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第一章
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姉が最後に教えてくれた場所。
巷では人体実験の館と呼ばれ、 数多くの人間が犠牲になったと言われている。
その霊の怨みが館に残り未だに徘徊をしているという話だ。
そして一番不可解なのは鐘が鳴るらしい。
誰もいない場所であるはずなのに……
場所はとある山中、 旧尾見根トンネルという心霊スポットの近くのフェンスを
超え、 草が生い茂る道なき道を掻き分けた先にあるという。
一つ目の目印はその道中に何故か設置されている公衆電話だという。
ここも心霊スポットで誰もボックス内にいないのに電話の呼び鈴が鳴り、
それに出てしまうと血まみれの女がボックスの外から中を覗くとされている。
目撃証言もあるらしく、 見たものは数日後に死んでしまうという。
もし受話器を取ってしまった場合、生き残る術は一つだけ緑の電話機のみを
凝視して振り返らずにボックスから出ること。
そして何が起きても背後を確認することなく前に進むしかない。
巷では人体実験の館と呼ばれ、 数多くの人間が犠牲になったと言われている。
その霊の怨みが館に残り未だに徘徊をしているという話だ。
そして一番不可解なのは鐘が鳴るらしい。
誰もいない場所であるはずなのに……
場所はとある山中、 旧尾見根トンネルという心霊スポットの近くのフェンスを
超え、 草が生い茂る道なき道を掻き分けた先にあるという。
一つ目の目印はその道中に何故か設置されている公衆電話だという。
ここも心霊スポットで誰もボックス内にいないのに電話の呼び鈴が鳴り、
それに出てしまうと血まみれの女がボックスの外から中を覗くとされている。
目撃証言もあるらしく、 見たものは数日後に死んでしまうという。
もし受話器を取ってしまった場合、生き残る術は一つだけ緑の電話機のみを
凝視して振り返らずにボックスから出ること。
そして何が起きても背後を確認することなく前に進むしかない。
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