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自閉症児 in Canada
【優しい駅員さん】
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チャーリーとBIのリンジーと私で、
チャーリーと歩く練習をしている時のことだった。
私達は家を出発し、
徒歩5分ほどの電車の駅まで
チャーリーの手を引いて歩いていた。
チャーリーは相変わらず手を離すと
ペタンと床に膝をついてしまう。
チャーリーはお尻が感覚過敏で、
尻もちを着きたがらない。
いつも膝から落ちるため、
しっかりを見張っておかないと怪我につながる。
ちなみに膝はおそらく感覚鈍麻だ。
駅に着いてさぁ引き返そうかと
くるっと向きを変えた時に、
30代くらいの男性の駅員さんが近づいてきた。
チャーリーの可愛さにメロメロなようだ。
「やぁ小さなお人形さん。ちょうど今駅のシールを配ってるんだ。どれがほしいかな?」
駅員さんは優しく話しかけてくれたが、
チャーリーはあさっての方向を見ている。
なんの反応もないチャーリー。
私もリンジーもどうしよう、とヒヤヒヤした。
「蜂さんのシールがあるね。
チャーリーはBee Movieが好きだね~」
とテンションを上げつつ私とリンジーはごまかした。
しかし駅員さんはとても優しかった。
特に嫌そうな素振りは全く見せず、
「蜂さんが好きなんだね。
じゃあこれを貼ってあげるね」
と優しく声をかけ、
無視し続けるチャーリーに最後まで
バーイと手を振って気さくに話しかけてくれた。
「とても優しい駅員さんでしたね」
私達はそんな会話をしながら、
また家へと歩いて帰りました♪
チャーリーと歩く練習をしている時のことだった。
私達は家を出発し、
徒歩5分ほどの電車の駅まで
チャーリーの手を引いて歩いていた。
チャーリーは相変わらず手を離すと
ペタンと床に膝をついてしまう。
チャーリーはお尻が感覚過敏で、
尻もちを着きたがらない。
いつも膝から落ちるため、
しっかりを見張っておかないと怪我につながる。
ちなみに膝はおそらく感覚鈍麻だ。
駅に着いてさぁ引き返そうかと
くるっと向きを変えた時に、
30代くらいの男性の駅員さんが近づいてきた。
チャーリーの可愛さにメロメロなようだ。
「やぁ小さなお人形さん。ちょうど今駅のシールを配ってるんだ。どれがほしいかな?」
駅員さんは優しく話しかけてくれたが、
チャーリーはあさっての方向を見ている。
なんの反応もないチャーリー。
私もリンジーもどうしよう、とヒヤヒヤした。
「蜂さんのシールがあるね。
チャーリーはBee Movieが好きだね~」
とテンションを上げつつ私とリンジーはごまかした。
しかし駅員さんはとても優しかった。
特に嫌そうな素振りは全く見せず、
「蜂さんが好きなんだね。
じゃあこれを貼ってあげるね」
と優しく声をかけ、
無視し続けるチャーリーに最後まで
バーイと手を振って気さくに話しかけてくれた。
「とても優しい駅員さんでしたね」
私達はそんな会話をしながら、
また家へと歩いて帰りました♪
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