3 / 186
第1章:スキル獲得編
第3話:別離
しおりを挟む
夜になった。
みんなの寝息が聞こえてきたのでセネカは部屋を出た。
約束をしていても眠ってしまうこともあったが、今日は目が冴えていた。
屋根裏部屋に入っていつもの通りに屋根に出ると、そこにはすでにルキウスがいた。
セネカはルキウスの隣に座って、ただぼーっと月を見た。
その日の月はとても大きくて、神秘的な光を纏っていた。
「なんで行くことにしたの?」
自然に口をついて出た言葉だった。
変えられないとしても抵抗できたはずだ。
それなのにルキウスは簡単に受け入れた。セネカはそのことが気に入らなかった。
「ずっと思っていたんだ。このままじゃダメじゃないかって」
ルキウスもセネカも月を眺めている。
「スキルを得て冒険者になるつもりだった。どんなスキルかは分からなかったけど、この街で冒険者になることだけは決めていた」
「私もそうだよ」
「けど知ってるか? この街には銀級冒険者は四人しかいない。この街で必死に修行して銀級冒険者になった人たちだ」
セネカは頷いた。
「父さん達も銀級冒険者だったのはセネカも知っているだろ? 自分がどれぐらいの才能を持っているのかはわからないけれど、僕はもっと強くなりたいんだ」
「どうして?」
「銀級じゃ足りなかったから。大切な人を守って、自分たちも生き残るにはもっと強くならなきゃいけないんだ。そうしなきゃ、この世界では胸を張って生きられない」
ルキウスは翡翠色の瞳を煌かせて言った。
「僕は父さんたちを超えたいんだ!」
同じことをセネカも思っていたからうまい反論が見つからなかった。
「僕は強くならないといけない。それは、すごい魔法で敵を倒せるとか、恐ろしく剣が上手いとかそういう強さじゃなくてもいい。どんなに強い敵が現れても生き延びるという強さが欲しいんだ。そのためには何がなんでもスキルを鍛えたかった」
「あの時、そんなことを考えていたんだね」
ルキウスはなんとしてでもセネカを守れるようになりたかった。
この少女は強い。放っておいてもきっと大きく成長していくだろう。
だが、万全だとは思えない。
大人になって強い敵が現れたらどうする?
弱い者を放って置けないセネカが自分から危険に飛び込んだらどうする?
ルキウスはセネカに変わってほしくなかった。
飛び込みたい時に飛び込んで欲しかった。
だから、どんなことがあってもセネカを守れるようにルキウスは強くなりたいと願った。
けれど、セネカもルキウスを守りたかった。
おどおどしながら剣を振っていたあの少年が強い目をこしらえるようになってしまった。
そんな過酷な世界からルキウスを守ってあげたかった。
そのために、セネカも必死で強くなろうとした。
雲がかかって仄かに霞んだ月を見ながらセネカは言った。
「ルキウス、父さんたちは私たちの英雄だよね。それは私たちがいくら強くなっても変わらない」
「あぁ、そうだ。僕たちを守るために身を賭して強大な敵に立ち向ったんだ。力が強いだけじゃあ、英雄にはなれない」
「ルキウスもその気持ちを忘れないで。時には逃げることも強さだと私は思う」
セネカはルキウスの方を向いた。
ルキウスもセネカに顔を合わせて、その目を見つめた。
「うん。分かった。僕が英雄になったとき、隣で一緒にセネカと戦いたいんだ」
「私のスキルは【縫う】だよ?」
「それでもきっと大丈夫だよ。セネカなら」
セネカは孤児院で「セネカだから大丈夫」と言われるのが嫌いだった。
だが、ルキウスに言われるのはなんだか嬉しかった。
「ねぇ、セネカ⋯⋯」
ルキウスは強張った表情になり、想いを伝えようとした。
だがその時、雲から出た月が白緑に輝いた。
溢れんばかりの魔力が二人に降り注ぎ、月はすぐに元の通りに戻ってしまった。
「ねぇ、ルキウス。今のなに?」
「ふわーって光ったよね? 僕の気のせいじゃないよね?」
「うん。私も見たよ。それで魔力もふわーって。そんなことがあるって聞いたことある?」
「いや、ないよ。誰か見ていたかな?」
「うーん。街で見ている人がいたかもしれないけど、ここのみんなは寝てるだろうから」
「街の人には聞けないもんね」
セネカはすごく気になったが、どうしようもないので忘れることにした。
「そういえば、ルキウス、さっき何か言いかけてなかった?」
「あ、いや、なんでもないんだ。大丈夫」
「本当に? 真剣な感じだったけれど」
「うん。本当に大丈夫だよ」
「ふーん。なら良いけど、変なの」
セネカは何故だか嬉しくなって笑ってしまった。
二人はまた月を見始めた。
「いまはその時じゃなかったのかな⋯⋯」
ルキウスは何やらぶつぶつとつぶやいていた後、ちょっとだけセネカの方に身を寄せた。
月の光に照らされたセネカは見たことがないくらいに艶やかでルキウスは思わず赤面した。
◆
次の日、ルキウスはみんなに見送られて行ってしまった。
馬車に乗って連れて行かれるルキウスを見て、セネカは涙を流した。
涙はすぐに止まったが、頬を伝って落ちた雫は陽の光に当たって宝石のように輝いた。
その日は雲ひとつない晴れで、お別れに良い日和だった。
セネカはいずれこういう時が来ると自分が考えていたことに気がついた。
あれだけの剣の才だ。どんなスキルを得たとしてもルキウスは自分の先に行ってしまうのではないか。そう感じている部分もあった。
だが、その時は突然来た。
あまりにも早くて、あまりにも脈絡がなかった。
だから狼狽えてしまった。
けれど、前に進んでいくしかない。
そう信じて、セネカはゆっくりと覚悟を決めた。
◆
ルキウスがいない日常が始まった。
バエティカに来てから、セネカはルキウスといる時間が特に長かった。
だから、ルキウスがいなくなるとどう過ごしていいのかよく分からなかった。
昨日はルキウスのことで頭がいっぱいでスキルを試す暇がなかった。
孤児院の一個上のエミリーが【裁縫】のスキルを持っているので道具を借りることにした。
エミリーは少し前から服飾店で見習いの仕事を始めた。
もう少ししたら孤児院を出て住み込みで働くのだという。
セネカが道具を貸してもらえないか聞きにいくと、エミリーは似たスキルを持ったセネカを歓迎した。
セネカにその気があれば職場を紹介してくれるとも言ってくれた。
孤児院ではみんなセネカのことが気になっていた。
可憐な姿に似合わず剣を志し、冒険者になるのだと公言している。
魔力量は大人を含めても孤児院の中で一番で、セネカは魔法のスキルを得るとみんなが思っていたのだ。
セネカが【縫う】という冒険者に合わないスキルを得たとしても、冒険者を諦めるわけがないことはみんな分かっていた。
だから無茶を始めるのではないかと気が気でなかったのだ。
エミリーの部屋で布と針と糸を持ち、縫い物を始めた。
すると、これまでに経験がないほどに手が進んだ。
大まかではあるけれど、次にどうすれば良いのかが分かるし、器用さが上がっているように感じる。
縫い物の得意なシスターミーナには敵わないが、経験に乏しいセネカが行ったにしては非常に上手かった。
「これがスキル⋯⋯」
セネカはスキルの威力を思い知った。
自分がやったとは思えないほど綺麗に縫うことが出来ていたので、何度も見直してしまった。
それからエミリーの話を聞いて幾つかのことが分かった。
まず、セネカが上手いのは縫うことだけだった。
【裁縫】だったら布を切ったり、編んだり、型紙をつくったりするときもスキルの補助があるらしいのだが、セネカは縫う以外はこれまで通り出来なかった。
だが、縫う作業の上達は早かった。
スキルを持つと成長が早くなると言われている。
早熟だからといって大器であるとは限らないのだが、才能のあるものに相応のスキルが与えられるということもよく知られている。
セネカは自分のスキルを目の当たりにして色々と考え込んだ。
だが、なんにせよ、冒険者になることだけは決めていたので、思考を止めて冒険者登録をすることにした。
現実逃避をしたくなったのだ。
みんなの寝息が聞こえてきたのでセネカは部屋を出た。
約束をしていても眠ってしまうこともあったが、今日は目が冴えていた。
屋根裏部屋に入っていつもの通りに屋根に出ると、そこにはすでにルキウスがいた。
セネカはルキウスの隣に座って、ただぼーっと月を見た。
その日の月はとても大きくて、神秘的な光を纏っていた。
「なんで行くことにしたの?」
自然に口をついて出た言葉だった。
変えられないとしても抵抗できたはずだ。
それなのにルキウスは簡単に受け入れた。セネカはそのことが気に入らなかった。
「ずっと思っていたんだ。このままじゃダメじゃないかって」
ルキウスもセネカも月を眺めている。
「スキルを得て冒険者になるつもりだった。どんなスキルかは分からなかったけど、この街で冒険者になることだけは決めていた」
「私もそうだよ」
「けど知ってるか? この街には銀級冒険者は四人しかいない。この街で必死に修行して銀級冒険者になった人たちだ」
セネカは頷いた。
「父さん達も銀級冒険者だったのはセネカも知っているだろ? 自分がどれぐらいの才能を持っているのかはわからないけれど、僕はもっと強くなりたいんだ」
「どうして?」
「銀級じゃ足りなかったから。大切な人を守って、自分たちも生き残るにはもっと強くならなきゃいけないんだ。そうしなきゃ、この世界では胸を張って生きられない」
ルキウスは翡翠色の瞳を煌かせて言った。
「僕は父さんたちを超えたいんだ!」
同じことをセネカも思っていたからうまい反論が見つからなかった。
「僕は強くならないといけない。それは、すごい魔法で敵を倒せるとか、恐ろしく剣が上手いとかそういう強さじゃなくてもいい。どんなに強い敵が現れても生き延びるという強さが欲しいんだ。そのためには何がなんでもスキルを鍛えたかった」
「あの時、そんなことを考えていたんだね」
ルキウスはなんとしてでもセネカを守れるようになりたかった。
この少女は強い。放っておいてもきっと大きく成長していくだろう。
だが、万全だとは思えない。
大人になって強い敵が現れたらどうする?
弱い者を放って置けないセネカが自分から危険に飛び込んだらどうする?
ルキウスはセネカに変わってほしくなかった。
飛び込みたい時に飛び込んで欲しかった。
だから、どんなことがあってもセネカを守れるようにルキウスは強くなりたいと願った。
けれど、セネカもルキウスを守りたかった。
おどおどしながら剣を振っていたあの少年が強い目をこしらえるようになってしまった。
そんな過酷な世界からルキウスを守ってあげたかった。
そのために、セネカも必死で強くなろうとした。
雲がかかって仄かに霞んだ月を見ながらセネカは言った。
「ルキウス、父さんたちは私たちの英雄だよね。それは私たちがいくら強くなっても変わらない」
「あぁ、そうだ。僕たちを守るために身を賭して強大な敵に立ち向ったんだ。力が強いだけじゃあ、英雄にはなれない」
「ルキウスもその気持ちを忘れないで。時には逃げることも強さだと私は思う」
セネカはルキウスの方を向いた。
ルキウスもセネカに顔を合わせて、その目を見つめた。
「うん。分かった。僕が英雄になったとき、隣で一緒にセネカと戦いたいんだ」
「私のスキルは【縫う】だよ?」
「それでもきっと大丈夫だよ。セネカなら」
セネカは孤児院で「セネカだから大丈夫」と言われるのが嫌いだった。
だが、ルキウスに言われるのはなんだか嬉しかった。
「ねぇ、セネカ⋯⋯」
ルキウスは強張った表情になり、想いを伝えようとした。
だがその時、雲から出た月が白緑に輝いた。
溢れんばかりの魔力が二人に降り注ぎ、月はすぐに元の通りに戻ってしまった。
「ねぇ、ルキウス。今のなに?」
「ふわーって光ったよね? 僕の気のせいじゃないよね?」
「うん。私も見たよ。それで魔力もふわーって。そんなことがあるって聞いたことある?」
「いや、ないよ。誰か見ていたかな?」
「うーん。街で見ている人がいたかもしれないけど、ここのみんなは寝てるだろうから」
「街の人には聞けないもんね」
セネカはすごく気になったが、どうしようもないので忘れることにした。
「そういえば、ルキウス、さっき何か言いかけてなかった?」
「あ、いや、なんでもないんだ。大丈夫」
「本当に? 真剣な感じだったけれど」
「うん。本当に大丈夫だよ」
「ふーん。なら良いけど、変なの」
セネカは何故だか嬉しくなって笑ってしまった。
二人はまた月を見始めた。
「いまはその時じゃなかったのかな⋯⋯」
ルキウスは何やらぶつぶつとつぶやいていた後、ちょっとだけセネカの方に身を寄せた。
月の光に照らされたセネカは見たことがないくらいに艶やかでルキウスは思わず赤面した。
◆
次の日、ルキウスはみんなに見送られて行ってしまった。
馬車に乗って連れて行かれるルキウスを見て、セネカは涙を流した。
涙はすぐに止まったが、頬を伝って落ちた雫は陽の光に当たって宝石のように輝いた。
その日は雲ひとつない晴れで、お別れに良い日和だった。
セネカはいずれこういう時が来ると自分が考えていたことに気がついた。
あれだけの剣の才だ。どんなスキルを得たとしてもルキウスは自分の先に行ってしまうのではないか。そう感じている部分もあった。
だが、その時は突然来た。
あまりにも早くて、あまりにも脈絡がなかった。
だから狼狽えてしまった。
けれど、前に進んでいくしかない。
そう信じて、セネカはゆっくりと覚悟を決めた。
◆
ルキウスがいない日常が始まった。
バエティカに来てから、セネカはルキウスといる時間が特に長かった。
だから、ルキウスがいなくなるとどう過ごしていいのかよく分からなかった。
昨日はルキウスのことで頭がいっぱいでスキルを試す暇がなかった。
孤児院の一個上のエミリーが【裁縫】のスキルを持っているので道具を借りることにした。
エミリーは少し前から服飾店で見習いの仕事を始めた。
もう少ししたら孤児院を出て住み込みで働くのだという。
セネカが道具を貸してもらえないか聞きにいくと、エミリーは似たスキルを持ったセネカを歓迎した。
セネカにその気があれば職場を紹介してくれるとも言ってくれた。
孤児院ではみんなセネカのことが気になっていた。
可憐な姿に似合わず剣を志し、冒険者になるのだと公言している。
魔力量は大人を含めても孤児院の中で一番で、セネカは魔法のスキルを得るとみんなが思っていたのだ。
セネカが【縫う】という冒険者に合わないスキルを得たとしても、冒険者を諦めるわけがないことはみんな分かっていた。
だから無茶を始めるのではないかと気が気でなかったのだ。
エミリーの部屋で布と針と糸を持ち、縫い物を始めた。
すると、これまでに経験がないほどに手が進んだ。
大まかではあるけれど、次にどうすれば良いのかが分かるし、器用さが上がっているように感じる。
縫い物の得意なシスターミーナには敵わないが、経験に乏しいセネカが行ったにしては非常に上手かった。
「これがスキル⋯⋯」
セネカはスキルの威力を思い知った。
自分がやったとは思えないほど綺麗に縫うことが出来ていたので、何度も見直してしまった。
それからエミリーの話を聞いて幾つかのことが分かった。
まず、セネカが上手いのは縫うことだけだった。
【裁縫】だったら布を切ったり、編んだり、型紙をつくったりするときもスキルの補助があるらしいのだが、セネカは縫う以外はこれまで通り出来なかった。
だが、縫う作業の上達は早かった。
スキルを持つと成長が早くなると言われている。
早熟だからといって大器であるとは限らないのだが、才能のあるものに相応のスキルが与えられるということもよく知られている。
セネカは自分のスキルを目の当たりにして色々と考え込んだ。
だが、なんにせよ、冒険者になることだけは決めていたので、思考を止めて冒険者登録をすることにした。
現実逃避をしたくなったのだ。
47
お気に入りに追加
592
あなたにおすすめの小説
異世界でチート能力貰えるそうなので、のんびり牧場生活(+α)でも楽しみます
ユーリ
ファンタジー
仕事帰り。毎日のように続く多忙ぶりにフラフラしていたら突然訪れる衝撃。
何が起こったのか分からないうちに意識を失くし、聞き覚えのない声に起こされた。
生命を司るという女神に、自分が死んだことを聞かされ、別の世界での過ごし方を聞かれ、それに答える
そして気がつけば、広大な牧場を経営していた
※不定期更新。1話ずつ完成したら更新して行きます。
7/5誤字脱字確認中。気づいた箇所あればお知らせください。
5/11 お気に入り登録100人!ありがとうございます!
8/1 お気に入り登録200人!ありがとうございます!
異世界召喚された回復術士のおっさんは勇者パーティから追い出されたので子どもの姿で旅をするそうです
かものはし
ファンタジー
この力は危険だからあまり使わないようにしよう――。
そんな風に考えていたら役立たずのポンコツ扱いされて勇者パーティから追い出された保井武・32歳。
とりあえず腹が減ったので近くの町にいくことにしたがあの勇者パーティにいた自分の顔は割れてたりする?
パーティから追い出されたなんて噂されると恥ずかしいし……。そうだ別人になろう。
そんなこんなで始まるキュートな少年の姿をしたおっさんの冒険譚。
目指すは復讐? スローライフ? ……それは誰にも分かりません。
とにかく書きたいことを思いつきで進めるちょっとえっちな珍道中、はじめました。
理想とは違うけど魔法の収納庫は稼げるから良しとします
水野忍舞
ファンタジー
英雄になるのを誓い合った幼馴染たちがそれぞれ戦闘向きのスキルを身に付けるなか、俺は魔法の収納庫を手に入れた。
わりと便利なスキルで喜んでいたのだが幼馴染たちは不満だったらしく色々言ってきたのでその場から立ち去った。
お金を稼ぐならとても便利なスキルじゃないかと今は思っています。
*****
ざまぁ要素はないです
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
おいしい狩猟生活
エレメンタルマスター鈴木
ファンタジー
幼い頃から祖父の趣味に付き合わされ、自身も大の狩猟好きになってしまった、主人公の狩生玄夜(かりゅうげんや)は、休暇を利用して、いつもの様に狩猟目的の海外旅行に出る。
しかし、今度の旅行は一味違った。
これは、乗っていた飛行機ごと異世界に集団転移し、嘆き悲しむ周囲の人間が多い中、割りと楽しみながら狩猟生活に挑む、そんな主人公のサバイバルレポートである。
【注意】
現実では、自宅の庭に侵入した野生生物以外は全て、狩猟するには許可が必要です。
また、大型野生生物の殆どは絶滅危惧種指定の保護対象です。絶対に真似をしないで下さい。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
狩猟が始まるのは十話辺りからになります。それまで長々と説明回が続きますが、ご容赦下さい。
※ が付いている回にはステータス表記があります。
この作品には間違った知識、古くて現在では効率の悪い知識などが含まれる場合があります。
あくまでもフィクションですので、真に受けない様に御願いします。
この作品には性暴力や寝取られ要素は一切ありません。
作者にとって初の作品となります。誤字脱字や矛盾点、文法の間違い等が多々あると思いますが、ご指摘頂けた場合はなるべく早く修正できるように致します。 どうぞ宜しくお願いします。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
勇者召喚おまけ付き ~チートはメガネで私がおまけ~
渡琉兎
ファンタジー
大和明日香(やまとあすか)は日本で働く、ごく普通の会社員だ。
しかし、入ったコンビニの駐車場で突如として光に包まれると、気づけば異世界の城の大広間に立っていた。
勇者召喚で召喚したのだと、マグノリア王国の第一王子であるアルディアン・マグノリアは四人の召喚者を大歓迎。
ところが、召喚されたのは全部で五人。
明日香以外の四人は駐車場でたむろしていた顔見知りなので、巻き込まれたのが自分であると理解した明日香は憤りを覚えてしまう。
元の世界に戻れないと聞かされて落ち込んでしまうが、すぐにこちらで生きていくために動き出す。
その中で気づかなかったチート能力に気づき、明日香は異世界で新たな生活を手に入れることになる。
一方で勇者と認定された四人は我がままし放題の生活を手にして……。
※アルファポリス、カクヨム、なろうで投稿しています。
異世界キャンパー~無敵テントで気ままなキャンプ飯スローライフ?
夢・風魔
ファンタジー
仕事の疲れを癒すためにソロキャンを始めた神楽拓海。
気づけばキャンプグッズ一式と一緒に、見知らぬ森の中へ。
落ち着くためにキャンプ飯を作っていると、そこへ四人の老人が現れた。
彼らはこの世界の神。
キャンプ飯と、見知らぬ老人にも親切にするタクミを気に入った神々は、彼に加護を授ける。
ここに──伝説のドラゴンをもぶん殴れるテントを手に、伝説のドラゴンの牙すら通さない最強の肉体を得たキャンパーが誕生する。
「せっかく異世界に来たんなら、仕事のことも忘れて世界中をキャンプしまくろう!」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる