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【勇者が仲間になりたそうにこちらを見ている③ ~ただ一人の反逆者~】

【序章】 異世界からの使者

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「と、いうわけなのだ」
 七月末日のとある夜。
 我が家のリビングで、テーブルを挟んで正面に座る女性が言った。
 およそ二ヶ月振りに会う水色の瞳、銀色の長い髪が日本人の身としては非日常を感じさせるとても綺麗な女性だ。
 名前はセミリア・クルイードといって、普通に考えるとにわかに信じがたい存在であり、それでいて確かな存在である。
 事の始まりは今年の春休み。
 突如として異世界から現れた彼女は勇者を自称し、国を、世界を救うために力を貸してくれと涙ながらに僕に頭を下げた。
 のちにその自称や経緯を含め、全てが事実だったと知ることになった僕は異世界で様々な冒険し、魔王なる存在を倒すために危険な目に何度も遭いながらその目的を達成する。
 ほとんど一緒にいたぐらいのことしか出来なかったけど、それでも彼女の使命感や正義感をこの目で見たし、我が身を賭して世のため人のために戦う姿を見届けることも出来たし、確かな友情や絆のようなものを感じ、彼女もまた、僕を信頼してくれるようになった旅だった。
 それから少しして、再びセミリアさんは僕の前に現れる。
 今度はセミリアさんの世界、僕から見れば異世界で行われるサミットに同行して欲しいということだった。
 ひょんなことから僕は国王の代理という役目を任され、セミリアさんを含む仲間達を率いる身となったりしつつ魔王の時と同じぐらい危ない目に遭いながら何とか化け物や魔法というものが存在するゲームが現実になったような世界で爆殺されそうになったり空を飛んだり化け物と対決したりしながらも二度目の冒険を無事に終えることが出来た。
 といっても、僕は刺されて死ぬ寸前までいったりもしたんだけど……そんな残念な思い出話は割愛するとして、とにかく、どこにでもいる普通の高校生である僕、樋口康平とこのセミリアさんはそういう関係だ。
 そして本日夜、僕が夕食を食べ終わって少しした頃。
 三度みたびセミリアさんは僕の前に現れることになる。
 毎度ながら事前連絡のしようもない訪問に驚いたものの、ひとまず迎え入れてリビングに通して事情に聞くことにし、彼女の話を聞き終えて今に至るのだった。
「えーっと……セミリアちゃん、ちょっといい?」
 飲み物を出すなり、僕の隣に座って一緒に話を聞いていた母さんは目をパチクリさせている。
 僕よりも先にリアクションしてくれるのはいいのだが、異世界のことなど何一つ知らない母さんは間違いなく意味が分かっていないだろう。
 話の中に魔王とか魔法とかが出て来なかっただけ僕としては助かった感じだけど、今の話を聞いたところで僕自身いまいち理解が追い付いていないのだから。
「どうしたのだ母上?」
 対照的に……いや、むしろ同様にセミリアさんも不思議そうにしている。
 今の説明で伝わっている気満々らしいセミリアさんは『何か分からないところがあっただろうか?』と続けた。
「母さん全然理解出来なかったんだけど、セミリアちゃんの国の王様が康平に助けを求めてるってことなの?」
「うむ、ローラ姫の補佐であったり教育係を任せられないか、とのことだ。それだけではなく政治のことでも助言を求めたいとも仰っていたがな。以前コウヘイのしてくれた話を元に貿易の件の実現や市場の活性化を図るべく忙しくしておられるのだが、何もかも予定通りというわけにはいかないらしくてな」
「康平……あんた一体何したの? 他所の国の王様があんたを頼ってくるって普通に考えておかしくない?」
「そう言われると返す言葉もないんだけど……偶然に偶然が重なって王様の目に止まったり耳に入ったりってことがあったと思っといてくれるかな」
「そういうものなのかしら……全然分からないけど」
 母さんは未だ話についていけていないみたいだ。
 変に怪しまれるのも嫌なので僕は無理矢理話題を変えることに。
「セミリアさん、王様は元気にしておられるんですか?」
「勿論だ。と、言いたいところなのだが、最近は余り元気だとは言えないのかもしれん。ただでさえ大臣のサポートもあまり期待出来ず一人で忙しくされているようなものだし、それに加えてガイア様が亡くなられたこともあって、精神的にも負荷があるようでな。最近は度々体調を崩されているよ」
「……ガイア様?」
「ああ、お主は知らないのだったか。ガイア様というのは我が国の相談役だった人だ。ヴォルグシーナ・ガイアといって随分と昔の話だが、国を救った英雄と呼ばれていた人物でな。齢は軽く百歳を超えていたのだが、それでも長らく国のために王を支えていたお方だ」
「その方が亡くなったんですか……」
「うむ。少し前の話だが……何者かに暗殺された」
「あ、暗殺?」
 百歳を超えているという話から寿命だと思っていたのに……そんな重い話になるとは思いもよらない。
「部屋で遺体となって見つかった。心臓を貫かれた姿でな」
「どうしてまた……」
「犯人も動機も現在調査中とのことだが、そう深刻な顔をするなコウヘイ。すぐに犯人は見つかるさ、我が国は比較的治安も良くなっているしな」
「それならいいんですけど……最終的に僕はどうしたらいいんでしょうか」
「お主に今の生活があるのも理解しているし、将来像というのもあるとは思う。だが、もしも望みが叶うならばリュドヴィック王はお主に宰相として我が国に仕えてもらえないかと考えておられる」
「ねえねえ、セミリアちゃん。サイショーってなぁに?」
 僕よりも先に、やっぱり母さんが首を傾げていた。
 僕自身なんとなくしか聞いたことのない言葉だ。
「宰相というのは軍事において軍のトップである大将と同等の権限を持ち、政治においては大臣達の上に立ち国王に次ぐ決定権を持つ、いわば王国において国王の次に権力を持つ人間だ」
「ほえ~……康平、あんた凄いのねぇ。いつの間にそんな就職先を確保したのよ」
「いや、確保してないから。というか僕の歳でそんな役職に就くのは無茶過ぎると思うんですけど」
 なぜ政治のせの字も知らない僕がそんなことになるのか。
 なぜ武器を持ち歩くことすら諦めた僕が軍のトップと同等の権限を持つことになるのか。
 どう考えても無理だし、そもそも異世界で就職ってどんな人生設計?
「年齢など関係無いさ。能力がある者が求められる地位に就く、それが世の常であろう?」
「いや……僕達の国ではあながちそうとも言えないのが悲しいところなんですけど、そういうことではなく、僕なんかにその能力は無いということが言いたいわけです」
「そんなことはない。確かに最初はお主にとって知らないことも多かっただろうが、それでもコウヘイは私を助けてくれたし、先のサミットではリュドヴィック王が託した役割を十二分に全うしたではないか。お主の活躍振りは王の知るところであるし、あの後マリアーニ王から感謝の意を示す手紙が届いてな、城では大きな話題になった」
「そんなことが……」
 マリアーニさんというのは僕が二度行った国とは別の国の若き女王様である。
 ある事情で一緒に旅をすることになって色々あったわけだけど、最終的には助けに行った僕が命を救ってもらう羽目になったりもした。
 ……なんだか残念な思い出ばかり浮かんでくるな。
「ともあれ、何も今すぐに決めろという話ではないさ。ひとまずローラ姫のことを含め、王の話し相手になってくれればという話だ。その後のことは焦らずに考えてくれればいい」
「まぁ……話をするぐらいのことであれば、僕なんかでよければという感じではありますけど」
 でも……あのロールフェリア王女って苦手なんだよなぁ。
 性格キツいし、口も悪いし、僕なんて下人とか言われたし……。
「そう言ってくれるか。私自身コウヘイが私や王、姫の傍に居てくれるのであればこれほど安心なことはないと思う気持ちはあるが、答えを急がせるものではないし、そこまで深く悩まないでくれると助かる」
「取り敢えず行ってみて、話をしてみて、役に立てそうなところで出来る範囲で頑張ってみる、ということでよければ」
「それで十分だ。ありがとう、コウヘイ」
 精一杯の返答であったが、それでもセミリアさんは優しく微笑み掛けてくれた。
 こうして、僕はまたまた異世界へ向かうことを決める。
 かれこれ三度目という、不思議な世界での生活に若干の不安さと母さんの頭上の『?』がそろそろ数え切れなくなってきたことを感じながら。

          ○

 次の日。
 と、上にある○が意味する場面転換を挟んで語り出す気満々でいた僕だったが、予想に反してその日のうちに異世界に旅立つことになってしまった。
 例によって、と言っても勿論母さんの目の届かないところでの話ではあるが、ワープという非科学的な方法によって所在不明で説明不可能な摩訶不思議世界へ移動すると、そのままエルシーナ町へと向かう。
 田畑の多い田舎町ではあるもののノスルクさんの家から近く、城へ向かうのにもあまり時間が掛からないためセミリアさんや僕がこの世界に居る間に寝泊まりすることが多い拠点といってもいい街だ。
 僕は以前と同じく通学に使っているショルダーバッグに入れたICレコーダーやスタンガン、発信機に医薬品類をいくつかという自分の身を守るための道具を持ってきたのだが、今回はそれ以外にもパンパンのボストンバッグを持参している。
 今は夏休み真っ只中なので滞在日数はさほど気にしなくていいのだけど、僕としてはあまり長く居るのも躊躇われるのが本音だ。
 しかし、事情を把握していない母さんの『夏休みが終わるまでに帰ってきたらいいからしっかり役に立ってくるのよ』という、無責任な送り出しのせいで僕はいつ帰ってくるのかも分からない状態に陥ってしまった。
 そんなわけで着替えや少しの生活用品を持ってきた次第だ。それプラス本が五冊でバッグはすぐにいっぱいになってしまい、ハンパじゃなく重い。
 重量のほとんどはその五冊の本のせいなのだが、これは以前来たときにノスルクさんにもらったノスルクさんの書いた本だ。
 ノスルクさんというのはこの世界で僕達を助けてくれるおじいさんで、かつて魔法使いとして戦ったり旅をしたりしていたらしいノスルクさんの体験したもの見聞きしたものが記されているこの本は魔法について、魔族について、歴史について、天界について、そしてノスルクさんの冒険譚がという、一冊ずつ決まった内容が記されているそれぞれが六法全書並に分厚い本である。
 今までの様にどこかに行き来するのであれば重たくて持ち歩けないけど、今回の目的である王女に何かを教えようとする、という部分で何か役に立つかも知れないと持ってくることにしたのだった。
 ではなぜ今日のうちに慌てて出発したのかというと、別段急いで向かわなければいけない理由があったわけではなく、もしも今日のうちに来ることがあった場合にと僕を待ってくれている人がいることを聞いたからである。
 その人物は、その人物達は、一夜を過ごすことになる宿屋へと到着した僕とセミリアさんをその建物の外で待っていたらしく僕達の姿を見つけるなり綺麗な九十度のお辞儀で出迎えてくれた。
「「お久しぶりでございます、コウヘイ様。そしてお帰りなさいませ、勇者様」」
 見事に声を揃える二人の女性は顔を上げるとにこやかな笑顔を僕へと向ける。
 一人は僕より一つ年下で、一人は正確な数字は聞いたことがないが僕より少し年上であるこの二人はフリルの付いた水色の服の上にエプロンの様な物を重ねて着ていて、その服装が意味するのはこの世界にあるこの国のお城で働く使用人であるということだ。
「お久しぶりです、二人ともお変わりないようで」
 なんて返事をしてみたはいいが、セミリアさんを含め僕にとっては約二ヶ月振りに会ったことになるんだけど、向こうにとってはそうじゃない可能性が高いのがこの世界と元の世界の違いである。
 時間軸が違うとでもいうのか、科学的物理的な説明なんて出来やしないけど、最初にこの世界に来た時に身を持って実証済みの紛れもない事実なのだ。
 しかし、ではセミリアさんが僕の家に来て、その日の内にこの世界にやってきたわけだけど、それはこちらの世界でも同じ日付ということになるのだろうか。
 理屈的に言えばそんなはずがない気もするけど、そうであった場合に僕を出迎えるためにこの二人は待っているという話を聞いた。
 であれば二人がここに居ることがイコール同じ日付であることの証明であるという気もする。
 考えても分かりっこないし、誰に聞いたところではっきりと解説出来るわけもないので深く考えることは随分前に止めたことでとはいえ……気になる。
「コウヘイ様もお変わりありませんか?」
 そんなことを考えていると、二人のうち若い方の女性が傍に寄ってきた。
 この子はミランダ・アーネットさんといって、つむじのあたりにあるお団子がチャームポイント? で背が小さく、余り気が強くないところも合わせて小動物的というか妹的な可愛さのある甲斐甲斐しくいつだって一生懸命という印象が強い健気でとても良い娘だ。
「ええ。特にに変わりなく代わり映えもなく、といった感じですけど」
「コウヘイ様、お荷物をお預かりしますわ」
 答えると、今度はもう一方の女性が口を開いた。
 一転して、こちらは大人っぽい微笑でジッと僕を見ている。
 こちらはアルス・ステイシーさんといって恐らく二十歳ぐらいの同じくこの国のお城で働く使用人だ。
 言動がやや子供っぽくておっちょこちょいなミランダさんとは逆で、このアルスさんはとても大人っぽい雰囲気をしているのだが、人をからかうのが趣味であるらしいあたり強かな女性という感じの人である。
 王様の思い付きか思い遣りかはさておき、二人は僕がこの世界に居る間に限り僕の専属の使用人という役職を与えられていて身の回りの世話や案内をしたり、行く先々に同行してくれたりしている。
「お気遣い無く。自分の持ち物ぐらい自分で運びますから」
「まあ、相変わらずわたくし達の仕事をお取りになるのですねコウヘイ様は」
「いえ、そういうわけではなくてですね。結構重たいんですよこれ。アルスさんに重たい物を持たせたくないですから」
 普通に遠慮するだけだとまた僕が主人だからとか言われて堂々巡りになるので余計な一言を付け加えておく。
 僕程度のお世辞など効果の程も分かったものじゃないけど、それでもアルスさんは僕の背中をビシっとはたいた。
「コウヘイ様ったらお上手でなんですから。でも、わたくしにばかり優しくしているとミラが拗ねてしまいますわよ? ねえ、ミラ」
「へ? ミランダさん?」
 言っている意味はよく分からなかったが、ミランダさんの方を見るとなぜかあわあわしている。
「アアアアルスさん!? 急に何を言い出すんですかっ」
「だってぇ、ミラったら暇さえあればコウヘイ様の話ばかりするんだもの。サミットの時の話だとか、ユノ王国の女王様を救った話だとか、コウヘイ様は凄い人だ格好良い人だって使用人みんなに繰り返し繰り返し」
「そ、そうなんですか……」
 確かにこの子は僕のことを必要以上に立派な人間であるかのように言うことが多いけど……なんだか恥ずかしい。
 恥ずかしいんだけど、ミランダさんの方がもっと恥ずかしそうに顔を真っ赤にしているので余計にリアクションに困る。
「そそそそそそそそそんなこと今言わなくてもいいじゃないですかっっ。だいたい、アルスさんはどうなんですか? アルスさんだってコウヘイ様がいらっしゃるって聞いて喜んでたじゃないですか」
「ええ、わたくしだってコウヘイ様のことが大好きよ? コウヘイ様がいらして下さったからこそこうしてお迎えにあがって、そのおかげで夕食の支度を免除されているんですもの。欲を言えば来るのが明日だったら明日の朝食の準備やお城のお掃除も免除されたのにとは思っているけど」
「…………」
 本人を前にしてその理由はどうなんだろう……とは空気的に言っていいのかどうか。
 普段されたこともない尊敬や称賛をされるのはやっぱりこの世界だからであり、セミリアさんと一緒に居るからなんだろうけど、ただの学生が勇者の仲間になり、勇者の仲間が国を救った英雄の一人になり、国王に同行を求められる立場になり、異国の王を救ったことにされ、今度は王女の補佐役やら宰相という立場を与えられようとしている。
 受け入れるかどうかは別として、もう自分でも理解が追い付かなくなりそうな出世具合だ。
「こらこら二人共、その辺りにしておこうではないか。コウヘイも言葉を失っているし、いつまでも入り口で話をしていては迷惑だ。そろそろ部屋に入ろう」
 僕が言葉に困った時、いつも代わりに口を開いてくれるのがセミリアさんである。
 何から何まで頼りになりすぎる彼女の言葉にミランダさんをからかって遊ぶアルスさんもポカポカとアルスさんの腕を叩いているミランダさんも言い争いを止め、方やビシッとした表情で、方や半泣きでそれに答えると僕達はようやく一夜を過ごす部屋へと移動するのだった。
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