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7 お化け屋敷と空中ブランコ

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 そのあと京一は、気持ちを切り替えるかのように、
「さて、帰るか」と言って、小屋の方角に向かって、体の向きを変えた。
「ようやく帰れるー」
 しゅんとしていたルーカスが、突然、元気をとり戻して、うれしそうに言った。
 柚子は不満そうな顔をすると、
「もう、ルーカスがあんなこと言わなければ、京一くんに、なにも言われずにすんだのに」と、文句を言った。
「もういいわよ、柚子。空中ブランコに乗ろうって言い出したのは、私なんだし」
 乙葉が言った。
「でも、夕飯抜きにされなくて、よかったね」
 ほとんど悪気がない様子で、おちゃめにルーカスが言った。
 柚子は、そんなルーカスを見て、結局、やれやれとでもいうように、仕方なさそうな顔をして、ルーカスを許したようだった。
 それから、五人は小屋に戻り、明日からの鍵探しに向けて、充分に体を休めた。

~Nex t ルーカスと呪われた遊園地(中)~
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