アスペでADDな母娘

自閉症児 in Canada

【BI】

金曜日に診断がついてから
週末をこえ、私は月曜日にいつものように出勤した。


姉のアンナは午前中にいつもBIがついていた。
BIとは、Behavior Interventionistのことで、
日本語訳は難しいけど
自閉症の子供達に人と遊ぶことの楽しさを教えたり、
困った行動を子供一人一人に合わせて
緩和していくよう導いてくれる人達のことだ。


会社に雇われてBIをしている人もいれば、
個人でしている人もいる。

個人は自由度が高く、柔軟な可能性がある。
コンサルタントや会社が間に入らないためスピーディーに対応しやすい。
だけど専門的な知識があるかどうかの信用性を見分けるのは難しいとも言える。


一方で会社経営はコンサルタントがつき子供をしっかり観察して指示を仰いでくれるため
専門的な対応が可能だが、BIはコンサルタントや会社からの指示以外のことはできないことが多いため柔軟性に欠けることがある。
こうしてほしいと頼んでも会社経由で話が進むため対応に時間がかかることもしばしばある。
だが会社経営は口コミや評判を確認しやすく、信用性があるかどうかを比較的見分けやすい。



アシュリー達が雇っていたのは会社に雇われているBIだった。
BIがついてからアンナは目をよく合わせるようになり、
言葉の理解が少し増えたという。
相変わらず発語はないが、
私が働き始めた頃には写真を使って何かを要求できるようになっていた。


このBIをアンナだけではなく、
チャーリーにもつけるということがどうやら決まったらしい。

あのソファから1歩も動かないチャーリーが、
これからBIをつけることでどう変わっていくのか楽しみではあるな。


また新しい日々の幕開けだ！