ちに恋愛感情はなく、『英雄』と評される上位冒険者に対する憧れの気持ちが大きいのだった。
◆
それから朝までは襲撃もなく、一行は交代で番をしながら比較的穏やかに過ごした。しかし、二日目の活動を開始しようとした時、森全体が騒めくような異様な気配が漂った。
マイオルは即座に【探知】をして状況を把握したとき、アッタロスが言った。
「ペリパトス様が決着をつけようとしているな」
視界には超然とした様子で技を放とうとするペリパトスがいたので、マイオルは全員に[視野共有]を発動した。
アッタロスは視界を確保するために魔法で周囲を淡く光らせている。
レントゥルスは自分、アッタロス、デビルウルフ、そしてセネカ達のところにそれぞれ一つずつの盾球を浮かべて操っている。
デビルウルフの近くにある盾球は敵の動きを阻害したり、囮になったりしている。その動きが巧みで、レントゥルス一人で敵を翻弄している。
アッタロスは盾球を上手く防御に使いながら敵に攻撃を与えている。セネカから見て危ないと思うような場面があるのだが、そういうときにはいつのまにか盾球が移動していて、的確に攻撃を受けている。
「あれが『流星』と『隕鉄』か⋯⋯」
「ガイア、知ってるの?」
「知っているも何も、この国で最も有名な金級冒険者の二人じゃないか」
セネカはハテナ顔だ。
「この前マイオルが話していたように思ったがセネカは食事に夢中だったな」
「確かにあの時、セネカちゃんは夢中でお肉を食べていたね」
「いや、その話をしたのは一回だけじゃないわよ?」
セネカは基本的には人の話をよく聞き、記憶力も良いのだが、たまにぼけっとしていることがある。
「あの方達は有名なコンビで、以前大規模なスタンピードが発生した時に大活躍したんだ」
「うん」
それはなんとなくセネカも知っている。
「たった二人なのにまるでパーティのように立ち回り、格上の魔物達を何匹も倒したそうだよ」
「二人は『流星』と『隕鉄』と呼ばれているだけなの。パーティ名はなかったようだけれど、今なら何故二人がパーティを組んでいないのか分かる気がするわね」
きっと二人はまだ信じていたのだろう。
その話を聞いて、セネカはなんだかウズウズしてきた。アッタロスとレントゥルスは堅実に戦っているものの決め手に欠けている。
セネカ達は援護の指示が出ているものの、割って入るのが難しい状態だった。
セネカは先ほどアッタロスに言われたことを思い出していた。
『セネカにも縫合を頼む可能性がある』
セネカの脳にスパークが走った。
そうだ。縫えば良い。
セネカはスキルを得てから何年も訓練してきた動きを思い描き、[魔力針]を野に放った。
静かに撃ち出された[魔力針]は盾球の陰から敵に迫り、デビルウルフが居着いた瞬間、その黒い唇を恐ろしい早さで縫い合わせた。
「ぐるるるうううぅ!」
デビルウルフからくぐもった声が聞こえてくる。
レントゥルスは即座に盾球をデビルウルフの腹這いに打ち込み、セネカが作った隙を拡大させた。
セネカの方から不穏な気配を感じたアッタロスは何が起きても良いように準備をしていた。なのでレントゥルスが動き出した瞬間、練り上げた魔力を剣に伝えた。
「⋯⋯[星辰剣]」
アッタロスがそう呟いた途端、剣から星屑が溢れ出す。
アッタロスは流れるような動作で、デビルウルフの首元に向けて剣を振るった。
キラーン。
星の瞬くような音がして、デビルウルフの首が切れた。
剣から溢れていた星屑はしばらく空中を舞い、星の川を描いていた。
◆
あれが『流星』の冒険者の代名詞、星辰剣なのかとマイオルは思っていた。
バエティカの森でサイクロプスと戦った時、アッタロスが使ったとセネカから聞いていたけれど、そのとき星は出ていなかったらしい。
あの頃のマイオルは何にも知らず、王都に来てからアッタロスの功績を調べた。
レントゥルスとの決死行によるスタンピードの鎮圧、その功績を認められての金級冒険者昇格⋯⋯。その後も厄介な事態が発生すると駆り出される国の護り手だ。
どうにも初対面の時の馴れ馴れしくて粗野な印象がマイオルは拭えないのだが、プルケルやストローから話を聞くとまるで違う人物だ。
何も知らない頃だったら恨み言も言えた。
なぜあのとき、監督者である金級冒険者がサイクロプスとの会敵を防げなかったのか。
なぜマイオルやセネカの命が脅かされなければならなかったのか。
アッタロスのことは嫌いではなかったけれど、何も思わなかった訳ではない。
だが、今なら分かる。
あの事態はアッタロスを持ってしても予想外だったのだ。
まず何よりもマイオルは経験がなさすぎた。
天才冒険者と評される者でも、通常はある程度の経験を持って強くなっていくものだ。
特待生になったプルケルもストローもニーナも、その成長速度は尋常でなかったようだけれど、それでも彼らは段階を踏んで強くなったようだった。
だが、マイオルは突然力を得てしまった。
鉄級冒険者の小娘でしかなかったはずなのに、セネカと出会ったことでマイオルは一足跳びに不相応な力を得てしまった。
マイオルは父から不相応な大金を得た人達の話を聞いたことがある。
相応の努力をしてお金を稼いだ人達と比べると、不相応に大金が入ってきた人達は身持ちを崩してしまうことが多いらしい。
稼いだ実感もなく、管理する能力もない。そんな人にお金が入ってくれば上手くいかないのも道理だろう。
アッタロスと会った頃のマイオルはまさにそんな状態だった。
座して得た力と言うわけではない。それなりに努力もしたし、悩みながら進んできた。けれど、不相応であったことには違いないだろう。
知らなければならないことを全然知らなかった。その上、自分はレベル2で、銅級冒険者になれるのだと浮かれた気持ちがあった。
マイオルとはタイプが違うけれど、セネカも独特だっただろう。
そんな二人の事情を察してケアすることは、いくらアッタロスでも難しかっただろうと今では確信できる。
それにあの時、アッタロスがいる中で事件が起きて良かったとマイオルは思っている。
あそこで痛い目を見てからセネカもマイオルも慎重になった。
もしアッタロスに出会えなかったら、二人はどこかで命を落としていたかもしれない。
マイオルは改めてアッタロスを見る。
セネカの両親と同年代だとすれば、マイオルの父よりは少し若いはずだ。
そんな人が華麗な太刀筋で剣を振るい、彗星のように戦った。
少し癪だが、ほんのちょっとだけ格好良かったとマイオルは思った。
しかし、その気持ちに恋愛感情はなく、『英雄』と評される上位冒険者に対する憧れの気持ちが大きいのだった。
◆
それから朝までは襲撃もなく、一行は交代で番をしながら比較的穏やかに過ごした。しかし、二日目の活動を開始しようとした時、森全体が騒めくような異様な気配が漂った。
マイオルは即座に【探知】をして状況を把握したとき、アッタロスが言った。
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