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アスペな母娘、そして家族
【最も辛かった高校時代】
しおりを挟む高校時代。
人生で一番つらかったのは?と聞かれると、
間違いなく私が答える答えだ。
友達はいなかった。
クラスで馴染めず、馴染むことを諦めて
教室のすみにいた。
だから、嫌われていたわけではない。
馴染みにいかなかった。
卓球部に所属していたものの、
「性格が悪い」
「空気が読めない」
「しぐさが気持ち悪い」
「常識がない」
「甘やかされて育っている」
「根性がない」
身体中に、ナイフを突き刺す勢いで
あれこれ言われ、最後には退部。
クラスでも、部活でもうまくいかない。
絶望の縁にいた私は、
大好きな英語を勉強することで
気分をまぎらわしていた。
「自分には魅力がない」
「生きてる価値がない」
「ダメ人間」
そう考えるようになり、
キッチンに行っては
包丁を握り、
「やっぱり痛そう」
と言って、思いとどまるようになった。
家族にはほとんど相談しなかった。
それでも私は高校を1日も休まなかった。
単にスケジュールに固執していただけで、
深い意味はなかった。
別にしっかりしてたから学校に行っていたわけではない。
本当は辛くて仕方なかった。
けど、スケジュールどおりにちゃんと学校にいかないと気がすまない。
結果、皆勤。
我ながら、よくがんばったと思った。
けど、部活を最後まで続けられなかったことは、
『トラウマ』となり、いまだに引きずり、
コミュニティに参加するのにいちいち恐怖を抱く。
心の傷は、そう簡単には治らないものです。
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