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【勇者が仲間になりたそうにこちらを見ている】

【第二十八章】 最後の関門

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 三番目の部屋。
 すなわち魔王とやらが居る玉座の魔の一つ手前にある部屋は一転して何事も無く足を進めることが出来た。
 本当にただ洋風建築の玄関ホールが三つ並んでいるだけのような作りになっているみたいだ。
「さっきはモンスターが襲ってきたのに、進んだ先のここには何もねえのかよ。意味が分からんランダム性だな」
 最後の扉のすぐ前にまで来ると、奥に進むに連れてつれてモチベーションが上がりつつある高瀬さんはどこか不満げだ。
 この人はどちらかというと安全度よりもスリルや冒険を求めている部分が抜け切らないらしく、はた迷惑な思想この上ないのだが確かに僕達の警戒心など何処吹く風というぐらいに何も起きる様子がない。
 敵が襲ってくるわけでもなく、何か罠があったわけでもなく、ただぞろぞろと数百メートルを歩いて扉の手前までやって来ることが出来た。
 だからといってこのまま何事もなく、なんて展開が有り得ないということは既に視界に入るがすでに証明しているようなものなのだが……。
「何も無いってことはないんじゃないの? 絶対何かあるでしょあれは」
 まさにその指摘を口にしつつ、春乃さんがを指差した。僕達の左手に見える三つの扉を。
 ここに来るまでに見た左右に等間隔で並んでいた小部屋は数えると軽く銃を超えていたはずだ。
 しかし、今僕達の目の前にある三つの部屋だけはそれらとは明らかに違っている。
 ほとんどの扉がボロボロだったり片方だけ、或いは扉そのものが無くなってしまっている朽ち果てた見た目をしている無数の扉の中で目の前の三つだけは誰が見ても別の意味を持つのだと分かるだけの演出が施されているのだ。
 一目で後から設置されたのだと分かる風化のほとんど見られない真新しい扉が三つ。
 扉のデザインからしても他の物とは違っていることは一目瞭然である上に、それぞれの扉の前には鉄なのか銅なのかは分からないが、高さにして一メートルはあろうかという金属製のオブジェが地面に刺さる様に立っている。
 右から順に剣、杖、そして鳥の羽を模した形のその三つのオブジェが何を示しているのかは考えるまでもないことだった。
「あれは……勿論そういう意味なのだろうな」
 そのオブジェを眺めながら、誰にともなくセミリアさんが呟いた。
 恐らくは誰しもがこの部屋か、この向こうの部屋で待ち受けている存在の姿をイメージしていたことだろう。
 まさかこんな形であるとは思いも寄らない、という感想は僕とて同じだ。 
「そういうことになる、でしょうね。あの立ってる銅像の様な物が中に居る人物を示している、ということなんでしょう。剣の所にはエスクロという男が、杖の部屋には城に居た偽物の王様が、僕は鳥の羽を連想させる人物と出会った記憶は無いですが、そこにも誰かしらが居るということを示している。当然ながら露骨な示唆がイコール事実だとは限りませんけど」
「でもさ、わざわざ別の部屋に居るんなら放っておいてもいいんじゃないの? あたし達はその魔王ってのをブッ飛ばせばいいんでしょ?」
 春乃さんの言葉は、確かに理屈で言えばそのとおりではある。
 だがエスクロという男は確かにここで待っていると、言い残したのだと聞いている。その上で放置して先に進むなんてことが出来るだろうか。
 ゲームなどに例えるなら避けて通れない様なシステムにされているのが一般的だとは思うが……果たしてこの世界における理屈ではどうなのか。
 ということを言おうとしたのだが、それよりも先にサミュエルさんがその答えを口にした。
「そうもいかないみたいよ」
 背後から聞こえるそんな声に一斉に振り返ると、サミュエルさんはこれから開こうとしていたはずの玉座の間に繋がる扉に手を当てている。
「これのせいで扉が開かないわ。今まで一度だってこんなものは無かったのに」
 憎々しげに吐き捨てるサミュエルさんの方を見てみると、分厚い扉の中心あたりに穴が空いているのがすぐに分かった。
 テニスボールぐらいの大きさの穴が三つ、まるでそこに球体の何かを埋め込ませるためのものであるかの様にボコっとしたへこみがある。
「穴が空いてるから扉が開かないってのはどういうことなんだぜ? ふんがぁぁぁ…………確かにビクともしねえ」
 首を傾げる高瀬さんは扉の傍まで行くと、力尽くで開こうと両手で扉を押した。しかし言葉の通り扉が開く様子はない。
 入り口を含めここまでの扉は少し押しただけで簡単に開いていたのに、である。
 確かに穴が空いているから開かないという意味は僕にもよく分からないが、この世界の感覚からすると穴に収まるのであろう何かが鍵の役割を果たしているのだろうか。
『こいつは魔力によって閉ざされていると見て間違いねえだろう。この三つの穴にそれぞれ宝玉かオーブかは分からねえが、そいつを探して嵌め込むことによって封印が解かれるって寸法だ』
「なるほど、やっぱりそういう仕組みなんだね。で、その穴が三つ、左手に見える部屋も三つ……これは無視して進めないようになっていたと見て間違いなさそうですね」
 ジャックの説明によってある意味悪い方向にやるべきことがはっきりしてしまったわけだけど、問題はその上でどうするか、ということになる。
「ま、私は元から幹部とやらも纏めて蹴散らすつもりだったから別に構わないけど、誰がどの部屋に行くかってことよね」
「待てサミュエル、なぜバラバラで行く前提で物を言う。こんな時ぐらい共闘することを受け入れないか」
「別に好き嫌いで言ってんじゃないっての。こんな時でも共闘なんて御免被りたいのは間違っちゃいないけどさ。あれを見てみりゃ分かるわよ、羽の根本」
 サミュエルさんは羽のオブジェを顎で刺した。
 今まで全く気付かなかったが、数メートル先のオブジェの根本には紙切れ? らしき物が置いてある。
 まるでオブジェによって地面に打ち付けられるような形で。
「あれを読んでみなさい」
「念のため、オイラが取ってくるとしようトラ」
 何とも男らしい声で男らしい台詞を残し、虎の人がオブジェの方へと近付いて行く。
 罠である可能性を考慮すると回避できる能力を持つ三人のうちの誰かに行ってもらうことが一番だっただけに、こういうところで先に考えてくれる虎の人の存在はとてもありがたい。
 しかし、そんなことよりも……。
「サミュエルさん……ここからあの紙の文字が読めるんですか?」
「目が良い方だってだけでしょ。別に驚かれる程のことでもないわ」
「いやぁ……」
 そういう次元の話じゃないのではなかろうか、と思えてならない。
 目が良いといっても、視力に換算すると6.0ぐらいないと出来ない芸当なのでは?
「ゲレゲレ、なんて書いてあるんだ?」
「ふむ、確かに一致団結とは行かないようだトラぞ」
 戻って来た虎の人が持ち帰った羊皮紙の様なその紙を高瀬さんに手渡した。
 今まで触れなかったが、言葉同様どういうわけか文字も日本語として読むことが出来る不思議を気にもせずに高瀬さんが読み上げる。

 宝玉は我ら三人がそれぞれ持っている
 先に進みたければ奪いに来るがいい
 但し
 部屋の扉には二つの鍵が仕掛けられている
 一の鍵を開く方法は至極単純
 必要なものは勝利ただそれだけ
 二の鍵を開く方法は千辛万苦
 三つ全ての一の鍵が開くことのみである

「それはつまり……サミュエルの言う通り三組に分かれた上で三つの部屋に同時に入らなければならない、ということか」
 聞き終えるやいなや、セミリアさんがその文章の意味を理解し結論を口にした。
 一の鍵と二の鍵……そう言われてみると確かに三つの扉には上下に二つの錠が並んで設置してあるようだ。
「そうみたいですね。これを読む限りでは、というレベルの話であって、あんな連中の言うことですからそう簡単に鵜呑みにも出来ないですけど」
 言ってしまえば、中に入った後に条件を満たしたところで鍵が開くとは限らない。
 もっといえば中に連中がいるかどうかも確実と言える根拠はない。
 ただ閉じこめられるだけで終わる可能性だってあるし、中には罠が待っていることだって大いにありうるのだ。
「ジャック、あの鍵もやっぱり他の手段で開ける方法は無いと思う?」
『恐らくな。少なくともただの錠じゃねえことは分かる。封印系の魔力ってのは簡単なもんじゃねえが、あのギアンって野郎なら可能だろう。罠じゃないと断言出来る要素もねえが、ここまで演出してくれやがったんだ。俺は薄いと見るがね』
「そっか……じゃあ問題はどうするか。いや、どう分けるかってことになるのか」
 一番安全な組み合わせ……それはすなわちあの化け物達に勝てる可能性が一番高い組み合わせ。
 あんなSFチックな異常さを持つ連中相手であっても、倒すことが出来なければ未来どころか明日もないという冗談みたいな状況だが、文字通り死ぬ気で考える他ない。
「ねえ康平っち。ほんとに三組に分かれんの? それは別にいいんだけど、罠だって可能性もあるって言ってたじゃない? だったらガイコツがそう思うってだけの理由で罠じゃないって判断をしちゃってもいいわけ?」
 あれこれと考えを巡らせていると、春乃さんは腑に落ちないとばかりに僕とジャックを交互に見た。
 どこまでも信用されていないジャックが不憫でならないけど、僕とてジャックの言葉だけで判断したわけではない。
「罠ではないと決めつけている訳ではないですよ。ただ、結果的に同じであるというだけです」
「同じって、何が同じなの?」
 ただ一人、純粋に不思議そうに首を傾げるのはみのりである。
 理解しろとは言わないが、もう少し緊張感を持ってくれないだろうかと思えてならない。そして、きっと言ってもさらに首を傾げられるだけなので言いたくても言えない。
 肝が据わっているのか、お気楽なだけなのかそろそろ分からなくなってきた今日この頃だった。
「要するに、僕達の行動パターンとしては紙に書いてあることを事実だと判断して危険を承知で三つに分かれるか、無視して少しでも安全に全員で一つの部屋に入るかの二択なわけ。あくまであの部屋に入ってその宝玉? を手に入れようとするならの話であって退散するとかなら別だけど、それを除外するとね。それと、逆に何人で入ろうと出る方法があったってパターンも除外。理由はその場合僕達の行動パターンは結果を左右しないから。もっと言えば二組に分かれるパターンも含まない。二手に分かれて二つの部屋に入ろうが、二手に分かれて一組は部屋に入ってもう一組は外で待機という方法を取ろうが、結局部屋に入る者にとっては全員で行動することと違いが無いから。となると僕達の選択とそれによって生まれる結果の組み合わせは全部で四通りあることになる」
 一つ目、全員で一つの部屋に入り紙に書いてある事が事実であった場合
 二つ目、全員で一つの部屋に入り紙に書いてある事が事実でなかった場合
 三つ目、三組に分かれて部屋に入り紙に書いてある事が事実であった場合
 四つ目、三組に分かれて部屋に入り紙に書いてある事が事実でなかった場合
「紙に書いてある事が事実でなかった場合にどうなるかということまでは推測出来ないから予め出る方法なんて無くて閉じこめられてしまう、という仮定になるけど、この四つのパターンのうち部屋を出ることが出来る可能性があるのは三つ目だけということになるでしょ? 罠だった場合に大勢でいた方が助かる可能性が高いとか、外からのみ鍵を開く方法があるだとかってイレギュラーな要素が無いでもないけど、罠か否かを断定することが出来ない現状で部屋に入ることにするのであれば理屈からすればそうなるんだよ。勿論ジャックの言うことも一理あって、結果的にどういう選択をしても結果が変わらず閉じこめたり罠に嵌ることになるのだとしたら今このタイミングである必要性が無いとも言えるし、三つ部屋を用意しなくても、あんなオブジェなんて無くても、書き置きなんてしなくても、どこかの部屋に入らせるとか、そうでなくてもこの部屋や奥の部屋で同じ事が出来るわけだから。ここまで周到に準備した上で逆にそういう心理を利用してって可能性もゼロではないんだけど、そうなると結局は僕達が進むか退くかによって左右される結果だから進む上でどうするかという考察には含まれないってわけ」
「へ~、なんだか凄いね康ちゃん」
「ほんと、予備校の先生みたい」
 みのり、春乃さんが感心していた。
 全然まったく感心する場面ではないのだが……。
「何が何やらよく分からんが罠である可能性は低いってことと、とにかく三チームに分かれてあそこに入るってことでいいんだろ康平たん。だったらそのチームはどう分けるんだ? 当然俺をエースとして」
「その辺りはセミリアさんやサミュエルさん、虎の人の意見を聞かないことにはなんとも。僕は斬ったり光ったりということに関しては知識が乏しいですし」
 例えばどういう相手には誰が行くべきか、魔法で爆発させられたり剣で斬り掛かってきたりに対する相性というのか、有利な戦術や得手不得手なんかは全くといっていい程に分からない。
 高瀬さんみたいにゲーム基準で考えていいものでもないだろうからこそ余計に三人の意見優先でいくべきだ。
「そのことだがコウヘイ、あのエスクロという男は私に任せて欲しい。元々奴を取り逃がした責任は私にあるし、奴の挑発に乗りたくはないがこの場所で待つと面と向かって言われた以上私の手で下したいのだ」
「他の二人がそれでよければ僕は異論を挟むつもりはありませんけど……」
 チラリと二人、特に文句を言いそうなサミュエルさんの顔色を窺ってみる。
 が、その表情は特に何か言いたいことがある風でもない。
「私はそのエスクロってのに直接会ったわけでもないし、別に誰でもいいわ。というか私は一人で行かせてくんない?」
「それは駄目だ。単独行動は厳禁だとノスルクに言われているだろう」
「はぁ、こんな時にまでジジイの言い付けが大事ってある意味気楽なもんよね」
「皮肉も結構だが、せめてコウヘイは連れていって貰うぞ。間違ってもお前の子分などではないが、コウヘイならば文句は無いのだろう」
「はいはい、分かったわよ。じゃあ私はコウとペアってことで、他の奴はいらないから。どうせ戦うのは私一人だし」
 そんなわけでというか、どういうわけか一つ目のチームは僕とサミュエルさんに決まった。
 そんなやりとりを横で聞いていた春乃さんが耳元に顔を近づけてきたかと思うと、
「ねえねえ、康平っち。いつからあの生意気女の子分になったわけ?」
「いつからなんでしょう……僕にも分かりませんけど、機嫌を損ねずに済むならなんでもいいかなぁと」
「ほんっと甘いわねー。やっぱ尻に敷かれるタイプってことなのよ康平っちは」
「そんなことを今冷静に言われても……」
 たまには緊張感を持って下さい……とは言えなかった。
 なんだか立つ瀬がない。
「では残るは私と虎殿のチームだが、虎殿は何か意見はあるだろうか。やはりミノリとのペアがよいか?」
「本来ならばそうしてもらいたいところだトラが、オイラとレディーマスターではどうしても攻撃のタイプが似通ってしまう。少数精鋭で戦いに臨むのであればむしろオイラはバンダナか金色娘と組むのがベストだろう」
「なるほど、では私がミノリと組むことにしよう。虎殿はハルノ、カンタダとチームを組んでくれ」
「異論は無い…………トラ」
「よし、ではミノリ、ハルノ、カンタダもそれでよいか?」
「は、はい。セミリアさん、よろしくお願いしますっ」
「うむ。よろしく頼む」
 何故かみのりはセミリアさんと握手。
 そして残る二人はというと、
「別にあたしも文句はないけど、ぶっちゃけおっさんは要らないかなー」
「おいやめろお前。学校で体育のチーム決めの時にいつも最後まで残っていた暗黒時代の記憶が蘇るだろうが」
「何十年前の話よそれ」
「俺はまだ二十五だっつーの。ガキめ」
「はいはいそうですねー、じゃあ行くわよトラ」
 いつまで経っても相変わらずの二人だったが、珍しく喧嘩になる前に春乃さんが切り上げたかと思うと早々に三つの扉へ向かって歩き出す。
 すかさず虎の人が待ったを掛けた。
「行くというが黒色よ、杖の扉と羽の扉のどちらに行くか決まってなかろうトラ」
「いい加減呼び方を統一しなさいってのよ。こんなもんは結局のところ右か左かなんだから直感を信じればいいのよ」
 春乃さんは立ち止まり、顎に手を当てながら睨む様に高瀬さんと目を合わせた。
 お互いが何か言いたげにしながらも、相手を無視して勝手に考察を続ける。
「こういう時は……」「俺の直感によると……」
 ……。
 …………。
 ………………。
「右ね」「右だな」
「…………」
「…………」
「珍しく意見が合うじゃない」
「死亡フラグじゃねえだろうな」
「そん時はそん時よ。気合いとロックでブッ飛ばせばいいんだから」
「愛と勇気だけが友達ってわけだな」
「そういうこと。行くわよ」
「仕切んな二番手キャラめ」
 そんな言い合いをしながらも杖のオブジェの立つ扉へ足を進めていく二人。
 その姿を後ろから見守りながら虎の人が一言。
「ということらしいが二刀流、問題は無いトラか?」
「言ったでしょ、私は誰が相手でも構わない。アイツらだけじゃ即死なんだからアンタもさっさと行けば?」
「うむ、ではそうするとしよう。皆の者、無事で帰れトラ」
 渋い声でそう言い残して、虎の人も扉へと向かって行く。
 すぐにサミュエルさんが続いた。
「じゃ、私達も行くわよコウ」
「あ、はい。ではセミリアさんとみのりもお気を付けて」
「ああ、お主もな。必ず無事に再会しよう」
「康ちゃんも絶対無事で帰って来てね」
「うん、みのりもセミリアさんの言うことをちゃんと聞くようにね。無事じゃなかったら許さないから」
「大丈夫。絶対に」
 僕は二人とガッチリ握手をした。
 目と目で健闘を祈り合い、再び無事に会うとお互いに誓って。
 魔王との最後の戦い。
 その前哨戦とも言える最大の山場へと足を踏み入れる。
 誰もが命を懸けて、皆で全てを懸けて。
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