アスペでADDな母娘

自閉症児 in Canada

【言語化】

自閉症の子供達の多くにとって、
思っていることを言語化するのはとても難しいです。


アンナも、チャーリーも発語はありません。
アンナは何か伝えたいことがあると、
うー、うーっと必死になりますが、言葉にはできません。
見ている方もとてももどかしいです。


チャーリーは何かほしければ大声で叫びます。
あぁーーーー！って。
でも、なぜか目線はいつも斜め下。
ほしいものの方を見ないし、指差しもしないため何がほしいのかを推測するのはいつも難しい。


なのでやっぱり癇癪が起きやすいです。
しかたないですね。


アンナは絵写真を使って欲しいものを要求できるようになりました。
でも、ほしい物を要求するだけでは人生は成り立ちません。

人は欲しいものを伝えたり、
暑い寒い、しんどいなどの感覚を伝えたり、
物事が起こった経緯を伝えたりします。

アンナはその内の欲しいものの要求のみで日々を過ごしてます。
なので、クッキーが欲しい、ミルクが欲しい
そういう場合はいいですが、


風邪をひいてしんどい、
暑くてしんどい、
そういうものはすべて不必要なほどにカマキリ声で叫んで表現します。

アシュリーやボブを含め周りの家族は当然びっくりしてどうしたの？と声をかけますが
これがカマキリ声をさらに強化してしまってる状態。


でも、それが腹痛や頭痛だった場合、
私達はそれを知るすべがありません。
アンナはただ叫ぶのみで、ジェスチャーもしないため
叫んでいる理由がわからなければ
表現方法を教えようがありません。
これは非常に難しい課題です。


私の場合アンナがカマキリ声で叫んでいる場合は
そっとしておきます。
本当にしんどくて苦しければアンナは自ら私の元へ来るからです。
その時、しっかり抱きしめて愛情を示します。




日々自閉症の子供の難しさに奮闘、です。